つみたてNISAの利回りはどれくらい?シミュレーションと選び方

つみたてNISAの利回りはどれくらい?シミュレーションと選び方

つみたてNISAで資産運用を始めたいけれど、実際にどれくらいの利回りが期待できるのか気になっていませんか。

結論から言うと、つみたてNISAの平均利回りは年率2~8%程度が目安とされています。

ただし、これはあくまで過去の実績に基づいた数値であり、選ぶ商品や運用期間によって大きく異なります。

この記事では、利回りの基本知識から具体的なシミュレーション、利回りを高める方法、おすすめの証券会社まで、つみたてNISAの利回りに関するすべてを解説します。

最後まで読めば、自分に合った運用戦略を立て、将来の資産形成に向けた第一歩を踏み出せるでしょう。

この記事の要約
  • つみたてNISAの平均利回りは年率2~8%で、長期運用により安定する傾向がある
  • 利回り3%で月3万円を20年間積み立てると約985万円、5%なら約1,233万円になる
  • インデックスファンドを選び、運用コストを抑え、長期継続することが利回り向上のカギ
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

つみたてNISAの利回りとは|平均はどれくらい?

つみたてNISAで資産運用を始める前に、まず「利回り」とは何かを正しく理解しておきましょう。

利回りは投資の成果を測る重要な指標であり、商品選びの基準にもなります。

利回りの意味と計算方法

利回りとは、投資した金額に対して1年あたりにどれくらいの収益が得られたかを示す割合のことです。

投資信託の場合、売却益と分配金を合わせた利益から運用コストを差し引いたものを「トータルリターン」と呼び、これをもとに利回りを計算します。

利回りの計算式

利回り(年率)=(分配金+売却益)÷ 運用年数 ÷ 投資元本 × 100

たとえば、50万円を投資して10年後に70万円で売却できた場合、利益は20万円です。

これを計算すると、20万円 ÷ 10年 ÷ 50万円 × 100 = 4%となり、年率4%の利回りということになります。

この計算方法を理解しておけば、複数の投資信託を比較する際に、どの商品がより効率的に資産を増やせるかを判断できます。

ただし、利回りは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではない点に注意が必要です。

つみたてNISAの平均利回りの目安

つみたてNISAで期待できる平均利回りは、金融庁のデータによると年率2~8%程度とされています。

この数値は、1985年から2020年の各年に国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券の4資産に分散投資し、20年間保有した場合の実績に基づいています。

出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」

注目すべきは、保有期間による利回りの安定性です。保有期間5年の場合は年率マイナス8%~プラス14%と幅がありましたが、20年間保有すると年率2~8%の範囲に収まりました。

つまり、長期投資を続けることで、短期的な価格変動の影響を受けにくくなり、より安定した利回りが期待できるのです。

ただし、実際の利回りは投資する商品によって大きく異なります。

株式中心のファンドは高い利回りが期待できる一方、リスクも大きくなります。債券中心のファンドは利回りは控えめですが、値動きは比較的安定しています。自分のリスク許容度に合わせて商品を選ぶことが大切です。

【利回り別】つみたてNISAのシミュレーション|20年後はいくらになる?

つみたてNISAで長期投資を続けると、実際にどれくらいの資産を築けるのでしょうか。

ここでは、金融庁の資産運用シミュレーションを使って、利回り別・積立額別に20年後の資産額を具体的に見ていきます。複利効果により、時間をかけるほど資産は大きく成長します。

年利3%で運用した場合

年利3%は、比較的安定した運用を目指す場合の目安となる利回りです。

債券を含むバランス型ファンドや、リスクを抑えた運用を心がける場合に、この程度の利回りが期待できます。

毎月の積立額 元本 運用益 合計
1万円 240万円 約88万円 約328万円
3万円 720万円 約265万円 約985万円
5万円 1,200万円 約441万円 約1,641万円

