FXのやり方2026|初心者向け口座開設5ステップと失敗対策
FX 1ロットはいくら?計算式と必要資金を初心者向けに解説
FXを始めようと思ったとき、「1ロットはいくら必要なの?」と疑問に思う方は多いでしょう。FX会社のサイトには「1ロットから取引可能」と書かれていても、実際に必要な金額がわからないと不安になるものです。
結論から言うと、1ロットの金額はFX会社によって異なります。1ロット=1,000通貨の会社もあれば、1ロット=10,000通貨の会社もあるためです。
さらに、レバレッジを活用すれば実際に用意する証拠金は取引金額の数十分の一で済みます。たとえば米ドル/円で1ロット(10,000通貨)を取引する場合、レート150円なら本来150万円必要ですが、レバレッジ25倍なら約6万円の証拠金で取引できます。
出典: 金融庁 個人向けFXレバレッジ規制
この記事では、FXの1ロットが実際にいくらなのか、必要な証拠金の計算方法、初心者が安全に取引を始めるためのロット数の決め方まで、わかやすく解説します。自分の資金で無理なく取引を始めるための知識が身につくでしょう。
目次
FXの1ロットはいくら?|必要な金額を3ステップで計算
FXの1ロットはいくら?
FXで取引を始める前に、1ロットがいくらなのかを正確に理解することが大切です。ここでは1ロットの金額を求める3つのステップを解説します。
1ロットの金額は「FX会社」と「通貨ペア」で変わる
FXにおける1ロットとは、取引における通貨量の単位のことで、FX会社によって1ロット=1,000通貨や10,000通貨と設定されていることが一般的です。
国内FX会社の多くは1ロット=10,000通貨としていますが、一部の会社では1ロット=1,000通貨としている場合もあります。同じ「1ロット」という表記でも、実際の取引量が10倍違うことがあるため注意が必要です。
1ロットの定義はFX会社により異なります。口座開設前に必ず確認しましょう。
1ロットの金額を求める基本的な計算式は以下の通りです。
1ロットの金額 = 現在の為替レート × 1ロットの通貨数
たとえば米ドル/円で1ドル=150円のとき、1ロット=10,000通貨の会社なら、150円×10,000通貨=150万円が1ロットの取引金額となります。1ロット=1,000通貨の会社なら、150円×1,000通貨=15万円です。
米ドル/円の場合の計算例
実際に米ドル/円で1ロットを取引する場合の金額を、具体的に計算してみましょう。
前提条件を以下のように設定します。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 為替レート:1ドル=150円
- 1ロット:10,000通貨
1ロットの取引金額 = 150円 × 10,000通貨 = 150万円
つまり、レバレッジを使わない場合、1ロットの取引には150万円が必要です。しかしFXではレバレッジを活用できるため、実際に用意する証拠金は大幅に少なくなります。
必要証拠金の計算式は、通貨単位 × 現在のレート ÷ レバレッジで算出します。個人の場合、国内FXでは最大25倍のレバレッジを利用できます。
出典: 金融庁 個人向けFXレバレッジ規制
必要証拠金 = 150円 × 10,000通貨 ÷ 25 = 60,000円
レバレッジ25倍なら6万円の証拠金で150万円分の取引が可能です。
ただし、レバレッジは損失も拡大させる仕組みであるため、初心者は低いレバレッジから始めることをおすすめします。証拠金に余裕を持たせた取引が、ロスカットを避ける鍵となります。
ロットとは?|FX取引の単位を理解する
ロットとは?
