大学生でもNISAは始められる?メリットと始め方を解説

株式投資に興味があるけれど、長期保有はリスクが心配という方も多いのではないでしょうか。
デイトレードは1日で取引を完結させる投資手法で、オーバーナイトリスクを避けられる点が魅力です。しかし、短期間で利益を狙える反面、損失を出すリスクも高く、適切な知識とリスク管理が必要です。
この記事では、デイトレードの基本的な仕組みから始め方、リスク管理の方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。証券会社の選び方や銘柄選定のポイントも具体的にご紹介しますので、これからデイトレードを始めたい方はぜひ参考にしてください。
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目次
デイトレードとは、株式を購入したその日のうちに売却し、1日で取引を完結させる投資手法です。朝に買った株を午後に売る、あるいは午前中に空売りして午後に買い戻すなど、保有期間が数時間から数分という短期間が特徴です。
この手法は、株式市場が開いている時間内に取引を終えるため、翌日に株価が大きく変動するリスク(オーバーナイトリスク)を避けられる点が大きなメリットとなっています。
デイトレードは、株式の購入から売却までを1日の取引時間内(午前9時から午後3時)に完結させる投資スタイルです。ポジションを翌日に持ち越さないため、夜間に発生する海外市場の変動や企業の突発的なニュースによる影響を受けにくいという特徴があります。
デイトレードでは、株価の小さな値動きを何度も捉えて利益を積み重ねていくのが基本戦略です。1回の取引で狙う利幅は小さくても、1日に複数回取引を行うことで、資金を効率的に回転させながら利益を増やしていきます。
株式投資には、保有期間によっていくつかの取引手法があります。
デイトレード最大の特徴は、オーバーナイトリスクを完全に回避できる点です。
オーバーナイトリスクとは、取引時間外に発生する株価変動のリスクを指します。企業の決算発表や海外市場の急変、突発的なニュースなどは、取引時間外に発生することも多く、翌朝の株価に大きな影響を与えます。
デイトレードでは毎日ポジションをゼロにするため、このようなリスクから解放されます。夜間に何が起きても自分の資産に影響がないため、精神的な負担も軽減されるでしょう。また、1日で結果が出るため、損益の把握が明確で、自分のトレード手法の改善もしやすくなります。
デイトレードのメリット5つ
デイトレードが多くの投資家に支持される理由は、その特有のメリットにあります。ここでは、デイトレードの主な利点を5つご紹介します。
デイトレードでは、その日のうちに全てのポジションを決済するため、翌日に株価がどう動くか心配する必要がありません。
夜間に海外市場で大きな変動があっても、週末に重要なニュースが出ても、自分の資産には影響しないため、安心して日常生活を送れます。長期投資では、保有している株のことが常に気になり、夜も眠れないという方もいますが、デイトレードならそのような心配は不要です。
デイトレードは同じ資金を1日に何度も使い回せるため、資金効率が非常に高い投資手法です。
例えば30万円の資金があれば、午前中に1回、午後に2回取引するなど、1日で複数回の利益機会を得られます。長期投資では、1つの銘柄に資金を固定してしまうため、他の投資機会を逃す可能性があります。しかしデイトレードなら、その日の相場状況に応じて柔軟に銘柄を変えながら、効率的に資金を運用できるのです。
デイトレードでは信用取引を活用することで、株価が下がる局面でも利益を狙えます。
信用取引の空売りを使えば、「高い時に売って、安い時に買い戻す」という通常とは逆の取引ができるため、下落相場でも収益機会があります。現物取引だけでは、株価が上昇する時しか利益を得られませんが、空売りができれば相場の方向性に関係なく取引チャンスが広がります。
空売りには独自のリスクもあるため、仕組みをしっかり理解してから活用することが重要です。
デイトレードは10万円から30万円程度の資金があれば始められるため、投資初心者にも挑戦しやすい手法です。
長期投資で分散投資を行う場合は数百万円の資金が必要になることもありますが、デイトレードなら少額からスタートできます。特に値動きの大きい新興市場の銘柄や、単元未満株(ミニ株)を活用すれば、さらに少ない資金でも取引可能です。
デイトレードでは1日に複数回の取引を行うため、短期間で多くの経験を積むことができます。
長期投資では年に数回しか売買しないこともありますが、デイトレードなら毎日相場と向き合い、チャート分析や銘柄選定のスキルを磨けます。また、毎日結果が出るため、自分のトレード手法の良し悪しをすぐに確認でき、改善点も見つけやすくなります。
デイトレードで気をつけたい5つのこと
デイトレードには魅力的なメリットがある一方で、注意すべきリスクやデメリットも存在します。これらを正しく理解し、適切に対処することが成功への鍵となります。
デイトレードは短期間で利益を狙える反面、判断を誤ると短時間で大きな損失を被る可能性があります。
