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楽天証券で取引を始めようとしたら「取引暗証番号を入力してください」と表示されて、戸惑ったことはありませんか。
取引暗証番号は、株式の注文や出金など重要な操作を行う際に必要な4桁以上の番号です。
ログインパスワードとは別のもので、資産を守るための重要なセキュリティ機能なんです。
この記事では、取引暗証番号の変更・再設定の具体的な手順から、忘れた場合の対処法まで詳しく解説します。
SMS認証を使えば最短5分で再設定できますし、書面での手続きも可能です。
セキュリティを強化する方法や、よくあるトラブルの解決策も紹介しますので、安心して楽天証券を利用できるようになりますよ。
目次
楽天証券の取引暗証番号とは?
楽天証券では、口座にログインする際の「ログインパスワード」と、実際に取引を行う際の「取引暗証番号」という2つの認証情報を使い分けています。
この2段階の認証により、万が一ログイン情報が漏れた場合でも、不正な取引を防ぐ仕組みになっているんです。
取引暗証番号は、お客様の大切な資産を守るための最後の砦とも言える重要な番号です。
ログインパスワードが「家の鍵」だとすれば、取引暗証番号は「金庫の鍵」のようなものと考えると分かりやすいでしょう。
取引暗証番号は、資産に直接影響する重要な操作を行う際に必ず入力を求められます
具体的には、株式や投資信託の買付注文、売却注文を出すとき、登録した銀行口座への出金手続きを行うとき、そして登録情報の変更(住所変更、銀行口座の変更など)を行うときに必要です。
また、NISA口座での取引や、信用取引の新規建て、先物・オプション取引などでも取引暗証番号の入力が求められます。
つまり、「見るだけ」の操作には不要ですが、「実際にお金が動く操作」や「重要な情報を変更する操作」には必ず必要になると覚えておくと良いでしょう。
マーケットコール(電話取引)を利用する場合も、オペレーターに取引暗証番号を伝える必要があります。
電話口で番号を伝えることになるため、周囲に人がいない静かな場所から電話することをおすすめします
ログインパスワードと取引暗証番号の最も大きな違いは、その役割です。
ログインパスワードは楽天証券のウェブサイトやアプリにログインする際に使用し、取引暗証番号は実際に取引や重要な手続きを行う際に使用します。
設定形式も異なります。ログインパスワードは英数字を組み合わせた8文字以上の文字列ですが、取引暗証番号は2023年5月28日以降の新規設定では、数字・英字・記号を組み合わせた4桁以上20桁以内の文字列となっています。
ただし、2023年5月27日以前に設定された数字4桁の暗証番号も引き続き利用可能です。
セキュリティの観点から、ログインパスワードと取引暗証番号は必ず異なるものに設定しましょう。同じ番号を使い回すと、片方が漏れた際にもう片方も推測されやすくなり、不正アクセスのリスクが高まります
取引暗証番号を変更・再設定する2つの方法
楽天証券では、取引暗証番号を変更・再設定する方法として、Web上での手続きと書面での手続きの2つが用意されています。
Web手続きならSMS認証を使って最短5分程度で完了しますが、書面手続きは1週間程度かかります。
ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
Web上での変更・再設定は、SMS認証を利用する方法です。
この方法なら、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも手続きができ、最短5分程度で新しい取引暗証番号が設定できます。
ただし、事前にSMS認証の設定が必要です
SMS認証とは、登録した携帯電話番号にショートメッセージで送られてくる認証コードを入力することで本人確認を行う仕組みです。
これにより、第三者による不正な暗証番号変更を防ぐことができます。
SMS認証をまだ設定していない場合は、まず設定から始めましょう。
この携帯電話番号は、楽天証券に登録している連絡先電話番号と同じである必要があります
SMS認証の設定は一度行えば、その後の取引暗証番号の変更や再設定がスムーズになります。
セキュリティ強化の観点からも、SMS認証の設定を強くおすすめします。
SMS認証が設定済みの場合、取引暗証番号の変更・再設定は以下の手順で行います。
変更後は、すぐに新しい暗証番号で取引が可能になります
古い暗証番号は使えなくなりますので、新しい暗証番号を忘れないよう、安全な場所にメモしておくことをおすすめします。
SMS認証が利用できない場合や、携帯電話を持っていない場合は、書面での手続きが必要です。
この方法は手続きに1週間程度かかりますが、確実に変更・再設定ができます。
書面での手続きは、まず楽天証券のカスタマーサービスセンター(0120-885-687、携帯・PHS・IP電話からは03-6739-3322)に電話して、取引暗証番号変更の申請書類を請求します。
営業時間は平日8時30分から17時までです。
この時点から新しい暗証番号が有効になります。
書面での手続きは、申請書類の請求から完了までおおむね1週間から10日程度かかります。
年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇期間は、通常よりも時間がかかる場合があります。急ぎで取引したい場合は、できるだけSMS認証での手続きを利用することをおすすめします
