銀行と証券会社の違いは?役割と選び方を解説

銀行と証券会社の違いは?役割と選び方を解説

資産運用を始めたいと考えたとき、銀行と証券会社のどちらを選べばよいか迷っていませんか。

銀行と証券会社は、どちらもお金を扱う金融機関ですが、役割や取扱商品が大きく異なります。

銀行は預金や融資を中心とした「間接金融」、証券会社は株式や投資信託の売買を仲介する「直接金融」を担っています。

この記事では、銀行と証券会社の基本的な違いから、取扱商品、口座の機能、選び方のポイントまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

自分に合った金融機関を選ぶための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 銀行は預金・融資を行う間接金融、証券会社は株式・投資信託を扱う直接金融
  • 投資を始めるなら証券会社、日常のお金の管理は銀行を活用
  • 両者を併用することで、資産管理と資産運用を効率的に行える
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

銀行と証券会社の違いは?|3つのポイント

銀行と証券会社の違いを理解するには、役割・取扱商品・口座の機能という3つの視点で整理すると分かりやすくなります。

ここでは、最も重要な違いを簡潔に解説します。

役割の違い|直接金融と間接金融

銀行と証券会社の最も大きな違いは、金融システムにおける役割です。

銀行は「間接金融」、証券会社は「直接金融」を担っています。

間接金融とは

銀行が預金者からお金を集め、そのお金を企業や個人に貸し出す仕組みです。

預金者は銀行を通じて間接的に資金を提供しており、預金者自身が投資先を選ぶことはありません。

直接金融とは

投資家が証券会社を通じて企業の株式や債券を直接購入する仕組みです。

投資家は自分で投資先を選び、その企業に直接資金を提供します。

証券会社は売買の仲介を行いますが、投資判断は投資家自身が行います。

日本証券業協会「証券投資の基礎知識」

取扱商品の違い|何が買えるか

銀行と証券会社では、取り扱っている金融商品が異なります。

この違いが、どちらを選ぶべきかの判断材料になります。

金融機関 主な取扱商品 特徴
銀行 普通預金・定期預金・外貨預金・一部投資信託 元本保証(預金保険制度の範囲内)、安全性が高い
証券会社 株式・投資信託・債券・ETF・REIT 元本保証なし、値上がり益や配当金を得られる可能性

銀行で取り扱う主な商品は、普通預金・定期預金・外貨預金などの預金商品です。

元本保証(預金保険制度の範囲内)があり、安全性が高いのが特徴です。

最近では、一部の銀行で投資信託や個人向け国債も販売していますが、株式の売買はできません。

証券会社で取り扱う主な商品は、株式・投資信託・債券・ETF・REITなど多岐にわたります。

元本保証はありませんが、値上がり益や配当金を得られる可能性があります。

NISA口座を開設できるのも証券会社の大きな特徴です。

金融庁「NISA特設ウェブサイト」

口座の機能の違い|使い方が違う

銀行口座と証券口座では、口座の機能と使い方が大きく異なります。

銀行口座の主な機能

給与の受取・公共料金の引き落とし・振込・ATMでの現金引き出し

デビットカードやクレジットカードと連携して、買い物の決済にも利用可能

預金保険制度により、万が一銀行が破綻しても1,000万円までとその利息が保護

証券口座の主な機能

株式や投資信託などの金融商品の売買専用

給与受取や公共料金の引き落としなど日常的な決済機能はなし

投資家保護基金により、証券会社破綻時も1,000万円まで補償

証券口座から現金を引き出すには、一度銀行口座に出金してから、銀行のATMで引き出す必要があります。証券会社から銀行への出金には、通常1~3営業日かかります。

銀行とは?|3つの主な機能

銀行は私たちの生活に最も身近な金融機関です。

ここでは、銀行が担う3つの基本的な機能について詳しく見ていきましょう。

預金|お金を預ける

銀行の最も基本的な機能は、預金を受け入れることです。

私たちが銀行にお金を預けると、銀行はそのお金を安全に管理し、必要なときに引き出せるようにしてくれます。

  • 普通預金:いつでも自由に出し入れでき、給与の受取や公共料金の引き落としに利用
  • 定期預金:一定期間引き出さない代わりに、普通預金よりも高い金利が適用
  • 当座預金:法人や個人事業主が利用する決済専用口座

銀行預金の大きな特徴は、預金保険制度による保護です。万が一銀行が破綻しても、1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円までとその利息が保護されます。

