仮想通貨は未成年でも始められる|16歳からOKの取引所と注意点【2026年】

仮想通貨は未成年でも始められる|16歳からOKの取引所と注意点【2026年】

「仮想通貨に興味があるけど、未成年でも始められるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、未成年でも仮想通貨取引は可能です。

2022年4月の民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳以上なら多くの取引所で口座開設ができるようになりました。

出典:法務省「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」

さらに、16歳から口座開設できる取引所も存在します。

未成年が取引を始めるには親権者の同意が必要です

この記事では、未成年が仮想通貨を始める方法から、おすすめの取引所、税金の注意点まで、詳しく解説していきます。

この記事の要約
  • 16歳から口座開設できる取引所(BTCBOX・OKJ)があり、親権者の同意があれば未成年でも取引可能
  • 18歳以上なら多くの主要取引所で口座開設でき、親の同意なく自分で契約できる
  • 未成年でも利益が出たら確定申告が必要で、扶養から外れる可能性もあるため注意が必要
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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

未成年でも仮想通貨の取引はできる?|年齢制限の基本

仮想通貨取引を始めたいと考えている未成年の方にとって、最も気になるのは「本当に取引できるのか」という点でしょう。

ここでは、未成年の仮想通貨取引における年齢制限の基本について解説します。

18歳未満でも口座開設できる取引所がある

国内の仮想通貨取引所の中には、18歳未満でも口座開設できる取引所が存在します。具体的には、BTCBOXとOKJ(旧OKCoin Japan)の2社が16歳以上から口座開設を受け付けています。

親権者の同意書の提出が必須となります

また、16歳未満の方は、現時点で国内のどの取引所でも口座開設することはできません。仮想通貨に興味がある場合は、16歳になるまで待つか、親名義で口座を開設してもらう必要があります。

18歳以上なら多くの取引所で口座開設可能

18歳以上であれば、国内の主要な仮想通貨取引所のほとんどで口座開設が可能です。Coincheck、bitFlyer、bitbank、BitTradeなど、人気の高い取引所が利用できるようになります。

18歳以上は親の同意なく自分の意思だけで契約可能

ただし、一部の取引所では独自に20歳以上という年齢制限を設けている場合もあります。口座開設前に、各取引所の利用規約で年齢要件を確認しておきましょう。

2022年の民法改正で成人年齢が18歳に

2022年4月1日、民法の一部を改正する法律が施行され、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。これは明治時代から約140年間続いた成人年齢の定義が変わる、歴史的な改正です。

出典:法務省「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」

この改正により、18歳・19歳の方は親の同意を得ずに様々な契約を結べるようになりました。仮想通貨取引所の口座開設、クレジットカードの作成、アパートの賃貸契約などが、自分の判断だけで可能になっています。

飲酒・喫煙は引き続き20歳以上という制限が維持

未成年が仮想通貨を始める方法は3つ|特徴とポイント

未成年が実際に仮想通貨取引を始めるには、いくつかの方法があります。

ここでは、年齢や状況に応じた3つの方法を紹介します。

16歳以上なら未成年対応の取引所で口座開設

16歳以上であれば、BTCBOXまたはOKJで自分名義の口座を開設することができます。これは未成年が自分の名前で仮想通貨取引を始められる唯一の方法です。

親権者の同意書の提出が必須となります

取扱銘柄数は主要取引所と比べて少ない傾向にありますが、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨は取引できます。18歳になるまでの練習として、少額から始めるのに適しています。

親名義で口座を開設して取引する

16歳未満の方や、未成年対応取引所以外を利用したい場合は、親名義で口座を開設してもらう方法があります。この方法なら、主要な取引所も利用でき、取扱銘柄や手数料の選択肢が広がります。

口座名義は親になるため、法律上は親が取引を行っていることになります

また、親に内緒で取引することはできません。親の理解と協力を得た上で、親子で一緒に学びながら取引を進めることが大切です。投資金額や取引ルールについても、事前に親と相談して決めておきましょう。

18歳になるまで待って主要取引所を利用

18歳になるまで待つという選択肢もあります。18歳以上になれば、Coincheckやbitbank、bitFlyerなど、国内の主要な取引所のほとんどで口座開設が可能になります。

18歳になるまでの間は学習期間として活用できます

また、少額でも貯金をしておくことで、18歳になったときにすぐに取引を始められる準備ができます。焦って始めるよりも、しっかりと知識を身につけてから始める方が、失敗のリスクを減らせます。

