証券会社の中堅7社とは?|特徴と大手との違いを解説

FX取引を始めたいけれど、どのFX会社を選べばいいか迷っていませんか?
SBI FXトレードは1通貨から取引できる業界最小単位が魅力のFX会社ですが、実際の評判やデメリットも気になるところです。
本記事では、SBI FXトレードの口コミや特徴、他社との比較、そして初心者が気をつけるべきポイントまで詳しく解説します。
この記事を読めば、SBI FXトレードがあなたに合ったFX会社かどうかが判断できるようになります。
少額からFXを始めたい方や、積立FXに興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
SBI FXトレードとは?
SBI FXトレードは、SBIグループが運営するFX専門会社です。
2011年のサービス開始以来、2025年5月時点で200万口座を突破する実績を持ち、多くのトレーダーから支持されています。
最大の特徴は、業界でも最小水準の1通貨単位から取引できる点で、初心者でも数円から本格的なFX取引を体験できます。
SBI FXトレードは金融庁に登録されたFX専業会社で、金融商品取引業者として関東財務局長(金商)第2635号の登録を受けています。
取扱通貨ペアは34種類と豊富で、米ドル/円やユーロ/円などの主要通貨ペアはもちろん、韓国ウォン/円やブラジルレアル/円などの珍しい通貨ペアも取引可能です。
取引ツールは、スマートフォンアプリ、WEB版、Windows専用のインストール型の3種類を用意しており、自分の取引スタイルに合わせて選べます。
米ドル/円が150円の場合、レバレッジ25倍なら約6円の証拠金で1通貨の取引が可能です。
多くのFX会社が1,000通貨単位や10,000通貨単位を最小取引単位としている中、SBI FXトレードでは本当に少額からFX取引を始められます。
「実際の値動きで1通貨単位から取引できるのは素晴らしい」という利用者の声もあり、デモトレードとは異なる実際の資金を使った取引経験を積めるのが魅力です。
SBI FXトレードは、国内最大級のネット金融グループであるSBIホールディングスの傘下企業です。
SBIグループは証券、銀行、保険など幅広い金融サービスを展開しており、その信頼性と安定性は業界でも高く評価されています。
顧客資産は信託保全により分別管理されており、万が一の場合でも資産が保護される仕組みになっています。
SBI FXトレードの良い評判・口コミ
実際の利用者からはどのような評価を受けているのでしょうか。
ここでは、SBI FXトレードの良い評判と具体的なメリットを5つ紹介します。
SBI FXトレード最大の特徴
1通貨単位から取引可能
約5円の証拠金でFX取引を始められる
初心者でも気軽に本番取引を体験できる
「取扱い通貨が1単位なので初心者は数百円から勉強がてらスタートできます」という口コミが示すように、SBI FXトレードの最大のメリットは圧倒的な少額取引です。
例えば、米ドル/円が150円の場合、1通貨の取引に必要な証拠金はレバレッジ25倍で約6円、レバレッジをかけない場合でも150円で取引できます。
これにより、「FXに興味はあるけど大きな資金を投入するのは怖い」という初心者でも、気軽に本番の取引を体験できるのです。
2025年10月時点で、1~100万通貨の米ドル/円スプレッドは0.18銭と業界最狭水準を実現しています。
ユーロ/円は0.38銭、ユーロ/米ドルは0.3pipsと、主要通貨ペアで軒並み低コストで取引できます。
「乱高下でもスプレッドだけはしっかり守ってた」という口コミもあり、相場が急変する場面でもスプレッドの安定性が評価されています。
SBI FXトレードは高水準のスワップポイントを提供しており、金利収益を重視したトレーダーにも人気です。
高金利通貨として知られる南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円などで高水準のスワップポイントを受け取れます。
「5万円程度の投資で毎日のドリンク代を稼げる南アフリカランドで積立式にコツコツ投資してます」という実際の運用例もあり、長期保有による金利収益を狙う戦略にも適しています。
SBI FXトレードでは34種類の通貨ペアを取り扱っており、すべて1通貨単位から取引可能です。
米ドル、ユーロ、英ポンドなどの主要通貨はもちろん、韓国ウォン、ブラジルレアル、人民元など、他のFX会社では取り扱いが少ないマイナー通貨ペアも充実しています。
これにより、分散投資や新興国通貨への投資機会が広がり、取引の幅が大きく広がります。
「1通貨からリスクを下げて米ドルを積み立てできるので、リスクを抑えつつ、効率的に外貨を持てる」と評価される積立FX(つみたて外貨)サービスも提供しています。