預金保険機構「預金保険制度」

融資|お金を貸す

銀行の2つ目の機能は、企業や個人にお金を貸し出すことです。

預金者から集めたお金を、資金を必要とする人に融資します。

  • 個人向け融資:住宅ローン・自動車ローン・教育ローン・カードローン
  • 企業向け融資:設備投資や運転資金のための事業融資
  • 審査プロセス:融資先の信用力を審査し、返済能力を見極めた上で貸し出し

融資によって得られる利息収入は、銀行の主要な収益源です。

預金者に支払う預金金利と、融資先から受け取る貸出金利の差額が銀行の利益となります。

為替|お金を送る

銀行の3つ目の機能は、為替業務です。

為替とは、現金を直接やり取りせずに、銀行を通じてお金を送る仕組みのことです。

  • 国内為替:振込・口座振替・自動引き落とし
  • 外国為替:海外への送金や外貨の両替
  • 利用シーン:給与の振込、公共料金の支払い、ネットショッピングの代金決済

銀行のATMやインターネットバンキングを使えば、24時間いつでも送金できます。

銀行は為替手数料を受け取ることで、この業務からも収益を得ています。

証券会社とは?|4つの主な業務

証券会社は、投資家と金融市場を結ぶ重要な役割を担っています。

ここでは、証券会社が行う4つの主要業務について解説します。

ブローカー業務|売買の仲介

ブローカー業務とは、投資家の注文を受けて株式や債券の売買を仲介する業務です。

証券会社の最も基本的な機能であり、私たち個人投資家が最も頻繁に利用するサービスです。

投資家が「この株を買いたい」「この投資信託を売りたい」と注文すると、証券会社はその注文を証券取引所に取り次ぎます。

取引が成立すると、証券会社は手数料を受け取ります。

近年では、インターネット取引の普及により、手数料が大幅に下がり、個人投資家にとって利用しやすくなっています。

ディーラー業務|自己売買

ディーラー業務とは、証券会社が自己資金で株式や債券を売買する業務です。

顧客の注文を仲介するブローカー業務とは異なり、証券会社自身が投資家として市場に参加します。

証券会社は市場の動向を見ながら、値上がりが期待できる銘柄を購入したり、保有している証券を売却したりします。

この売買による利益は証券会社の収益となります。

ディーラー業務は市場の流動性を高める役割も果たしています。証券会社が積極的に売買することで、投資家が希望するタイミングで取引しやすくなります。

アンダーライター業務|引受け

アンダーライター業務とは、企業が新たに株式や債券を発行する際に、その証券を引き受ける業務です。

企業が資金調達を行う際に重要な役割を果たします。

企業が新規株式公開(IPO)や増資を行う場合、証券会社はその株式を一旦引き受けます。

証券会社は引受けた株式を自社のリスクで保有し、投資家に販売します。

万が一売れ残った場合でも、証券会社が買い取る責任を負います。大型のIPOや社債発行では、複数の証券会社が共同で引受けを行うことも一般的です。

セリング業務|販売

セリング業務とは、引き受けた証券を投資家に販売する業務です。

アンダーライター業務と密接に関連していますが、販売に特化した機能を指します。

証券会社は、引き受けた株式や債券を個人投資家や機関投資家に販売します。

販売にあたっては、投資家に対して企業の事業内容や財務状況、投資リスクなどを説明します。

特にIPOの場合、多くの投資家に公平に販売するため、抽選方式を採用することが一般的です。

銀行と証券会社の取扱商品を比較

銀行と証券会社では、取り扱っている金融商品が大きく異なります。

それぞれの特徴を理解することで、自分の目的に合った金融機関を選べるようになります。

銀行で買える商品

銀行で取り扱う主な商品は、預金を中心とした元本保証型の商品です。

安全性を重視する方に適しています。

銀行で買える主な商品

普通預金:いつでも自由に出し入れできる最も基本的な預金

定期預金:一定期間引き出さないことを条件に、普通預金より高い金利が適用

外貨預金:米ドルやユーロなどの外貨で預金する商品(預金保険制度の対象外)

投資信託・個人向け国債:一部の銀行で販売(品揃えは証券会社に比べて限定的)

普通預金は、給与の受取や公共料金の引き落とし、日常的な支払いに利用します。金利は低いですが、流動性が高く、預金保険制度で保護されています。

定期預金は、6か月・1年・3年など、期間を選んで預けます。

満期前に解約すると、金利が下がる場合があります。

外貨預金は、円預金より高い金利が期待できますが、為替変動により元本割れのリスクがあります。また、預金保険制度の対象外である点に注意が必要です。

証券会社で買える商品

証券会社では、株式や投資信託など、値上がり益を狙える商品を幅広く取り扱っています。

資産運用を本格的に始めたい方に適しています。

証券会社で買える主な商品

株式:企業の所有権の一部を表す証券(値上がり益・配当金)