書面手続き中も、ログインして口座の確認や情報の閲覧は可能ですが、取引暗証番号を忘れた場合は、新しい暗証番号が設定されるまで取引や出金ができません。
そのため、余裕を持って手続きを行いましょう。
取引暗証番号を忘れた・ロックされたときの対処法
取引暗証番号を忘れてしまった場合や、複数回間違えてロックされてしまった場合でも、適切な手順を踏めば復旧できます。
慌てずに、以下の方法を試してみてください。
取引暗証番号を一定回数(通常5回)連続して間違えると、セキュリティのため自動的にロックがかかります。
ロックがかかると、正しい暗証番号を入力してもエラーになり、取引や出金ができなくなります。
ロックがかかった場合、SMS認証が設定済みであれば、前述の「Web上での変更・再設定(SMS認証)」の手順で新しい暗証番号を設定することで、即座にロックが解除されます。これが最も早い解決方法です
SMS認証が設定されていない場合は、カスタマーサービスセンターに電話してロック解除を依頼するか、書面での暗証番号変更手続きを行う必要があります。
電話での依頼の場合、本人確認のため口座番号や生年月日などの情報を求められます。
SMS認証を設定していない場合、または携帯電話を紛失・機種変更してSMSが受信できない場合は、書面での手続きが必要です。
この場合、カスタマーサービスセンターに電話して「取引暗証番号変更届」を請求しましょう。
携帯電話の機種変更や電話番号の変更を行った場合は、SMS認証の設定を更新する必要があります。ただし、SMS認証の設定変更には現在の取引暗証番号が必要なため、暗証番号を忘れている場合は書面手続きとなります
海外在住などでSMS認証が利用できない環境の場合も、書面での手続きが基本です。
ただし、海外への書類送付には時間がかかるため、帰国予定がある場合は帰国後に手続きすることも検討しましょう。
取引暗証番号に関するトラブルや疑問がある場合は、楽天証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせることができます。
カスタマーサービスセンター連絡先
フリーダイヤル:0120-885-687
携帯・PHS・IP電話:03-6739-3322
営業時間:平日8時30分~17時(土日祝日は休業)
混雑する時間帯(平日9時〜10時、12時〜13時)を避けると、比較的スムーズに繋がります。
特に月曜日や連休明けは混雑しやすいため、時間に余裕を持って電話しましょう。
電話の際は、本人確認のため口座番号(6桁または7桁)、氏名、生年月日、登録住所などを聞かれます。これらの情報をあらかじめ手元に用意しておくと、スムーズに対応してもらえます
取引暗証番号の設定ルール
楽天証券では、セキュリティ強化のため、2023年5月28日から取引暗証番号の設定ルールが変更されました。
既存ユーザーへの影響も含めて、新旧のルールを正確に理解しておきましょう。
2023年5月28日以降に新規で取引暗証番号を設定する場合、または変更する場合は、数字・英字・記号を組み合わせた4桁以上20桁以内の文字列を設定する必要があります。
これにより、従来の数字4桁よりも大幅にセキュリティが強化されました。
使用できる文字
数字:0〜9
英字:大文字A〜Z、小文字a〜z
記号:一部の記号が利用可能
推測されやすい番号(生年月日、電話番号、連続した数字など)は避けるよう推奨されています
新ルールでは、より複雑な暗証番号を設定できるため、不正アクセスのリスクが大幅に低下します。
例えば「Ab12#xy」のように、数字・英字・記号を組み合わせた暗証番号が設定可能です。
2023年5月27日以前に数字4桁の取引暗証番号を設定済みの既存ユーザーは、そのまま従来の暗証番号を継続して利用できます。
新ルールへの変更は任意であり、強制ではありません。
ただし、セキュリティ強化の観点から、楽天証券は新ルールへの変更を推奨しています。特に、生年月日や電話番号の一部など、推測されやすい数字4桁を設定している場合は、早めに新ルールに基づいた複雑な暗証番号に変更することをおすすめします
既存の暗証番号から新ルールの暗証番号に変更する場合は、前述の「Web上での変更・再設定(SMS認証)」または「書面での変更・再設定」の手順で行えます。
一度新ルールの暗証番号に変更すると、旧ルールの数字4桁には戻せませんので、新しい暗証番号は忘れないようしっかり管理しましょう
初期設定で取引暗証番号を登録する方法
楽天証券の口座開設直後は、取引暗証番号が未設定の状態です。
初回ログイン時に必ず設定する必要がありますので、手順を確認しておきましょう。
口座開設が完了すると、楽天証券から「ログインID」と「初期パスワード」が記載された書類が郵送または電子交付されます。
これらを使って初回ログインを行うと、取引暗証番号の設定画面が表示されます。
設定した暗証番号は必ず安全な場所にメモしておき、第三者に知られないよう厳重に管理してください
セキュリティを確保するため、以下のような推測されやすい暗証番号は絶対に避けましょう。
安全な暗証番号を作るコツは、意味のない文字列を組み合わせることです
例えば、好きな言葉の頭文字と数字、記号を組み合わせる方法があります。
「My favorite color is Blue 2024」なら「MfciB24!」のような暗証番号が作れます。