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未成年対応の仮想通貨取引所3社|詳細比較

16歳から口座開設できる取引所は、国内ではBTCBOXとOKJの2社のみです。

ここでは、それぞれの特徴と利用条件を詳しく解説します。

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer 公式サイト

出典: bitFlyer公式サイト

bitFlyerの基本情報
取扱銘柄数 39種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) 0.01%〜0.15%
取引手数料(Taker) 0.01%〜0.15%
日本円入金手数料 無料(住信SBIネット銀行)/ 330円(その他)
日本円出金手数料 220円〜770円
最小注文金額 1円
口座開設 最短5分
登録番号 関東財務局長 第00003号

📌 bitFlyerの特徴

ビットコイン取引量9年連続国内No.1※

※ 国内暗号資産交換業者における2016年~2024年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。(日本暗号資産等取引業協会が公表する統計情報および国内暗号資産交換業者各社が公表する取引データに基づき当社にて集計。日本暗号資産等取引業協会の統計情報については2018年以降分を参照)

創業以来ハッキング被害ゼロ

出典:海外暗号資産取引所 Bybit ハッキング被害報道を受けた当社対応 2025年2月22日

Vポイントをビットコインに交換可能

bitFlyer クレカでBTC還元

bitFlyerは国内最大級の仮想通貨取引所で、18歳以上から口座開設が可能です。2014年設立の老舗取引所として300万人以上のユーザーに利用されており、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

1円から仮想通貨を購入できるため、少額から投資を始めたい方に最適です

取扱銘柄は39種類と豊富で、取引所形式と販売所形式の両方に対応しています。販売所での売買手数料は無料で、住信SBIネット銀行からの入金手数料も無料となっており、コストを抑えて取引できます。また、スマホアプリは直感的な操作性で評価が高く、外出先でも簡単に取引や資産管理が可能です。セキュリティ面では二段階認証、コールドウォレット、マルチシグなど多層的な対策が施されており、安心して利用できます。

少額から始めたい18歳以上の方や、使いやすいアプリで取引したい初心者の方におすすめの取引所です。

BTCBOX|16歳から口座開設可能

BTCBOXは2014年に設立された国内最古参の仮想通貨取引所で、16歳以上から口座開設が可能です。長年の運営実績があり、サーバーダウンの経験がないことから、高い安定性とセキュリティを誇っています。

未成年申込者は親権者と同居していることが条件です

取扱通貨は7種類と主要取引所と比べると少なめですが、ビットコインやイーサリアムなど主要な銘柄は取引できます。また、BTC融資サービスは未成年の場合は利用対象外となります。

注意点として、未成年口座の取引主体者(実際に取引操作を行う方)は親権者となります。つまり、口座は未成年者名義ですが、実際の取引は親が行う必要があるということです。

OKJ|16歳から・親権者同意書が必要

OKJ(旧OKCoin Japan)は、世界的な暗号資産取引所OKXの日本法人で、16歳以上から口座開設が可能です。取扱銘柄数は49種類と国内トップクラスで、多様な仮想通貨に投資できます。

「未成年の口座開設及び取引に係る同意書」の提出が必要です

口座開設時には、2名の保護者情報を入力する必要があります。また、本人確認書類として個人番号カード、パスポート、住民票の写し、健康保険証などが使用できます。加えて、未成年者と保護者の関係を示す書類(世帯全員が記載された住民票または戸籍謄本)のアップロードも必要です。

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2社の比較表|どちらを選ぶべき?

項目 BTCBOX OKJ
年齢制限 16歳以上 16歳以上
取扱銘柄数 7種類 49種類
親権者同意書 必要 必要
同居条件 必須 記載なし
電話確認 あり(親権者へ) 記載なし
取引主体者 親権者 記載なし
特徴 最古参・高い安定性 取扱銘柄が豊富

どちらを選ぶべきかは、目的によって異なります。安定性を重視し、ビットコインなど主要銘柄だけを取引したい方はBTCBOXが適しています。一方、多様な銘柄に投資したい方や、ステーキングなどのサービスを利用したい方はOKJがおすすめです。

