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SMBC日興証券への就職や転職を考えているけれど、実際の年収はどのくらいなのか気になっていませんか。
証券会社は高年収というイメージがある一方で、部門や役職によって大きな差があるとも聞きます。
この記事では、SMBC日興証券の平均年収から年齢別・職種別・役職別の詳細な年収データまで、公式情報と社員の口コミをもとに徹底解説します。初任給や賞与の仕組み、競合他社との比較、福利厚生まで、就職・転職の判断に必要な情報を網羅的にお伝えします。
これを読めば、SMBC日興証券での年収の実態とキャリアパスが明確になるはずです。
目次
SMBC日興証券の平均年収はいくら?
SMBC日興証券の年収を知る上で、まず押さえておきたいのが平均年収の全体像です。公式データと社員の口コミから、実際の年収水準を確認しましょう。
SMBC日興証券の有価証券報告書(2023年度)によると、平均年収は1,095万1,000円です。これは証券業界の中でも高い水準に位置しています。
また、平均勤続年数は14.9年で、離職率は4%と比較的安定した職場環境であることがわかります。
有価証券報告書の平均年収は全社員の平均値であり、部門や職種、年齢によって実際の年収は大きく異なる点に注意が必要です。投資銀行部門とリテール部門では年収に大きな開きがあります。
OpenWorkに投稿された947人の社員クチコミによると、SMBC日興証券の平均年収は746万円です。
一方、エン カイシャの評判では351人の回答により平均年収は703万円、年収範囲は250~2,000万円と報告されています。
有価証券報告書の数値と口コミサイトの数値に差があるのは、口コミサイトには若手社員の投稿が多く含まれるためです。また、OpenMoneyでは平均年収1,112万円、年収範囲300~5,000万円と報告されており、投稿者の属性によってデータにばらつきが見られます。
SMBC日興証券の年収を見る際には、いくつかの注意点があります。まず、配属部門によって年収水準が大きく異なる点です。投資銀行部門やグローバルマーケッツ部門は高年収ですが、リテール部門は相対的に低めです。
また、成果主義の色が強いため、同じ年齢・役職でも個人の業績によって年収に差が出ます。特に賞与は業績連動の要素が大きく、年度によって変動します。
初任給には退職金前払給3.7万円が含まれているため、実質的な基本給はこれを差し引いた金額となる点も理解しておく必要があります。
年齢別の年収はどう変わる?
SMBC日興証券でのキャリアを考える上で、年齢とともに年収がどのように変化するかは重要なポイントです。ここでは年代別の年収推移を詳しく見ていきます。
新卒で入社した場合、25歳で年収350万円~800万円程度と幅があります。これは配属部門や個人の業績によって差が出るためです。
入社3年目までは横並びで、4年目以降から業績による差が顕著になります。
30歳時点での年収は500万円~1,140万円と幅があり、この年代から年収の個人差が大きくなります。30歳で年収750万~900万円程度が標準的なレンジとされています。
30代前半にEクラス(管理職層)に昇格すると年収1,000万円に達しますが、同時に裁量労働制へ移行し、家賃補助制度などの対象外となります。
投資銀行部門では30歳時点で平均年収は推定2,000万円に達するとされ、リテール部門との年収格差が顕著になる年代です。
40代では年収1,136万円程度が平均的な水準とされています。この年代では管理職として部下を持ち、支店運営や部門マネジメントに携わる人が増えます。
