SBI証券5,000円キャンペーン終了|今お得な口座開設方法

FX取引を始めたいけれど、どの証券会社を選べばいいか迷っていませんか。
SBI証券は国内最大手のネット証券として知られていますが、FXサービスの評判や実力はどうなのでしょうか。
実は、SBI証券のFXには主要FX会社と比較して狭い水準のスプレッドや豊富な通貨ペアなど、多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
この記事では、SBI証券のFXの特徴から実際の口コミ、他社との比較まで、初心者にも分かりやすく解説します。
記事を読めば、あなたに合ったFX会社を選ぶための判断材料が手に入りますよ。
目次
SBI証券のFXとは
SBI証券のFXは、国内最大手のネット証券であるSBI証券が提供する外国為替証拠金取引サービスです。
SBIグループの信頼性と安定したシステムを背景に、多くの投資家から支持を集めています。
SBI証券のFXサービスは「SBI FX α」という名称で提供されており、SBIグループのFX専門会社「SBI FXトレード」とは別のサービスとなります。
SBI証券の総合口座を持っている方なら、追加の手続きで簡単にFX取引を始められるのが特徴です。
証券口座との一体的な資産管理ができる点が最大の特徴です。株式投資とFX投資を同じ画面で確認でき、資金移動もスムーズに行えます。
SBI証券で株式を保有している場合、その株式を担保として差し入れることで、追加入金なしでFX取引を始めることも可能なんです。
取引手数料は無料で、口座開設や維持管理にも一切費用がかかりません。初心者から経験者まで幅広い層が利用しやすい環境が整っています。
SBI証券のFXの主な取引条件を見ていきましょう。
取扱通貨ペアは34種類と豊富で、米ドル/円やユーロ/円などのメジャー通貨ペアから、南アフリカランド/円やメキシコペソ/円などの高金利通貨まで幅広くカバーしています。
主な取引条件
最小取引単位:1,000通貨から(FXミニは1通貨から)
レバレッジ:最大25倍
スプレッド:米ドル/円で0.2銭程度(原則固定・例外あり)
レバレッジは最大25倍まで設定でき、少額の証拠金で大きな取引ができます。
ただし、レバレッジが高いほどリスクも大きくなる点には注意が必要です。
取引ツールはPC版の「HYPER SBI 2」とスマホアプリ「SBI証券 FXアプリ」が用意されており、いつでもどこでも取引が可能です。
SBI証券のFXの5つのメリット
SBI証券のFXが多くの投資家から選ばれているのには、明確な理由があります。
ここでは、特に注目すべき5つのメリットを詳しく解説していきます。
SBI証券のFXは、主要FX会社と比較して狭い水準のスプレッドを提供しており、取引コストを抑えられます。
スプレッドとは、通貨を買う時と売る時の価格差のことで、実質的な取引コストとなります。
主要通貨ペアのスプレッド(2024年12月時点)
米ドル/円:0.2銭程度(原則固定・例外あり)
ユーロ/円:0.4銭程度
ポンド/円:0.9銭程度
短期売買を繰り返すデイトレーダーにとって、スプレッドの狭さは取引コストを抑える重要な要素です。
1日に何度も取引する場合、スプレッドが0.1銭違うだけで年間の取引コストに大きな差が生まれます。
SBI証券のFXでは34種類もの通貨ペアを取り扱っており、多様な取引戦略に対応できます。
米ドル/円やユーロ/円といったメジャー通貨ペアはもちろん、豪ドル/スイスフランやユーロ/NZドルなどのマイナー通貨ペアも取引可能です。
特に注目すべきは、高金利通貨ペアのラインナップです。南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円など、スワップポイント狙いの長期投資に適した通貨ペアも充実しています。
投資スタイルや相場環境に応じて、柔軟に通貨ペアを選択できるのは大きな魅力ですね。
初心者の方は、まず米ドル/円のような流動性の高いメジャー通貨ペアから始めて、慣れてきたら他の通貨ペアにも挑戦するのがおすすめです。
SBI証券のFXの最大の特徴は、証券口座との一体的な資産管理ができる点です。
株式投資、投資信託、FX取引をすべて一つの画面で確認でき、資産全体の状況を把握しやすくなります。
証券口座連携のメリット
リアルタイムの資金移動が可能
株式を担保にFX取引ができる
資産全体を一画面で管理
証券口座とFX口座の間で資金移動がリアルタイムで行えるため、投資機会を逃しません。