親権者同意書の準備方法|記入例と提出手順

未成年が仮想通貨取引所で口座開設する際、親権者同意書は必須の書類です。

ここでは、同意書の準備方法と提出手順を詳しく解説します。

親権者同意書とは?なぜ必要なのか

親権者同意書とは、未成年者が契約を結ぶ際に、親権者が法定代理人としてその契約に同意することを証明する書類です。民法では、未成年者が法律行為をする際には原則として親権者の同意が必要とされています。

仮想通貨取引所の口座開設は法律上の契約行為にあたるため、未成年者が口座を開設する場合には親権者の同意が必要です。同意書には、親権者が取引によって生じる可能性のあるリスクを理解し、その責任を負うことを確約する内容が含まれています。

同意書なしで口座開設を進めることはできません

同意書のダウンロードと記入方法

親権者同意書は、各取引所の公式サイトからダウンロードできます。BTCBOXの場合は口座開設手続きの途中で表示されるリンクから、OKJの場合は公式サイトのサポートページからダウンロード可能です。

記入する内容は取引所によって異なりますが、一般的には未成年者の氏名・生年月日、親権者の氏名・生年月日・住所・連絡先、親権者と未成年者の続柄、同意する旨の文言、親権者の署名・捺印などが必要です。

捺印は認印で問題ありませんがシャチハタは避けましょう

提出時の注意点と審査期間

親権者同意書は、本人確認書類と一緒にアップロードまたは郵送で提出します。アップロードする場合は、スマートフォンで撮影した画像でも問題ありませんが、文字がはっきり読める状態で撮影しましょう。

提出後の審査期間は取引所によって異なりますが、通常は数日から1週間程度です。未成年の口座開設は成人の場合よりも審査が厳格で、時間がかかる傾向にあります。

同意書に不備があると審査が遅れたり再提出を求められます

両親が離婚している場合の対応

両親が離婚している場合、親権を持つ親の同意書が必要になります。日本では離婚時に父母のどちらか一方が親権者となるため、親権者1名の同意書で問題ありません。

ただし、取引所によっては2名の保護者情報を求める場合があります。その場合は、親権者と、もう1名は親権者の配偶者(再婚している場合)や、親権者の親(祖父母)などの情報を記入することになります。

不明な点は口座開設前に取引所サポートへ問い合わせを

18歳以上におすすめの仮想通貨取引所3社

18歳以上になれば、国内の主要な仮想通貨取引所のほとんどで口座開設が可能になります。

ここでは、初心者にもおすすめの取引所3社を紹介します。

取引所 銘柄数 手数料 最低額 特徴
bitFlyer 39種類 Maker 0.01%〜0.15% 1円 ビットコイン取引量9年連続国内No.1※国内暗号資産交換業者における2016 年~2024 年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。(日本暗号資産取引業協会が公表する統計情報および国内暗号資産交換業者各社が公表する取引データに基づき当社にて集計。日本暗号資産取引業協会の統計情報については2018年以降分を参照)
bitbank 44種類 -0.02%〜 銘柄による 取引所の取扱銘柄が豊富
BitTrade 47種類 無料 2円 取扱銘柄数国内最多級

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer 公式サイト

出典: bitFlyer公式サイト

bitFlyerの基本情報
取扱銘柄数 39種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) 0.01%〜0.15%
取引手数料(Taker) 0.01%〜0.15%
日本円入金手数料 無料(住信SBIネット銀行)/ 330円(その他)
日本円出金手数料 220円〜770円
最小注文金額 1円
口座開設 最短5分
登録番号 関東財務局長 第00003号

📌 bitFlyerの特徴

ビットコイン取引量9年連続国内No.1※

※ 国内暗号資産交換業者における2016年~2024年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。(日本暗号資産等取引業協会が公表する統計情報および国内暗号資産交換業者各社が公表する取引データに基づき当社にて集計。日本暗号資産等取引業協会の統計情報については2018年以降分を参照)

創業以来ハッキング被害ゼロ

出典:海外暗号資産取引所 Bybit ハッキング被害報道を受けた当社対応 2025年2月22日

Vポイントをビットコインに交換可能

bitFlyer クレカでBTC還元

bitFlyerは、1円から仮想通貨を購入できる初心者に優しい取引所です。未成年の方でも少額から始められるため、リスクを抑えながら仮想通貨投資を学ぶことができます。取引所形式と販売所形式の両方に対応しており、39種類の銘柄を取り扱っています。