年利3%でも、20年という時間をかけることで、元本に対して30~40%程度の運用益が得られる計算です。

普通預金の金利0.001%と比べると、その差は歴然です。少額からでも早く始めることで、複利効果を最大限に活用できます。

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」

年利5%で運用した場合

年利5%は、株式を中心としたインデックスファンドで目指せる現実的な利回りの目安です。

全世界株式や先進国株式に分散投資するファンドでは、長期的にこの程度の利回りが期待できるとされています。

毎月の積立額 元本 運用益 合計
1万円 240万円 約171万円 約411万円
3万円 720万円 約513万円 約1,233万円
5万円 1,200万円 約855万円 約2,055万円

年利3%と5%を比較すると、わずか2%の差でも20年後の資産額には大きな違いが生まれます。毎月3万円の積立で比較すると、年利3%では約985万円、年利5%では約1,233万円となり、約248万円もの差が生じます。

この差は複利効果によるもので、運用期間が長いほど利回りの違いが大きく影響します。

年利8%で運用した場合

年利8%は、米国株式など成長性の高い市場に集中投資した場合に期待できる利回りです。

過去の実績を見ると、S&P500指数は長期的に年率約10%前後のリターンを上げてきましたが、ここでは控えめに8%で計算します。

毎月の積立額 元本 運用益 合計
1万円 240万円 約350万円 約590万円
3万円 720万円 約1,047万円 約1,767万円
5万円 1,200万円 約1,745万円 約2,945万円

年利8%で運用できれば、元本の1.5倍から2倍以上の資産を築くことも可能です。

ただし、高い利回りを狙うほどリスクも高まります。株価の変動が大きくなるため、一時的に大きな含み損を抱える可能性もあります。リスクとリターンのバランスを考えながら、自分に合った運用を選びましょう。

積立額別のシミュレーション比較表

ここまでのシミュレーション結果を表にまとめました。

自分の積立可能な金額と目標額を照らし合わせて、運用の参考にしてください。

毎月の積立額 年利3%(20年後) 年利5%(20年後) 年利8%(20年後)
1万円 約328万円 約411万円 約590万円
2万円 約656万円 約822万円 約1,180万円
3万円 約985万円 約1,233万円 約1,767万円
5万円 約1,641万円 約2,055万円 約2,945万円

この表から分かるように、積立額と利回りの両方が資産形成に大きく影響します。

無理のない範囲で積立額を増やしつつ、適切な商品を選んで利回りを高めることが、効率的な資産形成のカギとなります。

利回りを高める3つの方法|商品選びのポイント

つみたてNISAの利回りは、商品選びと運用方法によって大きく変わります。

ここでは、利回りを高めるために自分でコントロールできる3つのポイントを解説します。これらを実践することで、より効率的な資産形成が可能になります。

インデックスファンドを選ぶ

つみたてNISAで投資できる商品には、インデックスファンドとアクティブファンドの2種類があります。

インデックスファンドは日経平均株価やS&P500などの指数に連動することを目指すファンドで、アクティブファンドは指数を上回る成果を目指して運用するファンドです。

初心者にはインデックスファンドをおすすめします。その理由は、手数料が安く、値動きが分かりやすいためです。金融庁のデータによると、5年平均利回りではインデックス型が約10.6%、アクティブ型が約9.4%と、インデックス型の方が高いパフォーマンスを示しています。

アクティブファンドは運用の専門性が高い分、信託報酬も高くなる傾向があり、その分リターンが削られてしまいます。

インデックスファンドの中でも、全世界株式や米国株式に投資するファンドが人気です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などは、低コストで分散投資ができる代表的な商品です。市場全体の成長を取り込むことで、安定した利回りが期待できます。

運用コストの低いものを選ぶ

投資信託の運用コストは、主に信託報酬(運用管理費用)として毎年かかります。

この費用は保有している間ずっと発生するため、わずかな差でも長期的には大きな影響を与えます。

信託報酬の差による影響(20年間の例)