FX取引では「ロット」という単位が頻繁に使われます。ここでは、ロットの基本的な意味と、なぜこの単位が使われるのかを解説します。
ロットは取引量を表す単位
ロットとは取引数量(通貨数)のことで、1ロットが何通貨を表すかはFX会社によって異なります。一般的には1,000通貨、10,000通貨、または100,000通貨が1ロットとして設定されています。
たとえば米ドル/円で1,000通貨を買うということは、米ドル/円のペアを1,000ペア(1,000組)買うことを意味します。1ドル=150円のとき、1,000通貨を買うと15万円分の取引をすることになります。
国内FX会社では1ロット=10,000通貨とする会社が多いですが、最近は少額取引に対応するため1ロット=1,000通貨とする会社も増えています。
また、0.1ロットや0.01ロットといった小数単位での取引も可能です。1ロット=10,000通貨の会社で0.1ロットと注文すれば、1,000通貨の取引となります。
ロットが使われる理由
ロットを用いることで取引単位をまとめ、桁数を抑えることで発注ミスを防ぎやすくしました。これがロットという単位が使われるようになった主な理由です。
もしロットを使わずに「100,000通貨分の買い」や「300,000通貨分の売り」と注文を出した場合、取引数量が多くなるほど桁数も増え、発注ミスにつながりやすくなります。
ロット単位なら「10ロット」とシンプルに注文でき、発注ミスを防げます。
また、異なる通貨ペアを取引する際も、「円」「ドル」「ユーロ」などの単位を使い分けるとミスが発生しやすくなります。ロットに統一することで、どの通貨ペアでも同じ単位で取引量を管理できるのです。
FX会社による1ロットの違い|1,000通貨と10,000通貨
FX会社による1ロットの違い
FX会社によって1ロットの定義が異なることは、口座選びで最も注意すべきポイントです。ここでは主要なパターンと最小取引単位について解説します。
1ロット=1,000通貨の会社
1ロット=1,000通貨としているFX会社は、少額から取引を始めたい初心者に適しています。1,000通貨なら、米ドル/円で1ドル=150円のとき、1ロットの取引金額は15万円です。
レバレッジ25倍を活用すれば、必要証拠金は約6,000円で済みます。1万円程度の資金でも取引を始められるため、リスクを抑えながら経験を積むことができます。
ただし、1ロット=1,000通貨の会社でも、実際の最小取引単位はさらに小さいことがあります。0.1ロット(100通貨)から取引できる会社もあり、より少額でスタートできます。
1ロット=10,000通貨の会社
国内FX会社の多くは1ロット=10,000通貨を標準としています。米ドル/円で1ドル=150円のとき、1ロットの取引金額は150万円です。
レバレッジ25倍を活用すれば、必要証拠金は約6万円となります。ある程度まとまった資金で取引したい方や、1回の取引で大きな利益を狙いたい方に向いています。
ただし、1ロット=10,000通貨の会社でも、0.1ロット(1,000通貨)から取引できる会社が一般的です。最小取引単位を確認すれば、少額取引も可能です。
最小取引単位も確認しよう
1ロットの定義と同じくらい重要なのが、最小取引単位です。最小取引単位とは、1回の注文で取引できる最も小さな通貨量のことです。
たとえば、1ロット=10,000通貨の会社でも、最小取引単位が1,000通貨(0.1ロット)なら、少額から始められます。一方、最小取引単位が10,000通貨(1ロット)の会社では、それ以下の取引はできません。
最小取引単位1,000通貨以下なら初心者も少額からスタートできます。
初心者が少額から始めたい場合は、最小取引単位が1,000通貨以下のFX会社を選ぶとよいでしょう。中には1通貨から取引できる会社もあり、数百円の証拠金で取引を体験できます。
1ロットの取引に必要な証拠金の計算方法
1ロットの取引に必要な証拠金の計算方法
FX取引では、レバレッジを活用することで実際に必要な証拠金は取引金額よりも大幅に少なくなります。ここでは必要証拠金の計算方法を詳しく解説します。
必要証拠金の計算式
必要証拠金を求める計算式は、現在の為替レート×取引数量×証拠金率、または現在の為替レート×取引数量÷レバレッジです。
必要証拠金 = 現在の為替レート × 取引数量 ÷ レバレッジ
国内FXでは、個人の最大レバレッジは25倍と金融庁により定められています。
出典: 金融庁 個人向けFXレバレッジ規制証拠金率で表すと4%です(1÷25×100=4%)。
具体例で計算してみましょう。米ドル/円で1ドル=150円、取引数量1,000通貨、レバレッジ25倍の場合です。