住信SBIネット銀行からの入金手数料が無料で、販売所の取引手数料も無料です

口座開設は最短5分で完了し、スマホアプリも直感的に操作できる設計になっています。セキュリティ面では二段階認証、コールドウォレット、マルチシグなど多層的な対策を実施しており、関東財務局長 第00003号の登録を受けた信頼性の高い事業者です。300万人以上のユーザーが利用している実績もあります。

少額から安全に仮想通貨を始めたい未成年の方や、手数料を抑えて取引したい方におすすめの取引所です。

bitbank|取引所の取扱銘柄が豊富

bitbank 公式サイト

出典: bitbank公式サイト

bitbankの基本情報
取扱銘柄数 44種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ なし
取引手数料(Maker) -0.02%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.12%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 550円/770円(3万円以上)
最小注文金額 銘柄による
口座開設 最短即日
登録番号 関東財務局長 第00004号

📌 bitbankの特徴

取引所の取扱銘柄数が国内最多級

Maker手数料がマイナス(報酬)

高いセキュリティ評価

板取引に強い

bitbankは、取引所形式での取扱銘柄数が国内最多級の仮想通貨取引所です。取引所形式とは、ユーザー同士が直接売買する方式で、販売所形式と比べてスプレッド(売値と買値の差)が狭く、有利な価格で取引できます。

Maker手数料はマイナス(-0.02%)で報酬がもらえます

セキュリティ面でも高い評価を受けており、コールドウォレット管理やマルチシグ対応など、万全の体制を整えています。板取引に慣れたい方や、取引コストを抑えたい方におすすめの取引所です。

BitTrade|取扱銘柄数国内最多級

BitTrade 公式サイト

出典: BitTrade公式サイト

BitTradeの基本情報
取扱銘柄数 47種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) 無料
取引手数料(Taker) 無料
日本円入金手数料 無料(クイック入金/住信SBI・PayPay銀行)
日本円出金手数料 330円
最小注文金額 2円
口座開設 最短5分
登録番号 関東財務局長 第00007号

📌 BitTradeの特徴

取扱銘柄数国内最多級(47銘柄)

取引所手数料無料

2円から取引可能

旧Huobi Japan

BitTrade(旧Huobi Japan)は、取扱銘柄数47種類と国内最多級の仮想通貨取引所です。ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄から、国内では取り扱いが少ないアルトコインまで、幅広い銘柄に投資できます。

取引所形式の手数料が無料で最低取引額は2円から

最短5分で口座開設が完了し、すぐに取引を始められる点も魅力です。多様な銘柄に分散投資したい方や、マイナーなアルトコインに興味がある方に適した取引所と言えます。

年齢別の口座開設ガイド|何歳から何ができる?

仮想通貨取引所の口座開設条件は、年齢によって大きく異なります。

ここでは、年齢別に何ができるのかを詳しく解説します。

16歳未満|口座開設できる取引所はない

16歳未満の方は、現時点で国内のどの仮想通貨取引所でも自分名義の口座を開設することはできません。これは、取引所各社が独自に設定している年齢制限によるものです。

親名義で口座を開設してもらう方法があります

また、仮想通貨やブロックチェーンについて学ぶことは年齢に関係なくできます。書籍やオンライン記事で基礎知識を身につけたり、仮想通貨の仕組みを理解したりすることで、16歳になったときにスムーズに取引を始められる準備ができます。

16〜17歳|BTCBOX・OKJで口座開設可能

16歳・17歳の方は、BTCBOXまたはOKJで自分名義の口座を開設できます。これは国内では非常に限られた選択肢で、この2社のみが16歳以上の未成年者の口座開設を受け付けています。

口座開設には親権者の同意書が必須です

取扱銘柄数は主要取引所と比べると少なめですが、ビットコインやイーサリアムなど主要な銘柄は取引できます。18歳になるまでの間、少額から取引を始めて経験を積むのに適しています。親とよく相談し、投資金額や取引ルールを決めてから始めましょう。

18〜19歳|ほぼ全ての取引所で口座開設可能

18歳・19歳の方は、民法上の成人となるため、ほぼ全ての国内仮想通貨取引所で口座開設が可能です。親の同意なく、自分の意思だけで契約を結べるようになります。

Coincheck、bitFlyer、bitbankなど主要取引所が利用可能

ただし、一部の取引所では独自に20歳以上という年齢制限を設けている場合があります。例えば、GMOコインは満20歳以上でないと口座開設できません。口座開設前に、各取引所の利用規約で年齢要件を必ず確認しましょう。

