米国株の始め方|初心者向けに買い方とおすすめ証券会社を解説

「老後資金が心配で投資を始めたいけど、どの商品を選べばいいか分からない」そんな悩みを抱えていませんか。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、2024年12月時点で純資産総額9兆円を超える国内最大級の投資信託です。
この記事では、eMAXIS Slim 米国株式の基本情報から利回り実績、メリット・デメリット、購入方法まで詳しく解説します。
NISAでの購入を検討している方や、他のS&P500連動ファンドとの違いを知りたい方にも役立つ内容です。投資初心者でも理解しやすいよう、専門用語は分かりやすく説明していきます。
目次
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託です。米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動することを目指して運用されています。
2018年7月に設定されてから、個人投資家を中心に高い人気を集めてきました。新NISAの開始とともに、さらに資金流入が加速しています。
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場する米国の主要大型株500社で構成される株価指数です。アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、世界的に有名な企業が含まれています。
この指数は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、米国経済全体の動向を表す指標として世界中の投資家が注目しています。
eMAXIS Slim 米国株式は、この指数の値動きに連動するよう設計されているため、1本で米国の主要企業500社にまとめて投資できるのです。
投資信託の仕組みとしては、多数の投資家から集めた資金をまとめて、専門家が米国株式に投資します。個別に500社の株を買うには膨大な資金が必要ですが、投資信託なら少額から分散投資が可能になります。
信託報酬とは、投資信託を保有している間、継続的にかかる運用管理費用のことです。eMAXIS Slim 米国株式の信託報酬は年率0.09372%(税込)となっています。
なお、2025年1月25日からは0.0814%に引き下げられる予定です。
この数値は業界でも最低水準です。例えば100万円を投資した場合、年間の信託報酬は約814円(2025年1月25日以降)となります。
長期投資では、わずかなコスト差が最終的なリターンに大きく影響するため、低コストは重要なポイントです。
eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトを掲げています。実際に、純資産総額の増加に応じて信託報酬を段階的に引き下げる「受益者還元型信託報酬」を採用しており、投資家にとって有利な仕組みとなっているのです。
2024年12月時点で、eMAXIS Slim 米国株式の純資産総額は約9兆8,000億円に達しています。これは国内の公募追加型株式投資信託(ETFを除く)の中で最大規模です。
純資産総額が大きいことには、いくつかのメリットがあります。まず、運用の安定性が高まります。資金が潤沢にあれば、指数への連動性を高めるための運用がしやすくなるのです。
また、スケールメリットにより運用コストの削減も期待できます。さらに、多くの投資家が選んでいるという事実は、商品の信頼性を示す一つの指標とも言えます。
ただし、人気があるからといって必ずしも自分に合った商品とは限りません。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて判断することが大切です。
eMAXIS Slim米国株式の3つのメリット
eMAXIS Slim 米国株式には、投資初心者から経験者まで幅広い層に支持される理由があります。ここでは代表的な3つのメリットを詳しく見ていきましょう。
eMAXIS Slim 米国株式の過去の運用実績は非常に優秀です。2024年時点の1年間のリターンは約19.24%、過去3年間の年平均リターンは約26.23%、過去5年間では約24.56%となっています。
