お得なUPSIDERの法人カードの使い方|評判や仕組みを解説!

法人カードには、様々な種類のカードが存在しますが、その中でも特に最近注目を集めているものとして、UPSIDERカードがあります。「上場のための法人カード」というコンセプトを掲げており、最大10億円の限度額で利用できたり、新規上場企業の20%が使っています。

本記事では、UPSIDERカードの基本的情報や特徴的な機能だけでなくメリットやデメリットをご紹介しますので、新たに法人カードの作成を検討されている企業におきましては、参考としていただければと思います。

UPSIDERとは

UPSIDERとは、株式会社UPSIDERが作成した法人カードで、従来の法人カードにはない様々な新しい機能を有したものとなっております。

2022年10月にサービスを開始し、2023年3月には利用している会社が15,000社を突破し、現在注目を浴びている法人カードです。まずはUPSIDER社やカードの基本的事項をご紹介します。

UPSIDER社の概要

UPSIDERを発行している株式会社UPSIDERですが、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションとし、主な事業として法人間の決済サービスに関する企画・運営を行っております。

2018年に創業し、2020年に法人カードであるUPSIDERの提供が開始されました。

2022年にクレディセゾンとの共同事業として、ビジネスあと払いサービス「支払い.com」を開始しております。また、融資に関する新たなサービスの検討やAIとのチャット形式による業務効率化に向けたサービスの設計を進めています。

2023年6月には、三菱UFJ銀行を中心とした合計6つの金融機関から合計80億円超の融資枠を確保し、成長を加速させている今注目の企業の1つです。

UPSIDERカードの基本情報

UPSIDERカードは、2023年5月に既に数千社以上のアクティブ顧客がおり、利用継続率は99%以上、累計決済額は1,000億円を超えるレベルのカードとなっています。

法人カードUPSIDERでは、プリペイド式(前払い式)と後払い式の両タイプを利用することができ、それぞれの機能を切り替えることが可能となります。

なお、プリペイド式では審査がなく発行することが可能となるので、スタートアップ企業には利用しやすいものとなっています。

UPSIDERの基本的な情報をまとめてご紹介します。

項目詳細
年会費無料
初期発行費無料
決算方式プリペイド式と後払い式
審査プリペイド式は審査がないが、後払い式は審査がある
発行枚数無制限
1枚あたりの利用者制限1枚のカードに対して複数人での使用が可能
ポイント還元率1.0%〜1.5%(一部利用先を除く)
外貨決済手数料2.2%(税込)
ポイント利用期限付与日から半年の間
利用限度額最大10億円
API連携できる会計ソフトfreee会計、‬TOKIUM経費精算、マネーフォワードクラウド会計、マネーフォワードクラウド会計プラス
API連携できるサービスSlackとの連携
申し込み可能な範囲法人企業のみ
支払期日月末締め、翌月20日払い(※銀行振込の場合は、月末締め、翌月15日払い)
支払方法口座振替(※口座振替が適用されるまでは銀行振込)
国際ブランドVISA

法人カードUPSIDERには、従来の法人カードにはない機能があり、特に特徴的な仕組みについて、詳しく解説していきます。

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法人カードUPSIDERの特徴的な仕組み

法人カードUPSIDERの特徴的な仕組みについて、3点に分けてご紹介していきます。
・利用用途に合わせて3種類のカードを使い分けられる
・経理作業の時間を短縮できる
・不正利用の確率を下げられ、補償やサポート体制も整っている

利用用途に合わせて3種類のカードを使い分けられる

まずご紹介する特徴は、法人カードUPSIDERには3種類のカードがあることです。それぞれのカードの特徴や機能を以下にまとめました。

①リアルカード・一般的なカードと同様にリアル店舗での決済もできるカード
・数日で発行できる
②バーチャルカード・無制限に発行できるオンライン専用カード
・web上で即時に発行できる
③オンデマンドカード・利用先や上限金額など、定めた条件下のみで使用できるカード
・web上で即時に発行できる

①リアルカード

リアルカードは、一般的なクレジットカードと同様に、実店舗やオンラインで決済が可能であり、タッチ決済が搭載されたカードとなります。

申請から数営業日でリアルカードの発行が可能となります。なお、万が一、紛失や盗難に遭った場合は、管理画面から即時利用を停止することができるため、安心して利用することができます。

②バーチャルカード

法人カードUPSIDERの特徴であるバーチャルカードでは、自身の管理画面からワンクリックで即時発行することが可能であり、申請から発行までタイムラグがなくすぐに利用できるカードとなっています。

さらにこのバーチャルカードは、オンライン上で保有するカードだからこそ無制限に発行できることが最大の特徴で、社内での管理の手間やコストが発生せず、カードを増やすことが可能です。カード番号、名義、有効期限、セキュリティコードのデータが付与されるので、それで決済ができるようになります。

実体のカードがないことから、従業員に対して複数枚発行しても紛失や盗難に遭うリスクがなく、安心して利用することが可能となります。なお、バーチャルカードについては、オンライン決済のみ対応が可能となっております。