18歳以上は契約の責任を全て自分で負うことになります

未成年が仮想通貨取引をするメリット3つ

未成年のうちから仮想通貨取引を始めることには、いくつかのメリットがあります。

ここでは、教育的な観点も含めた主なメリットを紹介します。

金融リテラシーが向上する

仮想通貨取引を通じて、金融や経済の仕組みを実践的に学ぶことができます。価格変動の要因を理解するために、世界経済のニュースや金融政策に関心を持つようになり、自然と知識が身につきます。

例えば、アメリカの中央銀行であるFRBや、金融政策を決定するFOMCの発表が仮想通貨の価格に影響を与えることが多いです。こうした情報に触れることで、銀行や金融機関の役割、経済の動きなどを理解できるようになります。

また、投資と貯蓄の違い、資産管理の重要性、リスクとリターンの関係など、将来の資産形成に役立つ基礎知識を若いうちから学べます。高校の授業でも投資教育が始まっていますが、実際に投資を経験することで、より深い理解が得られます。

少額から投資経験を積める

仮想通貨は、数百円から数千円という少額から取引を始められます。株式投資では数万円以上の資金が必要な場合が多いですが、仮想通貨ならお小遣いやアルバイト代の一部で投資経験を積むことができます。

少額から始めることで大きな損失のリスクを抑えられる

少額から始めることで、大きな損失のリスクを抑えながら、取引の流れや価格変動の感覚を掴めます。実際に自分のお金を使うことで、真剣に学ぶ姿勢が生まれ、投資判断の重要性を実感できます。

また、失敗しても取り返しのつく金額で経験を積めるため、若いうちに失敗から学ぶ機会を得られます。これは将来、より大きな金額を運用する際に役立つ貴重な経験となります。

長期投資で資産形成の基礎を学べる

未成年のうちから投資を始めることで、長期的な視点での資産形成の考え方を身につけられます。仮想通貨は短期的には価格変動が大きいですが、長期的には成長が期待される資産とも言われています。

若いうちから少額でも積立投資を続けることで、時間を味方につけた資産形成の方法を学べます。また、価格が下がったときに慌てて売却するのではなく、長期的な視点で保有し続ける忍耐力も養われます。

価格が大きく下落するリスクがあることも理解が必要

ただし、長期投資といっても、価格が大きく下落するリスクがあることは理解しておく必要があります。余剰資金の範囲内で、生活に支障のない金額で取引を行うことが大切です。

未成年の仮想通貨取引で気をつけたい5つのこと

未成年が仮想通貨取引を行う際には、特有のリスクや注意点があります。

ここでは、必ず知っておくべき5つの注意点を解説します。

価格変動リスクが大きい

仮想通貨は、株式や債券と比べて価格変動が非常に大きい資産です。1日で10%以上価格が動くことも珍しくなく、場合によっては購入価格の半分以下になることもあります。

投資した資金が減る可能性を十分に認識しておく

特に未成年の場合、投資経験が少ないため、大きな価格変動に動揺してしまう可能性があります。価格が下がったときにパニックになって損切りしてしまったり、逆に上がったときに欲を出して追加投資してしまったりすることがあります。

価格変動リスクを理解し、投資した資金が減る可能性があることを十分に認識しておきましょう。また、生活費や学費など、絶対に失ってはいけないお金を投資に回すことは避けるべきです。

詐欺やフィッシング被害に遭う可能性

仮想通貨に関連した詐欺やフィッシング被害が後を絶ちません。高額な利益を謳う投資詐欺や、SNSを通じた投資勧誘トラブルが増加傾向にあります。

出典:国民生活センター「暗号資産に関する消費者トラブル」

SNSで知り合った人からの投資勧誘には要注意

未成年は社会経験が少ないため、詐欺の手口を見抜くことが難しい場合があります。特に、友人や知人から紹介された投資案件、SNSで知り合った人からの勧誘などには注意が必要です。

また、偽のウェブサイトやメールで個人情報やパスワードを盗もうとするフィッシング詐欺にも警戒しましょう。取引所の公式サイトは必ずブックマークしておき、怪しいリンクはクリックしないことが大切です。

学業との両立が難しくなる場合がある

仮想通貨の価格変動が気になって、勉強に集中できなくなる可能性があります。特に、価格が大きく動いているときは、スマートフォンで何度もチェックしてしまい、授業中や試験勉強の時間が削られることがあります。

