
フリーターのクレジットカード申込|年収欄の書き方と年会費無料カード

クレジットカードの国際ブランドをマスターカードに絞って選ぶなら、判断軸は年会費・基本還元率・海外での使い勝手の3点に整理できます。すでにVisaを1枚持っている場合、ブランドを分けることで決済できない場面を減らせるという実利があります。
この記事では、マスターカードを選べる主要なカードを個別に紹介したうえで、海外ATMでの引き出しやタッチ決済、為替レートと海外事務手数料のしくみを解説します。
申込フォームでブランドを選ぶときに年会費や還元率が変わるのか、あとから変更できるのかという実務的な疑問にも答えます。


目次
VISAを持っている人がマスターカードを選ぶ理由
1枚目にVisaを選ぶ人は多く、2枚目の候補としてマスターカードが挙がるのは自然な流れです。同じブランドで固めるより、決済手段の選択肢が実際に増えるためでしょう。
ただし「分散すれば安心」とだけ理解しても、どのカードを選ぶかの判断には届きません。ここでは分散の効果がどこに出るのか、そして選ぶときの基準を先に整理します。
クレジットカードが使えない原因は、カード会社側のシステム障害、加盟店の端末やネットワークの不具合、利用状況によるオーソリの保留など複数あります。
このうち加盟店側やブランド側の要因は、別ブランドのカードを持っていれば回避できる場合があります。2枚とも同じブランドだと、同じ原因で同時に止まる可能性が残ります。
もう1つの効果が、加盟店の受け入れブランドの違いです。日本国内では差を感じる場面はほとんどありませんが、海外では店舗が特定ブランドしか扱っていないケースがあります。
分散の本質は「得をする」ことではなく、支払いができない状況を減らすこと。旅行先や出張先で現金以外の手段が1つもない状態を避ける、という保険的な発想です。
マスターカードが具体的に効くとよく挙がるのが、欧州圏での利用とコストコでの買い物です。どちらも加盟店側の受け入れブランドが背景にあります。
また、海外ATMでの現地通貨の引き出し(キャッシング)に対応したネットワークが世界的に整備されている点も、海外での利用が多い方には実利があります。
加えて、Mastercardコンタクトレスに代表されるタッチ決済への対応が進んでおり、少額決済でサインや暗証番号の入力を省ける場面が増えました。
これらの詳細は後半のセクションで扱います。まずは、どのカードを選ぶかの基準を押さえておきましょう。
1つ目が年会費です。2枚目でコストを増やしたくないなら、年会費永年無料のカードから選ぶのが素直な選択になります。
2つ目が基本還元率。広告に出る「最大◯%」は対象店舗や決済方法などの条件付きであることが多く、どこでも効く基本還元率を軸に比べたほうが実態に近くなります。
3つ目が海外での使い勝手です。海外事務手数料の率と、海外旅行傷害保険が自動付帯か利用付帯かの2点を確認しておくと判断を誤りにくいでしょう。
さらに、すでに持っているVisaと貯まるポイントが重複しないかも見ておきたいところ。同じ経済圏で固めると、分散したはずが実質1枚と変わらない使い方になりがちです。
マスターカードとVisa・JCBは何が違う?
国際ブランドは、加盟店網の広さと特典の方向性が異なります。どれが優れているかではなく、どう組み合わせるかで考えると選びやすくなるでしょう。
ここでは、Visaと組ませる相手としてマスターカードやJCBがどう違うのかという角度で整理します。

Visaは200以上の国と地域で事業を展開しており、海外でも使えない場面が比較的少ないブランドです。1枚目にも2枚目にも据えやすい汎用性があります。
出典: Visa「当社について」
JCBは日本国内の加盟店が多く、ハワイやアジアの一部地域では専用ラウンジや優待が厚い一方、欧米では使えない店舗も残ります。
American ExpressとDiners Clubは、加盟店数よりもステータスと優待に強みを置くブランド。旅行系の付帯サービスを目当てに選ばれることが多い位置づけです。
| 国際ブランド | 加盟店網の傾向 | 強みの方向性 | Visaとの組み合わせ |
| Mastercard | 世界的に広い | 欧州圏での実績、コンタクトレス決済、海外ATM対応 | 加盟店網が同水準で、受け入れブランドの違いを補える |
| Visa | 世界的に広い | 対応国・地域が広く、1枚目の定番 | — |
| JCB | 国内中心、海外は地域差あり | 国内加盟店、ハワイ・アジア圏の現地サポート | 渡航先が限定される分、汎用ブランドとの併用が前提 |
| American Express | Visa・Mastercardより限定的 | ステータス、旅行系優待 | 使えない店舗の代替として汎用ブランドが必要 |
| Diners Club | 限定的 | ステータス、グルメ優待 | 同上 |
この表からわかるのは、Visaの相方として加盟店網の水準をそろえたいならMastercard、地域特化のサポートを足したいならJCBという住み分けです。
日本国内の一般的な店舗では、VisaとMastercardのどちらかしか使えないという場面はほとんどありません。
両方を扱う加盟店が大半です。
そのため国内利用が中心なら、ブランドよりもカードそのもののポイント還元率や商圏特典で選んだほうが実利につながります。
例外として、特定の店舗が独自の理由で受け入れブランドを絞っている場合があります。コストコがその代表例で、後述のセクションで詳しく扱います。
ネット決済でも同様に、両ブランドとも幅広く対応。ただし加盟店側のシステム都合で片方だけ通らない事例はゼロではありません。
渡航先が決まっているなら、ブランド選びの答えははっきりします。欧米や複数国を周遊する旅行なら、加盟店網の広いVisaやMastercardを軸にするのが安全です。
一方、ハワイ・グアム・ソウル・台北・香港・バンコクといった地域にはJCBが日本語対応の海外サービス窓口を置いており、現地での予約や紛失時のサポートを受けやすい利点があります。
出典: JCB PLAZA(海外サービス窓口)
窓口の設置都市や提供内容は変わることがあるため、渡航前に公式サイトで現行の情報を確認してください。