信託報酬0.1%の場合:100万円が約261万円に

信託報酬1.0%の場合:100万円が約220万円に

差額:約41万円

この差は元本が大きいほど、運用期間が長いほど広がります。

つみたてNISA対象商品は金融庁が厳選しているため、極端に高い信託報酬の商品はありませんが、それでも0.1%台から1%台まで幅があります。同じ指数に連動するファンドなら、信託報酬が低い商品を選ぶのが賢明です。eMAXIS Slimシリーズなど、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドが人気を集めています。

長期にわたって運用を継続する

つみたてNISAで最も重要なのは、長期にわたって運用を継続することです。

短期的には株価が大きく下落することもありますが、長期的には市場は成長する傾向があります。金融庁のデータでも、保有期間が長いほど元本割れのリスクが低下することが示されています。

長期投資の効果を最大化するのが「複利効果」です。運用で得た利益を再投資することで、利益がさらに利益を生み、雪だるま式に資産が増えていきます。

たとえば、100万円を年利5%で運用した場合、10年後は約163万円、20年後は約265万円、30年後は約432万円になります。時間をかけるほど複利効果が大きくなるのです。

途中で相場が下落しても、積立投資を続けることが大切です。価格が下がった時こそ、同じ金額でより多くの口数を購入できるチャンスです。この「ドルコスト平均法」により、購入単価を平準化し、長期的なリターンを高めることができます。一時的な含み損に動揺せず、淡々と積立を続ける姿勢が成功のカギです。

つみたてNISAでおすすめの投資信託5選|利回り実績から選ぶ

ここでは、つみたてNISAで人気が高く、利回り実績も優れている投資信託を5つ紹介します。

それぞれの特徴と運用実績を理解して、自分に合った商品を選びましょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動することを目指すファンドです。

アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、米国を代表する約500社に分散投資できます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴

信託報酬:年0.09372%(業界最低水準)

設定来リターン:高い運用実績

投資対象:米国の主要500社

過去の運用実績を見ると、設定来(2018年7月以降)の年率リターンは高い好成績です。

ただし、米国株式のみに投資するため、地域分散という点では全世界株式よりもリスクが高くなります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国および新興国の株式に幅広く投資するファンドです。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指し、約3,000銘柄に分散投資します。

これ1本で世界中の株式市場に投資できるため、地域分散の観点から最もバランスが取れた商品と言えます。5年平均利回りは約17%と高い水準で、信託報酬は年0.05775%と非常に低コストです。

どの商品を選べばいいか迷ったら、まずはこの商品から始めるのがおすすめです。

世界経済全体の成長を取り込むことで、安定したリターンが期待できます。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場のほぼ全体をカバーするバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)に投資するファンドです。

S&P500よりも投資対象が広く、大型株から小型株まで約4,000銘柄に分散投資します。

米国株式全体に投資したい人に適した商品で、信託報酬は年0.162%です。eMAXIS Slimシリーズよりはやや高めですが、それでも十分に低コストと言えます。S&P500との違いは、中小型株も含まれる点で、より幅広い米国企業の成長を取り込めます。過去の実績では、S&P500とほぼ同等のリターンを上げています。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、バンガード社のETFを通じてS&P500指数に連動することを目指すファンドです。

信託報酬は年0.0938%と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とほぼ同水準の低コストを実現しています。

eMAXIS Slimとの違いは、運用手法にあります。SBI・Vは先物取引を利用せず、現物株式のみで運用する方針です。そのため、指数との連動性が高く、安定した運用が期待できます。どちらを選ぶかは好みの問題ですが、SBI証券で投資する場合は、この商品も有力な選択肢となります。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国の株式に投資するファンドです。

MSCI コクサイ・インデックスに連動することを目指し、米国を中心に欧州やアジアの先進国株式に分散投資します。

設定が2013年と歴史が長く、運用実績も豊富なファンドです。信託報酬は年0.09889%と低コストで、長期投資に適しています。全世界株式よりも新興国のリスクを避けたい人や、日本株式は別で保有している人におすすめです。米国株式の比率が約70%と高いため、実質的には米国株式ファンドに近い値動きをします。

