銀行振込手数料を比較|安い銀行の選び方とコツ

銀行振込手数料を比較|安い銀行の選び方とコツ

銀行振込を利用するたびに手数料がかかり、もったいないと感じたことはありませんか。

実は、銀行の選び方や振込方法を工夫するだけで、年間数千円から数万円もの手数料を節約できるんです。

メガバンクとネット銀行では手数料に大きな差があり、同じ振込でも方法によって最大10倍以上の違いが出ることも珍しくありません。

この記事では、2025年最新の銀行振込手数料を徹底比較し、あなたの利用状況に合った最適な銀行の選び方をご紹介します。

個人利用から法人利用まで、具体的な節約方法とおすすめの銀行をわかりやすく解説していきますね。

この記事の要約
  • ネット銀行はメガバンクより振込手数料が圧倒的に安く、無料回数も多い
  • ネットバンキングを使えば窓口やATMより手数料を大幅に削減できる
  • 利用シーン別に最適な銀行を選ぶことで年間数千円以上の節約が可能
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

銀行振込手数料とは?|基本のしくみ

銀行振込手数料とは、銀行口座から別の口座へお金を送る際にかかる費用のことです。この手数料は、振込先の銀行や振込方法、金額によって大きく変わってきます。

銀行振込の仕組みを理解しておくと、なぜ手数料が発生するのか、どうすれば安く抑えられるのかが見えてきます。銀行間での振込では、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)のシステムを通じて処理されており、このシステム利用料や銀行の事務コストが手数料として反映されているんです。

振込手数料が発生するタイミング

振込手数料は、振込を実行した時点で口座から引き落とされます。振込金額とは別に手数料が差し引かれるため、実際に相手に届く金額と支払う総額には違いが出ます。

振込手続きを行う際には「手数料込み」か「手数料別」を選択できる場合があります。手数料込みを選ぶと、指定した金額から手数料が差し引かれて相手に届くため、きっちり支払いたい金額がある場合は注意が必要です。

同行宛と他行宛の違い

振込手数料は、同じ銀行内での振込(同行宛)と、別の銀行への振込(他行宛)で大きく異なります。同行宛の振込は多くの銀行で無料、または非常に安い手数料で利用できます。

一方、他行宛の振込は手数料が高めに設定されています。これは、異なる銀行間でのデータのやり取りや決済処理に追加のコストがかかるためです。月に何度も他行宛の振込をする方は、この違いをしっかり把握しておくことで大きな節約につながります。

振込方法で変わる手数料

振込手数料は、利用する方法によっても大きく変わります。主な振込方法は、窓口、ATM、ネットバンキングの3つです。

最も手数料が高いのは窓口での振込で、メガバンクでは他行宛で880円~990円程度かかります。ATMでの振込は窓口より安く、ネットバンキングが最も安い傾向にあります。ネットバンキングなら、メガバンクでも110円~150円程度、ネット銀行なら無料または75円~157円程度で利用できるんです。

振込手数料を抑えたいなら、ネットバンキングの利用が最もおすすめです。24時間いつでも利用でき、時間外手数料もかからないため、忙しい方にも便利ですよ。

振込手数料を比較|ネット銀行とメガバンクの違い

銀行選びで最も重要なのが、ネット銀行とメガバンクの手数料の違いを知ることです。2025年最新の情報をもとに、主要銀行の振込手数料を詳しく比較していきます。

ネット銀行は店舗運営費や人件費を抑えられるため、メガバンクと比べて圧倒的に手数料が安く設定されています。月に数回振込をする方なら、ネット銀行への切り替えで年間数千円の節約が可能です。

ネット銀行の振込手数料一覧

ネット銀行の振込手数料は、メガバンクと比べて大幅に安いのが特徴です。さらに、条件を満たすと月に数回無料で振込ができるサービスも充実しています。

銀行名 同行宛 他行宛(3万円未満) 他行宛(3万円以上) 無料回数
住信SBIネット銀行 無料 157円 157円 月1~15回無料
楽天銀行 無料~52円 150円 229円 月0~3回無料
PayPay銀行 55円 145円 145円 条件により無料
GMOあおぞらネット銀行 無料 75円 75円 月1~15回無料
SBI新生銀行 無料 105円 105円 月1~10回無料
auじぶん銀行 無料 99円 99円 月3~15回無料