実務的には、汎用ブランド1枚を主軸に据え、渡航先に応じてもう1枚を足す形が現実的でしょう。マスターカードは前者の役割を担いやすい位置にあります。
マスターカードを選べるカードは幅広く、年会費無料の一般カードから、条件達成で年会費が無料になるゴールド、旅行系特典を厚くしたプラチナまで揃います。絞り込みで最初に決めたいのは、年会費をかけるかどうかです。
年会費を増やしたくない2枚目なら永年無料のカードを、海外旅行傷害保険や空港ラウンジを求めるなら年会費のかかるランクを検討する、という順で見ると迷いにくくなります。基本還元率で比べたうえで、海外事務手数料と保険の付帯条件(自動付帯か利用付帯か)を確認するのが実質判断の近道です。

マスターカードのおすすめ9選
ここからは、マスターカードを選択できる主要なカードを個別に紹介します。年会費永年無料のものから順に、どんな使い方に向くかを整理しました。
スペックの数値は各社の公表内容にもとづきますが、改定されることがあります。
申込前に公式サイトで現行の条件を確認してください。
| 三井住友カード(NL)の基本情報 | |
| 年会費 | 永年無料 |
| ポイント還元率 | 最大0.5%(獲得 200円=1P)、優待: 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダー7%、条件達成でセブン‐イレブン最大10%還元10%、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのタッチ決済で7%還元7%、マネーフォワード ME のプレミアムサービスで10%還元10% |
| 貯まるポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard: 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より2.20%→3.63%に改定 |
| 発行スピード | 最短10秒でカード番号を表示、即時発行可能。夜間帯(19:31~翌8:59)申込の場合は一時的な仮のショッピング利用枠(買物枠5万円・1回払いのみ)で発行 ※即時発行とならない場合がある・毎週月曜1:00~7:45の申込等は即時発行とならない |
| 申込条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
| 電子マネー・スマホ決済 | iD/Apple Pay/Google Pay/Google ウォレット/Samsung Wallet/タッチ決済 |
| 付帯保険 | 海外旅行: 最高2,000万円(利用付帯) 国内旅行: 公式に記載なし(確認済み) ショッピング: 付帯なし |
| 追加カード | 家族カード: 永年無料 |
📌 三井住友カード(NL)の特徴
✓ ナンバーレスデザインでカード番号盗み見を防止、高いセキュリティ性
✓ 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元
✓ 最短10秒でカード番号発行、届く前からネットショッピングに利用可能
👤 こんな人におすすめ: コンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済が日常で、番号レスの安心感と発行スピードも重視する人
三井住友カード(NL)は年会費永年無料で、国際ブランドはVisaとMastercardから選べます。基本のポイント還元率は0.5%です。
対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると最大7%還元、条件達成でセブン-イレブンは最大10%といった優待があります。いずれも対象店舗・決済方法・上限などの条件付きの数値です。
カード番号は最短10秒で即時発行に対応(ナンバーレスのため。夜間帯の申込では仮枠5万円での発行となる場合があります)。プラスチックカードの到着は別途日数がかかります。
券面に番号を記載しないナンバーレスデザインで、番号の盗み見を避けられる点も日常利用での安心材料でしょう。
海外事務手数料は3.63%(Visa・Mastercard共通、2024年11月改定)。海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯で、旅行代金の決済など所定の条件を満たす必要があります。
申込条件は満18歳以上(高校生を除く)。家族カードは永年無料です。年間100万円の利用でゴールド(NL)への永年無料アップグレードの案内がある点も、長く持つ前提なら見ておきたいところ。
コンビニや対象の飲食店でスマホのタッチ決済を使う機会が多く、Visa側で別の経済圏を使っている方の2枚目に向きます。
| 楽天カードの基本情報 | |
| 年会費 | 永年無料。「年間○○円以上ご利用いただいた場合に限る。」などの条件は一切ありません。 |
| ポイント還元率 | 1%(獲得 100円=1P)、優待: 楽天市場でのお買い物(SPU 楽天カード通常分+特典分)3%、公共料金(電気・ガス・水道等)・税金・国民年金等0.2% |
| 貯まるポイント | 楽天ポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard/JCB: 3.63%/American Express: 3.63% ※公式FAQ 3.63%(税込)。2025年3月改定 |
| 発行スピード | 約1週間でお届け |
| 申込条件 | 18歳未満、海外在住の方は申し込み不可。カード発行には所定の審査あり。 |
| 電子マネー・スマホ決済 | 楽天Edy/Apple Pay/Google Pay/タッチ決済 |
| 付帯保険 | 海外旅行: 最高2,000万円(傷害死亡・後遺障害)(利用付帯) 国内旅行: 付帯なし ショッピング: 付帯なし |
| 追加カード | ETCカード: 550円(税込み)。楽天会員の会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員は無料。 |
📌 楽天カードの特徴
✓ ポイント還元率1.0%で日常の買い物でも効率よくポイントが貯まる