株式市場が低迷している時はFXに資金を振り向け、株式市場が活況な時は株式投資に集中するといった柔軟な資産配分が可能です。
さらに、SBI証券で保有している国内株式を担保として差し入れることで、追加入金なしでFX取引を始められます。株式の保有を継続しながらFX取引ができるため、資金効率が大幅に向上します。
SBI証券のFXでは、PC版とスマホ版の取引ツールが無料で提供されています。
PC版の「HYPER SBI 2」は、リアルタイムのレート表示、高機能チャート、ワンクリック注文など、本格的なトレードに必要な機能が揃っています。
スマホアプリ「SBI証券 FXアプリ」は、外出先でも快適に取引できるよう設計されています。チャート分析、注文発注、ポジション管理など、PC版と同等の機能をスマホで利用可能です。
通勤時間や休憩時間など、ちょっとした空き時間を活用して取引できるのは便利ですね。
初心者の方でも直感的に操作できるシンプルなインターフェースが特徴で、複雑な設定なしにすぐ取引を始められます。ただし、一部の口コミでは「ツールの使い勝手がやや物足りない」という声もあるため、事前に確認してみるのがおすすめです。
SBI証券は国内最大手のネット証券として、約1,500万口座を超える顧客基盤を持っています。
SBIホールディングスという大手金融グループの傘下にあり、財務基盤も安定しています。
金融庁に正式登録された金融商品取引業者として、厳格な法令遵守体制を整えています。顧客の資産は分別管理されており、万が一SBI証券が破綻した場合でも、投資者保護基金によって1,000万円まで保護される仕組みがあります。
システムの安定性も高く、取引の約定力にも定評があります。
重要な経済指標発表時でも比較的安定して取引できる環境が整っているため、初心者の方でも安心して利用できるでしょう。
SBI証券のFXの3つのデメリット
SBI証券のFXには多くのメリットがある一方で、利用する前に知っておくべきデメリットも存在します。
公平な判断材料として、注意すべき3つのポイントを解説します。
SBI証券のFXの大きなデメリットとして、スワップポイントが他の主要FX会社と比較してやや低めに設定されている点が挙げられます。
スワップポイントとは、2つの通貨の金利差によって発生する利益または損失のことです。
例えば、高金利通貨として人気の南アフリカランド/円やメキシコペソ/円のスワップポイントを見ると、GMOクリック証券や外為どっとコムなどの方が高い水準を提示していることが多いんです。長期保有でスワップポイントを狙う投資スタイルの方にとって、この差は無視できません。
短期売買中心の方にはあまり影響しませんが、スワップポイント狙いの長期投資を考えている方は、他社との比較を慎重に行う必要があります。
投資スタイルに応じて、スワップポイントの高いFX会社と使い分けるのも一つの方法でしょう。
SBI証券のFXは、他の主要FX会社と比較してキャンペーンの実施頻度や内容が控えめな傾向にあります。
多くのFX会社では、新規口座開設キャッシュバックや取引高に応じたボーナスなど、積極的なキャンペーンを展開しています。
DMM FXやGMOクリック証券では、新規口座開設と一定の取引高達成で数万円から数十万円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを常時実施しています。
一方、SBI証券のFXでは、そのようなキャンペーンが少ないか、実施されていても条件が厳しめに設定されていることがあります。
ただし、キャンペーン目当てで口座を開設しても、取引条件が自分に合わなければ意味がありません。キャンペーンよりも、スプレッドの狭さや取引ツールの使いやすさなど、長期的に重要な要素を優先して選ぶことをおすすめします。
SBI証券のFXでは、マーケット情報やレポートなどの情報コンテンツが、他の専業FX会社と比較してやや物足りないという声があります。
外為どっとコムやヒロセ通商などの専業FX会社では、アナリストによる詳細なレポートや初心者向けの学習コンテンツが充実しています。
SBI証券でも基本的なマーケット情報は提供されていますが、FX初心者が学習するための教育コンテンツや、経験者向けの高度な分析レポートの量では、専業FX会社に一歩譲る印象です。
FXの知識を深めながら取引したい方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、SBI証券は総合証券会社として株式市場の情報には強みがあります。FXと株式の両方に投資する方にとっては、総合的な情報収集ができるメリットもあるでしょう。情報収集は他のサイトやアプリを併用することで補うこともできます。