株価は数分で数パーセント変動することもあり、損切りのタイミングを逃すと一気に含み損が膨らんでしまいます。特に初心者の場合、損失が出ている状況でパニックになり、冷静な判断ができなくなることがあります。
デイトレードでは、事前に損切りラインを決めておき、機械的に実行する規律が不可欠です。
信用取引を活用すると、手持ち資金の約3.3倍まで取引できるレバレッジ効果を得られますが、これは利益だけでなく損失も拡大させる諸刃の剣です。
レバレッジを使った取引では、株価が予想と反対に動いた場合、元本を超える損失が発生する可能性があります。例えば、30万円の保証金で100万円分の株を購入し、株価が10%下落すると10万円の損失となり、保証金の3分の1が失われます。
デイトレードでは1日に何度も売買を繰り返すため、取引手数料が積み重なって利益を圧迫する可能性があります。
1回の手数料は数百円でも、1日に10回取引すれば数千円、1ヶ月では数万円のコストになることもあります。特に少額資金で取引している場合、手数料の割合が相対的に大きくなり、「手数料負け」の状態に陥りやすくなります。
現在は一日信用取引の手数料が無料の証券会社も多いので、これらを活用すればコストを大幅に削減できます。
デイトレードでは、短時間で次々と判断を下す必要があるため、精神的なストレスが大きくなります。
損失が出ると焦りや不安から冷静さを失い、感情的な取引をしてしまうことがあります。「損を取り戻そう」と無理な取引を重ねて、さらに損失を拡大させてしまうケースも少なくありません。また、連勝が続くと過信して取引額を増やし、大きな損失を出してしまうこともあります。
デイトレードは株式市場が開いている午前9時から午後3時まで、常に相場を監視する必要があります。
本業がある方にとっては、日中の時間を確保するのが難しく、仕事との両立が困難になる可能性があります。また、相場が気になって本業に集中できなくなったり、生活リズムが乱れたりすることもあります。
デイトレードの始め方
ここからは、デイトレードを実際に始めるための具体的な手順を、5つのステップに分けて解説します。初心者の方でも迷わず始められるよう、各ステップを詳しく説明していきます。
デイトレードを始めるには、まず証券会社に口座を開設する必要があります。
デイトレードでは取引回数が多くなるため、手数料が安いネット証券を選ぶのがおすすめです。現在は多くのネット証券が口座開設費用や口座維持費を無料としており、気軽に始められます。口座開設はインターネットから申し込みができ、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)をスマートフォンで撮影してアップロードするだけで完了します。
デイトレードで効率的に利益を狙うには、信用取引口座の開設が重要です。
信用取引を利用すると、手持ち資金の約3.3倍まで取引できるだけでなく、空売りによって下落相場でも利益を狙えるようになります。信用取引口座を開設するには、一定の投資経験や知識が必要とされ、証券会社の審査があります。また、最低保証金として30万円程度が必要になることが一般的です。
デイトレードを始めるための資金は、最低でも10万円、できれば30万円程度を準備しましょう。
資金が少なすぎると購入できる銘柄が限られ、取引の選択肢が狭まってしまいます。また、信用取引を活用する場合は、最低保証金として30万円が必要になることが多いです。
この資金は必ず余裕資金で準備することが重要です。生活費や緊急時の備えを削ってまで投資資金を作るのは避けましょう。
デイトレードでは、リアルタイムで株価をチェックし、素早く注文を出す必要があるため、高機能な取引ツールが欠かせません。
多くの証券会社が、デイトレード向けの専用ツールを無料で提供しています。これらのツールには、リアルタイムチャート、板情報、ランキング機能などが搭載されており、効率的な取引をサポートしてくれます。パソコン用のツールをダウンロードし、複数のモニターで情報を表示できる環境を整えるのが理想的です。
準備が整ったら、まずは少額の取引で練習を始めましょう。
最初から大きな金額で取引すると、損失が出た時の精神的ダメージが大きく、冷静な判断ができなくなります。1日1,000円の利益を目標にするなど、小さな目標から始めるのがおすすめです。練習段階では、勝つことよりも「取引の流れを体験する」「損切りを実行する」「取引記録をつける」といった基本的なスキルを身につけることを優先しましょう。
デイトレードにおすすめの証券会社5社