③オンデマンドカード

オンデマンドカードは、バーチャルカードと同様に管理画面から即時発行することが可能であり、実体のカードが存在しないものとなります。

バーチャルカードとの違いは、オンデマンドカードでは利用先や金額、有効期限を設定することで、限定的に使用することが可能なものとなっており、用途に応じてバーチャルカードと使い分けることで、より効果的な使用が可能となります。

利用先が限定できることで、具体的に以下のような対策ができるようになることが大きなメリットです。
・従業員が誤って高額決済してしまうリスクをヘッジできる
・Google広告やMeta(旧facebook)広告など多額の利用をする利用先に対してのみ、利用額を増やせる

経理作業の時間を短縮できる

法人カードUPSIDERは、経費の作業時間を短縮できるような機能が豊富に揃っています。

10秒でスマホアプリやSlackで証憑アップロードが可能

UPSIDERでは、スマホアプリ(iPhone/Android対応)、Slack、Webの管理画面から領収書を登録することも可能なので、従業員から見ても時間や場所を問わず、スピーディーに経費登録ができるようになります。もちろん紙の領収書の場合は、スマホで撮った写真をアップロードする形です。

また、従業員が領収書をアップロードした後に、電子帳簿保存法やインボイス制度に対応していないものは自動で判定されるような機能が開発されています。経理担当が「〇〇さん、添付の領収書は電子帳簿保存法に準拠してないので、再度添付をお願いできますでしょうか?」といった連絡をする機会が圧倒的に減ることは、大きなメリットになるでしょう。

証憑アップロード〜仕訳が自動化できる

UPSIDERは様々な会計ソフトと連携もしており、UPSIDERで設定した内容は各会計ソフトに簡単に連携が可能です。

具体的には以下の会計ソフトと連携しています。
・マネーフォワードクラウド会計
・マネーフォワードクラウド会計プラス
・freee会計‬
・TOKIUM経費精算

例えば、「マネーフォワードクラウド会計」を利用した場合、UPSIDERでの決済情報と証憑データは自動的に、会計ソフト側に連携されます。会計ソフト側で証憑データを別途アップロードする必要はありません。

不正利用の確率を下げられ、補償やサポート体制も整っている

法人カードUPSIDERでは、「​​不正利用の発生可能性をほぼゼロに」というポイントを大きく謳っています。実際に、一般的なクレジットカードの不正使用率に比べて、その率は100分の1以下、0.0005%という驚異的に低い水準に抑えられています。

デロイトトーマツの​調査​「企業の不正リスク調査白書 Fraud Survey 2022-2024」では、過去3年間において企業の51%が何かしらの不正を経験していると発表しています。不正利用で本来不必要な対応に追われたり、上場準備を進めている企業であれば監査などにも影響がでてきます。

そこでUPSIDERの「利用先や利用条件を限定ができる機能」を活用することで、不正利用が起きる可能性をできる限り減らすことができるのです。

また、不正利用された場合、最大で2,000万円の補償があることに加え、公認会計士からカードの利用サポートが可能となります。

UPSIDERカードのメリット

UPSIDERカードには、これまでご紹介してきたように様々な機能がついておりますが、さらにUPSIDERが選ばれるメリットについてご紹介していきます。
・カードの発行枚数は無制限に作れる(無料)
・稟議承認フローを構築できる
・ポイント還元率が1.0%〜1.5%
・3Dセキュア認証に対応されている

カードの発行枚数は無制限に作れる(無料)

まずは、カードの発行枚数に上限がないことが挙げられます。

UPSIDERカードには3種類のカードタイプがありますが、それぞれ発行枚数の上限がありません。管理画面から申し込みをすることで、何枚でも無料で発行・利用することが可能です。年会費もかからないため、利用する用途やメンバー、支払い先に分けて自由に使い分けすることが可能です。

また、それぞれのカードごとで、毎月の上限額や取引ごとの上限額、利用先や通貨の制限を指定することも可能となります。

稟議承認フローを構築できる

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000076272.html

稟議承認フローをUPSIDERの「利用申請機能」を使って構築することができます。

そのため、他のサービスを利用して稟議承認フローを構築する必要がなく、一元的に管理することが可能となります。フローを構築するにあたり、カード利用の事前申請や事後申請を選択することができ、それぞれの企業の運用フローにあった利用が可能となります。

ポイント還元率が1.0%〜1.5%

還元率の高さも大きなメリットです。多くの法人カードでは、還元率が約0.5%程度であるのに対し、UPSIDERカードでは還元率が1.0〜1.5%と高めに設定されています。年会費、月額利用料無料にもかかわらず、この高還元率は非常にお得です。

加えて、月間の利用額が高いほど、ポイント還元率が上がっていく制度もあるため、お得に利用することが可能です。なお、前月分のポイントは毎月1日に付与されます。

注意点としては、公共料金や税金の支払いについてはポイントが対象外となることです。また、ポイントの利用期限は付与日から半年間までとなっておりますので、こちらも注意が必要です。