これらの数値は、連動対象であるS&P500指数の好調なパフォーマンスを反映しています。米国経済の成長と、アップルやマイクロソフトなどのテクノロジー企業の株価上昇が、高いリターンを支えてきました。
ただし、過去の実績は将来のリターンを保証するものではありません。投資信託の運用成績は、経済情勢や市場環境によって大きく変動します。
例えば、2020年のコロナショック時には一時的に約18%下落した時期もありました。長期的な視点で、上昇と下落を繰り返しながら成長していくものと考えることが重要です。
また、これらのリターンには為替変動の影響も含まれています。円安が進めば円換算でのリターンは増加し、円高になれば減少します。
eMAXIS Slim 米国株式の大きな魅力は、1本で米国の主要企業500社に分散投資できる点です。
個別株投資では、1社の業績悪化や不祥事で大きな損失を被るリスクがあります。しかし、500社に分散していれば、一部の企業の株価が下落しても、他の企業でカバーできる可能性が高まります。
S&P500の構成銘柄は、情報技術、ヘルスケア、金融、一般消費財、工業など、さまざまな業種に分散されています。情報技術セクターが約30%と最も高い比率を占めていますが、他の業種もバランスよく組み入れられているため、特定の業種に依存しすぎないポートフォリオとなっています。
また、S&P500の構成銘柄は定期的に見直されます。業績が悪化した企業は除外され、成長している企業が新たに採用されるため、常に米国を代表する優良企業で構成される仕組みになっています。
eMAXIS Slim 米国株式は、多くの証券会社で100円から購入できます。これは投資初心者にとって非常に魅力的なポイントです。
まとまった資金がなくても、少額から投資を始められます。例えば、毎月1,000円ずつ積立投資を始めることも可能です。
少額から始めて、投資に慣れてきたら徐々に金額を増やしていくという方法も取れます。無理のない範囲で投資を続けることが、長期的な資産形成には重要です。
また、購入時の手数料(申込手数料)は無料(ノーロード)です。投資信託を購入する際に、販売会社に支払う手数料がかからないため、投資した金額がそのまま運用に回されます。
eMAXIS Slim米国株式で気をつけたい3つのこと
メリットだけでなく、デメリットやリスクも正しく理解しておくことが重要です。ここでは、eMAXIS Slim 米国株式に投資する際に気をつけたい3つのポイントを説明します。
eMAXIS Slim 米国株式は、その名の通り米国株式のみに投資します。現在、米国は世界最大の経済大国であり、過去のパフォーマンスも優秀でした。
しかし、これは未来のパフォーマンスを保証するものではありません。米国経済が長期的に低迷したり、他の国や地域の経済が米国を上回る成長を遂げたりする可能性もあります。
特定の国や地域に集中投資することは、その国固有のリスク(地政学リスク、政策変更リスクなど)を大きく受けることを意味します。
より広く分散投資したい場合は、全世界の株式に投資する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」なども選択肢となります。米国への集中投資か、全世界への分散投資かは、投資家の考え方次第です。
eMAXIS Slim 米国株式は、米国株に投資するため、為替変動の影響を受けます。原則として為替ヘッジは行わないため、円高・円安の動きがそのまま投資成果に反映されます。
例えば、米国株の価格が変わらなくても、円高が進めば円換算での評価額は下がります。逆に円安になれば、円換算での評価額は上がります。過去の高いリターンには、円安傾向も大きく寄与していました。
為替変動は予測が難しく、短期的には大きく動くこともあります。ただし、長期投資の観点では、為替は一定の範囲内で上下を繰り返す傾向があります。
投資信託は元本保証ではありません。eMAXIS Slim 米国株式も、短期的には元本割れする可能性があります。
株式市場は日々変動しており、経済ショックや金融危機などが起これば、大きく下落することもあります。過去を振り返ると、2020年のコロナショック時には約18%下落しました。2008年のリーマンショック時には、S&P500指数は約50%も下落した時期がありました。