✓ 楽天市場でポイント最大3倍、楽天経済圏でメリット大
✓ 新規入会キャンペーン実施中(条件・進呈ポイント数は時期により変動)
👤 こんな人におすすめ: 楽天市場や楽天のサービスを日常的に使い、ポイントを楽天経済圏に集約したい人
楽天カードは年会費永年無料(利用金額などの条件なし)で、Visa・Mastercard・JCB・American Expressから国際ブランドを選べます。
基本還元率は1%と高めで、楽天市場での利用は3%。一方で公共料金などの支払いは0.2%と、対象によって還元率が変わる点は押さえておきましょう。
貯まるのは楽天ポイントで、毎月5と0のつく日は楽天市場でポイント4倍、楽天トラベルの事前決済は2.5倍(要エントリー)といった施策があります。内容や期間は変動します。
海外事務手数料は3.63%(2025年3月改定、税込)。海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯で、傷害死亡・後遺障害が対象です。
ETCカードは年会費550円(税込)で、楽天会員のランクがダイヤモンド・プラチナの場合は無料になります。維持コストを見るときは本体年会費だけでなくここも確認したいところ。
カードの到着は約1週間が目安。申込条件は18歳以上(国内在住)で、審査があります。
すでにVisaを持っていて、そちらが楽天以外の経済圏なら、楽天市場の利用分を集約する2枚目として噛み合います。
| dカードの基本情報 | |
| 年会費 | 永年無料! |
| ポイント還元率 | 1%(獲得 100円=1P) |
| 貯まるポイント | dポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard: 3.85% ※2025年12月1日到着分より3.85%に統一 |
| 発行スピード | カードお申込み完了から最短5分で入会審査完了 ※お申込み時に引き落とし口座の設定が完了している必要がある・お申込み状況によっては審査に数日かかる場合がある |
| 申込条件 | 満18歳以上であること(高校生を除く)。卒業を迎えた高校生の場合、卒業年度の3月31日までは申込不可。個人名義であること。ご本人名義の口座をお支払い口座として設定いただくこと。その他当社が定める条件を満たすこと |
| 電子マネー・スマホ決済 | iD/Apple Pay |
| 付帯保険 | 海外旅行: 公式に記載なし(確認済み) 国内旅行: 公式に記載なし(確認済み) ショッピング: 付帯なし |
📌 dカードの特徴
✓ ポイント還元率1.0%で日常の買い物でdポイントが効率よく貯まる
✓ d払いの支払い方法をdカードに設定するとd払いでもdポイント還元
✓ dカードケータイ補償で購入1年以内の携帯端末を最大3万円補償
👤 こんな人におすすめ: dポイントを貯めていて、d払いと組み合わせて日常の決済をまとめたい人
dカードは年会費永年無料、国際ブランドはVisaとMastercardから選択できます。基本還元率は1%で、dポイントが貯まります。
d払いの支払い方法にdカードを設定すると合計1.0%還元となり、d払いを日常的に使う方は取りこぼしを減らせるでしょう。
ドコモのケータイ・ドコモ光の料金支払いで毎月最大220円の割引があります(対象料金プランや適用条件が定められており、対象外となるプランがあります)。
購入から1年以内の携帯端末を最大3万円まで補償するdカードケータイ補償も付帯。端末の買い替えサイクルが短い方には実用的な特典です。
海外事務手数料は3.85%(2025年12月改定で統一)。Visa・Mastercardブランドのため海外の加盟店でも使いやすく、海外利用分もdポイント還元の対象になります。
審査は最短5分で完了しますが、本人名義口座の設定が必須で、状況により数日かかる場合があります。申込条件は満18歳以上(高校生を除く)です。
dポイントを主軸に貯めていて、決済をd払いとカードでまとめたい方に向きます。
| Amazon Mastercardの基本情報 | |
| 年会費 | 永年無料 |
| ポイント還元率 | 1%、優待: Amazon.co.jpでのご利用分(プライム会員)3%、Amazon.co.jpでのご利用分(プライム会員以外)2.5%、Amazon.co.jpでのふるさと納税ご利用分1%、コンビニ(セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン)1.5% |
| 貯まるポイント | Amazonポイント |
| 国際ブランド | Mastercard |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard: 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より2.20%→3.63%に改定 |
| 申込条件 | 本会員:満18歳以上の方(高校生は除く)。本会員が学生の場合は配偶者に限る。家族会員:生計を共にする配偶者、満18歳以上のお子さま(高校生を除く)、ご両親 |
| 電子マネー・スマホ決済 | iD/Apple Pay/Google Pay/タッチ決済 |
| 付帯保険 | 海外旅行: 最高2,000万円 国内旅行: 公式に記載なし(確認済み) ショッピング: 年間200万円までのお買物安心保険 |
| 追加カード | ETCカード: 永年無料 家族カード: 無料 |
📌 Amazon Mastercardの特徴
✓ Amazonでの買い物で1.5%ポイント還元(Prime会員なら2.0%)
✓ Amazon以外の利用でも1.0%還元、コンビニ利用で1.5%還元
✓ 三井住友カード発行で最短5分のカード番号即時発行に対応
👤 こんな人におすすめ: Amazonでの買い物が生活の中心で、プライム会員の上乗せ還元を活かしたい人
Amazon Mastercardは年会費永年無料で、国際ブランドはMastercardのみ。ブランドを選ぶ余地がない分、Visaとの分散目的にはそのまま噛み合います。