利回りで気をつけたい3つのこと|リスクとデメリット

つみたてNISAは長期的な資産形成に適した制度ですが、投資である以上リスクも存在します。

利回りだけに注目するのではなく、リスクとデメリットも正しく理解しておくことが大切です。

過去の実績は将来を保証しない

これまで紹介してきた利回りの数値は、すべて過去の運用実績に基づくものです。

金融庁のデータで年率2~8%と示されているのも、1985年から2020年までの過去のデータを分析した結果です。

しかし、過去の実績が将来も同じように続くとは限りません。投資信託の価格は、経済情勢や企業業績、金利動向、為替相場など、さまざまな要因によって日々変動します。

リーマンショックやコロナショックのような大きな経済危機が起これば、一時的に大きく値下がりすることもあります。「年率5%で運用できる」と思い込んで計画を立てると、予想外の結果に戸惑うことになります。

そのため、シミュレーションは複数のパターンで行い、楽観的なケースだけでなく、保守的なケースも想定しておくことが重要です。年率3%、5%、8%の3パターンでシミュレーションし、最も保守的な年率3%でも目標が達成できるような計画を立てておけば、安心して運用を続けられます。

参考:金融庁「投資の基本」

元本割れのリスクがある

つみたてNISAは投資であり、預金ではありません。

そのため、元本割れ(投資した金額を下回る)のリスクが常に存在します。特に短期間で見ると、株価の変動により含み損を抱える可能性は十分にあります。

ただし、金融庁のデータによると、資産・地域を分散して積立投資を行った場合、保有期間が長くなるほど元本割れのリスクは低下します。保有期間5年では元本割れの可能性がありましたが、20年間保有した場合、ほとんどのケースで元本割れを回避できたという結果が出ています。

これは、長期投資と分散投資の効果を示しています。

それでも、20年後に必ず利益が出ているとは限りません。売却のタイミングが相場の底と重なってしまえば、元本割れの状態で現金化せざるを得ない場合もあります。そのため、生活に必要な資金は別に確保しておき、余裕資金で投資を行うことが大切です。

短期間では利回りが安定しない

つみたてNISAの利回りは、短期間で見ると大きく変動します。

1年単位で見れば、プラス30%になる年もあれば、マイナス20%になる年もあります。この短期的な変動に一喜一憂していると、感情的な判断をしてしまい、最適なタイミングで売買できなくなります。

たとえば、2022年は世界的な株価下落により、多くのファンドがマイナスのリターンとなりました。しかし、2023年には回復し、多くのファンドが2桁のプラスリターンを記録しました。このように、短期的には大きく変動しても、長期的には右肩上がりの成長を続けるのが株式市場の特徴です。

短期的な利回りの変動を気にしすぎず、10年、20年という長期の視点で運用を続けることが成功のカギです。途中で相場が下落しても、「安く買えるチャンス」と前向きに捉え、積立を継続する姿勢が大切です。定期的に基準価額をチェックするのはいいですが、短期的な変動に過剰反応しないよう心がけましょう。

【年代別】つみたてNISAの積立額と目標設定|自分に合った運用を

つみたてNISAは、年代やライフステージによって最適な積立額や運用戦略が異なります。

ここでは、20代、30代、40代・50代それぞれの特徴に合わせた運用のポイントを解説します。

20代|少額から始めて時間を味方に

20代の最大の武器は「時間」
20代から投資を始めれば、30年、40年という長期間の運用が可能になり、複利効果を最大限に活用できます。少額からでも早く始めることが、将来の大きな資産形成につながります。
おすすめ積立額:月1万円~3万円
手取り収入の10~20%を目安に、無理のない範囲で設定しましょう。月1万円を年利5%で30年間運用すれば、約832万円になります。月3万円なら約2,497万円に達し、老後資金の大きな柱となります。
おすすめ商品:全世界株式・米国株式
投資経験が少ないため、まずは全世界株式や米国株式のインデックスファンドから始めるのがおすすめです。値動きを経験しながら投資に慣れていき、徐々に自分に合った運用スタイルを見つけていきましょう。