定期購入を設定すれば、毎日・毎週・毎月と自動で外貨を購入してくれるため、為替レートを気にせずドルコスト平均法での運用が可能です。
レバレッジも1倍~3倍の範囲で選択でき、リスクを抑えた外貨積立として活用できます。
SBI FXトレードの悪い評判・口コミ
メリットが多いSBI FXトレードですが、利用者からはデメリットを指摘する声もあります。
ここでは、実際の口コミをもとに4つのデメリットを正直に解説します。
SBI FXトレードには、多くのFX会社が提供しているデモトレード機能がありません。事前にツールの使用感を試したい方には不便に感じる可能性があります。
「練習からスタートと思ったが、初心者は他の取扱い会社を選んだ方が無難」という口コミもあり、事前にツールの使用感を試したい方には不便に感じるかもしれません。
ただし、1通貨から取引できるため、数円~数百円の少額で実際の取引を体験することで、デモトレードの代わりとして活用できます。
注文単位によりスプレッドが変化する特殊な仕組みであり、1~100万通貨では業界最狭水準ですが、100万通貨を超えるとスプレッドが広がります。
「100万通貨より多い取引ではスプレッドが広くなる」点は、大口取引をする上級者にとってはデメリットとなる可能性があります。
少額~中規模の取引では有利ですが、取引量が増えてきた場合は他社との併用も検討するとよいでしょう。
「アプリに関しては使う人の好みにも依存する」との口コミがあるように、取引ツールの評価は分かれています。
シンプルで使いやすいという肯定的な意見がある一方で、高度なテクニカル分析ツールやチャート描画機能を求める上級者には物足りないと感じる場合もあります。
「チャートから注文ができない」「MT4の方が使いやすい」という声もあり、本格的なテクニカル分析を重視する方は注意が必要です。
「経済指標発表の時とか、急に相場動くタイミングで注文がなかなか通らないことがある」という口コミがあります。
市場が大きく変動する時間帯や経済指標発表時には、スリッページ(発注価格と約定価格のズレ)が発生することがあるようです。
特に瞬時の判断が求められるスキャルピングやデイトレードを行う際には、この点を考慮する必要があります。
スプレッドとスワップポイントを詳しく解説
FX取引のコストとリターンを左右する重要な要素が、スプレッドとスワップポイントです。
ここでは、SBI FXトレードの具体的な数値とその特徴を詳しく見ていきます。
SBI FXトレードのスプレッドは取引数量によって変動する仕組みを採用しています。
2025年10月時点の1~100万通貨の基準スプレッドは以下の通りです。
| 通貨ペア | スプレッド(1~100万通貨) |
| 米ドル/円 | 0.18銭 |
| ユーロ/円 | 0.38銭 |
| 英ポンド/円 | 0.88銭 |
| 豪ドル/円 | 0.48銭 |
| ユーロ/米ドル | 0.3pips |
| 南アフリカランド/円 | 0.78銭 |
| メキシコペソ/円 | 0.18銭 |
これらの数値は業界最狭水準であり、取引コストを大幅に抑えられます。
SBI FXトレードのスプレッドは、取引数量が100万通貨を超えると広がる仕組みになっています。また、市場の流動性が低下する時間帯や経済指標発表時にはスプレッドが拡大する可能性があります。
「深夜や指標の発表時などは大きく動くことがあり、スプレッドが開くこともままあります」という口コミがあるように、市場の流動性が低下する時間帯や経済指標発表時にはスプレッドが拡大する可能性があります。
特に注意すべき時間帯は、早朝(日本時間6:00~7:00頃)、米国雇用統計やFOMC政策金利発表などの重要な経済指標発表時です。
スワップポイントは、保有している建玉を翌営業日に持ち越すことで付与され、各営業日の取引終了時点で取引口座に反映されます。
米ドルを1万通貨購入した場合、1年間で約5万9991円のスワップポイント(年利約3.894%)を受け取れる試算もあり、外貨預金と比較して圧倒的に高い金利収益が期待できます。
スワップポイントは日々変動するため、SBI FXトレードの公式サイトで最新の実績を確認することをおすすめします。
SBI FXトレードと他社を比較
SBI FXトレードを選ぶべきか判断するには、他のFX会社との違いを知ることが重要です。
ここでは、主要なFX会社との比較を通じて、それぞれの特徴を明らかにします。
GMOクリック証券は取引高で国内トップクラスのFX会社です。
最小取引単位は1,000通貨で、SBI FXトレードの1通貨と比べると少額取引では不利ですが、取引ツールの高機能性や約定力の高さで評価されています。
スプレッドは米ドル/円で0.2銭とSBI FXトレードと同水準ですが、取引数量による変動がない点が特徴です。
デモトレードも提供しているため、事前にツールを試したい方にはGMOクリック証券が向いています。