住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行は、条件なしで月1回無料という点が魅力です。さらに、預金残高や取引実績に応じてステージが上がると、無料回数が大幅に増えます。楽天銀行は、給与振込口座に指定するだけで月3回無料になるため、会社員の方には特におすすめですよ。

メガバンクの振込手数料一覧

メガバンクの振込手数料は、ネット銀行と比べると高めですが、口座数の多さや店舗網の充実が強みです。ネットバンキングを利用すれば、窓口やATMより大幅に安くなります。

銀行名 同行宛 他行宛(3万円未満) 他行宛(3万円以上) 無料回数
三菱UFJ銀行 無料 154円 220円 条件により月1~3回無料
三井住友銀行 無料 165円 330円 Olive利用で月3回無料
みずほ銀行 無料 110円 110円 条件により月1~3回無料
りそな銀行 無料~110円 220円 330円 条件により無料
ゆうちょ銀行 無料 165円 165円 月5回まで無料

メガバンクでは、みずほ銀行が2025年1月から他行宛振込手数料を110円に引き下げ、金額に関係なく一律料金になりました。三井住友銀行は、個人向けサービス「Olive」を利用すると月3回まで無料になるため、メガバンクの中では比較的お得です。

ただし、窓口での振込は880円~990円と高額なため、メガバンクを利用する場合でもネットバンキングの活用が必須と言えます。

地方銀行の振込手数料の傾向

地方銀行の振込手数料は、メガバンクと同程度か、やや高めに設定されているケースが多いです。ただし、地域密着型のサービスや、給与振込口座指定による優遇などがあります。

地方銀行のネットバンキング手数料は、他行宛で110円~330円程度が一般的です。地域によっては、同じ地方銀行グループ内の振込が無料になるなど、独自のメリットもあります。

地方在住の方で、地元企業との取引が多い場合は、地方銀行とネット銀行を併用するのが賢い選択です。地方銀行で地域内の取引を行い、それ以外の振込はネット銀行を使うことで、手数料を最小限に抑えられます。

振込方法別の手数料比較|どれが一番お得?

同じ銀行でも、振込方法によって手数料は大きく変わります。窓口、ATM、ネットバンキングの3つの方法を比較して、最もお得な振込方法を見つけましょう。

結論から言うと、ネットバンキングが圧倒的にお得です。手数料が安いだけでなく、24時間いつでも利用でき、時間外手数料もかからないため、忙しい方にもぴったりですよ。

ネットバンキングの手数料

ネットバンキングは、パソコンやスマートフォンから振込ができるサービスで、最も手数料が安い振込方法です。メガバンクでも他行宛で110円~165円程度、ネット銀行なら75円~157円程度で利用できます。

ネットバンキングの大きなメリットは、時間外手数料がかからないことです。窓口やATMでは、営業時間外に手数料が加算されることがありますが、ネットバンキングなら深夜でも早朝でも同じ手数料で振込できます。

ネットバンキングの特徴

条件なしで月1回無料の銀行が多い

預金残高や取引実績で無料回数が増える

24時間いつでも同じ手数料で利用可能

ATMでの振込手数料

ATMでの振込手数料は、窓口より安いものの、ネットバンキングより高めです。メガバンクの他行宛振込では、3万円未満で220円~330円、3万円以上で440円~550円程度が一般的です。

振込方法 メガバンク(他行宛) ネット銀行(他行宛)
ATM(3万円未満) 220円~330円 対応なし・または高額
ATM(3万円以上) 440円~550円 対応なし・または高額
ネットバンキング 110円~165円 75円~157円

ATMでの振込は、現金で振込したい場合や、ネットバンキングに不慣れな方には便利です。ただし、多くのネット銀行はATMでの振込に対応していないため、ATMを頻繁に利用する方はメガバンクや地方銀行が選択肢になります。