基本還元率は1%。Amazonでの利用はプライム会員3%・非会員2.5%、コンビニは1.5%と、利用先で還元率が変わる構成です。貯まるのはAmazonポイントになります。
三井住友カードが発行するため、セブン-イレブンなど対象店舗で最大7%還元の優待も対象(対象店舗・決済方法などの条件があります)。
海外事務手数料は3.63%(2024年11月1日到着売上分より改定)。海外旅行傷害保険は最高2,000万円(付帯条件は公式サイトで要確認)で、ショッピング保険は年間200万円までが対象です。
ETCカードは永年無料、家族カードも無料のため、付帯カードを追加しても維持コストが増えません。
この点は年会費無料カードの中でも扱いやすい部分でしょう。
申込条件は満18歳以上(高校生を除く)で、学生本会員は配偶者に限るなどの規定があります。
Amazonでの買い物が生活の中心にあり、プライム会員の上乗せ還元を活かしたい方に適した1枚です。
| リクルートカードの基本情報 | |
| 年会費 | 永年無料。発行手数料・年会費は無料。ご利用金額に関わらず、2年目以降もずっと無料 |
| ポイント還元率 | 1.2%(獲得 100円=1.2P)、優待: じゃらんnetで宿泊予約(カード決済)3.2%、Hot Pepper Beautyで予約・来店(カード決済)2.2% |
| 貯まるポイント | リクルートポイント |
| 国際ブランド | Mastercard/Visa/JCB |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard: 3.85%/JCB: 2.04%/American Express: 2.0% ※V/M 3.85%(2024年8月〜)/JCB 2.04%/Amex 2.00% |
| 発行スピード | リクルートカード(JCB モバ即)であれば最短5分で即時発行 ※JCB モバ即はお支払い口座の設定が必須 |
| 電子マネー・スマホ決済 | タッチ決済 |
| 付帯保険 | 海外旅行: 最高2,000万円(JCB/Mastercard・Visaともに)(利用付帯) 国内旅行: 最高1,000万円(JCBブランドのみ。Mastercard/Visaは対象外)(利用付帯) ショッピング: JCB:年間200万円/Mastercard・Visa:年間100万円。購入日より90日間保障 |
📌 リクルートカードの特徴
✓ 基本還元率1.2%は年会費無料カードの中で高水準
✓ ポイントはPontaポイント・dポイントに等価交換可能
✓ リクルート系サービス(じゃらん・ホットペッパー等)で最大3.2%還元
👤 こんな人におすすめ: 使う場所を選ばず基本還元率の高さを最優先し、じゃらんやホットペッパーも使う人
リクルートカードは年会費永年無料で、Mastercard・Visa・JCBから国際ブランドを選べます。
注目したいのが基本還元率1.2%という水準。年会費無料のカードとしては高い部類で、使う場所を選ばず一定の還元を得られます。
じゃらんnetの宿泊予約は3.2%、Hot Pepper Beautyは2.2%と、リクルート系サービスでは上乗せがあります。貯まるリクルートポイントはPontaポイント・dポイントへ等価交換が可能です。
ここで注意したいのが、ブランドによって条件が異なる点。
海外事務手数料はVisa・Mastercardが3.85%、JCBは2.04%と差があります。
保険も同様で、海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯で全ブランド対象ですが、国内旅行傷害保険は最高1,000万円の利用付帯でJCBブランドのみが対象。Mastercard・Visaは対象外です。
ショッピング保険はJCBが200万円、Mastercard・Visaが100万円(購入日から90日間)。分散目的でMastercardを選ぶ場合は、この差を理解したうえで判断してください。
発行は最短5分(JCBモバ即。支払い口座の設定が必須)で、これはJCBブランド限定の仕組みです。電子マネーチャージも月30,000円までポイント対象になります。
特定の店舗に偏らず、どこで使っても基本還元率の高さを取りたい方に向く1枚といえます。
三菱UFJカード VIASOカードは、国際ブランドがMastercardのみのカードです。年会費は本人会員・家族会員とも永年無料。
基本還元率は0.5%(1,000円=5ポイント)で、VIASOポイントプログラムが貯まります。ポイントの使い道を考える手間がかからない設計が特徴です。
携帯電話・プロバイダー・ETCの利用分はポイント2倍。通信費をまとめて支払う口座代わりに使うと積み上がりやすくなります。
POINT名人.com経由でのネットショッピングではボーナスポイントが上乗せされます(対象ショップや倍率はショップごとに異なります)。
海外事務手数料は3.85%(Visa・Mastercard基準、2024年8月改定)。海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯、ショッピング保険は年間100万円までが対象です。
発行は最短翌営業日が目安(審査状況・地域により異なります)。申込条件は18歳以上で本人または配偶者に安定収入があること、学生も高校生を除き申込可能です。
ブランドがMastercard固定のため、Visaとの分散を明確に成立させたい方には迷いのない選択肢になるでしょう。
Costco Global Cardは、コストコの店舗で使えるクレジットカードとして位置づけられた1枚。国際ブランドはMastercardのみです。
年会費は初年度無料、2年目以降は2,375円(税込)ですが、年1回以上の利用で翌年の年会費が無料になります。家族会員は550円(税込)です。
基本還元率は1%で、コストコでの利用は1.5%。貯まるリワードはコストコでの買い物に使えます。
コストコの年会費が自動引き落としになる点も、更新忘れを防ぐ実務的な利点でしょう。
海外事務手数料は3.85%(Visa・Mastercard・JCB共通)。ショッピング保険については公式に記載がありません。
申込には日本在住のコストコ会員であることが必要で、11桁のコストコ会員番号を求められます。デジタルカードは即日発行に対応(審査最短60秒・本人確認完了が条件)。