SBI証券のFXを実際に利用しているユーザーの生の声を見ていきましょう。
良い評判と悪い評判の両方を紹介することで、リアルな使用感が分かります。
SBI証券のFXに関する良い評判として、以下のような声が多く見られます。
特に、スプレッドの狭さと証券口座との連携機能については高く評価する声が多く見られます。
既にSBI証券で株式投資をしている方からは、資産を一元管理できる利便性が好評です。大手証券会社としての信頼性や安定したシステムも、ユーザーから支持される理由となっています。
一方で、SBI証券のFXに関する悪い評判や改善を求める声も存在します。
特に、スワップポイントの低さと取引ツールの使い勝手については、改善を求める声が多く見られます。
デモ口座が提供されていない点も、FX初心者にとってはハードルとなっているようです。
ただし、これらのデメリットは投資スタイルによっては大きな問題にならない場合もあります。短期売買中心の方や、既にFX経験がある方にとっては、それほど気にならないポイントかもしれません。
SBI証券のFXと他社を比較
SBI証券のFXを選ぶべきか、それとも他社を選ぶべきか。
主要なFX会社3社と具体的に比較して、それぞれの特徴を見ていきましょう。
| 項目 | SBI証券 FX | GMOクリック証券 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨(一部10,000通貨) |
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭 | 0.2銭 |
| 通貨ペア数 | 34種類 | 20種類 |
| スワップポイント(南アランド/円) | やや低め | 高水準 |
| 取引ツール | HYPER SBI 2、スマホアプリ | はっちゅう君FX+、プラチナチャート |
| デモ口座 | なし | あり |
GMOクリック証券は、FX取引高で国内トップクラスの実績を持つFX会社です。
スプレッドの狭さではSBI証券と同水準ですが、スワップポイントの高さや取引ツールの充実度ではGMOクリック証券が優位です。
SBI証券の強みは通貨ペアの豊富さと証券口座との連携です。株式投資とFXを両方行いたい方や、マイナー通貨ペアも取引したい方にはSBI証券が向いています。
一方、FX専業で取引したい方や、スワップポイント狙いの投資をしたい方には、GMOクリック証券の方がおすすめです。
| 項目 | SBI証券 FX | DMM FX |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 | 10,000通貨 |
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭 | 0.2銭 |
| 通貨ペア数 | 34種類 | 21種類 |
| スワップポイント | やや低め | 高水準 |
| サポート体制 | 通常 | 24時間対応 |
| キャッシュバック | 少なめ | 最大20万円 |
DMM FXは初心者に人気のFX会社で、充実したサポート体制と豊富なキャンペーンが特徴です。
ただし、最小取引単位が10,000通貨からとなっているため、少額から始めたい方にはSBI証券の方が適しています。
DMM FXの強みは、24時間対応のカスタマーサポートと高水準のスワップポイントです。FX初心者で手厚いサポートを受けたい方や、ある程度まとまった資金で取引したい方にはDMM FXがおすすめです。
一方、少額から始めたい方や、証券投資と併用したい方にはSBI証券が向いているでしょう。
| 項目 | SBI証券 FX | 外為どっとコム |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭 | 0.2銭(キャンペーン時) |
| 通貨ペア数 | 34種類 | 30種類 |
| 情報コンテンツ | 普通 | 非常に充実 |
| 学習コンテンツ | 少なめ | 豊富 |
| 積立FX | なし | あり |
外為どっとコムは、FX専業会社として長い歴史を持ち、情報コンテンツの充実度では業界トップクラスです。
アナリストによる詳細なレポートや初心者向けの学習コンテンツが豊富で、FXの知識を深めながら取引したい方に最適です。