窓口での振込手数料

窓口での振込手数料は、3つの方法の中で最も高額です。メガバンクの他行宛振込では、880円~990円程度かかります。これは、人件費や店舗運営費が反映されているためです。

ただし、窓口には大きなメリットもあります。振込内容を確認しながら手続きできるため、間違いが少なく、複雑な振込や海外送金などの相談もできます。高額な振込や、初めて利用する振込先への送金では、窓口の安心感は大きいですね。

銀行各社は、デジタル化を推進するため、窓口手数料を引き上げる一方で、ネットバンキング手数料を引き下げる傾向にあります。2024年10月に三井住友銀行、2025年1月にみずほ銀行が手数料改定を実施し、この流れが鮮明になっています。

無料回数を増やす方法|優遇サービスを活用しよう

振込手数料を節約する最も効果的な方法は、各銀行の優遇プログラムを活用して無料回数を増やすことです。預金残高や取引実績に応じて、月に数回から十数回の振込が無料になります。

優遇プログラムは、銀行によって条件や特典が大きく異なります。自分の利用状況に合ったプログラムを選ぶことで、振込手数料をゼロに近づけることも可能ですよ。

ステージ制度のしくみ

多くの銀行では、顧客の取引状況に応じてランク分けする「ステージ制度」を導入しています。ステージが上がるほど、振込手数料の無料回数が増えたり、ATM手数料が無料になったりと、特典が充実します。

住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」では、最上位のダイヤモンドステージで他行宛振込が月15回無料になります。楽天銀行の「ハッピープログラム」では、スーパーVIPで月3回無料です。

ステージ判定は、預金残高、取引件数、外貨預金・投資信託の保有などで決まります。銀行によって判定基準が異なるため、自分が達成しやすい条件の銀行を選ぶのがポイントです。

預金残高で無料回数を増やす

最もシンプルな優遇条件が、預金残高による判定です。一定額以上を預けておくだけで、ステージが上がり、無料回数が増えます。

住信SBIネット銀行
預金残高30万円以上でランク2:月3回無料
預金残高100万円以上でランク3:月7回無料
SBI新生銀行
預金残高100万円以上でシルバーステージ:月5回無料

預金残高による優遇は、特別な取引をしなくても条件を満たせるため、初心者にもおすすめです。ただし、生活費などで頻繁に出し入れする口座には向かないため、貯蓄用の口座として活用するといいでしょう。

取引実績で優遇を受ける

預金残高以外にも、さまざまな取引実績で優遇を受けられます。楽天銀行では、給与・賞与・年金受取、口座振替、デビットカード利用などが取引件数としてカウントされ、月5件以上でVIPステージ、月30件以上でスーパーVIPステージになります。

投資信託や外貨預金の保有も、ステージアップの条件になることが多いです。SBI新生銀行では、投資信託や外貨預金の月末残高が30万円以上でゴールドステージとなり、他行宛振込が月10回無料になります。

証券口座との連携も有効です。住信SBIネット銀行とSBI証券、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスを利用すると、自動的に上位ステージの特典を受けられるケースがあります。

給与振込や口座振替を活用する

給与振込口座に指定するだけで優遇を受けられる銀行も多くあります。楽天銀行では、給与振込口座に指定すると、他行宛振込が月3回無料になります。これは、取引件数にも加算されるため、ステージアップにもつながります。

三菱UFJ銀行の「メインバンクプラス」では、給与振込(10万円以上)または住宅ローン利用で、他行宛振込が月3回無料になります。みずほ銀行でも、給与振込口座指定や住宅ローン利用で優遇を受けられます。

口座振替の設定も有効です。クレジットカードや公共料金の引き落とし口座に指定することで、取引件数が増え、ステージアップにつながります。楽天銀行では、口座振替1件が取引件数1件としてカウントされるため、複数のサービスを設定すると効果的です。

利用シーン別|おすすめの銀行はどこ?