コストコを日常的に利用していて、店舗での決済とリワードの受け取りを1枚にまとめたい方向けの選択肢です。
| 三井住友カード ゴールド(NL)の基本情報 | |
| 年会費 | 通常 5,500円(税込)。年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料。初年度の年会費は年間100万円のご利用有無に関わらず5,500円(税込) ※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料・初年度は年間100万円利用有無に関わらず5,500円(税込) |
| ポイント還元率 | 実質変動(獲得 200円=1P)、優待: 対象のコンビニ・飲食店で7%還元(スマホのタッチ決済またはモバイルオーダー)7%、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのタッチ決済で7%還元7% |
| 貯まるポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 海外事務手数料 | Visa/Mastercard: 3.63% ※2024年11月1日到着売上分より2.20%→3.63%に改定 |
| 発行スピード | 即時発行可能!最短10秒でカード番号を表示 ※Apple PayやGoogleウォレットに登録することで利用可能・即時発行とならない場合がある |
| 申込条件 | 原則として、満18歳以上(高校生を除く)で、ご本人に安定継続収入のある方。ゴールド独自の審査基準により発行 |
| 電子マネー・スマホ決済 | iD/Apple Pay/Google Pay/Google ウォレット/Samsung Wallet/タッチ決済 |
| 付帯保険 | 海外旅行: 最高2,000万円(利用付帯) 国内旅行: 最高2,000万円(利用付帯) ショッピング: 補償限度額:300万円 |
| 追加カード | 家族カード: 年会費無料 |
📌 三井住友カード ゴールド(NL)の特徴
✓ 年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料になる
✓ 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元
✓ 年間100万円利用で毎年10,000ポイントのボーナスを付与
👤 こんな人におすすめ: 年間のカード利用がまとまっていて、条件達成で年会費無料になるゴールドを持ちたい人
三井住友カード ゴールド(NL)は年会費5,500円(税込)ですが、年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。国際ブランドはVisa・Mastercardから選択可能です。
還元率は利用先によって変動します。対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済は7%、USJでのタッチ決済も7%など、条件を満たした場合の数値です。
年会費の元が取れるかを判断するなら、実際に計算してみるのが確実です。年間100万円を利用した場合、継続特典として10,000ポイントが付与されます。
この10,000ポイント(1ポイント1円相当として10,000円)だけで、年会費5,500円(税込)を上回る計算になります。加えて年間100万円の達成で翌年以降の年会費が永年無料となるため、条件を満たせる方にとっては維持コストの負担が軽くなる構造です。
ただしこの試算は、年間100万円の利用を毎年続けられることが前提。利用額が届かない年は年会費5,500円(税込)が発生し、継続特典も得られません。自分の年間利用額に置き換えて確認してください。
海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯、国内旅行傷害保険も最高2,000万円の利用付帯、ショッピング保険は300万円が対象。国内主要空港のラウンジを無料で利用できる特典も付きます。
海外事務手数料は3.63%(Visa・Mastercard共通、2024年11月改定)。家族カードは年会費無料です。
カード番号は最短10秒で即時発行(ナンバーレス。即時発行とならない場合があります)。申込条件は満18歳以上かつ安定継続収入があることで、ゴールド独自の審査基準が設けられています。
年間のカード利用額がまとまっていて、条件達成で年会費負担を抑えながらゴールドの保険とラウンジを使いたい方に向きます。
TRUST CLUB プラチナマスターカードは、年会費3,300円(税込)でプラチナランクの特典を備えたカード。国際ブランドはMastercardのみです。
ポイントは100円で2ポイント貯まる設計(TRUST CLUB リワードポイント)。ポイントで年会費を支払える仕組みがあり、実質的な維持コストを抑える使い方も可能です。
旅行保険は海外・国内とも最高3,000万円の利用付帯。ここまで紹介したカードの中では補償額が高く、旅行代金の決済など所定の条件を満たすことで適用されます。
空港ラウンジサービスを無料で利用でき、レストラン優待「招待日和」では対象約250店で2名利用時に1名分が無料になります。
海外事務手数料はVisa・Mastercardが3.63%、Diners Clubが2.0%(2025年12月1日処理分から改定)。ショッピング保険は年間50万円までです。
ETCカードと家族カードはいずれも無料で発行できるため、付帯カードによる追加コストが発生しません。
申込条件は同社所定の基準を満たすこと。年会費を抑えつつ、旅行保険とラウンジを備えたマスターカードを2枚目に据えたい方の選択肢になります。
海外で使うと差が出る?ATM・タッチ決済・為替レート
海外利用の実質コストは、表示された価格だけでは決まりません。為替レートの換算方法と海外事務手数料の上乗せが加わるためです。
また、現地通貨が必要な場面での引き出し手段や、タッチ決済の対応範囲も使い勝手を左右します。ここではその3点を整理します。
なお手数料率やレートは各社の定めにより変動します。