必要証拠金 = 150円 × 1,000通貨 ÷ 25 = 6,000円
つまり、6,000円の証拠金で15万円分の取引が可能です。これがレバレッジの効果です。
同じ条件で10,000通貨を取引する場合は、以下のようになります。
必要証拠金 = 150円 × 10,000通貨 ÷ 25 = 60,000円
取引数量が10倍になれば、必要証拠金も10倍になります。
レバレッジ別の必要証拠金比較
レバレッジの倍率を変えると、必要証拠金がどう変わるかを比較してみましょう。米ドル/円で1ドル=150円、取引数量10,000通貨の場合です。
| レバレッジ | 必要証拠金 | 取引金額 |
| 1倍(レバレッジなし) | 150万円 | 150万円 |
| 5倍 | 30万円 | 150万円 |
| 10倍 | 15万円 | 150万円 |
| 25倍 | 6万円 | 150万円 |
レバレッジを高くするほど必要証拠金は少なくなり、資金効率が上がります。しかし、レバレッジが高いほど損失も拡大しやすくなるため注意が必要です。
レバレッジは損失も拡大させます。初心者は3〜5倍から始めましょう。
為替レートが変動すると必要証拠金も変わります。たとえば米ドル/円が150円から155円に上昇した場合、同じ10,000通貨の取引でも必要証拠金は約6万2,000円に増えます。レートの変動に応じて必要証拠金も変動することを覚えておきましょう。
資金別|取引できるロット数の目安
自分が持っている資金で何ロット取引できるのかを知ることは、取引計画を立てる上で重要です。ここでは資金別の取引可能ロット数を解説します。
資金1万円の場合
資金1万円でFXを始める場合、レバレッジ25倍を最大限活用すれば、理論上は25万円分の取引が可能です。米ドル/円で1ドル=150円なら、約1,666通貨まで取引できます。
ただし、証拠金ぎりぎりまで取引すると、わずかな値動きでロスカットされてしまいます。安全に取引するには、証拠金維持率に余裕を持たせることが大切です。
資金1万円で安全に取引するなら、1,000通貨(0.1ロット)程度が適切でしょう。必要証拠金は約6,000円なので、残りの4,000円が余剰証拠金となり、ある程度の値動きに耐えられます。
資金5万円の場合
資金5万円の場合、レバレッジ25倍なら最大125万円分の取引が可能です。米ドル/円で1ドル=150円なら、約8,333通貨まで取引できます。
しかし、リスク管理の観点からは、5,000通貨(0.5ロット)程度が適切です。必要証拠金は約3万円となり、残り2万円の余剰証拠金で値動きに対応できます。
5万円の資金があれば、複数の通貨ペアに分散して取引することも可能です。ただし、複数ポジションを持つ場合は、合計の必要証拠金と証拠金維持率に注意しましょう。
資金10万円の場合
資金10万円の場合、レバレッジ25倍なら最大250万円分の取引が可能です。米ドル/円で1ドル=150円なら、約16,666通貨まで取引できます。
安全に取引するなら、10,000通貨(1ロット)程度が適切でしょう。必要証拠金は約6万円となり、残り4万円の余剰証拠金で相場変動に備えられます。
10万円あれば、デイトレードやスイングトレードなど、さまざまな取引スタイルに対応できます。ただし、初心者は最初から大きなロット数で取引せず、少額から始めて徐々に慣れていくことが大切です。
資金別の推奨ロット数早見表
以下の表は、米ドル/円で1ドル=150円、レバレッジ25倍を想定した場合の推奨ロット数です。
| 資金 | 最大取引可能 通貨数 |
推奨取引 通貨数 |
必要証拠金 (推奨時) |
余剰証拠金 |
| 1万円 | 約1,666通貨 | 1,000通貨 | 約6,000円 | 約4,000円 |
| 3万円 | 約5,000通貨 | 3,000通貨 | 約1万8,000円 | 約1万2,000円 |
| 5万円 | 約8,333通貨 | 5,000通貨 | 約3万円 | 約2万円 |
| 10万円 | 約16,666通貨 | 10,000通貨 | 約6万円 | 約4万円 |
| 30万円 | 約50,000通貨 | 30,000通貨 | 約18万円 | 約12万円 |
この表はあくまで目安です。リスク許容度に応じて調整しましょう。
初心者におすすめのロット数と決め方
初心者におすすめのロット数と決め方
FX初心者にとって、適切なロット数の決め方を知ることは、長期的に取引を続けるために不可欠です。ここでは具体的な決定方法を解説します。
2%ルールでロット数を決める
投資の世界で有名なルールとして、2%ルールというものがあり、1回のトレードにおけるリスクを口座資金の2%以内に抑えるというものです。