投資信託:専門家が株式や債券に分散投資する商品(少額から始められる)

ETF:証券取引所に上場している投資信託(リアルタイム売買可能)

債券:国や企業が発行する借用証書(定期的な利息・満期時の元本返済)

REIT:不動産に投資する投資信託(分配金を受け取れる)

株式は、株価の値上がりによる売却益や、企業から支払われる配当金を得られます。

個別企業に投資するため、企業の業績や市場環境により価格が変動します。

投資信託は、少額から始められ、分散投資によりリスクを抑えられるのが特徴です。証券会社では数千本の投資信託を取り扱っており、自分の投資方針に合った商品を選べます。

ETF(上場投資信託)は、株式と同じように市場でリアルタイムに売買でき、一般的な投資信託より信託報酬が低い傾向があります。

日経平均株価やS&P500など、特定の指数に連動する商品が人気です。

NISA口座を開設できるのも証券会社の大きな特徴です。2024年から始まった新NISA制度では、年間最大360万円まで非課税で投資でき、長期的な資産形成に有利です。

金融庁「新しいNISA」

どちらでも買える商品

一部の金融商品は、銀行と証券会社の両方で購入できます。

ただし、取扱商品の種類や手数料には違いがあります。

商品 銀行 証券会社
投資信託 数百本程度 2,000本以上
個人向け国債 購入可能 購入可能
外貨建て商品 外貨預金 外国株式・外国債券

投資信託は、多くの銀行でも販売されています。

ただし、銀行で購入できる投資信託は、証券会社に比べて品揃えが限られています。

個人向け国債も、銀行と証券会社の両方で購入できます。

国が発行する債券で、元本保証があり、最低1万円から購入できます。

購入する場所によって手数料が異なる場合があるため、同じ商品でも複数の金融機関で条件を比較することをおすすめします。特に投資信託の販売手数料や信託報酬は、金融機関により差があります。

証券口座と銀行口座の違いは?

証券口座と銀行口座は、どちらもお金を管理する口座ですが、機能や使い方が大きく異なります。

それぞれの特徴を理解しましょう。

証券口座でできること・できないこと

証券口座は、株式や投資信託などの金融商品を売買するための専用口座です。

投資に特化した機能を持っています。

できること できないこと
株式・投資信託・債券・ETF・REITなどの売買 給与の受取
配当金・分配金の受取 公共料金の引き落とし
NISA口座・iDeCo口座の開設 ATMでの現金引き出し
預り金の管理 振込・デビットカード決済

証券口座でできることは、株式・投資信託・債券・ETF・REITなどの金融商品の売買です。

購入した商品は証券口座で保管され、売却すると代金が口座に入金されます。

証券口座に入金したお金は「預り金」として管理されます。

投資に使うまでは証券会社が預かっている状態で、普通預金のように利息は付きません。

証券口座から現金を引き出すには、一度銀行口座に出金してから、銀行のATMで引き出す必要があります。証券会社から銀行への出金には、通常1~3営業日かかります。急に現金が必要になった場合、すぐには引き出せない点に注意が必要です。

銀行口座でできること・できないこと

銀行口座は、日常生活のお金の管理に使う基本的な口座です。

幅広い決済機能を持っています。

できること できないこと
給与の受取・公共料金の引き落とし 株式の売買
振込・ATMでの現金引き出し NISA成長投資枠の利用(つみたて投資枠のみ)
デビットカード・クレジットカード連携 豊富な投資信託の選択(品揃えが限定的)
預金保険制度による保護(1,000万円まで) 外国株式の売買

銀行口座でできることは、給与の受取、公共料金の自動引き落とし、振込、ATMでの現金引き出し・預け入れ、デビットカード・クレジットカードとの連携などです。

インターネットバンキングを使えば、24時間いつでもどこでも残高照会や振込ができます。

普通預金に預けたお金には利息が付きます。金利は低いですが、元本保証があり安全性が高いのが特徴です。

預金保険制度により、1金融機関あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。

銀行口座と証券口座は、それぞれ得意分野が異なります。日常的なお金の管理は銀行口座、投資は証券口座と使い分けることで、効率的に資産を管理できます。

資産運用するならどちらを選ぶ?|選び方のポイント

銀行と証券会社のどちらを選ぶべきかは、あなたの目的や投資スタイルによって変わります。

ここでは、状況別の選び方を解説します。

投資を始めるなら証券会社がおすすめ

資産運用を本格的に始めたいなら、証券会社を選ぶことをおすすめします。

株式や投資信託など、幅広い商品から自分に合ったものを選べるからです。

証券会社のメリット

商品ラインナップが豊富(2,000本以上の投資信託)