投資銀行部門では40歳時点で平均年収3,000万円程度に達し、ハイエグゼクティブクラス(年収2,500万円以上/日本の全就業者のトップ0.2%以内)に到達します。一方、リテール部門でも課長・次長クラスに昇進すれば年収1,000万円超えは十分可能です。
ただし、この年代では昇進できるかどうかで年収に大きな差が出ます。同期でも管理職に昇進した人と一般社員のままの人では、年収に数百万円の差が生じることも珍しくありません。
50代では年収1,363万円程度が平均的な水準とされ、50歳を超えると年収1,000万円以上を得る社員が多くなります。部長・支店長クラスに昇進すれば年収2,000万円近くに達することもあります。
ただし、50代では役職定年や出向の可能性もあり、年収が頭打ちになったり減少したりするケースも見られます。また、成果を出せない場合は昇進が止まり、年収の伸びが鈍化することもあります。
SMBC日興証券では、配属される部門によって年収水準が大きく異なります。ここでは主要部門の年収を詳しく見ていきます。
SMBC日興証券の職種別平均年収で最も高いのは投資銀行職で1,217万円です。
投資銀行部門の特徴
若手の段階でも年収1,000万円を超えることは珍しくなく、経験を積み役職が上がるにつれて年収2,000万円、3,000万円、さらにそれ以上となることもあります
投資銀行部門の平均年収は推定1,500万円程度で、30歳時点で推定2,000万円、40歳時点で3,000万円程度に達します
M&A(企業の合併・買収)や資金調達支援など、専門性が高く責任の重い業務を担うため、報酬も高く設定されています
ただし、高い成果を求められるため長時間労働やプレッシャーも大きく、激務であることは覚悟が必要です。
リテール部門の平均年収は633万円で、投資銀行部門と比べると約600万円の差があります。営業職全体の平均年収は672万円です。
リテール営業では、個人や法人のお客様への資産運用コンサルティングが主な業務です。支店の業績や個人の営業成績によって賞与が変動するため、成果次第で年収を上げることは可能ですが、投資銀行部門ほどの高年収は難しいのが実情です。
ただし、ワークライフバランスは投資銀行部門より取りやすく、地域に根差したキャリアを築きたい人には適した部門と言えます。
グローバルマーケッツ部門の平均年収は1,462万円で、投資銀行部門と並んで高年収の部門です。機関投資家向けの株式・債券のセールス・トレーディング業務、市場調査などを担当します。
市場の動向を読み、顧客に最適な投資提案を行う高度な専門性が求められるため、報酬水準も高く設定されています。ただし、市場の変動に応じた柔軟な対応が必要で、プレッシャーも大きい部門です。
本社職の平均年収は824万円、スタッフ職は754万円です。システム部門やコーポレート部門(人事・経理・企画など)は、フロント部門と比べると年収は低めですが、ワークライフバランスは取りやすい傾向にあります。
事務職の平均年収は534万円で、総合職と比べると年収水準は低くなります。ただし、安定した勤務環境で長く働き続けられるメリットがあります。
| 職種 | 平均年収 | 特徴 |
| 投資銀行 | 1,217万円 | M&A・資金調達支援、高年収・激務 |
| グローバルマーケッツ | 1,462万円 | 機関投資家営業・トレーディング |
| 管理職 | 1,090万円 | 部門マネジメント |
| 企画職 | 1,042万円 | 経営企画・事業企画 |
| 本社職 | 824万円 | バックオフィス業務 |
| スタッフ職 | 754万円 | 支援業務 |
| 営業職 | 672万円 | リテール営業 |
| リテール部門 | 633万円 | 個人・法人向け資産運用コンサルティング |
| 事務職 | 534万円 | 事務サポート業務 |
年収データは個人の業績や経験年数により変動します。詳しくは各部門の採用情報をご確認ください。