30代|家族計画と両立する積立戦略

ライフイベントとのバランスが重要
30代は結婚や出産、マイホーム購入など、ライフイベントが多い年代です。教育資金や住宅資金の準備も必要になるため、つみたてNISAと他の貯蓄手段をバランスよく組み合わせることが大切です。
おすすめ積立額:月2万円~5万円
住宅ローンの返済や教育費の積立も並行して行う必要があるため、家計全体のバランスを考えて設定しましょう。月3万円を年利5%で20年間運用すれば、約1,233万円になります。
収入増加時に積立額を増やす
30代は収入が増えてくる時期でもあるため、昇給や賞与があったタイミングで積立額を増やすのも効果的です。ただし、子どもの教育費など近い将来に必要な資金は、預貯金で確保しておくことが重要です。

40代・50代|老後資金を見据えた運用

老後資金準備の本格化
40代・50代は、老後資金の準備を本格化させる時期です。定年退職までの期間を考えると、残された運用期間は15~25年程度になります。この年代では、積立額を増やすとともに、リスクとリターンのバランスを見直すことが重要です。
おすすめ積立額:月3万円~10万円
新NISAではつみたて投資枠が年間120万円(月10万円)まで拡大されたため、余裕がある人は上限まで活用しましょう。月5万円を年利5%で20年間運用すれば、約2,055万円になり、老後資金2,000万円問題の解決に大きく近づきます。
保守的なシミュレーションと出口戦略
この年代では、運用期間が20代・30代より短いため、より現実的な利回りを想定することが大切です。年利3~5%程度を目安に、保守的なシミュレーションを行いましょう。また、60歳以降の出口戦略も考え始める時期です。

利回りが想定より低かったときの対処法|リカバリー戦略

長期投資を続けていると、相場の暴落により一時的に大きな含み損を抱えることがあります。

そんなときに慌てて売却してしまうと、損失を確定させてしまいます。ここでは、利回りが想定より低かった場合の対処法を解説します。

狼狽売りをせず積立を継続する

相場が大きく下落したときに最もやってはいけないのが、「狼狽売り」です。含み損に耐えられず、底値で売却してしまうと、その後の回復局面で利益を得る機会を失ってしまいます。

過去の株式市場を見ると、大きな下落の後には必ず回復局面が訪れています。

リーマンショック時には、世界の株式市場は50%以上下落しましたが、その後10年間で大きく回復し、過去最高値を更新しました。コロナショック時も、わずか数ヶ月で元の水準に戻りました。このように、一時的な下落は長期投資において通過点に過ぎません。

むしろ、相場が下落している時こそ、同じ金額でより多くの口数を購入できるチャンスです。積立投資を続けることで、購入単価を下げることができ、相場が回復したときに大きなリターンを得られます。

ポートフォリオを見直す

利回りが想定より低い状態が長く続く場合は、ポートフォリオの見直しを検討しましょう。

特定の地域や資産クラスに偏っている場合、分散投資を進めることでリスクを軽減できます。たとえば、米国株式のみに投資している場合、全世界株式に一部を切り替えることで、地域分散の効果が得られます。

また、信託報酬の高いファンドを保有している場合は、より低コストのファンドに乗り換えることも検討しましょう。つみたてNISAでは、一度売却しても翌年以降は非課税枠が復活するため、必要に応じて商品を入れ替えることができます。ただし、頻繁に売買を繰り返すと、売買のタイミングを誤るリスクがあるため、慎重に判断しましょう。

ポートフォリオの見直しは、年に1回程度、冷静に判断できるタイミングで行うのがおすすめです。日々の値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で運用方針を見直すことが大切です。

積立額を調整する

家計の状況が変わった場合は、積立額を調整することも必要です。

収入が減った場合や、予期せぬ出費が発生した場合は、無理に積立を続けるのではなく、一時的に減額したり、停止したりすることも選択肢の一つです。生活を圧迫してまで投資を続けると、長続きしません。