3Dセキュア認証に対応されている

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000076272.html

UPSIDERカードには、3Dセキュア認証が対応されています。3Dセキュアとは、本人認証サービスのことです。

UPSIDERでは、Visaが提供するVCAS(Visa Consumer Authentication Service)というセキュリティシステムを利用しています。このシステムは、カード情報(番号や有効期限など)の入力に加えて、Visaによるリスク評価を行うことで、カード情報の盗用などの不正行為を事前に防ぐことを目指しています。

このような先進的なセキュリティ対策により、オンライン決済の際の安全性が大幅に向上しています。

UPSIDERカードのデメリット

これまでUPSIDERカードのメリットを紹介してきましたが、デメリットも存在します。デメリットを3つご紹介します。
・利用可能となる企業範囲
・国際ブランドの制限
・出張時のサービス等が無い

利用可能となる企業範囲

現状としては、UPSIDERカードを利用できる企業の範囲は、法人のみとなり、個人事業主については利用することができませんので注意が必要です。

国際ブランドの制限

利用できる国際ブランドがVISAのみに限定されていることです。VISA加盟店のみ利用が可能とはなりますが、日本ではVISAがシェア率1位であり、世界的にも加盟店が豊富であるため、大きな不便さはありません。

出張時のサービス等が無い

UPSIDERには出張時に利用できるサービスがありません。具体的には、旅行傷害保険、ショッピング保険、空港ラウンジサービス、ホテルの優待などが付帯されません。

これは、UPSIDERカードが付帯サービスではなく、決済サービスと経費管理に重点を置いていることが理由に挙げられます。付帯サービスをつけるとなると、初期費用や年会費が必要になってしまうケースが多く、UPSIDERはそれを無償化することで決済としてのカードの使いやすさにフォーカスを置いていると言えるでしょう。

UPSIDERカードの評判

実際の利用企業の評判は気になるところでしょう。事例をいくつかご紹介していきます。

■BASE FOOD

ベースフードのロゴの由来は何ですか? – ヘルプセンター

管理についても、既存の整理には少し時間がかかりましたが、今はUPSIDERの管理画面で全てのカードを一覧で見ることができるのでだいぶ楽になっています。また部門毎にカードを発行しているので、各部門での承認が用意になり、使用用途が辿りやすくなりました。また、部門ごとのコストも簡単に把握できるようになりました。

引用:https://userstory.up-sider.com/posts/basefood

■for Startups

フォースタートアップス株式会社

UPSIDERで決済した情報は、管理画面の明細にすぐに反映されます。決済情報を月次決算に確実に反映できるようになり、決算業務にかかる工数を削減できました。また、カードを利用した瞬間にSlackに情報が飛んでくるのもすごく便利です。決済情報をタイムリーに把握できますから。これらの機能により、1カ月につき3~4時間かかっていた工数をほぼ0にできました。

引用:https://userstory.up-sider.com/posts/forstartups

■ワンキャリア

ONE CAREER Inc.|株式会社ワンキャリア

利用先制限機能は、非常に良い機能だと思っています。ガバナンスを強化するためには、リスクが発生する機会を排除することが重要です。UPSIDERの利用先制限機能を使えば不正や間違いが起こる可能性を排除できると思います。

引用:https://userstory.up-sider.com/posts/onecareer

UPSIDERの発行までの流れ

■ステップ1:WEB上での基本情報入力

カードを発行するためには、まず公式サイトより申し込みが必要となります。顔写真付き身分証の設定が必要なので、用意しておきましょう。

■ステップ2:後払い式 or 前払い式(プリペイド式)の選択

後払い式プランのカード、もしくは前払い式(プリペイド式)のカードのどちらかを希望して申請する形になります。後払い式のカードについては、審査終了後にカードが発行されます。

■ステップ3:審査とアカウント発行

アカウント発行がされて、利用可能枠の審査も行われます。
※プリペイド式のカードについては審査の手続きがありません

■ステップ4:カード発行

バーチャルカードは審査完了後にすぐ発行されますが、リアルカードは最短で3営業日で送付されます。

まとめ

法人カードには様々な種類のカードがありますが、UPSIDERカードは会社設立直後〜上場準備中の企業の企業に特に最近注目されているカードです。立ち上げや成長フェーズの会社に便利な機能が搭載されています。

もし、初期費用・年会費無料で、ポイント還元率が高く、限度額を気にしたくなく、経理作業の負担もなるべく減らしたいという方には、UPSIDERはとてもおすすめのカードです。発行に費用がかからないので、既に法人カードを持っている方でも、リスクなくカード発行が可能なので、ぜひ試してみてください。

著 者

SOICO株式会社
共同創業者&代表取締役CEO
茅原 淳一 (かやはら じゅんいち)

慶應義塾大学卒業後、新日本有限責任監査法人にて監査業務に従事。 その後クレディスイス証券株式会社を経て2012年KLab株式会社入社。 KLabでは海外子会社の取締役等を歴任。2016年上場会社として初の信託を活用したストックオプションプランを実施。 2015年医療系ベンチャーの取締役財務責任者に就任。 2018年よりSOICO株式会社の代表取締役CEOに就任。公認会計士。

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