DMM FXでは取引する時間によってスプレッドが変動し、米ドル/円ペアで0.2銭と狭いスプレッドを提供しています。
最小取引単位は10,000通貨のため、まとまった資金で取引したい方に適しています。
24時間のサポート体制やデモトレード機能も充実しており、初心者向けのサポートが手厚い点が魅力です。
一方、少額から始めたい方には、1通貨から取引できるSBI FXトレードの方が適しています。
| 項目 | SBI FXトレード | GMOクリック証券 | DMM FX | 楽天証券 |
| 最小取引単位 | 1通貨 | 1,000通貨 | 10,000通貨 | 1,000通貨 |
| 米ドル/円スプレッド | 0.18銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
| 通貨ペア数 | 34種類 | 20種類 | 21種類 | 28種類 |
| デモトレード | なし | あり | あり | あり |
| 積立サービス | あり | なし | なし | なし |
[出典:各社公式サイト:2024年12月時点]
各社それぞれに強みがあるため、自分の取引スタイルや重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。
SBI FXトレードが向いている人・向いていない人
どんなに優れたFX会社でも、すべての人に最適とは限りません。
ここでは、SBI FXトレードがおすすめの人と、他社を検討すべき人の特徴を整理します。
SBI FXトレードは初心者やこれからFXを始める投資家が利用するFX口座としてもっともおすすめです。
「ロイターなどの提携ニュースを取り扱っていない」「100万通貨より多い取引ではスプレッドが広くなる」点がデメリットとなる場合は、他社との併用も検討しましょう。
積立FXの活用方法
SBI FXトレード独自のサービスである「積立FX(つみたて外貨)」は、リスクを抑えた外貨運用の選択肢として注目されています。
ここでは、積立FXの仕組みと具体的な活用方法を解説します。
積立FXでは一定期間ごとに自動で外貨を購入し続けられ、毎月・毎週・毎日購入を選択可能です。
通常のFX取引との主な違いは、定期購入時の買付コストが0円である点、レバレッジが最大3倍に制限されている点、そしてドルコスト平均法を自動で実践できる点です。
「レバレッジ1倍を選択すると、価格変動リスクは外貨預金とほぼ変わりません」とされており、リスクを抑えた運用が可能です。
例えば、毎月1万円ずつ米ドルを積み立てる場合を考えてみましょう。
米ドル/円が150円の時に購入すれば約66ドル、140円に下がった時に購入すれば約71ドルと、為替レートに応じて購入量が変動します。
これにより、高値づかみのリスクを分散し、平均購入単価を平準化できるのがドルコスト平均法の利点です。
レバレッジ2倍で運用すれば年率約8%の金利収益も期待でき、外貨預金の利息(メガバンクで0.010%)と比較して圧倒的に有利です。
積立FXにもリスクは存在します。為替変動により利益が得られる一方で、損失を被るリスクがあります。特に、円高が進行した場合には含み損が発生する可能性があり、レバレッジをかけている場合はその影響が大きくなります。
長期的な視点で運用し、一時的な為替変動に一喜一憂しないことが大切です。
FX初心者が気をつけたい5つのこと
SBI FXトレードは初心者に優しいFX会社ですが、FX取引そのものには注意すべきポイントがあります。
ここでは、初心者が陥りやすい失敗パターンと回避方法を解説します。
FXの最大の特徴であるレバレッジは、少額で大きな取引ができる反面、損失も拡大させるリスクがあります。
最大25倍までレバレッジをかけられますが、初心者は3~5倍程度に抑えることをおすすめします。
特に1通貨から取引できるSBI FXトレードでは、少額でも実践的な経験を積めるため、最初は低レバレッジで取引に慣れることを優先しましょう。
FX取引では、予想と反対方向に相場が動いて含み損を抱えることがあります。
重要なのは、感情的にならず冷静に状況を判断することです。
事前に損切りラインを決めておき、そのラインに達したら機械的に損切りする習慣をつけましょう。
「損失を取り戻そう」と無理な取引を重ねると、さらに損失が拡大する悪循環に陥る可能性があります。
米国雇用統計やFOMC政策金利発表などの重要な経済指標発表時には、スプレッドが大きく拡大することがあります。
この時間帯は市場のボラティリティ(価格変動)も大きくなるため、初心者は取引を避けるか、ポジションを事前に決済しておくことをおすすめします。
経済指標カレンダーを確認し、発表時刻を把握しておくことが大切です。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定水準を下回った場合に、強制的にポジションが決済される仕組みです。