学生の本分は学業です。取引は余暇時間の範囲で

また、損失が出たときの精神的なストレスが、学業に悪影響を及ぼすこともあります。投資で失敗したことを引きずってしまい、勉強に手がつかなくなるケースも報告されています。

学生の本分は学業です。仮想通貨取引はあくまで余暇時間の範囲内で行い、学業を最優先にするという姿勢を忘れないようにしましょう。価格チェックの回数を制限したり、取引時間を決めたりするなど、自分でルールを設けることが大切です。

年齢を偽る行為は違法

年齢制限のある取引所で、年齢を偽って口座開設することは違法行為です。本人確認書類を偽造したり、他人の書類を使用したりすることは、私文書偽造罪や詐欺罪に該当する可能性があります。

年齢詐称は高い確率で発覚します

また、年齢を偽って開設した口座は、発覚した時点でアカウントが凍結され、預けていた資産が引き出せなくなる可能性があります。最悪の場合、資産が没収されることもあります。

「バレなければ大丈夫」という考えは非常に危険です。取引所は本人確認(KYC)を厳格に行っており、年齢詐称は高い確率で発覚します。正規の方法で口座開設できる年齢になるまで待つか、親名義で口座を開設してもらうなど、合法的な方法を選びましょう。

保護者の理解と協力が不可欠

未成年が仮想通貨取引を行う場合、保護者の理解と協力は不可欠です。親に内緒で取引を始めると、問題が起きたときに相談できず、事態が悪化する可能性があります。

投資金額や取引ルールについて親と相談しましょう

特に、大きな損失が出たときや、詐欺被害に遭ったときに、親に相談できないことで適切な対処が遅れることがあります。また、税金の申告が必要になった場合も、親の協力なしでは手続きが難しくなります。

仮想通貨取引を始める前に、必ず親と相談しましょう。投資金額、取引ルール、リスクについて話し合い、親の理解を得た上で始めることが大切です。親子で一緒に学びながら取引を進めることで、トラブルを避けられる可能性が高まります。

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未成年の税金・確定申告|知っておくべき基礎知識

未成年でも、仮想通貨で利益が出れば税金の申告が必要になります。

ここでは、未成年特有の税務上の注意点を詳しく解説します。

未成年でも利益が出たら確定申告が必要

仮想通貨取引で得た利益は、原則として「雑所得」に分類され、総合課税の対象となります。これは未成年であっても同じで、一定以上の利益が出た場合は確定申告が必要です。

出典:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について」

年間の合計所得が48万円を超えると確定申告が必要

給与所得がない学生や扶養に入っている方の場合、仮想通貨の利益を含む年間の合計所得金額が48万円(基礎控除額)を超えると確定申告が必要になります。一方、アルバイトなどで給与所得がある方は、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。

確定申告を怠ると、後日税務署から指摘を受け、延滞税や無申告加算税などのペナルティが課される可能性があります。仮想通貨の取引履歴は取引所やブロックチェーン上に記録が残るため、「申告しなければ分からない」という考えは危険です。

親の扶養から外れる可能性がある

扶養に入っている未成年が仮想通貨で一定以上の利益を得ると、親の扶養から外れる可能性があります。扶養から外れると、親が受けられる扶養控除がなくなり、親の税金負担が増えることになります。

扶養から外れると親の税金負担が増加します

税務上の扶養の基準は、年間の合計所得金額が48万円以下であることです。仮想通貨の利益とアルバイト収入を合算した所得が48万円を超えると、扶養から外れる可能性があります。

例えば、アルバイトで年間50万円の給与収入がある場合、給与所得控除55万円を差し引くと給与所得は0円となります。この場合、仮想通貨の利益が48万円以下であれば扶養内に収まりますが、48万円を超えると扶養から外れることになります。

扶養から外れると、親の所得税・住民税が増加するだけでなく、場合によっては親の健康保険の扶養からも外れ、自分で国民健康保険に加入する必要が生じることもあります。取引を始める前に、どのくらいの利益で扶養から外れるのか、親と一緒に確認しておきましょう。

親名義の口座で取引した場合の税務上の扱い

親名義で口座を開設し、実際の資金は未成年者が出している場合、税務上は親の所得として扱われます。なぜなら、口座名義人が親であり、法律上は親が取引を行っていることになるためです。