デイトレードを成功させるには、手数料が安く、取引ツールが充実した証券会社を選ぶことが重要です。ここでは、デイトレードに適した証券会社を5社ご紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇※現物取引のみ |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点※現物取引のみ |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)※現物取引のみ |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄)※現物取引のみ |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)※現物取引のみ |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は国内有数のネット証券で、約1,500万口座を誇ります。デイトレードに特化した「日計り信用取引」サービスでは、当日中に決済する取引の手数料・金利・貸株料がすべて無料となるため、コストを気にせず何度でも取引できます。
SBI証券の特徴
取引ツール「HYPER SBI 2」は高機能で、リアルタイムチャートや板情報、ランキング機能が充実しています。Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど複数のポイントサービスに対応しており、取引に応じてポイントが貯まる点も見逃せません。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約13,000,000口座 ※2025年11月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応)※現物取引のみ |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄 ※2025年2月28日時点 ※現物取引のみ |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)※現物取引のみ |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)※現物取引のみ |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)※現物取引のみ |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、直感的な操作が可能な取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」を提供しています。デイトレード専用の「いちにち信用」では、当日中に決済する取引の手数料・金利・貸株料が無料となり、コストを抑えた取引が可能です。
楽天証券の特徴
楽天ポイントを使って投資ができるほか、取引に応じてポイントが貯まる仕組みも整っています。楽天銀行との連携(マネーブリッジ)により、入出金が自動化され、普通預金金利も優遇されるなど、楽天経済圏を活用している方には特にメリットが大きいでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)※現物取引のみ |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認)※現物取引のみ |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)※現物取引のみ |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)※現物取引のみ |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)※現物取引のみ |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、1日の約定代金が50万円までなら手数料が無料という分かりやすい料金体系が特徴です。さらに、「一日信用取引」を利用すれば、約定代金に関わらず手数料・金利・貸株料がすべて無料となるため、デイトレーダーにとって非常に有利な条件が揃っています。
松井証券の特徴
25歳以下の方は、現物・信用取引の手数料が完全無料となる特典もあります。取引ツール「ネットストック・ハイスピード」は、スピード注文機能や複数銘柄の一括管理機能など、デイトレードに必要な機能が充実しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)※現物取引のみ |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認)※現物取引のみ |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)※現物取引のみ |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)※現物取引のみ |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)※現物取引のみ |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、米国株のデイトレードに興味がある方におすすめです。「ワンデイ信用」では、約定金額100万円以上の取引で金利・貸株料が無料となり、コストを抑えた取引が可能です。