NISA口座の両枠(つみたて投資枠・成長投資枠)を活用可能

手数料が安い(特にネット証券は株式売買手数料無料も)

少額から始められる(100円から投資信託購入可能)

証券会社の最大のメリットは、商品の豊富さです。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では、2,000本以上の投資信託を取り扱っています。

NISA口座を開設するなら、証券会社が有利です。

銀行でもNISA口座は開設できますが、つみたて投資枠のみで成長投資枠は利用できません。

金融庁「新しいNISA」

手数料の面でも、証券会社が有利です。

特にネット証券では、国内株式の売買手数料が無料のところも増えています。

投資初心者の方には、SBI証券や楽天証券がおすすめです。商品ラインナップが豊富で、スマホアプリも使いやすく、投資情報も充実しています。100円から投資信託を購入でき、少額から始められます。

日常のお金の管理は銀行を活用

給与の受取や公共料金の支払いなど、日常的なお金の管理には銀行口座が必要です。

証券口座では決済機能が使えないからです。

銀行口座のメリット

流動性が高い(いつでも自由にお金を出し入れ可能)

ATMで現金を引き出せる

給与振込・公共料金の引き落としに対応

預金保険制度で1,000万円まで保護

銀行口座の最大のメリットは、流動性の高さです。

いつでも自由にお金を出し入れでき、ATMで現金を引き出せます。

生活費の3~6か月分は、銀行の普通預金に置いておくことをおすすめします。

急な病気や失業などの緊急事態に備えるためです。

給与振込口座は、勤務先が指定する銀行を使うことが多いですが、複数の銀行口座を持つこともできます。メインバンクとして都市銀行や地方銀行を使い、ネット銀行をサブとして活用する方法もあります。

銀行と証券会社を併用する方法

銀行と証券会社のどちらか一方を選ぶ必要はありません。

両方を併用することで、それぞれのメリットを最大限に活かせます。

1. 給与振込口座(銀行)で給与を受け取る
2. 生活費・固定費・緊急予備資金を銀行口座に残す
3. 投資に回せる余裕資金を証券口座に入金
4. 証券口座で投資信託や株式を購入

基本的な使い分けは、「生活費は銀行、投資は証券会社」です。

給与が振り込まれたら、生活費と緊急予備資金を銀行口座に残し、余裕資金を証券口座に移します。

自動積立を設定すれば、毎月決まった金額を銀行口座から証券口座に自動で移し、投資信託を購入できます。

SBI証券や楽天証券では、銀行口座からの自動引き落としに対応しています。

銀行と証券会社を連携させるサービスもあります。たとえば、楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」では、普通預金の金利が優遇され、証券口座への入出金も即時反映されます。

投資を始めたばかりの方は、まず少額から始めることをおすすめします。

毎月1万円~3万円程度を証券口座に移し、投資信託の積立投資を始めてみましょう。

手数料や安全性はどう違う?|気をつけたいこと

銀行と証券会社を選ぶ際には、手数料や安全性も重要な判断材料です。

それぞれの特徴を理解し、リスクにも注意しましょう。

手数料のしくみの違い

銀行と証券会社では、手数料のしくみが異なります。

それぞれの手数料体系を理解することで、コストを抑えた資産運用が可能になります。

金融機関 主な手数料 特徴
銀行 振込手数料・ATM手数料・為替手数料 ネット銀行は月数回まで無料
証券会社 株式売買手数料・投資信託購入時手数料・信託報酬 ネット証券は売買手数料無料も多い

銀行の主な手数料は、振込手数料・ATM手数料・為替手数料です。

同じ銀行間の振込は無料または安価ですが、他行への振込は数百円かかります。

証券会社の主な手数料は、株式売買手数料・投資信託の購入時手数料・信託報酬です。

株式売買手数料は、ネット証券では無料または数十円~数百円程度です。

信託報酬は、投資信託を保有している間、継続的にかかる費用です。年率0.1%~2%程度で、商品により大きく異なります。長期保有する場合、信託報酬の差は運用成績に大きく影響するため、低コストの商品を選ぶことが重要です。