このような暴落時に慌てて売却してしまうと、損失が確定してしまいます。しかし、長期的に見れば、米国株式市場は何度も暴落を経験しながらも、その後回復し、成長を続けてきました。
短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で保有し続けることが、投資信託での資産形成の基本です。投資は余裕資金で行い、短期間で使う予定のあるお金は投資に回さないようにしましょう。
eMAXIS Slim 米国株式は、設定来一度も分配金を出していません。これは運用方針として、分配金を出さずに再投資する「再投資型」を採用しているためです。
投資信託が保有する株式から受け取った配当金は、ファンド内で自動的に再投資されます。これにより、複利効果が働き、長期的な資産の成長が期待できます。
分配金を受け取ると、その都度税金がかかりますが、再投資型では課税が繰り延べられるため、税制面でも有利です。
目論見書には「委託会社の判断により、分配を行わないことがあります」と記載されており、今後も分配金を出さない方針が続くと考えられます。
定期的な収入を得たい方には向きませんが、長期的な資産形成を目指す方には適した商品と言えるでしょう。
他のS&P500連動ファンドと比較
S&P500に連動する投資信託は、eMAXIS Slim 米国株式以外にも複数あります。ここでは代表的なファンドとの違いを比較し、選び方のポイントを解説します。
SBI・V・S&P500は、SBIアセットマネジメントが運用する投資信託で、eMAXIS Slim 米国株式と同じくS&P500に連動することを目指しています。最も大きな違いは、投資の仕組みです。
eMAXIS Slim 米国株式は、ファンドが直接米国株式に投資します。一方、SBI・V・S&P500は、バンガード社のETF「VOO」を通じて間接的に米国株式に投資します。この違いにより、税金のかかり方や実質的なコストに差が出ます。
信託報酬は、SBI・V・S&P500が0.0938%程度、eMAXIS Slim 米国株式が0.0814%(2025年1月25日以降)となっており、eMAXIS Slimの方がわずかに低コストです。
運用実績を見ると、eMAXIS Slim 米国株式の方がわずかに優れたパフォーマンスを示しています。これは、eMAXIS Slimが先物取引を活用してキャッシュポジションを減らし、より効率的に運用しているためと考えられます。
楽天・プラス・S&P500は、楽天投信投資顧問が運用する比較的新しいファンドです。このファンドも、eMAXIS Slim 米国株式と同様に、S&P500指数への連動を目指しています。
信託報酬は0.077%程度と、3つの中で最も低い水準です。
ただし、設定されてからの期間が短いため、長期的な運用実績はまだ十分に蓄積されていません。実質コストや運用の安定性については、今後の実績を見ていく必要があります。
純資産総額も、eMAXIS Slimと比べるとまだ小規模です。純資産総額が大きい方が運用の安定性は高まる傾向にあるため、この点ではeMAXIS Slimに優位性があります。
| ファンド名 | 信託報酬(年率・税込) | 純資産総額 | 設定日 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0814%(2025年1月25日以降) | 約9.8兆円 | 2018年7月 |
| SBI・V・S&P500 | 0.0938%程度 | 約1.5兆円 | 2019年9月 |
| 楽天・プラス・S&P500 | 0.077%程度 | 約0.3兆円 | 2023年10月 |
信託報酬だけを見ると、楽天・プラス・S&P500が最も低コストです。しかし、投資信託の実質的なコストには、信託報酬以外にも売買委託手数料や保管費用などが含まれます。これらを合計した実質コストで比較することが重要です。
コストだけでなく、純資産総額の大きさや運用実績の長さも考慮すると、現時点ではeMAXIS Slim 米国株式が総合的に優れた選択肢と言えるでしょう。
オルカン(全世界株式)とどっちがいい?