マネックス証券の特徴
取引ツール「マネックストレーダー」は17種類もの機能を備え、高度な分析が可能です。また、マネックスポイントやdポイントが貯まる仕組みもあり、ポイント投資にも対応しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 非公開 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 ~5万円:55円 ~10万円:88円 ~20万円:106円 ~50万円:198円 ~100万円:374円 ~150万円:440円 ~300万円:660円 300万円超:880円※信用取引手数料は0円、25歳以下は実質手数料0円(キャッシュバック) |
| NISA対応 | 〇(新NISA・成長投資枠/国内株・米国株、取引手数料無料)※現物取引のみ |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 取扱なし |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株※現物取引のみ |
| 投資信託 | 取扱なし |
| 外国株 | 米国株:約1,950銘柄(2025年4月時点)※現物取引のみ |
| 取引ツール(PC) | DMM株 PRO+ / DMM株 STANDARD |
| スマホアプリ | DMM株アプリ(かんたんモード/ノーマルモード) |
| 提携銀行口座 | 約340行に対応(ゆうちょ、みずほ、三菱UFJ、住信SBIなど) |
| ポイント投資・付与 | 取引手数料の1%をDMM株ポイントで還元(1pt=1円で現金化可)※現物取引のみ |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマホでスピード本人確認) |
DMM株は、25歳以下の方を対象に現物取引の手数料が実質無料(キャッシュバック)となる特典を提供しています。信用取引の手数料は年齢に関わらず無料で、デイトレードのコストを大幅に削減できます。
DMM株の特徴
取引ツール「DMM株 PRO+」はシンプルで使いやすく、初心者でも直感的に操作できる設計です。米国株も約1,950銘柄取り扱っており、日本株と米国株の両方でデイトレードを行いたい方に適しています。
デイトレードに適した銘柄の選び方
デイトレードで利益を上げるには、適切な銘柄を選ぶことが重要です。ここでは、デイトレードに適した銘柄を見つけるための4つのポイントをご紹介します。
デイトレードでは、短時間で利益を得る必要があるため、値動きが大きい銘柄を選ぶことが基本です。
1日に数パーセント以上動く銘柄であれば、短時間でも利益を狙いやすくなります。値動きが小さい銘柄では、手数料を差し引くと利益がほとんど残らないこともあります。値動きの大きさは、ボラティリティ(変動率)で判断できます。
値動きが大きいということは損失リスクも高いため、損切りラインの設定は必須です。
デイトレードでは、取引が活発で流動性の高い銘柄を選ぶことが重要です。
出来高(取引された株数)や売買代金が多い銘柄は、買いたい時にすぐ買え、売りたい時にすぐ売れるため、スムーズに取引できます。出来高が少ない銘柄では、希望する価格で売買できなかったり、注文が成立しないこともあります。目安として、1日の出来高が100万株以上、売買代金が数億円以上ある銘柄を選ぶとよいでしょう。
信用取引で空売りを行う場合は、その銘柄が「貸借銘柄」に指定されているかを確認する必要があります。
貸借銘柄とは、制度信用取引で空売りができる銘柄のことで、証券金融会社が株を貸し出す仕組みが整っています。貸借銘柄でない場合でも、一般信用取引で空売りできることがありますが、取扱銘柄や条件は証券会社によって異なります。
デイトレードの銘柄選びには、各種ランキングを活用するのが効率的です。
値上がり率ランキングや値下がり率ランキングを見れば、その日の市場で注目されている銘柄がすぐに分かります。これらの銘柄は値動きが大きく、デイトレードに適していることが多いです。出来高ランキングや売買代金ランキングも重要です。これらのランキング上位の銘柄は、多くの投資家が注目しており、流動性も高いため取引しやすくなります。
デイトレードで使えるテクニカル分析3選
デイトレードで利益を上げるには、テクニカル分析を活用して売買のタイミングを判断することが重要です。ここでは、初心者でも使いやすい3つのテクニカル指標をご紹介します。
移動平均線は、過去一定期間の株価の平均値を線で結んだもので、相場のトレンド(方向性)を把握するのに役立ちます。
株価が移動平均線より上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断できます。デイトレードでは、5分足や15分足のチャートに、5日移動平均線や25日移動平均線を表示させて使うのが一般的です。短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けた時(ゴールデンクロス)は買いシグナル、下抜けた時(デッドクロス)は売りシグナルとされています。