また、「らくらくFX積立」というサービスを提供しており、ドルコスト平均法で外貨を積み立てられます。SBI証券にはこのようなサービスがないため、長期的にコツコツ外貨を積み立てたい方には外為どっとコムがおすすめです。
一方、証券投資との連携を重視する方や、より多くの通貨ペアで取引したい方にはSBI証券が向いています。
FXにおすすめの証券会社3社
SBI証券以外にも、FX取引におすすめの証券会社があります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約540,000口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【1約定ごとプラン】 ~5万円:50円 ~10万円:90円 ~20万円:100円 ~50万円:260円 ~100万円:460円 ~150万円:550円 ~3,000万円:880円 3,000万円超:930円【1日定額プラン】 ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 300万円超:以降100万円ごとに295円加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・ETF・REITの売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 38銘柄(2025年4月24日時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 投資信託(112銘柄) |
| 投資信託 | 約120本(すべて購入時手数料無料) |
| 外国株 | 米国:4,300銘柄 |
| 取引ツール(PC) | スーパーはっちゅう君 / はっちゅう君 |
| スマホアプリ | GMOクリック 株 |
| 提携銀行口座 | GMOあおぞらネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | なし |
| 口座開設スピード | 最短2営業日後(オンライン申込) |
GMOクリック証券は、FX取引高で国内トップクラスの実績を誇る人気のFX会社です。
多くのトレーダーから支持される理由は、主要FX会社と比較して狭い水準のスプレッドと高機能な取引ツールにあります。
GMOクリック証券の特徴
高速約定と豊富なテクニカル指標
高水準のスワップポイント
デモ口座で練習可能
特に「はっちゅう君FX+」というPC版取引ツールは、プロトレーダーからも高く評価されています。
スマホアプリも使いやすく、外出先でも快適に取引できます。
スワップポイントも高水準で、特に高金利通貨ペアのスワップポイントは業界トップクラスです。短期売買から長期保有まで、幅広い投資スタイルに対応できる総合力の高さが魅力です。
DMM FXは、初心者から経験者まで幅広い層に人気のFX会社です。
最大の特徴は、充実したサポート体制と分かりやすい取引画面にあります。24時間対応のカスタマーサポートがあり、LINE・メール・電話で気軽に問い合わせできます。
取引ツールはシンプルで直感的に操作でき、FX初心者でもすぐに使いこなせるよう設計されています。
スマホアプリ「DMM FX」は、操作性の良さで高い評価を得ています。チャート分析から注文発注まで、スマホ一つで完結できる手軽さが魅力です。
新規口座開設キャンペーンも積極的に実施しており、条件達成で最大20万円のキャッシュバックが受けられることもあります。ただし、最小取引単位が10,000通貨からとなっているため、ある程度まとまった資金で取引したい方向けです。
外為どっとコムは、FX専業会社として20年以上の歴史を持つ老舗のFX会社です。
最大の強みは、圧倒的な情報コンテンツの充実度にあります。著名アナリストによる詳細なレポートが毎日配信され、相場の見通しや注目ポイントを学べます。
初心者向けの学習コンテンツも豊富で、「マネ育チャンネル」では動画やセミナーでFXの基礎から応用まで学べます。
FXの知識を深めながら取引したい方にとって、これほど充実した環境はなかなかありません。
また、「らくらくFX積立」というサービスを提供しており、毎月一定額を自動的に外貨に積み立てられます。ドルコスト平均法で為替リスクを分散しながら、長期的に外貨資産を形成できます。
スプレッドも主要FX会社と比較して狭い水準で、取引コストを抑えながら学びながら投資できる理想的な環境が整っています。
SBI証券のFXがおすすめな人・向いている人
SBI証券のFXは誰にでもおすすめというわけではありません。