振込手数料を節約するには、自分の利用状況に合った銀行を選ぶことが大切です。月に何回振込をするか、個人利用か法人利用かによって、最適な銀行は変わってきます。

ここでは、利用シーン別におすすめの銀行をご紹介します。あなたの状況に近いケースを参考にして、最適な銀行を見つけてくださいね。

月1~3回の振込|個人利用者向け

月に数回程度の振込なら、条件なしで無料回数がある銀行がおすすめです。住信SBIネット銀行、GMOあおぞらネット銀行、auじぶん銀行なら、口座を持っているだけで月1~3回無料で振込できます。

個人利用者におすすめの銀行

住信SBIネット銀行:条件なしで月1回無料、預金残高30万円以上で月3回無料

楽天銀行:給与振込口座指定で月3回無料、楽天ポイントも貯まる

三井住友銀行Olive:月3回無料、店舗やATMが全国にある

楽天銀行は、給与振込口座に指定するだけで月3回無料になるため、会社員の方には特におすすめです。楽天ポイントも貯まるため、楽天経済圏を活用している方にはさらにメリットが大きいですよ。

メガバンクを使いたい方は、三井住友銀行のOliveアカウントを開設すると、他行宛振込が月3回無料になります。店舗やATMが全国にあるため、現金の入出金が多い方にも便利です。

月10~30回の振込|個人事業主向け

個人事業主やフリーランスの方は、取引先への支払いで月に10回以上振込することも珍しくありません。この場合、無料回数が多い銀行を選ぶことで、大幅なコスト削減につながります。

住信SBIネット銀行なら、預金残高や取引実績に応じて、月7回~15回まで無料回数を増やせます。ランク3(預金残高100万円以上など)で月7回、ランク4(預金残高300万円以上など)で月15回無料です。

GMOあおぞらネット銀行も、最上位ステージで月15回無料になります。有料の場合も75円と業界最安水準のため、無料回数を超えてもコストを抑えられます。

楽天銀行は、取引件数でステージが上がるため、振込が多い個人事業主に向いています。月30件以上の取引でスーパーVIPステージとなり、他行宛振込が月3回無料、ATM手数料も月7回無料になります。

月50回以上の振込|法人向け

法人口座で月50回以上の振込がある場合は、法人向けネット銀行の利用がおすすめです。住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行は、法人口座でも手数料が安く、振込優遇プログラムも充実しています。

住信SBIネット銀行の法人口座では、同行宛が無料、他行宛が145円です。さらに、前々月の他行宛振込件数に応じて手数料が割引される「振込優遇プログラム」があり、月50回以上なら一律130円になります。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座も、他行宛が145円と安く、振込件数に応じて割引が適用されます。さらに、会計ソフトとのAPI連携ができるため、経理業務の効率化にもつながります。

三井住友銀行の法人ネット口座「Trunk」は、2025年5月に開始された新サービスで、他行宛振込が145円と安く、月額利用料も無料です。メガバンクの信頼性とネット銀行の手数料の安さを両立したい法人におすすめです。

地方在住者におすすめの銀行

地方在住の方は、地元の地方銀行とネット銀行を併用するのが賢い選択です。地方銀行は、地域の企業や自治体との取引に便利で、窓口での相談もしやすいメリットがあります。

一方、ネット銀行は店舗がないため、全国どこからでも同じサービスを受けられます。地方在住でも、住信SBIネット銀行や楽天銀行なら、コンビニATMで24時間入出金できるため、不便さを感じることはありません。

地方銀行で給与受取や公共料金の支払いを行い、他行宛の振込はネット銀行を使うことで、手数料を最小限に抑えられます。ゆうちょ銀行も、全国に店舗とATMがあり、他行宛振込が月5回無料になるため、地方在住者には便利な選択肢です。

手数料を節約するコツ|年間でいくら変わる?