新NISAで投資を始める際、eMAXIS Slim 米国株式とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)のどちらを選ぶか迷う方は多いでしょう。ここでは両者の違いと選び方のポイントを解説します。
最も大きな違いは投資対象です。eMAXIS Slim 米国株式は米国株式のみに投資しますが、オルカンは日本を含む全世界の株式に投資します。オルカンの投資対象は約3,000銘柄にも及び、先進国と新興国の両方をカバーしています。
地域別の構成比率を見ると、オルカンでも米国株式が約60%を占めています。つまり、オルカンに投資しても、実質的には米国株式への投資比率が高いのです。残りの約40%が、欧州、日本、新興国などに分散投資されています。
過去のパフォーマンスを比較すると、eMAXIS Slim 米国株式の方が高いリターンを示しています。これは、米国株式市場が他の地域よりも好調だったためです。しかし、これが今後も続くとは限りません。
リスクの観点では、オルカンの方が分散が効いているため、特定の国や地域のリスクの影響を受けにくいと言えます。一方、eMAXIS Slim 米国株式は米国に集中しているため、米国経済の動向に大きく左右されます。
また、両方に投資するという選択肢もあります。例えば、オルカンをメインにしつつ、米国株式にも一部投資するという方法です。あるいは、最初はオルカンで始めて、投資に慣れてきたら米国株式も追加するという段階的なアプローチも考えられます。
どちらを選んでも、長期的な視点で積立投資を続けることが重要です。短期的なパフォーマンスの違いに一喜一憂せず、自分の投資方針に合った商品を選んで、コツコツと積み立てていきましょう。
NISAでの買い方
eMAXIS Slim 米国株式は、新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の両方で購入できます。ここでは、それぞれの枠での購入方法と活用のポイントを説明します。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資を支援するための制度です。年間120万円まで投資でき、非課税保有期間は無期限です。
eMAXIS Slim 米国株式は、金融庁が定める基準を満たしているため、つみたて投資枠の対象商品となっています。
積立設定では、毎月の積立金額、積立日、積立頻度(毎月・毎日など)を決めます。例えば、毎月1日に3万円ずつ積み立てる、といった設定が可能です。年間120万円の上限内であれば、自由に設定できます。
設定後は、指定した日に自動的に買付が行われます。一度設定すれば、その後は手間がかからず、長期的な資産形成を続けられるのがメリットです。
成長投資枠は、つみたて投資枠よりも幅広い商品に投資できる枠です。年間240万円まで投資でき、積立投資だけでなく、スポット購入(一括購入)も可能です。
購入方法は、つみたて投資枠とほぼ同じです。NISA口座を開設後、成長投資枠で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選択します。積立設定をすることもできますし、好きなタイミングでスポット購入することもできます。
成長投資枠の活用方法としては、つみたて投資枠の年間120万円では足りない場合に、追加で投資するという使い方があります。例えば、つみたて投資枠で月10万円(年間120万円)、成長投資枠で月20万円(年間240万円)を積み立てれば、合計で年間360万円まで投資できます。
また、ボーナスなどのまとまった資金が入った時に、成長投資枠でスポット購入するという方法もあります。ただし、非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)なので、この範囲内で計画的に投資しましょう。
eMAXIS Slim米国株式におすすめの証券会社5社
eMAXIS Slim 米国株式は、多くの証券会社で購入できます。ここでは、特におすすめの証券会社5社を紹介します。それぞれの特徴を理解して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、国内最大級のネット証券で、口座数は約1,500万を超えています。投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラスで、eMAXIS Slim 米国株式も取り扱っています。
SBI証券の特徴
クレジットカード積立でポイント還元率0.5%~5.0%
投資信託の保有残高に応じてもポイントが貯まる
NISA口座での取引に完全対応
SBI証券の大きな魅力は、クレジットカード積立でポイントが貯まることです。三井住友カードで積立設定をすると、積立金額の0.5%~5.0%のVポイントが貯まります。貯まったポイントは、投資信託の購入にも使えます。