自分の投資スタイルや状況に合っているかを確認してみましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
既にSBI証券で株式投資や投資信託をしている方にとって、SBI証券のFXは非常に相性が良い選択肢です。
証券口座とFX口座を一つの画面で管理でき、資金移動もリアルタイムで行えます。
特に便利なのが、保有している国内株式を担保として差し入れられる機能です。株式を売却することなく、その評価額の一定割合をFX取引の証拠金として利用できます。
株式の配当金や値上がり益を享受しながら、FX取引もできるという一石二鳥の仕組みです。
また、SBI証券の総合口座で資産全体を把握できるため、株式とFXのバランスを考えながら投資戦略を立てやすくなります。
取引コストを最小限に抑えたい方にとって、SBI証券のFXは魅力的な選択肢です。
主要FX会社と比較して狭い水準のスプレッドにより、短期売買を繰り返しても取引コストが積み上がりにくい環境が整っています。
少額から始めたい初心者の方にとっても、コストを抑えられるのは大きなメリットです。
株式投資とFX投資の両方を行いたい方にとって、SBI証券のFXは理想的な環境を提供します。
一つの証券会社で複数の金融商品を取引できるため、資産管理が非常にシンプルになります。
例えば、株式市場が低迷している時期はFXに資金を振り向け、株式市場が活況な時期は株式投資に集中するといった柔軟な資産配分が可能です。
市場環境に応じて機動的に投資戦略を変更できるのは、総合証券会社ならではの強みです。
また、確定申告の際も、株式とFXの損益を一つの証券会社でまとめて確認できるため、税務処理が楽になります。複数の証券会社を使い分けると管理が煩雑になりがちですが、SBI証券一つで完結できれば、時間と手間を大幅に削減できるでしょう。
FX取引を始める前に、基本的な仕組みとリスクを理解しておくことが重要です。
ここでは、FX初心者が必ず押さえておくべき基礎知識を解説します。
FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」と呼ばれます。
簡単に言えば、異なる2つの国の通貨を交換して、その価格差から利益を得る取引のことです。
例えば、1ドル=100円の時に100万円で1万ドルを購入し、1ドル=110円になった時に売却すれば、110万円になり10万円の利益が出ます。このように、為替レートの変動を利用して利益を狙うのがFX取引の基本です。
FXの大きな特徴は、24時間取引できることです。株式市場は平日の日中しか開いていませんが、FX市場は世界中で取引されているため、平日なら24時間いつでも取引できます。会社員の方でも、仕事が終わった夜の時間帯に取引できるのは大きなメリットですね。
また、買いからだけでなく売りからも取引を始められるため、円高・円安どちらの局面でも利益を狙えます。
レバレッジとは、少額の資金で大きな金額の取引ができる仕組みのことです。
日本のFX取引では、最大25倍のレバレッジをかけることができます。例えば、10万円の証拠金があれば、最大250万円分の取引が可能になります。
レバレッジの魅力は、少ない資金で大きな利益を狙えることです。しかし、その反面、損失も拡大するリスクがあります。レバレッジ25倍で取引している場合、為替レートが4%不利に動いただけで、証拠金がすべて失われる可能性があるんです。
初心者の方は、まずは低いレバレッジ(3倍〜5倍程度)から始めることをおすすめします。
取引に慣れてきて、リスク管理ができるようになってから、徐々にレバレッジを上げていくのが安全です。
スプレッドとは、通貨を買う時の価格(Ask)と売る時の価格(Bid)の差のことです。これが実質的な取引コストとなります。
例えば、米ドル/円の買値が100.00円、売値が99.98円の場合、スプレッドは0.02円(2銭)となります。
スプレッドは狭ければ狭いほど、取引コストが安くなります。特に短期売買を繰り返す方にとって、スプレッドの狭さは非常に重要です。
スワップポイントとは
2つの通貨の金利差によって発生する利益または損失
高金利通貨を買うと毎日受け取れる
低金利通貨を買うと毎日支払う必要がある
スワップポイント狙いの長期投資では、このスワップポイントの高さが重要な判断基準となります。
証拠金とは、FX取引を行うために必要な担保のようなものです。
レバレッジをかけて取引する場合、取引金額の一定割合の証拠金を預ける必要があります。例えば、レバレッジ25倍で100万円分の取引をする場合、必要な証拠金は4万円(100万円÷25倍)となります。