MACD(マックディー)は、2本の移動平均線の差を利用して、売買のタイミングを判断するテクニカル指標です。
MACDラインとシグナルラインの2本の線で構成され、これらの交差が売買シグナルとなります。MACDラインがシグナルラインを上抜けた時は買いシグナル、下抜けた時は売りシグナルです。また、ゼロラインより上にあるか下にあるかで、相場の強弱も判断できます。
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、統計学的に算出した上下のバンド(帯)を表示するテクニカル指標です。
株価の約95%はこのバンド内で推移するとされており、値動きの範囲を予測するのに役立ちます。株価がバンドの上限に近づいた時は買われすぎ、下限に近づいた時は売られすぎと判断できます。デイトレードでは、バンドの上限で売り、下限で買うという逆張り戦略に使われることが多いです。
強いトレンドが発生している時はバンドに沿って株価が動くこともあるため、他の指標と組み合わせて判断することが大切です。
デイトレードで失敗しないための5つのルール
デイトレードで安定して利益を上げるには、明確なルールを設定し、それを守り続けることが不可欠です。ここでは、失敗を防ぐための5つの重要なルールをご紹介します。
デイトレードで最も重要なルールは、損切りラインを事前に決めておくことです。
購入価格から3%~5%下落したら機械的に損切りする、というルールを徹底しましょう。損切りができないと、小さな損失が大きな損失に膨らみ、資金を大きく減らしてしまいます。「もう少し待てば戻るかもしれない」という希望的観測は禁物です。
資金管理の基本として、1回の取引で使う金額は全体の10%以内に抑えましょう。
例えば30万円の資金があれば、1回の取引は3万円以内とします。これにより、仮に損失が出ても資金全体への影響を限定的にできます。資金の大部分を1回の取引に投入すると、その取引が失敗した時に立ち直れなくなります。
1日の損失上限を決めておくことも重要です。
例えば「1日の損失が資金の5%に達したら、その日は取引を終了する」というルールを設定しましょう。損失が続くと、それを取り戻そうと焦って無理な取引をしてしまい、さらに損失を拡大させる悪循環に陥りやすくなります。
3回連続で損失が出たら、その日は取引を休むというルールも有効です。
連敗している時は、相場の読みが外れているか、精神的に不安定になっている可能性が高いです。このような状態で取引を続けても、さらに損失を重ねる可能性が高くなります。取引を休むことで、冷静さを取り戻し、自分のトレード手法を見直す時間が得られます。
毎日の取引記録をつけて、定期的に振り返ることが成長への近道です。
取引日時、銘柄名、売買価格、損益、取引の理由などを記録しておきましょう。記録を振り返ることで、自分の得意なパターンや失敗しやすいパターンが見えてきます。「どんな時に利益が出たか」「どんな時に損失が出たか」を分析することで、トレード手法を改善できます。
デイトレードの税金と確定申告
デイトレードで利益が出た場合、税金の申告が必要になります。ここでは、デイトレードに関する税金の基礎知識と確定申告について解説します。
株式の売買で得た利益(譲渡益)には、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%の合計20.315%の税金がかかります。
この税率は、利益の金額に関わらず一律で、他の所得とは分離して課税される「申告分離課税」という方式が適用されます。例えば、デイトレードで年間100万円の利益を得た場合、約20万3,150円の税金を納める必要があります。
確定申告が必要かどうかは、利用している口座の種類によって異なります。
特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、証券会社が税金を源泉徴収してくれるため、原則として確定申告は不要です。ただし、複数の証券会社で取引している場合や、損失を繰り越したい場合は、確定申告をすることで税金の還付を受けられることがあります。
一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を利用している場合は、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要になります。
株式取引で損失が出た年は、確定申告をすることで、その損失を翌年以降3年間繰り越すことができます。
これを「譲渡損失の繰越控除」といいます。翌年以降に利益が出た場合、繰り越した損失と相殺することで、税金を軽減できます。例えば、1年目に50万円の損失が出て、2年目に100万円の利益が出た場合、1年目に確定申告をして損失を繰り越しておけば、2年目の課税対象は50万円(100万円-50万円)となり、税負担が軽くなります。
デイトレードで実際にどれくらい稼げる?