以下は仕組みの説明であり、実際の数値は利用時点の公式情報を確認してください。

海外ATMでの現地通貨の引き出しは、クレジットカードのキャッシング枠を使った借入にあたります。返済が必要な取引である点をまず押さえてください。
利用にはキャッシング枠が設定されていることと、暗証番号(PIN)を把握していることが前提です。枠が0円だと現地で操作しても引き出せません。
実際の流れは、対応ATMにカードを挿入し、暗証番号を入力、取引種別でキャッシング(Withdrawal / Credit)を選び、金額を指定するという手順が一般的です。
ATM側は自社の利用手数料を別途課す場合があり、カード会社の手数料とは別建てになります。画面に表示される手数料の案内を確認してから確定しましょう。
キャッシングには所定の利息(実質年率)がかかり、借入日数に応じて発生します。利用は必要額にとどめ、帰国後に繰上返済を行うと利息を抑えられます。
金利や返済方法はカード会社ごとに異なるため、渡航前に自分のカードの条件を確認しておくことが実務上のポイントです。
タッチ決済は、カードや対応スマートフォンを決済端末にかざすだけで支払いが完了する仕組み。Mastercardではコンタクトレスとして提供されています。
対応は端末側と店舗側の両方が条件です。カードに対応マークがあっても、店舗の端末が非対応なら差し込みやスワイプでの決済に切り替わります。
普及度は国・地域によってばらつきがあり、欧州の多くの国では日常的に使われる一方、対応していない店舗も残ります。渡航先ごとに事情が異なると考えておくのが無難でしょう。
金額の上限にも注意が必要です。
一定額を超える決済では暗証番号の入力やサインを求められる運用が一般的で、上限額は国によって異なります。
今回紹介したカードの多くはタッチ決済に対応していますが、対応する決済手段はカードごとに異なります。三井住友カード(NL)やゴールド(NL)はiD・Apple Pay・Google Pay・Samsung Walletなど幅広く対応しています。
海外でカードを使うと、現地通貨の金額が日本円に換算されて請求されます。この換算に使われるのが国際ブランドが定める基準レートです。
Mastercardの場合はMastercardが定めるレート、VisaならVisaが定めるレートが基準になります。ブランドごとにレートが微妙に異なるのはこのためです。
そこにカード発行会社が定める海外事務手数料が上乗せされ、最終的な請求額が決まります。つまり実質コストは「基準レート+海外事務手数料」で考える必要があります。
海外事務手数料は同じカードでも国際ブランドによって異なる場合があります。リクルートカードのようにVisa・Mastercardが3.85%、JCBが2.04%と差が付く例もあり、海外利用が多いなら申込前に確認しておきたい項目です。
今回紹介したカードでは3.63%から3.85%が中心です。この差は年間の海外利用額が大きいほど効いてきます。
手数料率は改定されることがあり、実際に2024年から2025年にかけて複数のカードで引き上げや統一が行われました。
過去の記事情報ではなく現行の公式情報を見てください。
請求額が現地で見た金額と合わないのは、換算に使われるレートの適用タイミングが決済日ではないためです。
一般に、加盟店からカード会社へ売上データが届いた日のレートが適用されます。決済日から数日ずれることがあり、その間の為替変動が請求額に反映されます。
そのため、決済時点でレートを計算しても請求額はぴったり一致しません。円安方向に動けば増え、円高方向なら減るという性質があります。
もう1つの要因が、海外の一部店舗で提示される「日本円での決済」(DCC)です。店舗側が独自レートで換算するため、ブランドレートより不利になる場合があります。
現地通貨での決済を選ぶほうが、ブランドレートと海外事務手数料という予測しやすい構造で請求されます。支払い時に通貨を聞かれたら現地通貨を選ぶのが基本と覚えておきましょう。
コストコ・欧州でマスターカードが強いと言われる理由
「Visaは使えないがマスターカードなら通る」という話は、実際の加盟店側の事情に根拠があります。ただし内容を正確に理解しないと判断を誤ります。
ここではコストコと欧州という2つのケースを分けて整理します。

コストコは各国で決済ブランドを限定する運営を行ってきた小売チェーンです。利用できる国際ブランドは店舗の案内に従うため、来店前に公式の最新情報を確認してください。
これは加盟店側の契約に基づく方針であり、特定のブランドが技術的に優れているという話ではありません。受け入れ側の都合で使えるブランドが決まる典型例です。
そのためコストコで買い物をする方にとっては、対応ブランドのカードを1枚持っておく実利がはっきりします。手持ちのブランドが対象外だと、レジでApple Payなど別の手段を探すことになりかねません。
Costco Global Cardのように、コストコ会員向けに設計されたカードもあります。年1回以上の利用で2年目以降の年会費2,375円(税込)が無料になる条件付きの設計で、コストコでの利用は1.5%還元です。
コストコの決済ブランドの方針は変更される可能性があります。
来店前に公式の案内で最新の対応状況を確認してください。
欧州でMastercardが強いと言われる背景には、現地の銀行系ネットワークとの結び付きの歴史があります。加盟店の受け入れが広く、日常の少額決済でも使いやすい環境が整っています。
もっとも、欧州でVisaが使えないという意味ではありません。Visaも同様に広く使われており、どちらか1枚で困る場面は限定的です。
実際に効いてくるのは、個別の店舗や券売機、無人端末で片方だけ弾かれるケース。加盟店側のシステムやカード会社の不正検知が絡むため、事前に予測できません。
複数国を周遊する旅行では、この「たまたま通らない」場面に当たる確率が上がります。VisaとMastercardを1枚ずつ持っておく分散が効くのはこの局面です。
なお、鉄道の券売機や一部のホテルでは、暗証番号(PIN)の入力を求められることがあります。渡航前に自分のカードの暗証番号を確認しておくと安心でしょう。
申込時にマスターカードを選ぶと何が変わる?