証拠金維持率とは、現在の証拠金が必要証拠金に対してどれくらいの割合を占めているかを示す指標です。
含み損が拡大すると証拠金維持率が低下し、一定の水準(多くの場合50%〜100%)を下回ると、強制的にポジションが決済されます。これをロスカットと呼びます。
ロスカットは、証拠金以上の損失を防ぐための仕組みですが、想定外のタイミングで強制決済されることもあります。
ロスカットを避けるためには、余裕を持った証拠金管理が重要です。証拠金維持率を常に200%以上に保つことを目安にすると、急な相場変動にも対応しやすくなります。
SBI証券のFX口座開設の流れ
SBI証券のFX口座を開設する手順を具体的に解説します。
スムーズに口座開設できるよう、必要書類と手順を事前に確認しておきましょう。
SBI証券のFX口座を開設するには、以下の書類が必要です。事前に準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。
既にSBI証券の総合口座を持っている方は、本人確認書類の提出が省略できる場合があります。
総合口座を持っていない方は、まず総合口座を開設してから、FX口座を追加で開設する流れになります。
書類の提出方法は、スマホで撮影してアップロードする方法が最も簡単です。郵送での提出も可能ですが、口座開設までに時間がかかります。スマホでの提出なら、最短翌営業日に口座開設が完了することもあります。
SBI証券のFX口座開設は、以下の5つのステップで完了します。
口座開設自体は無料で、維持費用もかかりません。まずは口座を開設して、少額から取引を始めてみるのがおすすめです。
FX取引で気をつけたい3つのこと
FX取引で成功するためには、適切なリスク管理が不可欠です。
ここでは、特に初心者が気をつけるべき3つのポイントを解説します。
FX取引で最も注意すべきは、レバレッジのかけすぎです。
日本では最大25倍のレバレッジをかけられますが、高いレバレッジは高いリスクを伴います。初心者の方が高レバレッジで取引すると、わずかな相場変動で大きな損失を被る可能性があります。
初心者の方は、まずはレバレッジ3倍〜5倍程度から始めることをおすすめします。これなら、為替レートが20%〜33%不利に動いた場合でも、通常の相場変動であれば証拠金維持率に余裕を持てます。ただし、急激な相場変動時にはロスカットが間に合わず、証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。
取引に慣れてきて、リスク管理ができるようになってから、徐々にレバレッジを上げていくのが安全な方法です。
また、証拠金維持率を常に200%以上に保つことを心がけましょう。余裕を持った証拠金管理をすることで、急な相場変動にも対応しやすくなります。
FX取引で利益を上げ続けるためには、適切な損切り(ロスカット)が不可欠です。
損切りとは、含み損が拡大する前に自分でポジションを決済し、損失を確定させることです。「もう少し待てば戻るかもしれない」という期待から損切りを先延ばしにすると、損失がどんどん拡大してしまいます。
取引を始める前に、必ず損切りルールを決めておきましょう。例えば、「含み損が投資資金の2%に達したら必ず損切りする」というルールを設定します。
10万円の資金なら、2,000円の損失で損切りするということです。このルールを厳守することで、一度の取引で大きな損失を被ることを防げます。
また、逆指値注文(ストップロス注文)を活用するのも効果的です。あらかじめ損切りラインを設定しておけば、そのラインに達した時点で自動的に決済されます。感情に左右されず、機械的に損切りできるため、初心者の方には特におすすめの方法です。
FX取引は必ず余裕資金で行いましょう。
生活費や近い将来使う予定のあるお金を投資に回すのは絶対に避けてください。FXは元本保証のない投資であり、最悪の場合、投資した資金をすべて失う可能性もあります。
余裕資金とは、「失っても生活に影響のないお金」のことです。具体的には、生活費の6ヶ月分を貯金として確保した上で、それ以外の資金を投資に回すのが理想的です。例えば、月々の生活費が20万円なら、120万円の貯金を確保してから投資を始めるということです。
また、投資資金のすべてをFXに投入するのも危険です。株式、投資信託、債券など、複数の金融商品に分散投資することで、リスクを軽減できます。
FXは資産全体の一部として位置づけ、過度に集中しないようにしましょう。