役職別の年収
SMBC日興証券では、役職が上がるにつれて年収も大きく上昇します。ここでは役職別の年収目安を見ていきます。
入社1~5年目の一般社員では、初任給が大卒33.7万円、院卒35.3万円(退職金前払給3.7万円含む)からスタートします。初年度の年収は賞与を含めて420~560万円程度が目安です。
3年目までは横並びで昇給し、4年目以降から個人の業績による差が出始めます。リテール部門では年収400万円台~600万円台、投資銀行部門では600万円~800万円程度が一般的です。
最短4年目で課長代理に昇格できるとされており、このクラスになると年収は700万円~900万円程度に達します。部下を持つこともあり、マネジメント能力も求められるようになります。
課長代理クラスでは、まだ残業代が支給されることが多く、業績次第で賞与も増えるため、年収の伸びが大きい時期です。
課長職レベルで年収1,300万~1,400万円程度とされています。管理職クラスになると2,000万円近くもらえる場合もあるという口コミも見られます。
課長クラスになると裁量労働制が適用され、残業代は出なくなりますが、基本給と賞与が大幅に上がります。
Eクラスに昇格すると家賃補助制度などの対象外となるため、手取りベースでの増加幅は見かけほど大きくないこともあります。
次長・部長クラスになると、年収は1,500万円~2,000万円程度に達します。支店長や本部の部長職では、支店・部門全体の業績責任を負うため、成果次第でさらに高い報酬を得ることも可能です。
ただし、このクラスに到達できるのは同期の中でも一部の優秀な社員に限られます。昇進競争が激しく、実力と実績が厳しく問われます。
役員クラスになると、年収は3,000万円以上に達することもあります。取締役や執行役員として会社全体の経営に関わり、高い報酬を得られますが、到達できるのはごく一部のエリート社員のみです。
新卒でSMBC日興証券に入社する場合、採用コースによって初任給が異なります。ここでは各コースの初任給を詳しく見ていきます。
総合コース(全国型)の初任給は、四年制大学卒で33.7万円、大学院卒で35.3万円です(退職金前払給3.7万円を含む)。実質的な基本給は大卒30万円、院卒31.6万円となります。
全国転勤がある代わりに、初任給は高めに設定されており、様々な部門でキャリアを構築できる機会があります。リテール部門からスタートし、適性や希望に応じてホールセールやプロダクト部門などへの異動も可能です。
総合コース(地域型)は、転居を伴う異動がない地域限定型のコースです。初任給は全国型と同じ水準ですが、キャリアパスや昇進スピードには違いがあります。
地域型でも評価基準を満たすことにより、全国型へのステップアップが可能です。地域に根差して働きたい人に適したコースと言えます。
事務コースの初任給は、四年制大学・大学院卒で26.8万円、短大・専門卒で24万円です(退職金前払給3.7万円を含む)。実質的な基本給は大卒23.1万円、短大卒20.3万円となります。
事務コースは本社拠点での勤務が中心で、事務サポート業務に従事します。総合職と比べると初任給は低めですが、ワークライフバランスを重視したい人に適しています。
| コース | 初任給(月額) | 初年度年収目安 |
| 総合コース(大卒) | 33.7万円 | 420~560万円 |
| 総合コース(院卒) | 35.3万円 | 440~580万円 |
| 事務コース(大卒) | 26.8万円 | 330~400万円 |
| 事務コース(短大卒) | 24.0万円 | 300~370万円 |
初年度の年収は、賞与の支給月数や残業時間によって変動します。投資銀行部門など激務の部門では残業代が多く、初年度でも600万円を超えることがあります。
賞与(ボーナス)はどのくらい?