不明な点は税務署や税理士に相談しましょう

この場合、仮想通貨で得た利益は親の雑所得として計算され、親が確定申告を行う必要があります。親の他の所得と合算されるため、親の税率が適用されることになります。所得が多い親の場合、税率が高くなる可能性があります。

また、未成年者が出した資金で親名義の口座を使うことは、贈与税の問題が生じる可能性もあります。未成年者から親への資金提供が贈与とみなされる場合、年間110万円を超える金額には贈与税がかかります。

親名義で口座を開設する場合は、税務上の扱いについて事前に理解しておくことが大切です。不明な点がある場合は、税務署や税理士に相談することをおすすめします。

よくある質問(Q&A)

高校生でも仮想通貨の口座開設はできますか?

16歳以上の高校生であれば、BTCBOXまたはOKJで口座開設が可能です。ただし、親権者の同意書の提出が必須で、BTCBOXの場合は親権者との同居も条件となります。18歳以上の高校生であれば、多くの主要取引所で口座開設ができます。

親に内緒で取引することはできますか?

16〜17歳の方は、親権者の同意書が必須のため、親に内緒で取引することはできません。18歳以上であれば法律上は親の同意なく口座開設できますが、トラブルが起きたときに相談できないリスクがあります。親の理解を得た上で取引を始めることを強くおすすめします。

未成年でもレバレッジ取引はできますか?

未成年対応の取引所(BTCBOX・OKJ)では、レバレッジ取引は提供されていないか、制限されています。18歳以上でも、レバレッジ取引は損失が拡大するリスクが高いため、初心者にはおすすめできません。まずは現物取引で経験を積むことが大切です。

18歳になったら取引所を変更すべきですか?

BTCBOXやOKJで取引していた方が18歳になった場合、必ずしも取引所を変更する必要はありません。ただし、主要取引所の方が取扱銘柄数が多かったり、手数料が安かったりする場合があります。自分の取引スタイルに合わせて、複数の取引所を比較検討してみましょう。

海外取引所を使うのは違法ですか?

海外取引所の利用自体は違法ではありませんが、日本の金融庁に登録していない業者との取引はリスクが高いです。トラブルが起きても日本の法律で保護されず、資金が戻ってこない可能性があります。また、海外取引所でも年齢制限がある場合が多く、年齢を偽ることは違法です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

未成年でもステーキングやレンディングはできますか?

取引所によって異なります。OKJではステーキングサービスが提供されていますが、BTCBOXの融資サービスは未成年は対象外となっています。利用したいサービスがある場合は、各取引所の利用規約で未成年の利用可否を確認しましょう。

損失が出た場合、親に責任がありますか?

親名義で口座を開設している場合、法律上は親が取引を行っていることになるため、親に責任があります。未成年者名義の口座(BTCBOX・OKJ)の場合でも、親権者の同意書で「取引によって問題が生じた場合にはその責任を負う」ことを確約しているため、親に責任が及ぶ可能性があります。

未成年の仮想通貨取引に関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。

まとめ

未成年でも仮想通貨取引は可能です。16歳以上ならBTCBOXやOKJで自分名義の口座を開設でき、18歳以上なら多くの主要取引所が利用できます。2022年の民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳・19歳の方は親の同意なく契約を結べるようになりました。

未成年が仮想通貨取引を始めるメリットとして、金融リテラシーの向上、少額から投資経験を積めること、長期投資で資産形成の基礎を学べることが挙げられます。一方で、価格変動リスクの大きさ、詐欺やフィッシング被害に遭う可能性、学業との両立の難しさなど、注意すべき点も多くあります。

税金面では、未成年でも利益が出たら確定申告が必要です。扶養に入っている方は、年間の合計所得が48万円を超えると親の扶養から外れ、親の税金負担が増える可能性があります。親名義で口座を開設した場合は、税務上は親の所得として扱われることも理解しておきましょう。

最も重要なのは、保護者の理解と協力を得ることです。投資金額や取引ルールについて親とよく相談し、リスクを十分に理解した上で、生活に支障のない範囲で取引を始めましょう。年齢を偽る行為は違法であり、必ず正規の方法で口座開設を行ってください。

未成年のうちから投資経験を積むことは、将来の資産形成に役立つ貴重な学びとなります。ただし、焦らず慎重に、少額から始めることが成功への近道です。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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