はい、SBI証券のFXは初心者の方でも十分に使えます。最小取引単位が1,000通貨からとなっているため、少額から取引を始められます。米ドル/円なら、数千円の証拠金で取引を開始できるんです。
ただし、デモ口座が提供されていないため、いきなり本番の取引になる点には注意が必要です。最初は最小単位で取引を始めて、徐々に取引量を増やしていくことをおすすめします。
SBI証券のFXでは、最小取引単位が1,000通貨となっています。米ドル/円の場合、1ドル=150円とすると、必要な証拠金は約6,000円(レバレッジ25倍の場合)から取引が可能です。
ただし、証拠金ギリギリで取引すると、わずかな相場変動でロスカットされる可能性があります。実際には、余裕を持って2〜3万円程度の資金から始めるのが安全でしょう。
はい、SBI証券のFXはスマホアプリ「SBI証券 FXアプリ」を使えば、スマホだけで完結できます。チャート分析、注文発注、ポジション管理など、PC版と同等の機能がスマホで利用可能です。
外出先や通勤時間など、ちょっとした空き時間を活用して取引できるのは便利ですね。ただし、本格的なチャート分析を行いたい場合は、PC版の方が画面が大きく見やすいでしょう。
FXで得た利益は「先物取引に係る雑所得等」として、一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)の税率で課税されます。
会社員の方で給与以外の所得が年間20万円を超える場合、または専業主婦(夫)の方で所得が年間48万円を超える場合は、確定申告が必要です。SBI証券の特定口座(源泉徴収あり)は、FX取引には適用されないため、利益が出た場合は必ず確定申告を行いましょう。
また、FXで損失が出た場合でも確定申告をしておくと、翌年以降3年間にわたって損失を繰り越せます。将来の利益と相殺できるため、損失が出た年も確定申告をしておくことをおすすめします。
はい、SBI証券では証券口座とFX口座の間で、リアルタイムに資金移動ができます。画面上の操作だけで即座に資金が移動するため、投資機会を逃しません。
例えば、株式市場が低迷している時はFXに資金を振り向け、株式市場が活況な時は株式投資に集中するといった柔軟な資産配分が可能です。この資金移動の手軽さは、SBI証券のFXの大きなメリットの一つです。
いいえ、SBI証券のFXではデモ口座は提供されていません。これは、SBI証券のFXのデメリットの一つとして挙げられることが多いポイントです。
デモ口座で練習したい方は、GMOクリック証券やDMM FXなど、デモ口座を提供している他社で練習してから、SBI証券で本番取引を始めるという方法もあります。または、SBI証券で最小単位の取引から始めて、少額で経験を積むのも一つの方法です。
SBI証券のFXでは、本格的な自動売買システムは提供されていません。ただし、逆指値注文やIFD注文、OCO注文、IFO注文など、条件付き注文は利用できます。
これらの注文方法を組み合わせることで、ある程度自動的に取引を行うことは可能です。しかし、完全な自動売買を希望する場合は、外為オンラインの「iサイクル2取引」やインヴァスト証券の「トライオートFX」など、自動売買に特化したFX会社を検討するのが良いでしょう。
SBI証券のFXは、主要FX会社と比較して狭い水準のスプレッドと豊富な通貨ペアが魅力のFXサービスです。
特に、証券口座との一体的な資産管理ができる点は、他のFX会社にはない大きなメリットとなっています。
既にSBI証券で株式投資をしている方や、証券投資とFXを両方行いたい方にとって、SBI証券のFXは非常に相性の良い選択肢です。低コストで取引したい方や、マイナー通貨ペアも取引したい方にもおすすめできます。
一方で、スワップポイントの低さやキャンペーンの少なさ、デモ口座がない点などのデメリットも存在します。これらのデメリットが自分の投資スタイルに影響するかどうかを慎重に検討しましょう。
FX取引を始める際は、レバレッジをかけすぎない、損切りルールを決める、余裕資金で取引するという3つの原則を守ることが重要です。なお、FX取引には為替変動リスクがあり、レバレッジにより元本以上の損失が発生する可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはSBI証券公式サイトでご確認いただき、不明な点があれば専門家にご相談されることをおすすめします。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!