SMBC日興証券の年収を考える上で、賞与(ボーナス)の仕組みを理解することは重要です。賞与は年収の大きな部分を占め、個人の業績によって大きく変動します。
SMBC日興証券のボーナスは年に1度となっています。多くの企業では年2回(夏・冬)の賞与が一般的ですが、SMBC日興証券では年1回の支給です。
支給時期は夏季(6月~7月頃)が中心で、前年度の会社業績・支店業績・個人評価を総合的に勘案して金額が決定されます。
賞与の金額は会社の業績・支店の業績・個人の評価により決定されます。会社全体の業績が良ければベースとなる賞与原資が増え、さらに所属する支店の業績、個人の営業成績によって配分が決まります。
賞与の特徴
給与はほぼ変わらずにボーナスに反映される
賞与は業績に連動する部分が半分弱あり、年度によって変動します
成果主義の色が強く、実績を出した社員には手厚く報いる文化があります
OpenWorkに投稿されたリテール営業の口コミでは「1年目5万円、2年目53万円、3年目64万円、4年目108万円、5年目109万円、6年目125万円、7年目245万円」という事例が見られました。
1年目の賞与は極めて少額ですが、2年目以降は徐々に増加し、4年目以降は100万円を超えるようになります。7年目で245万円という事例からは、勤続年数が上がると賞与額も大幅に増加することがわかります。
投資銀行部門やグローバルマーケッツ部門では、さらに高額の賞与が支給されることもあり、年収の半分以上を賞与が占めるケースも珍しくありません。
証券会社の業績は市場環境に大きく左右されるため、景気後退期や市場の低迷期には賞与が大幅に減額されることがあります。過去には不祥事による業績悪化で賞与が大幅カットされた年もありました。
賞与は年収の変動要因となるため、安定した収入を求める人にとってはリスク要因となります。一方、成果を出せば高額の賞与を得られるため、実力主義を好む人には魅力的な制度と言えます。
給与制度と評価制度
SMBC日興証券の年収がどのように決定されるのか、給与制度と評価制度の仕組みを詳しく見ていきます。
給与の内訳は、基本給に加えて時間外勤務手当、通勤手当、単身赴任手当・単身赴任帰省手当などが支給されます。初任給には退職金前払給3.7万円が含まれているため、実質的な基本給はこれを差し引いた金額です。
若手のうちは残業代が支給されますが、Eクラス(管理職層)に昇格すると裁量労働制に移行し、残業代は出なくなります。その代わり、基本給と賞与が大幅に上がる仕組みです。
Eクラスに昇格すると家賃補助制度などの対象外となりますが、単身赴任手当等が手厚いため、総合的な待遇は向上します。
SMBC日興証券では「結果が全ての世界」「年次に関係なくできる人はボーナスで評価される」という成果主義の文化があります。3年目までは横並びで、4年目以降で賞与の差がつくようになります。
評価は半期ごとに行われ、営業成績・顧客満足度・チームへの貢献などが総合的に評価されます。リテール部門では預かり資産の増加額や手数料収入が主な評価指標となり、投資銀行部門では案件の成約数や金額が評価の中心です。
総合職に関しては最初はSクラスからスタートし、Eクラスへの昇格を目指します。Eクラスへの昇格が年収1,000万円の壁となっており、ここを突破できるかが大きな分岐点です。
昇給は年1回、4月に行われます。ボーナスが年々増える分、年収は上がっているが、基本給の上昇は緩やかという特徴があります。基本給の昇給額は年間数千円~数万円程度で、大幅な昇給は期待しにくい構造です。
年収を大きく上げるには、賞与を増やすこと、そして役職を上げることが重要です。特にEクラスへの昇格は年収を一気に引き上げる転換点となります。
入社3年目までは横並びで給与が決まりますが、4年目以降は実力主義に移行します。この時期から賞与の差が顕著になり、優秀な社員とそうでない社員で年収に大きな開きが出始めます。
最短4年目で課長代理に昇格できる人もいれば、何年経っても一般社員のままという人もいます。実力次第で早期にキャリアアップできる一方、成果を出せなければ昇進が遅れる厳しい環境です。
競合証券会社との年収比較
SMBC日興証券の年収水準を正しく理解するには、競合証券会社との比較が欠かせません。ここでは主要証券会社との年収比較を行います。
| 証券会社 | 平均年収 | データソース |
| 野村證券 | 約1,200万円 | 有価証券報告書 |
| SMBC日興証券 | 1,095万円 | 有価証券報告書(2023年度) |