2%ルールを使えば、連敗が続いても資金を大きく減らさずに済みます。たとえば資金10万円の場合、1回の取引で許容できる損失は2,000円までです。
2%ルールに基づいてロット数を計算する手順は以下の通りです。
具体例で計算してみましょう。資金10万円、損切り値幅0.2円(20pips)の場合です。
許容損失額 = 10万円 × 2% = 2,000円
取引数量 = 2,000円 ÷ 0.2円 = 10,000通貨(1ロット)
この計算により、10万円の資金で損切り幅20pipsなら、10,000通貨(1ロット)が適切だとわかります。
2%ルールを守れば、10連敗しても資金の約80%は残ります。
損切り幅を広げる場合は、取引数量を減らす必要があります。たとえば損切り幅を0.4円(40pips)にするなら、取引数量は5,000通貨(0.5ロット)となります。
初心者は少額・少ロットから始めるべき理由
FX初心者が少額・少ロットから始めるべき理由は、リスクを抑えながら取引経験を積めることです。
大きなロット数で取引すると、わずかな値動きでも大きな損益が発生します。初心者のうちは相場の動きに慣れておらず、感情的な判断をしてしまいがちです。少額なら損失が出ても精神的な負担が少なく、冷静に取引を続けられます。
また、少額取引なら失敗から学ぶ機会が増えます。大きな損失を1回出すよりも、小さな損失を何度か経験する方が、リスク管理やエントリータイミングの感覚を身につけやすいでしょう。
最初は1,000通貨程度から始め、取引に慣れてきたら徐々にロット数を増やしていくことをおすすめします。
ロット数を増やすタイミング
ロット数を増やすタイミングは、以下の条件を満たしたときが適切です。
- 損切りを確実に実行できるようになった
- 月単位でプラス収支を継続できている
- 自分の取引ルールが確立している
- 資金が増えて証拠金に余裕がある
ロット数を増やすと損失リスクも増大します。段階的に増やしましょう。
また、一度に大きくロット数を増やすのではなく、1.5倍、2倍と段階的に増やすことが安全です。
少額取引できるFX会社3選|1,000通貨以下で始められる
少額取引できるFX会社3選
少額から取引を始めたい初心者には、最小取引単位が小さいFX会社がおすすめです。ここでは代表的な3社を紹介します。
SBI FXトレード
| SBI FXトレードの基本情報 | |
| 米ドル/円スプレッド | 0.18銭 |
| 最小取引単位 | 1通貨 |
| 取扱通貨ペア数 | 34通貨ペア |
| デモ取引 | なし |
| 自動売買 | 非対応 |
| スキャルピング | 非公認 |
| 最大レバレッジ | 25倍(個人) |
📌 SBI FXトレードの特徴
✓ USD/JPY 0.18銭の低コストスプレッド
✓ 1通貨から取引可能で少額投資に向いている
✓ SBIグループ運営の金融基盤&充実のマーケット情報
SBI FXトレードは、最小取引単位が1通貨という国内FX会社の中でも特に少額取引に強い会社です。米ドル/円なら数百円の証拠金で取引を始められます。
1通貨から取引できるため、FXの仕組みを実際の資金で体験したい初心者に最適です。取引に慣れてきたら、徐々に取引数量を増やしていけます。
また、SBI FXトレードは34通貨ペアを取り扱っており、米ドル/円以外の通貨ペアも幅広く取引できます。スプレッドも業界最狭水準で、米ドル/円は0.18銭です。
デモ口座は提供していないため、最初から実資金での取引となります。
松井証券(松井証券FX)
| 松井証券(松井証券FX)の基本情報 | |
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭 |
| 最小取引単位 | 1通貨 |
| 取扱通貨ペア数 | 32通貨ペア |
| デモ取引 | なし |
| 自動売買 | 対応 |
| スキャルピング | 公認 |
| 最大レバレッジ | 25倍(個人) |
📌 松井証券(松井証券FX)の特徴
✓ 1通貨から取引可能で少額投資に対応
✓ スキャルピング公認&自動売買にも対応
✓ 創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社が運営
松井証券FXは、最小取引単位が1通貨で、SBI FXトレードと同様に少額取引が可能です。老舗証券会社が運営する信頼性の高いFXサービスです。
32通貨ペアを取り扱っており、米ドル/円のスプレッドは0.2銭です。自動売買にも対応しており、取引スタイルの幅が広がります。