逆に、収入が増えた場合や、他のローンを完済した場合は、積立額を増やすチャンスです。特に40代・50代で収入が安定している場合は、新NISAの年間上限120万円まで積立額を引き上げることを検討しましょう。早めに非課税枠を使い切ることで、より多くの資産を非課税で運用できます。

積立額の調整は、証券会社のウェブサイトやアプリから簡単に変更できます。ライフステージの変化に合わせて、柔軟に調整していくことが、長期投資を続けるコツです。

つみたてNISAにおすすめの証券会社5社|手数料と商品数で比較

つみたてNISAを始めるには、証券会社で口座を開設する必要があります。

ここでは、手数料の安さ、商品数の豊富さ、使いやすさの観点から、おすすめの証券会社を5社紹介します。

SBI証券|商品数No.1で選択肢が豊富

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券は、つみたてNISA対象商品の取扱数が約271本と業界トップクラスです。

口座数は約1,500万口座を超え、ネット証券最大手としての実績があります。投資信託の保有残高に応じてVポイント、Pontaポイント、dポイントなど、好きなポイントを選んで貯められるのも魅力です。

SBI証券の特徴

商品ラインナップが業界最多

米国株式の取扱銘柄数も約5,000銘柄と豊富

スマホアプリが使いやすく初心者にも安心

スマホアプリ「SBI証券アプリ」も使いやすく、積立設定や基準価額のチェックが簡単にできます。口座開設は最短翌営業日で完了し、スムーズに投資を始められます。

楽天証券|楽天ポイントが貯まる・使える

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券は、楽天経済圏を活用している人に特におすすめの証券会社です。

楽天カードでクレカ積立をすると、積立額の最大1%の楽天ポイントが貯まります。また、貯まったポイントを投資信託の購入に使うこともできるため、ポイント投資を始めやすいのが特徴です。

楽天証券の特徴

楽天ポイントが貯まる・使える

取引ツール「MARKET SPEED II」が高機能

楽天銀行との連携で普通預金金利が優遇

つみたてNISA対象商品は約200本と、SBI証券には及びませんが、人気のファンドはしっかり揃っています。楽天市場や楽天カードを日常的に使っている人なら、楽天証券を選ぶことでポイントを効率よく貯められます。

マネックス証券|米国株に強く分析ツールが充実

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券は、米国株投資に強みを持つ証券会社です。

米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と豊富で、つみたてNISAで投資に慣れた後、個別の米国株にも挑戦したい人におすすめです。

マネックス証券の特徴

クレカ積立のポイント還元率が1.1%と高い

投資情報・分析レポートが充実

IPO取扱実績が豊富(年間54銘柄)

マネックスカードでクレカ積立をすると、積立額の1.1%のマネックスポイントが貯まります。これは主要ネット証券の中でも高い還元率です。貯まったポイントは、dポイントやAmazonギフト券などに交換できます。

松井証券|50万円まで手数料無料でサポート充実

松井証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,670,000口座 ※2025年3月時点
取引手数料 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料
NISA対応 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)
投資信託 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)
取引ツール(PC) ネットストック・ハイスピード(無料)
スマホアプリ 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料)
提携銀行口座 MATSUI Bank(松井証券専用銀行)
ポイント投資・付与 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込)

松井証券は、創業100年を超える老舗証券会社です。

つみたてNISA対象商品は約250本と充実しており、25歳以下なら株式売買手数料が完全無料になる特典もあります。

松井証券の特徴

サポート体制が充実(電話・チャット対応)

1日の約定代金50万円まで手数料無料

口座開設が最短即日で完了

松井証券の最大の強みは、サポート体制の充実です。電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれるため、初心者でも安心して投資を始められます。サポートを重視する人や、投資が初めての人におすすめの証券会社です。

三菱UFJeスマート証券|三菱UFJポイントが貯まる

三菱UFJ eスマート証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,800,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算
NISA対応 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 251銘柄(2025年4月時点)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄)
投資信託 約1,853本(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点)
取引ツール(PC) kabuステーション / 銘柄スカウター
スマホアプリ 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込)