| 大和証券 | 約1,000万円 | 有価証券報告書 |
| みずほ証券 | 約950万円 | OpenWork推定 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 約1,100万円 | OpenWork推定 |
野村証券の年収が比較的高額ですが、4社で大きな差は見られません。SMBC日興証券は業界の中でも上位の年収水準を維持しています。
野村證券は日本最大の証券会社であり、平均年収も業界トップクラスです。SMBC日興証券との差は約100万円程度ですが、これは会社全体の平均値であり、部門や役職によって差は異なります。
投資銀行部門では、初任給は野村證券が高いものの、残業代を含めた実質的な初年度年収では大きな差はありません。キャリアが進むにつれて、個人の実力次第で年収は大きく変わるため、会社間の差よりも個人の成果が重要になります。
大和証券の平均年収は約1,000万円で、SMBC日興証券より若干低い水準です。ただし、部門別に見ると大きな差はなく、リテール部門では同程度、投資銀行部門でもSMBC日興証券と遜色ない年収を得られます。
大和証券は独立系の証券会社として独自の強みを持っており、年収だけでなく企業文化や事業戦略の違いも考慮して選択する必要があります。
みずほ証券は同じメガバンク系の証券会社であり、SMBC日興証券と事業構造が似ています。平均年収はSMBC日興証券より若干低い約950万円程度ですが、部門によっては同等の年収を得られます。
みずほフィナンシャルグループ全体での人事異動の可能性もあり、銀行業務も含めた幅広いキャリアを考える人には魅力的な選択肢です。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーの合弁会社で、投資銀行業務に強みを持ちます。平均年収は約1,100万円とSMBC日興証券と同程度です。
外資系のノウハウを取り入れた高度な金融業務に携われる点が魅力で、投資銀行部門を志望する人には有力な選択肢となります。
公式データだけでは見えてこない、実際の社員の生の声を紹介します。年収に対する満足度や実態を確認しましょう。
「給与はほぼ変わらずにボーナスに反映される。退職金がないのもあるが、結構いい。賞与は夏でほぼ決まる」(リテール、在籍3年未満、新卒入社、男性)
「ボーナスが年々増える分、年収は上がっているが、基本給の上昇は緩やか」(企画部門、在籍3~5年、新卒入社、男性)
「結果が全ての世界。年次に関係なくできる人はボーナスで評価される」(支店営業、在籍3~5年、新卒入社)
「総合職に関しては最初はSクラスからスタート。Sクラスのうちは残業代が支給され、Eクラスになると裁量労働制になる」(営業部門、在籍10~15年、新卒入社、男性)
「職位が上がった時点で家賃補助、残業代は出なくなるが、給料が上がる他、単身赴任手当等が手厚いためそこまでの不満は出ない印象」(営業、在籍3~5年、新卒入社、男性)
「給与水準は平均より良い水準ではと思います。ただ労働時間はそれなりにあります」(経営管理、在籍6~10年、女性)
「年功序列で、金融機関の平均的な妥当な数値。昇給は年に一回ある」(クライアントサービス、在籍3年未満、女性)
「妥当だと思うが、同業と比べるとやや給与基準は低めと聞いたことがある」(クライアントサービス、中途入社)
「同年代比較しても、給与の水準は高いと考えられる。営業部門であれば、賞与で差がつく」(営業部門)
年収の額面だけでなく、福利厚生や実際の手取り額も重要な判断材料です。ここでは年収以外の待遇を詳しく見ていきます。
「給与は良いと思います。特に家賃補助がいい」(営業、在籍5~10年、新卒入社、男性)という口コミがあり、住宅関連の福利厚生が充実しています。
「営業で入社した方は、実家もしくは寮に入ることになる」とされており、若手のうちは寮や社宅を利用できます。ただし、Eクラスに昇格すると家賃補助制度の対象外となります。
単身赴任手当・単身赴任帰省手当も支給されますので、転勤があっても経済的負担は軽減されます。
SMBC日興証券では退職金前払制度を採用しており、初任給に退職金前払給3.7万円が含まれています。つまり、退職時にまとまった退職金を受け取るのではなく、毎月の給与に上乗せして支給される仕組みです。
この制度のメリットは、若いうちから高い給与を得られることですが、デメリットとして退職時にまとまった資金が手に入らない点があります。自己責任で資産形成を行う必要があります。
充実した福利厚生