SBI FXトレードでは、証拠金維持率が50%を下回るとロスカットが執行されます。
ロスカットを避けるには、余裕を持った証拠金管理が必要で、証拠金維持率は常に200%以上を保つことを目安にしましょう。
SBI FXトレードにはデモトレードがありませんが、1通貨から取引できるため実質的にデモトレードの代わりとして活用できます。
まずは1~10通貨程度の超少額で取引を始め、注文方法や取引ツールの使い方に慣れましょう。
損失が出ても数円~数十円程度に抑えられるため、心理的な負担も少なく、実際の資金を使った経験を積めます。
口座開設の手順と必要なもの
SBI FXトレードで取引を始めるには、まず口座開設が必要です。
ここでは、口座開設の具体的な手順と必要な書類を解説します。
口座開設には本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。
本人確認書類として利用できるのは、運転免許証、個人番号カード(マイナンバーカード)、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書などです。
マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー確認を同時に行えるため便利です。
スマートフォンで本人確認を行う「スマホで本人確認」を利用すれば、最短で翌営業日から取引を開始できます。
口座開設が完了したら、まずは取引ツールにログインして画面の使い方を確認しましょう。
入金はクイック入金サービスを利用すれば、提携金融機関から24時間リアルタイムで入金でき、振込手数料も無料です。
最初は少額を入金し、1通貨から取引を始めて操作に慣れることをおすすめします。
SBI FXトレードでは、スキャルピング(超短期売買)を明確に禁止する規約はありません。ただし、経済指標発表時など相場が急変するタイミングで約定力がやや弱いとの口コミもあるため、本格的なスキャルピングを行う場合は注意が必要です。
FXの利益は雑所得として扱われ、税率は一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)です。年間の利益が20万円を超える給与所得者や、38万円を超える専業主婦・学生などは確定申告が必要です。SBI FXトレードでは年間損益報告書を発行してくれるため、それをもとに確定申告を行います。損失が出た場合は、確定申告をすることで3年間の繰越控除が受けられます。
SBI FXトレードは、一般的な自動売買システムには対応していません。自動売買をメインで利用したい場合は、自動売買に対応している他のFX会社を検討する必要があります。
SBI FXトレードでは、クイック入金サービスと銀行振込の2つの入金方法があります。クイック入金サービスは提携金融機関から24時間リアルタイムで入金でき、振込手数料は無料です。通常の銀行振込も可能ですが、振込手数料は利用者負担となります。
はい、SBI FXトレードはスマートフォンアプリを提供しており、口座開設から取引、入出金まですべてスマホで完結できます。アプリは一画面に機能を集約したシンプルな設計で、外出先でも快適に取引できます。
取引スタイルや目的に応じて、複数のFX口座を使い分けるのは有効な戦略です。例えば、少額取引や積立FXはSBI FXトレード、デモトレードや高度なツールはGMOクリック証券、といった使い分けができます。
SBI FXトレードは、1通貨から取引できる業界最小水準の取引単位と業界最狭水準のスプレッド、高水準のスワップポイントが魅力のFX会社です。
SBIグループの信頼性と34種類の豊富な通貨ペア、そして独自の積立FXサービスにより、初心者から上級者まで幅広く対応できる総合力の高さが特徴といえます。
デモトレードがない点や100万通貨超でスプレッドが広がる点はデメリットですが、少額から実践経験を積める環境は他社にはない大きな強みです。
FX初心者で少額から始めたい方、積立FXでリスクを抑えた外貨運用をしたい方、スプレッドの狭さを重視する方には特におすすめのFX会社です。
一方、デモトレードで事前に練習したい方や大口取引をメインで行う方は、他社との併用も検討するとよいでしょう。
なお、FX取引には為替変動リスクがあり、レバレッジ取引では元本以上の損失が発生する可能性があります。投資判断は最終的にご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重にご検討ください。詳しくは各FX会社の公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。
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