申込フォームでVisa・Mastercard・JCBから選べる場合、何が変わって何が変わらないのかを整理しておきましょう。
結論から言えば、年会費や基本還元率といったカード本体の条件は変わらないケースが大半です。差が出るのは付帯サービスと券面、そして一部の手数料や保険条件になります。

同一のカード商品であれば、年会費と基本還元率は国際ブランドを変えても同じであることがほとんどです。楽天カードやdカードのように、複数ブランドで同一条件のカードが該当します。
ただし例外があります。リクルートカードのように、海外事務手数料がVisa・Mastercardは3.85%、JCBは2.04%と異なる例です。
保険条件も分かれる場合があります。同じリクルートカードで、国内旅行傷害保険(最高1,000万円・利用付帯)はJCBブランドのみが対象で、Mastercard・Visaは対象外です。
ショッピング保険もJCB200万円に対しMastercard・Visaは100万円。年会費・還元率が同じだからブランド差はないと決めつけず、保険と手数料の欄を確認してください。
カード発行会社が提供する特典とは別に、国際ブランドが自ら用意する優待プログラムがあります。この部分はブランドを変えると内容が入れ替わります。
Mastercardであれば、対象カードの保有者向けに国際ブランド側の優待プログラムが用意されています。対象となるカードのランク(一般・ゴールド・プラチナ・ワールドなど)によって受けられる内容が変わる設計です。
Visaにも同様のブランド独自の優待があり、両者は別物です。同じカード名でもブランドが違えば、この部分の利用できるサービスが変わります。
注意したいのは、これらのブランド側優待は発行会社の商品ページに詳しく書かれていない場合があること。ブランドの公式サイトで対象カードランクと内容を確認すると見落としを防げます。
また、優待プログラムの内容や対象は改定されます。
申込の決め手にする場合は、現時点の提供内容を公式情報で確かめてください。
券面デザインは、ブランドロゴの位置や色調が異なる程度の違いにとどまるカードもあれば、ブランドごとに別デザインを用意しているカードもあります。
三井住友カード(NL)のようなナンバーレス設計では、券面に番号を印字しない仕様がブランド共通で採用されています。デザインの差は申込ページの券面画像で確認するのが確実でしょう。
より実務的に重要なのが、申込時に選んだブランドは契約期間中は原則変更できないという点です。
ブランドを変えたい場合は、いったん解約して別ブランドで新規申込をするか、カード会社の案内する手続きで再発行する流れになります。カード番号も変わるため、登録済みの継続課金の変更が必要です。
手続きの可否や方法はカード会社によって異なります。ブランド選択は「あとで直せる設定」ではないという前提で、最初に決めておいてください。
VISAとの2枚持ちはどう組む?年会費を増やさない考え方
2枚目を検討するときに引っかかるのが、年会費が単純に増えるのではないかという点でしょう。ここは組み方次第で回避できます。
特典の重複と使い分けも含めて、3つの観点で整理します。

もっともシンプルなのが、年会費永年無料のカード同士で組む方法です。今回紹介したカードのうち、三井住友カード(NL)・楽天カード・dカード・Amazon Mastercard・リクルートカード・三菱UFJカード VIASOカードは年会費永年無料です。
ここで見落としがちなのが、本体年会費以外の維持コスト。
ETCカードや家族カードの年会費、未利用時の手数料などが該当します。
たとえば楽天カードのETCカードは年会費550円(税込。楽天会員のダイヤモンド・プラチナ会員は無料)。一方でAmazon MastercardのETCカードは永年無料、TRUST CLUB プラチナマスターカードもETC・家族カードとも無料です。
ETCカードを追加する予定があるなら、この欄を見てから決めると実質コストで比較できます。表面の「年会費無料」だけで判断しないことが実利につながります。
分散の目的はブランドを分けることですが、それだけでは半分。貯まるポイントが同じだと、2枚持つ意味が薄まります。
たとえば1枚目がVisaの楽天カードなら、2枚目に楽天ポイント系を重ねる必要はありません。dポイントやVポイント、Amazonポイントなど別の経済圏を選ぶと使い道が広がります。
逆に、あえて同じポイントに集約する戦略も成立します。ポイントを分散させたくない、1つの経済圏で交換単位に早く到達したいという考え方です。
判断の分かれ目は、自分がポイントを何に使うか。使い道が1つに決まっているなら集約、複数の商圏で買い物するなら分散が噛み合います。
保険の重複にも目を向けたいところ。複数枚を持つ場合の補償の重複・合算の扱いは各カードの約款で定められているため、渡航前に加入内容を確認してください。
使い分けの基本は、還元率の高いほうをメインに据えること。基本還元率1.2%のリクルートカードのようなカードは、店舗を選ばない支払いの受け皿に向きます。
そのうえで、特定の商圏で還元率が上がるカードをその店舗専用に回します。Amazonでの買い物はAmazon Mastercard、コンビニのタッチ決済は三井住友カード(NL)といった割り当てです。
海外については、海外事務手数料の低いカードを持っていくのが実質コストの面で有利になります。海外事務手数料は同じカードでもブランドで異なる場合があるため、申込前に現行の率を確認しましょう。
ただし旅行保険の条件も見る必要があります。
海外旅行傷害保険が利用付帯のカードは、旅行代金などを決済しないと補償が始まりません。
手数料が低いカードと保険条件が良いカードが別なら、旅行代金の決済は保険目的のカード、現地の買い物は手数料の低いカードという分け方も可能です。
サブカードは家に置かず持ち歩くこと。決済不能時の代替が財布に入っていなければ、分散した意味がありません。
マスターカードを選ぶ前に知っておきたい注意点
ここまで実利の話を中心に整理してきましたが、申込前に確認しておきたい注意点もあります。
表示の読み方、費用の見落とし、保険の適用条件という3点を押さえておきましょう。

広告や比較記事で目立つ「最大◯%」という表示は、ほぼ例外なく条件付きの数値です。対象店舗が限定されている、特定の決済方法が必要、月間の上限があるといった制約が付きます。