また、投資信託の保有残高に応じても、Vポイント、Pontaポイント、dポイントなどが貯まります。取引ツールも充実しており、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、SBI証券と並ぶ大手ネット証券です。口座数は約1,200万を超え、投資信託の取扱本数は約2,550本となっています。eMAXIS Slim 米国株式も取り扱っています。
楽天証券の特徴
楽天カード積立でポイント還元率0.5%~1.0%
楽天ポイントは楽天経済圏で幅広く利用可能
取引ツール「MARKET SPEED II」が高機能
楽天証券の最大の特徴は、楽天経済圏との連携です。楽天カードでクレジットカード積立をすると、積立金額の0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まります。また、投資信託の保有残高に応じても楽天ポイントが貯まります。
貯まった楽天ポイントは、投資信託の購入に使えるだけでなく、楽天市場での買い物や楽天モバイルの支払いなど、幅広く利用できます。楽天サービスを普段から使っている方には、特におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券です。口座数は約270万で、投資信託の取扱本数は約1,800本となっています。eMAXIS Slim 米国株式も取り扱っています。
マネックス証券の特徴
クレジットカード積立のポイント還元率1.1%
米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄
銘柄スカウターなど投資判断サポート機能が充実
マネックス証券の特徴は、クレジットカード積立のポイント還元率が1.1%と高いことです。マネックスカードで積立設定をすると、積立金額の1.1%のマネックスポイントが貯まります。これは主要ネット証券の中でも高い水準です。
また、米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と非常に豊富です。将来的に米国個別株への投資も検討している方には、特におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社です。口座数は約160万で、投資信託の取扱本数は約1,900本となっています。eMAXIS Slim 米国株式も取り扱っています。
松井証券の特徴
25歳以下は株式取引手数料が無料
投資信託の購入時手数料は全て無料
サポート体制が充実(電話・チャット対応)
松井証券の大きな特徴は、25歳以下の方は株式取引手数料が無料という点です。若い世代の資産形成を応援する姿勢が明確で、初めて投資を始める学生や若手社会人におすすめです。
また、投資信託の購入時手数料は全て無料(ノーロード)で、100円から積立投資ができます。サポート体制も充実しており、電話やチャットでの問い合わせに対応しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であるネット証券です。口座数は約40万で、投資信託の取扱本数は約1,800本となっています。eMAXIS Slim 米国株式も取り扱っています。
三菱UFJeスマート証券の特徴
大手金融グループの安心感
三菱UFJポイントが貯まる
取引ツールが充実(PC用16種・スマホ7種)
三菱UFJeスマート証券の特徴は、大手金融グループの安心感です。システムの安定性やセキュリティ面で高い信頼性があります。また、三菱UFJポイントが貯まり、貯まったポイントは投資信託の購入に使えます。
取引ツールも充実しており、「kabuステーション」など16種類のPC用ツールと7種類のスマホアプリが用意されています。信頼性を重視する方におすすめの証券会社です。
購入後の運用方法
eMAXIS Slim 米国株式を購入した後、どのように運用していけばよいのでしょうか。長期投資を成功させるためのコツを解説します。
積立投資を始めたら、基本的には設定を変えずに続けることが大切です。しかし、生活環境の変化に応じて、積立金額を見直すタイミングもあります。
また、年に1回程度、自分の資産全体を見直すことも大切です。投資信託だけでなく、預金、保険、不動産なども含めて、バランスが取れているか確認しましょう。
投資を続けていると、必ず暴落に遭遇します。コロナショックのような大きな下落が起きた時、どう対処すればよいのでしょうか。
最も重要なのは、慌てて売らないことです。暴落時に売却してしまうと、損失が確定してしまいます。過去の歴史を見ると、株式市場は暴落後、必ず回復してきました。
むしろ、暴落時は「安く買えるチャンス」と捉えることもできます。積立投資を続けていれば、価格が下がった時に多くの口数を買い付けることができ、その後の回復時に大きな利益を得られる可能性があります。これをドルコスト平均法の効果と言います。
暴落時のメンタル管理も重要です。以下のようなチェックリストを作っておくと、冷静さを保ちやすくなります。
暴落時こそ、投資家としての真価が問われます。感情に流されず、冷静に判断することが、長期投資を成功させる鍵となります。