松井証券FXの特徴は、スキャルピングが公認されている点です。多くのFX会社ではスキャルピングを禁止または制限していますが、松井証券FXでは制限なく取引できます。
また、信託保全は三菱UFJ信託銀行とSMBC信託銀行で行われており、万が一の場合でも顧客の資金は保護されます。
みんなのFX
| みんなのFXの基本情報 | |
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
| 取扱通貨ペア数 | 51通貨ペア |
| デモ取引 | あり |
| 自動売買 | 対応 |
| スキャルピング | 非公認 |
| 最大レバレッジ | 25倍(個人) |
📌 みんなのFXの特徴
✓ USD/JPY 0.2銭のスプレッド&51通貨ペア対応
✓ 自動売買「みんなのシストレ」で初心者でも運用可能
✓ JASDAQ上場トレイダーズホールディングス運営&1,000通貨から取引OK
みんなのFXは、最小取引単位が1,000通貨で、初心者にも使いやすいFX会社です。51通貨ペアと豊富な取扱いがあり、米ドル/円のスプレッドは0.2銭です。
デモ口座が用意されているため、実際の資金を使う前に取引の練習ができます。初めてFXに触れる方は、まずデモ口座で操作に慣れてから本番取引に移るとよいでしょう。
また、みんなのシストレという自動売買サービスも提供しています。初心者でも簡単に自動売買を始められるため、裁量取引と組み合わせて利用できます。
トレイダーズ証券運営で信託保全も万全。安心して取引できます。
ロット数で気をつけたい3つのこと
ロット数で気をつけたい3つのこと
ロット数を決める際には、いくつかの注意点があります。ここでは特に重要な3つのポイントを解説します。
レバレッジをかけすぎるとロスカットされる
レバレッジを高くかけすぎると、わずかな値動きでロスカットされるリスクが高まります。ロスカットとは、含み損が一定水準に達したときに、強制的にポジションが決済される仕組みです。
出典: 金融先物取引業協会 ロスカットルールの整備
ロスカットは、証拠金維持率が一定の基準値を下回ると発動されます。証拠金維持率は以下の式で計算されます。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
たとえば、資金10万円で米ドル/円10,000通貨(1ロット)を保有し、必要証拠金が6万円の場合、証拠金維持率は約166%です。
相場が予想と反対に動いて含み損が発生すると、有効証拠金が減少し、証拠金維持率も低下します。多くのFX会社では、証拠金維持率が100%または50%を下回るとロスカットが執行されます。
証拠金維持率は200%以上を保ちましょう。ロスカット回避の目安です。
また、相場が急変した場合、ロスカットが間に合わず、証拠金を上回る損失が発生する可能性もあります。レバレッジをかけすぎず、余裕を持った取引を心がけましょう。
スプレッドは原則固定(例外あり)
FX会社が提示するスプレッドは「原則固定」とされていますが、市場の急変時や流動性の低下時には拡大することがあります。
スプレッドとは、通貨の売値と買値の差で、取引ごとにかかる実質的なコストです。米ドル/円のスプレッドが0.2銭の場合、10,000通貨の取引では20円のコストがかかります。
経済指標発表時や早朝はスプレッドが拡大しやすいため注意が必要です。
スプレッドの拡大を避けるには、流動性の高い時間帯(日本時間の午前9時〜午後5時、ニューヨーク市場の時間帯)に取引することをおすすめします。
複数ポジション保有時は証拠金維持率に注意
複数の通貨ペアや複数のポジションを同時に保有する場合、必要証拠金の合計が増え、証拠金維持率が低下しやすくなります。
たとえば、資金10万円で米ドル/円10,000通貨とユーロ/円10,000通貨を同時に保有すると、必要証拠金は約12万円(各6万円)となり、証拠金維持率は100%を下回る可能性があります。
複数ポジションでも2%ルールは全体に適用。合計リスクを管理しましょう。
複数ポジションを持つ際は、合計の必要証拠金と証拠金維持率を常に確認しましょう。また、相関性の高い通貨ペア(米ドル/円とユーロ/円など)を同時に保有すると、実質的にリスクが倍増するため注意が必要です。
| 米ドル/円スプレッド | 0.2銭(原則固定) |
| 取扱通貨ペア | 51通貨ペア |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
✓ 51通貨ペアの豊富なラインナップ
✓ 1,000通貨からの少額取引に対応
よくある質問(Q&A)
1ロットで1pips動いたらいくらの損益?