振込手数料は、1回あたりの金額は小さく見えても、年間で計算すると大きな差になります。ここでは、具体的な金額シミュレーションを通じて、銀行選びや振込方法の工夫でどれだけ節約できるかを見ていきましょう。

月に数回の振込でも、年間で数千円から数万円の差が出ることも珍しくありません。自分の振込パターンに当てはめて、節約額をイメージしてみてくださいね。

月間振込回数別のコストシミュレーション

振込手数料は、月間の振込回数によって年間コストが大きく変わります。メガバンクとネット銀行で、どれだけの差が出るかをシミュレーションしてみましょう。

月間振込回数 メガバンク窓口(年間) メガバンクネット(年間) ネット銀行(年間) 最大節約額
月3回 31,680円 5,280円 0円~5,640円 約26,400円
月5回 52,800円 8,800円 0円~9,420円 約43,400円
月10回 105,600円 17,600円 0円~18,840円 約86,800円
月20回 211,200円 35,200円 9,420円~37,680円 約173,500円
月50回 528,000円 88,000円 47,100円~94,200円 約434,000円

月3回の振込でも、窓口とネット銀行では年間約26,000円の差が出ます。月10回なら約87,000円、月50回なら約43万円もの差になります。個人事業主や法人なら、銀行選びだけで大きなコスト削減が実現できますね。

複数銀行を使い分ける方法

振込手数料を最小限に抑えるには、複数の銀行口座を使い分けるのが効果的です。それぞれの銀行の強みを活かすことで、無料回数を最大限に活用できます。

例えば、住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行の両方を持っていれば、それぞれ月1回ずつ無料で、合計月2回無料で振込できます。さらに、楽天銀行を給与振込口座にすれば、月3回無料が追加され、合計月5回無料になります。

メガバンクとネット銀行を併用する方法もおすすめです。メガバンクは給与受取や公共料金の支払い、現金の入出金に使い、他行宛の振込はネット銀行で行うことで、手数料を大幅に削減できます。

複数口座を持つ際の注意点は、管理が煩雑になることです。家計簿アプリや銀行アプリの通知機能を活用して、残高や取引履歴をこまめに確認しましょう。

同じ銀行口座を開設してもらう

頻繁にやり取りする相手がいる場合、同じ銀行の口座を開設してもらうのも有効な節約方法です。同行宛の振込は無料または非常に安いため、振込のたびに手数料がかかることがなくなります。

家族への仕送りや、習い事の月謝、サークルの会費など、毎月決まった振込がある場合は特に効果的です。相手に口座開設をお願いする際は、ネット銀行なら口座開設がスマホで完結し、維持費もかからない点を伝えるといいでしょう。

個人事業主や法人の場合、主要な取引先と同じ銀行を使うことで、双方の手数料を削減できます。三井住友銀行は法人・個人合わせて約3,000万口座あるため、同行宛振込の機会も多くなります。

ただし、セキュリティ面を考慮して、メインの口座と使い分けることも大切です。振込専用の口座を別に作り、必要な金額だけを入れておくと安心ですよ。

個人・個人事業主・法人の使い分け戦略

銀行口座の最適な選び方は、個人、個人事業主、法人で大きく異なります。それぞれの立場に応じた銀行選びのポイントと、おすすめの使い分け戦略をご紹介します。

自分の状況に合った銀行を選ぶことで、手数料の節約だけでなく、資金管理の効率化や信用力の向上にもつながりますよ。

個人口座の選び方

個人口座を選ぶ際は、振込手数料の安さ、ATM手数料の無料回数、普通預金金利の3つをバランスよく見ることが大切です。メイン口座とサブ口座を使い分けることで、それぞれの銀行の強みを活かせます。

メイン口座には、給与振込や公共料金の引き落としに使う銀行を選びます。楽天銀行なら給与振込口座指定で他行宛振込が月3回無料になり、楽天ポイントも貯まります。三井住友銀行のOliveアカウントも、給与振込で優遇を受けられ、店舗があるため現金の入出金にも便利です。

サブ口座には、振込専用や貯蓄用として、住信SBIネット銀行やGMOあおぞらネット銀行がおすすめです。条件なしで月1回無料、預金残高を増やせば無料回数も増やせます。SBI証券や楽天証券と連携すれば、普通預金金利も大幅にアップします。