また、他のサービス(銀行、クレジットカードなど)と同じ暗証番号を使い回さないことも重要です。万が一、他のサービスから情報が漏れた場合、楽天証券の口座も不正アクセスされるリスクが高まります
取引暗証番号のセキュリティを強化する方法
取引暗証番号は資産を守る重要な情報です。
より安全に楽天証券を利用するため、セキュリティを強化する具体的な方法を実践しましょう。
安全な暗証番号を作るには、「長さ」「複雑さ」「予測不可能性」の3つの要素が重要です。
新ルールでは最大20桁まで設定できますので、8桁以上の暗証番号を設定することをおすすめします。
桁数が多いほど、総当たり攻撃(あらゆる組み合わせを試す攻撃)に対して強くなります。
複雑さを高めるには、数字・英字(大文字・小文字)・記号をバランスよく組み合わせましょう。例えば「Rt9$kL2m」のように、規則性のない文字列が理想的です
キーボードの配列(qwertyなど)や、辞書に載っている単語(passwordなど)は避けてください
予測不可能性を高めるには、個人情報と関連のない文字列を選びましょう。
家族の誕生日、ペットの名前、車のナンバーなど、SNSやブログで公開している情報から推測される可能性のある内容は使わないことが大切です。
SMS認証は、パスワードや暗証番号に加えて、携帯電話に送信される認証コードによる本人確認を行う「二要素認証」の一種です。
これにより、万が一暗証番号が第三者に知られても、携帯電話を持っていなければ不正な変更ができないため、セキュリティが大幅に向上します。
SMS認証を設定しておくと、取引暗証番号の変更時だけでなく、将来的に楽天証券が提供する他のセキュリティ機能でも活用できる可能性があります
設定は無料で、5分程度で完了しますので、まだ設定していない方は早めに設定しましょう。
ただし、SMS認証を設定する携帯電話番号は、必ず本人が管理しているものを登録してください。機種変更や電話番号の変更を行った場合は、速やかに楽天証券に登録している情報を更新しましょう
取引暗証番号に関して、多くの方が疑問に思うポイントをFAQ形式でまとめました。
マーケットコール(電話取引)を利用する場合、オペレーターに取引暗証番号を口頭で伝える必要があります。
この際、周囲に人がいると暗証番号を聞かれてしまうリスクがあるため、必ず静かな場所から電話しましょう
また、電話での取引は録音されていますが、録音データは厳重に管理されています。
ただし、セキュリティの観点から、可能な限りWeb取引を利用し、電話取引は緊急時のみに留めることをおすすめします。
取引暗証番号は、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、どのデバイスからログインしても共通です。
一度設定した暗証番号は、すべてのデバイスで同じものを使用します。
デバイスごとに異なる暗証番号を設定することはできませんので、複数のデバイスで取引する場合は、それぞれのデバイスで同じ暗証番号を入力してください。
暗証番号を変更した場合も、すべてのデバイスで新しい暗証番号が有効になります。
セキュリティの観点から、取引暗証番号は定期的(半年〜1年に1回程度)に変更することが推奨されます。
特に、推測されやすい番号を設定している場合や、他のサービスと同じ番号を使っている場合は、早めに変更しましょう。
ただし、頻繁に変更しすぎると、暗証番号を忘れるリスクが高まります。変更する際は、新しい暗証番号を安全な方法で記録し、忘れないよう管理してください
パスワード管理アプリの利用も検討すると良いでしょう。
取引暗証番号は、たとえ家族であっても共有すべきではありません。
楽天証券の利用規約でも、暗証番号は本人のみが管理し、第三者に教えないよう定められています。
万が一、相続や緊急時に家族が口座にアクセスする必要がある場合は、暗証番号を共有するのではなく、遺言書や委任状などの正式な手続きを通じて対応しましょう
暗証番号の共有は、不正利用のリスクを高めるだけでなく、トラブルの原因にもなりかねません。
楽天証券の取引暗証番号は、株式の注文や出金など資産に直接関わる重要な操作を行う際に必要な4桁以上の番号で、ログインパスワードとは別に設定されています。
2023年5月28日以降は、数字・英字・記号を組み合わせた複雑な暗証番号が設定できるようになり、セキュリティが大幅に強化されました。
暗証番号を忘れた場合やロックされた場合でも、SMS認証を設定しておけば最短5分で再設定が可能です。
SMS認証が使えない場合は書面での手続きとなり、1週間程度かかりますので、事前にSMS認証を設定しておくことを強くおすすめします。
安全な暗証番号を作るには、生年月日や電話番号など推測されやすい情報を避け、数字・英字・記号を組み合わせた8桁以上の文字列を設定しましょう。
また、他のサービスとの使い回しは避け、定期的に変更することでセキュリティを保てます。
取引暗証番号は、お客様の大切な資産を守るための最後の砦です。適切に管理し、不正アクセスから資産を守りましょう。なお、取引暗証番号の管理は自己責任です。不正アクセスによる損失を防ぐため、適切な管理を心がけてください。詳しくは楽天証券公式サイトでご確認ください。
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