破綻した場合の保護制度

銀行や証券会社が破綻した場合でも、顧客の資産は保護される仕組みがあります。

それぞれの保護制度を理解しておきましょう。

銀行破綻時の保護

預金保険制度により、1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円までとその利息が保護

普通預金・定期預金・当座預金が対象

外貨預金や譲渡性預金は対象外

預金保険機構「預金保険制度」

証券会社破綻時の保護

投資家保護基金により、1顧客あたり1,000万円まで補償

株式や投資信託は分別管理されており、破綻しても保護される

証券口座に入金した現金(預り金)も分別管理の対象

安全性を高めるためには、金融庁に登録されている正規の金融機関を選ぶことが重要です。金融庁のウェブサイトで、登録業者を確認できます。

投資で気をつけたいリスク

投資には必ずリスクが伴います。

主なリスクを理解し、適切に対処することが大切です。

  • 価格変動リスク:株式や投資信託の価格が上下すること
  • 為替リスク:外国株式や外貨建て商品に投資する際の為替変動
  • 流動性リスク:売りたいときに売れない、または希望する価格で売れないリスク
  • 信用リスク:投資先の企業や国が破綻するリスク

価格変動リスクは、株式や投資信託の価格が上下することです。

市場環境や企業業績により、投資した資産の価値が減少する可能性があります。

金融庁「投資の基本」

為替リスクは、外国株式や外貨建て商品に投資する際に注意が必要です。

円高になると、外貨建て資産の円換算価値が減少します。

リスクを管理するためには、分散投資が有効です。複数の資産や地域に分散することで、特定の投資先の損失が全体に与える影響を小さくできます。

よくある質問(Q&A)

銀行と証券会社の違いについて、よくある質問をまとめました。

疑問の解消にお役立てください。

銀行で株は買えますか?

銀行では株式の売買はできません。

株式を購入するには、証券会社で口座を開設する必要があります。

一部の銀行では投資信託や個人向け国債を販売していますが、個別株式の取り扱いはありません。

証券口座で給与の受取はできますか?

証券口座では給与の受取はできません。

給与は銀行口座で受け取る必要があります。

証券口座は投資専用の口座であり、給与振込や公共料金の引き落としなどの決済機能は備えていません。

NISAは銀行と証券会社どちらで始めるべきですか?

NISA口座を開設するなら、証券会社がおすすめです。

銀行でもNISA口座は開設できますが、つみたて投資枠のみで成長投資枠は利用できません。

証券会社なら両方の枠を活用でき、商品の選択肢も豊富です。

金融庁「NISA特設ウェブサイト」

証券会社が破綻したら資産はどうなりますか?

証券会社が破綻しても、株式や投資信託は分別管理されているため保護されます。

投資家保護基金により、1顧客あたり1,000万円まで補償されます。

証券口座に入金した現金(預り金)も、分別管理の対象です。

ネット証券と対面証券はどちらがいいですか?

投資初心者で手数料を抑えたいなら、ネット証券がおすすめです。

手数料が安く、スマホアプリも使いやすいです。

対面証券は、担当者のアドバイスを受けながら投資したい方に適していますが、手数料は高めです。

証券口座の開設に費用はかかりますか?

証券口座の開設は無料です。

口座維持費も基本的にかかりません。

ただし、株式や投資信託を売買する際には、手数料が発生します。

ネット証券では、国内株式の売買手数料が無料のところも増えています。

まとめ

銀行と証券会社は、どちらも金融機関ですが、役割と取扱商品が大きく異なります。

銀行は預金・融資・為替を中心とした間接金融を担い、日常的なお金の管理に適しています。

一方、証券会社は株式や投資信託などの売買を仲介する直接金融を担い、資産運用に適しています。

投資を始めるなら、商品ラインナップが豊富で手数料が安い証券会社を選ぶことをおすすめします。

特にNISA口座を開設する場合は、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を利用できる証券会社が有利です。

日常的なお金の管理には、給与の受取や公共料金の引き落としができる銀行口座が必要です。

銀行と証券会社のどちらか一方を選ぶ必要はありません。

両方を併用することで、それぞれのメリットを最大限に活かせます。

生活費と緊急予備資金は銀行口座で管理し、余裕資金を証券口座に移して投資に回すという使い分けが効果的です。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。価格変動リスク、為替リスク、流動性リスク、信用リスクなど、さまざまなリスクを理解した上で、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。投資判断は自己責任で行い、不明な点があれば専門家にご相談ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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