個人事業主の口座戦略

個人事業主の方は、事業用と個人用の口座を分けることが基本です。確定申告の際に収支を明確にできるだけでなく、取引先からの信頼も得やすくなります。

事業用口座には、振込手数料が安く、会計ソフトとの連携ができるネット銀行がおすすめです。住信SBIネット銀行なら、屋号付き口座を開設でき、他行宛振込が145円と安く、無料回数も多く設定できます。

GMOあおぞらネット銀行も、個人事業主向けのビジネス口座があり、他行宛振込が145円、会計ソフトとのAPI連携も可能です。freeeやマネーフォワードなどの主要な会計ソフトに対応しているため、経理作業の効率化につながります。

取引先が多い場合は、メガバンクの口座も併用すると安心です。地方の企業や、ネット銀行に不慣れな取引先とのやり取りでは、メガバンクの方が信頼されやすい傾向があります。三菱UFJ銀行やみずほ銀行の個人事業主向けサービスを活用するといいでしょう。

法人口座の選び方と注意点

法人口座は、個人口座と比べて審査が厳しく、口座開設に時間がかかることがあります。また、振込手数料も個人口座より高めに設定されているケースが多いため、慎重に選ぶ必要があります。

法人口座でコストを重視するなら、住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行が最有力候補です。どちらも他行宛振込が145円と安く、振込優遇プログラムで月50回以上なら130円まで割引されます。口座維持手数料やネットバンキング利用料も無料です。

住信SBIネット銀行は、最短翌営業日で口座開設できるスピードが魅力です。必要書類も少なく、法人口座開設実績が10万件以上あるため、スタートアップや小規模法人にもおすすめです。

楽天銀行の法人口座は、総合振込や給与振込に対応しており、組織が大きくなってきた企業に向いています。楽天市場などのECサイトを運営している場合は、入金サイクルが早いなどのメリットもあります。

メガバンクの法人口座は、融資や法人向けサービスの充実、取引先からの信用度の高さが強みです。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は、全国に店舗があり、対面での相談もできます。手数料は高めですが、総合的な金融サービスを求める企業には適しています。

2025年最新|振込手数料の改定情報

銀行の振込手数料は、社会情勢やデジタル化の進展に伴い、定期的に改定されています。2025年も複数の銀行で手数料改定が行われており、最新情報を把握しておくことが大切です。

ここでは、2025年の主な手数料改定と、今後の手数料トレンドについて解説します。

2025年の主な手数料改定

2025年1月、みずほ銀行が振込手数料を大幅に改定しました。ネットバンキング「みずほダイレクト」での他行宛振込手数料を、金額に関係なく一律110円に引き下げました。これは、メガバンクの中で最も安い水準です。

一方で、窓口やATMでの現金振込手数料は引き上げられ、他行宛で880円となりました。これは、デジタルチャネルの利用を促進し、店舗運営コストを削減する狙いがあります。

三井住友銀行は、2024年10月に手数料改定を実施しました。ATMや窓口での現金振込手数料を引き上げる一方で、SMBCダイレクトやOlive経由での他行宛振込は、条件を満たすと月3回まで無料になる優遇を強化しました。

三井住友銀行は2025年5月、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」の提供を開始しました。他行宛振込手数料が145円と、ネット銀行並みの安さを実現し、月額利用料も無料です。メガバンクとネット銀行の良いところを組み合わせたサービスとして注目されています。

今後の手数料トレンド

今後の振込手数料は、デジタルチャネルの手数料引き下げと、窓口・ATMの手数料引き上げという二極化がさらに進むと予想されます。銀行各社は、店舗運営コストを削減し、デジタル化を推進する方針を明確にしています。

2021年10月、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が、銀行間の送金コストを引き下げたことで、各銀行の振込手数料も引き下げの流れが始まりました。今後も、この流れは続くと見られています。

一方で、窓口やATMでの現金振込は、人件費や設備維持費がかかるため、手数料が上昇する傾向にあります。現金での振込を頻繁に利用する方は、ネットバンキングへの切り替えを検討する時期に来ていると言えます。