1ロット(10,000通貨)の場合、米ドル/円で1pips(0.01円)動くと、損益は100円となります。
計算式は以下の通りです。
損益 = 取引数量 × 値動き幅
10,000通貨 × 0.01円 = 100円
1ロット=1,000通貨の場合は、1pips動くと10円の損益となります。取引数量が多いほど、わずかな値動きでも損益が大きくなることを覚えておきましょう。
0.1ロットや0.01ロットでも取引できる?
多くのFX会社では、0.1ロットや0.01ロットといった小数単位での取引が可能です。
1ロット=10,000通貨の会社で0.1ロットと注文すれば、1,000通貨の取引となります。0.01ロットなら100通貨です。
ただし、最小取引単位はFX会社によって異なります。0.1ロット(1,000通貨)までしか対応していない会社もあれば、0.01ロット(100通貨)や0.001ロット(10通貨)まで対応している会社もあります。
少額から始めたい場合は、最小取引単位が小さいFX会社を選びましょう。
通貨ペアによって1ロットの金額は変わる?
はい、通貨ペアによって1ロットの金額は変わります。為替レートが異なるためです。
たとえば、1ロット=10,000通貨の場合、米ドル/円(1ドル=150円)なら150万円ですが、ユーロ/円(1ユーロ=160円)なら160万円となります。
また、一部のFX会社では、通貨ペアによって1ロットの定義が異なる場合があります。たとえば、主要通貨ペアは1ロット=10,000通貨だが、マイナー通貨ペアは1ロット=100,000通貨としている会社もあります。
最大で何ロットまで取引できる?
最大取引数量はFX会社によって異なりますが、一般的には1回の注文で100ロット〜1,000ロット程度まで可能です。
ただし、実際に取引できるロット数は、口座の資金と証拠金維持率によって制限されます。資金が少なければ、最大取引数量まで注文を出すことはできません。
また、大口取引を行う場合、スリッページ(注文価格と約定価格のずれ)が発生しやすくなります。市場の流動性が低い時間帯や通貨ペアでは、希望価格で約定しない可能性があります。
初心者のうちは、最大取引数量を気にする必要はありません。まずは少額から始め、徐々に取引に慣れていきましょう。
デモ口座でロット設定の練習はできる?
はい、多くのFX会社が提供するデモ口座では、実際の取引と同じようにロット数を設定して練習できます。
デモ口座は仮想資金を使って取引するため、実際のお金を失うリスクがありません。ロット数の設定方法や、ロット数による損益の変化を体験できます。
デモ口座で練習する際は、実際に使う予定の資金額と同じ金額を設定し、本番と同じロット数で取引することをおすすめします。デモ口座で大きなロット数に慣れてしまうと、本番で適切なリスク管理ができなくなる可能性があります。
デモ口座を提供しているFX会社には、GMOクリック証券、DMM FX、外為どっとコム、ヒロセ通商などがあります。まずはデモ口座で操作に慣れてから、実際の取引に移るとよいでしょう。
まとめ
FXの1ロットは、FX会社によって1,000通貨または10,000通貨と定義されています。米ドル/円で1ドル=150円の場合、10,000通貨なら150万円、1,000通貨なら15万円が1ロットの取引金額です。
レバレッジ25倍を活用すれば、10,000通貨の取引に必要な証拠金は約6万円で済みます。ただし、レバレッジが高いほど損失も拡大しやすいため、初心者は証拠金に余裕を持たせた取引を心がけましょう。
適切なロット数を決めるには、2%ルールを活用するのが効果的です。1回の取引で許容する損失を資金の2%以内に抑えることで、連敗しても資金を守れます。
少額から始めたい方は、最小取引単位が1,000通貨以下のFX会社を選ぶとよいでしょう。SBI FXトレードや松井証券FXなら1通貨から、みんなのFXなら1,000通貨から取引できます。
ロット数を決める際は、レバレッジのかけすぎに注意し、証拠金維持率を200%以上に保つことが重要です。また、スプレッドは原則固定ですが、市場の急変時には拡大することがあります。複数ポジションを持つ場合は、合計の必要証拠金と証拠金維持率を常に確認しましょう。
FX取引は元本保証なし。証拠金を超える損失の可能性があります。
取引を始める前に、各FX会社の契約締結前交付書面等を十分にお読みください。
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