育児短時間勤務(子供が中学校に入学する前月まで、30分刻み最長2時間30分短縮可能)
介護休業・介護短時間勤務
健康管理(定期健診、人間ドック、季節性インフルエンザ予防接種補助等)
出産育児一時金
託児補給金制度(小学校就学前の子供について、延長保育等の費用を月額2万円まで補助)
SMBCグループの福利厚生制度を利用でき、保養所やスポーツクラブの優待、財形貯蓄制度なども整備されています。提携先のホテル等もあります。
SMBC日興証券の平均年収728万円から税金や社会保険料を差し引くと、手取りの年収は約546万円、手取りの月収は約46万円です。
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、年収728万円の場合、年間の手取り額は約571万円、ひと月あたりの手取り額は約47.6万円となります。
年収1,000万円の場合、手取りは約720万円~750万円程度となり、額面の約72~75%が手取りとなります。高年収になるほど税率が上がるため、手取り率は下がります。
住宅手当や各種手当を含めた実質的な待遇を考慮すると、生活水準はさらに向上します。
年収アップのためのキャリア戦略
SMBC日興証券で年収を上げるため、または転職で年収アップを実現するための具体的な戦略を紹介します。
社内で年収を上げるには、まず営業成績を上げて賞与を増やすことが基本です。「結果が全ての世界」「年次に関係なくできる人はボーナスで評価される」という文化があるため、実績を出せば若手でも高い賞与を得られます。
次に、Eクラス(管理職層)への早期昇格を目指すことが重要です。最短4年目で課長代理に昇格できる可能性があり、ここを突破できれば年収1,000万円の壁を越えられます。昇格には営業成績だけでなく、マネジメント能力やリーダーシップも求められます。
また、投資銀行部門やグローバルマーケッツ部門への異動を目指すのも有効な戦略です。これらの部門は年収水準が高く、専門性を高めることで高年収を実現できます。社内の公募制度を活用して、希望する部門への異動を申請することも可能です。
中途転職でSMBC日興証券に入社する場合、前職の年収や経験・スキルを基に年収が決定されます。交渉のポイントは、自分の市場価値を正確に把握し、具体的な実績を示すことです。
投資銀行部門やグローバルマーケッツ部門では、専門性の高いスキルを持つ人材には高い年収を提示する傾向があります。特定の業界知識やM&A案件の経験、資格(CFA、証券アナリストなど)があれば、交渉材料として有効です。
また、競合他社からの転職の場合、前職の年収を維持または上回る条件を引き出せる可能性が高まります。複数の証券会社から内定を得て、条件を比較しながら交渉するのも一つの戦略です。
SMBC日興証券での経験は、転職市場で高く評価されます。特に投資銀行部門やグローバルマーケッツ部門での経験は、外資系金融機関や他の大手証券会社への転職で有利に働きます。
リテール部門での経験も、資産運用コンサルティングのスキルとして評価され、金融機関の営業職や資産運用会社への転職が可能です。また、SMBCグループ内の異動(三井住友銀行など)も選択肢となります。
転職で年収アップを実現するには、SMBC日興証券で実績を積み、専門性を高めることが重要です。特に若いうちに高度な金融スキルを身につけることで、30代・40代でのキャリアの選択肢が大きく広がります。
SMBC日興証券の年収について、有価証券報告書や社員の口コミをもとに詳しく解説してきました。平均年収は746万円~1,095万円と幅がありますが、これは配属部門や役職、個人の業績によって大きく変動するためです。
投資銀行部門では平均1,217万円、グローバルマーケッツ部門では1,462万円と高年収が期待できる一方、リテール部門では633万円と部門間で約600万円の差があります。初任給は大卒33.7万円、院卒35.3万円からスタートし、賞与は年1回、会社業績・支店業績・個人評価により決定されます。
競合証券会社と比較しても、SMBC日興証券の年収水準は業界上位に位置しており、福利厚生も充実しています。年収を上げるには、営業成績を上げて賞与を増やすこと、Eクラスへの早期昇格を目指すこと、高年収部門への異動を目指すことが有効です。
なお、年収データは推定値・口コミベースの情報を含みます。実際の年収は個人の能力・業績・配属部門により異なります。詳しくはSMBC日興証券の採用情報をご確認ください。
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