デイトレードを始める前に、現実的な収益目標を理解しておくことが重要です。過度な期待は失敗のもとになります。ここでは、レベル別の現実的な収益目標をご紹介します。
デイトレードを始めたばかりの初心者の方は、まず月1万~3万円の利益を目標にするのが現実的です。
30万円の資金で取引する場合、月利3%~10%程度の利益率になります。これは決して低い目標ではなく、安定してこの水準を維持できれば、十分に優秀な成績と言えます。最初の数ヶ月は、利益を出すことよりも「損失を最小限に抑える」「取引ルールを守る」「経験を積む」ことを優先しましょう。
デイトレードに慣れてきた中級者の方は、月5万~10万円の利益を目標にできるでしょう。
資金が50万~100万円程度あれば、月利5%~10%で達成可能な水準です。この段階では、テクニカル分析の活用や、銘柄選定の精度が向上しているはずです。信用取引を活用することで、さらに資金効率を高めることもできます。
中級者でも、月によって利益が出たり損失が出たりすることは普通です。年間でプラスを維持することを目標にしましょう。
デイトレードで生計を立てる専業トレーダーになるには、相当な資金と高度なスキルが必要です。
仮に月20万円の収入を得たい場合、月利5%とすると400万円の資金が必要になります。さらに、税金や生活費、取引の不調期に備えた余裕資金も必要です。現実的には、最低でも500万~1,000万円程度の資金があり、かつ安定して月利5%以上を維持できる実力がなければ、専業トレーダーとして生活するのは難しいでしょう。
デイトレードは初心者でも始めることは可能です。ただし、株式投資の基礎知識やリスク管理の方法を学んでから始めることが重要です。最初は少額の資金で練習を積み、徐々に取引額を増やしていくアプローチがおすすめです。
デイトレードを始めるには、最低でも10万円、できれば30万円程度の資金を準備しましょう。信用取引を活用する場合は、最低保証金として30万円が必要になることが一般的です。この資金は必ず余裕資金で準備し、失っても生活に影響がない範囲で始めることが鉄則です。
デイトレードに向いているのは、冷静な判断力を持ち、感情に流されずにルールを守れる人です。また、日中の時間を確保でき、相場を監視できる環境にある方が有利です。損失が出ても動揺せず、失敗から学べる精神的な強さも必要です。
デイトレードだけで生活することは可能ですが、非常に難しいのが現実です。安定した収入を得るには、相当な資金(最低でも500万円以上)と高度なスキル、そして精神的な強さが必要です。まずは副業として始め、十分な実績を積んでから専業を検討するのが現実的でしょう。
デイトレードと長期投資は、それぞれ異なる目的と特性を持つため、どちらが良いかは一概には言えません。デイトレードは短期間で利益を狙えますが、リスクも高く、時間と労力が必要です。長期投資は、企業の成長に投資し、配当金も得られますが、結果が出るまで時間がかかります。ご自身のライフスタイルや投資目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
デイトレードの勝率は個人のスキルや経験によって大きく異なりますが、一般的に勝率50%~60%程度でも、損小利大(損失は小さく、利益は大きく)を徹底すれば利益を出すことは可能です。重要なのは勝率よりも、トータルで利益を残せるかどうかです。
デイトレードは1日で取引を完結させる投資手法で、オーバーナイトリスクを避けられる点が大きな魅力です。資金効率が良く、相場の上下どちらでも利益を狙えるため、多くの投資家に支持されています。
しかし、短期間で大きな損失を出すリスクや、手数料負担、精神的なストレスなど、注意すべき点も多くあります。デイトレードを始めるには、手数料が安い証券会社を選び、信用取引口座を開設し、10万~30万円程度の余裕資金を準備することが必要です。
銘柄選びでは、値動きが大きく、取引が活発な銘柄を選ぶことが重要です。テクニカル分析を活用し、損切りラインを必ず設定するなど、明確なルールを守ることが成功への鍵となります。初心者の方は、まず月1万~3万円の利益を目標に、少額から練習を始めましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。デイトレードは適切な知識とリスク管理があれば、有効な投資手法となりえますが、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。不安な点があれば、証券会社や専門家に相談することをおすすめします。
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