eMAXIS Slim 米国株式は100円から購入できますが、実際にどのくらいの金額から始めればよいかは、個人の状況によって異なります。
投資初心者の方は、まず月1,000円~5,000円程度の少額から始めることをおすすめします。投資に慣れてきたら、徐々に金額を増やしていきましょう。一般的には、月収の5%~10%程度を投資に回すのが無理のない範囲と言われています。
例えば、月収30万円の方なら、月1.5万円~3万円程度が目安です。ただし、これはあくまで目安であり、生活費や貯蓄の状況に応じて調整してください。生活防衛資金(生活費の3~6ヶ月分)を貯めてから、投資を始めることも重要です。
eMAXIS Slim 米国株式は、いつでも解約(換金)できます。解約の申し込みをすると、通常は数営業日で指定の口座に換金代金が振り込まれます。
解約時の手数料(信託財産留保額)はかかりません。ただし、NISA口座で購入した場合、解約すると非課税枠を使い切ったことになり、その枠は復活しません。また、短期間での売買を繰り返すと、複利効果が得られず、長期投資のメリットが失われてしまいます。
解約を検討する前に、本当に必要なのか、一時的な感情で判断していないかを冷静に考えましょう。どうしても資金が必要な場合は、全額ではなく一部だけ解約するという方法もあります。
NISA口座で購入した場合、利益が非課税となるため、確定申告は不要です。これがNISAの大きなメリットの一つです。
一方、特定口座(源泉徴収あり)で購入した場合も、基本的には確定申告は不要です。証券会社が自動的に税金を計算し、源泉徴収してくれるためです。ただし、複数の証券会社で取引している場合や、他の所得との損益通算をしたい場合は、確定申告をすることで税金が還付される可能性があります。
一般口座で購入した場合は、自分で損益を計算し、確定申告をする必要があります。投資初心者の方は、NISA口座か特定口座(源泉徴収あり)を選ぶことをおすすめします。
eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトを掲げています。実際に、過去には信託報酬を何度も引き下げてきた実績があります。
2025年1月25日にも、信託報酬を0.09372%から0.0814%に引き下げることが発表されました。このように、基本的には引き下げの方向で動いています。
ただし、将来的に運用環境が大きく変化した場合、値上げの可能性がゼロとは言えません。しかし、他社との競争もあり、大幅な値上げは考えにくいでしょう。投資家としては、定期的に目論見書や運用報告書を確認し、コストの変化をチェックすることが大切です。
投資信託の仕組みでは、運用会社(三菱UFJアセットマネジメント)、販売会社(証券会社)、受託会社(信託銀行)が分離されています。投資家の資産は信託銀行で分別管理されているため、運用会社が破綻しても、投資家の資産は保護されます。
運用会社が破綻した場合、別の運用会社に運用が引き継がれるか、繰上償還(強制的な解約)となります。繰上償還の場合は、その時点での基準価額で換金されます。元本が保証されるわけではありませんが、運用会社の破綻によって資産が消失することはありません。
また、証券会社が破綻した場合も、投資信託は分別管理されているため、原則として全額保護されます。ただし、分別管理が適切に行われていなかった場合に備えて、投資者保護基金により1,000万円まで補償される仕組みもあります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の主要企業500社に分散投資できる投資信託です。信託報酬0.0814%(2025年1月25日以降)という低コストで、過去には年率20%超の高いリターン実績を残してきました。
この商品の大きなメリットは、100円から始められる手軽さと、500社への分散投資によるリスク軽減効果です。NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入でき、非課税で資産形成ができます。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券など、主要なネット証券で取り扱われています。
これらのリスクを理解した上で、長期的な視点で積立投資を続けることが重要です。暴落時にも慌てて売らず、冷静に保有し続けることが、資産形成を成功させる鍵となります。
他のS&P500連動ファンドと比較しても、純資産総額の大きさや運用実績の長さから、eMAXIS Slim 米国株式は優れた選択肢と言えるでしょう。
オルカン(全世界株式)との選択に迷う方もいますが、米国への集中投資を選ぶか、全世界への分散投資を選ぶかは、ご自身の投資方針次第です。投資は余裕資金で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社や三菱UFJアセットマネジメントにご確認ください。
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