三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの証券会社です。

つみたてNISA対象商品は約250本と充実しており、投資信託の保有残高に応じて三菱UFJポイントが貯まります。

三菱UFJeスマート証券の特徴

三菱UFJカードでクレカ積立が可能(1%還元)

取引ツール「kabuステーション」が高機能

三菱UFJグループの安心感

三菱UFJカードでクレカ積立をすると、積立額の1%のポイントが貯まります。貯まったポイントは、投資信託の購入に使ったり、他のポイントに交換したりできます。三菱UFJグループの安心感を重視する人におすすめの証券会社です。

つみたてNISAの始め方|口座開設から積立設定まで

つみたてNISAを始めるには、証券会社で口座を開設し、積立設定を行う必要があります。

ここでは、具体的な手順を4つのステップで解説します。

証券会社を選ぶ

まず、自分に合った証券会社を選びましょう。

選ぶ際のポイントは、取扱商品数、手数料、ポイント還元、使いやすさ、サポート体制の5つです。前章で紹介した5社を中心に、自分のニーズに合った証券会社を選んでください。

楽天経済圏を活用している人は楽天証券、商品の選択肢を重視する人はSBI証券、サポートを重視する人は松井証券がおすすめです。どの証券会社を選んでも、つみたてNISAの基本的な仕組みは同じですので、迷ったら口座数の多い大手ネット証券から選ぶと安心です。

口座開設の申し込みをする

証券会社が決まったら、公式サイトから口座開設の申し込みを行います。

多くの証券会社では、スマホで本人確認書類を撮影するだけで、オンラインで手続きが完結します。マイナンバーカードがあれば、最短即日から翌営業日で口座開設が完了します。

口座開設の際は、「NISA口座」の開設も同時に申し込みましょう。NISA口座は1人1口座しか開設できないため、すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、変更手続きが必要です。変更手続きには1~2週間かかる場合があるので、早めに手続きを始めましょう。

投資信託を選ぶ

口座開設が完了したら、投資する商品を選びます。

初心者におすすめなのは、全世界株式や米国株式のインデックスファンドです。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、低コストで分散投資ができる代表的な商品です。

  • 信託報酬は年0.2%以下が目安
  • 純資産総額は100億円以上が目安
  • 過去の運用実績も参考に(ただし将来を保証するものではない)

積立設定をする

投資する商品が決まったら、積立設定を行います。

証券会社のウェブサイトやアプリから、積立額、積立日、引落方法を設定します。積立額は月1万円から始めて、慣れてきたら増額するのがおすすめです。新NISAでは月10万円まで積立可能です。

積立日は、給料日の直後に設定すると、自動的に投資に回せるため、貯蓄習慣が身につきます。引落方法は、銀行口座からの自動引落か、クレジットカード決済を選べます。クレカ積立を選ぶと、ポイントが貯まるのでお得です。

設定が完了したら、あとは自動的に毎月積立が行われます。基準価額は定期的にチェックしてもいいですが、短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点で運用を続けることが大切です。年に1回程度、運用状況を確認し、必要に応じて積立額や商品を見直しましょう。

まとめ

つみたてNISAの利回りは、金融庁のデータによると年率2~8%程度が目安とされています。

ただし、これは過去の実績であり、将来を保証するものではありません。選ぶ商品や運用期間によって利回りは大きく変わるため、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが大切です。

利回りを高めるためには、インデックスファンドを選び、運用コストを抑え、長期にわたって運用を継続することが重要です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などの低コストファンドを活用し、20年以上の長期投資を心がけましょう。

証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券の5社がおすすめです。それぞれに特徴があるため、自分のニーズに合った証券会社を選んでください。口座開設から積立設定までは、オンラインで簡単に完結します。

つみたてNISAは、長期的な資産形成に適した制度です。短期的な値動きに惑わされず、淡々と積立を続けることが成功のカギです。なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは各証券会社にご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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