たとえば三井住友カード(NL)の基本還元率は0.5%で、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使った場合に最大7%となります。この差は7倍以上です。
日常の支払いすべてが対象店舗で行われるわけではありません。実際の生活では基本還元率で決済する場面が大半を占めます。
比較するときは基本還元率を主軸に置き、条件付きの数値は「自分がその条件を満たす頻度」で割り引いて見てください。最大値だけで選ぶと、想定した還元が得られず期待外れになりがちです。
キャンペーンや入会特典も同様です。
実施の有無・特典内容・ポイント数は時期により変動するため、申込時点の条件を公式サイトで確認してください。
年会費が永年無料でも、付帯サービスに費用がかかる場合があります。前述のETCカードの年会費がその代表例です。
家族カードも同様。三井住友カード(NL)とゴールド(NL)は無料、Amazon Mastercardも無料ですが、Costco Global Cardの家族会員は550円(税込)です。
また、年会費が条件付き無料のカードでは、条件を満たさない年に年会費が発生します。
Costco Global Cardは年1回以上の利用で翌年無料、三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円の利用で翌年以降永年無料という設計です。
条件を満たせない年があるかもしれない、と考える場合は年会費が発生した際の負担額も含めて比較しましょう。
キャッシングを利用する場合は、所定の利息(実質年率)が借入日数に応じて発生します。リボ払いや分割払いも所定の手数料(実質年率)がかかります。カード会社ごとに手数料率が定められているため、支払総額を確認したうえで計画的に利用してください。
海外旅行傷害保険には、カードを持っているだけで適用される自動付帯と、旅行代金などを決済することで適用される利用付帯があります。
今回紹介したカードのうち、海外旅行傷害保険の付帯条件が明示されているものは利用付帯が中心です。三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)・楽天カード・リクルートカード・三菱UFJカード VIASOカード・TRUST CLUB プラチナマスターカードはいずれも利用付帯となっています。
利用付帯の場合、何を決済すれば適用されるかがカード会社ごとに定められています。旅行代金や公共交通機関の運賃など、対象となる支払いは規定を確認してください。
決済を忘れたまま渡航すると、保険が適用されないまま旅行することになります。
ここは補償額の大小より先に確認すべき項目でしょう。
補償額も比較の対象です。TRUST CLUB プラチナマスターカードは海外・国内とも最高3,000万円、三井住友カード ゴールド(NL)は海外・国内とも最高2,000万円と差があります。
なお補償の対象範囲や免責事項は各社の約款で定められています。持病や特定の行為による事故が対象外となる場合もあるため、渡航前に内容を確認しておくと安心です。
ここまでで扱いきれなかった細かな疑問をまとめました。
同一カード会社で同じカード商品をブランド違いで複数枚持てるかは、会社ごとの規定によります。可否は各社の申込ページや会員規約で確認してください。
分散が目的なら、発行会社も分けたほうが効果は明確です。カード会社側のシステム障害という要因も回避できるためです。
一般・ゴールド・プラチナ・ワールドといったランクがあり、上位ほど旅行保険の補償額や空港ラウンジなどの付帯サービスが厚くなる傾向にあります。
ランクが上がると年会費も上がるのが一般的。TRUST CLUB プラチナマスターカードのように年会費3,300円(税込)でプラチナランクの特典を備えるカードもあります。
まず別ブランドのカードを試すのが実務的な対処です。それでも通らない場合、カード会社の不正検知で一時停止されている可能性があります。
各カードの裏面や会員サイトに海外からの緊急連絡先が案内されています。渡航前に控えておくと、現地で慌てずに済むでしょう。
申込時に選んだ国際ブランドは、契約期間中は原則変更できません。変更するには解約して別ブランドで新規申込をするか、カード会社の案内する再発行手続きが必要です。
カード番号が変わるため、登録している継続課金の変更手続きも発生します。最初の選択を慎重に行ってください。
返済方法は一括払いやリボ払いなど、カード会社が定める方式から選びます。利息は借入日数に応じて発生するため、帰国後に繰上返済を行えば負担を抑えられます。
繰上返済の可否や手続き方法は会社ごとに異なります。利用前に条件を確認し、返済計画を立てたうえで利用してください。
クレジットカードの発行には、枚数にかかわらず所定の審査があります。年齢や収入などの申込条件を満たしている必要もあります。
審査基準は各社が非公開としており、結果を事前に判断することはできません。申込条件を確認したうえで手続きを進めてください。
Visaを持っている方が2枚目にマスターカードを選ぶ意味は、決済できない場面を減らすことにあります。加盟店側の受け入れブランドやシステムの都合は、こちらでは制御できないためです。
年会費を増やさずに組むなら、永年無料のカードから選ぶのが素直な方法。ただしETCカードや家族カードの費用まで含めた実質コストで比べてください。
海外での実利は、海外事務手数料の率と旅行保険の付帯条件(自動付帯か利用付帯か)の2点で見極められます。同じカードでもブランドによって手数料や保険の対象が異なる例があるため、申込ページの該当欄を確認しましょう。
そして忘れてはいけないのが、申込時のブランド選択は原則あとから変えられないという点。券面デザインより先に、自分の利用シーンに合うかを判断材料にしてください。
年会費・基本還元率・海外での使い勝手という3つの軸で候補を絞れば、2枚目の選択は難しくありません。条件は改定されるため、最終判断の前に公式サイトで現行の内容を確認することをおすすめします。

※本記事に記載の料金は2026年8月5日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各カード会社公式サイトをご確認ください。
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