新しい送金サービス「ことら送金」も注目されています。スマートフォンを使って、携帯電話番号やメールアドレスで10万円以下の送金ができ、手数料も無料または格安です。個人間の小口送金では、今後さらに普及が進むと予想されます。

銀行と証券口座を連携してさらにお得に|おすすめの証券会社5社

銀行口座と証券口座を連携すると、振込手数料の節約だけでなく、普通預金金利のアップや投資の利便性向上など、さまざまなメリットがあります。資産形成を考えている方には、特におすすめの戦略です。

ここでは、銀行と証券口座の連携メリットと、おすすめの証券会社をご紹介します。投資に興味がある方は、この機会に口座連携を検討してみてはいかがでしょうか。

銀行と証券口座を連携するメリット

銀行と証券口座を連携する最大のメリットは、普通預金金利が大幅にアップすることです。住信SBIネット銀行とSBI証券の「SBIハイブリッド預金」では、普通預金金利が0.35%にアップします。メガバンクの普通預金金利が0.001%程度であることを考えると、350倍もの差になります。

楽天銀行と楽天証券の「マネーブリッジ」では、普通預金金利が0.28%にアップします。さらに、楽天ポイントも貯まりやすくなるため、楽天経済圏を活用している方には特にメリットが大きいです。

口座連携のもう一つのメリットは、資金移動が自動化されることです。証券口座で株式や投資信託を購入する際、銀行口座から自動的に資金が振り替えられるため、わざわざ入金する手間がかかりません。売却代金も自動的に銀行口座に戻るため、資金管理がスムーズになります。

SBI証券|住信SBIネット銀行との連携

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券は、口座開設数が約1,500万口座を超える国内最大手のネット証券です。住信SBIネット銀行との口座連携サービス「SBIハイブリッド預金」を利用すると、普通預金金利が0.35%にアップし、さらに振込手数料の無料回数も増やせます。

SBI証券は、株式の現物取引・信用取引の手数料が原則無料で、投資信託も約2,600本と豊富です。NISA口座にも対応しており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を利用できます。

SBIハイブリッド預金に資金を預けておくと、証券口座での取引に自動的に使えるため、資金移動の手間がかかりません。銀行と証券の連携では最も人気のあるサービスの一つです。

楽天証券|楽天銀行との連携

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券は、口座開設数が約1,200万口座を超える人気のネット証券です。楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利が0.28%にアップし、楽天ポイントも貯まりやすくなります。

楽天証券は、株式の現物取引手数料が原則無料で、投資信託も約2,550本と豊富です。楽天ポイントで投資信託を購入できるため、ポイント投資を始めたい方にもおすすめです。

マネーブリッジを設定すると、証券口座の買付余力が不足した際に、自動的に楽天銀行から資金を振り替える「自動入出金(スイープ)」機能が使えます。資金管理の手間が大幅に減り、投資がより便利になります。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券|三菱UFJ銀行との連携

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のLP画像
項目 内容
口座数(残あり口座) 約105.3万口座
※2025年3月末時点
取引手数料 【国内株式】
約定代金 × 最大1.265%(税込)
※最低手数料2,750円(税込)

【米国株式】
約定代金 × 0.495%(税込)
※最低手数料22米ドル(税込)

※手数料は取引チャネルや銘柄により異なります。
NISA対応 〇(新NISA:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 29銘柄
※2025年時点
成長投資枠対象商品 国内株式(約4,000銘柄) / 米国株式 / 投資信託(約285本)
投資信託 約4,054本
※2025年7月時点
外国株 米国株:約4,500銘柄
その他外国株:取扱限定的
取引ツール(PC) オンライントレード(WEB)
専用取引アプリ(PC版)
スマホアプリ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券アプリ(iOS / Android対応)
提携銀行口座 三菱UFJ銀行(即時入出金サービス対応)
ポイント投資・付与 なし(ポイント投資制度は未対応)
口座開設スピード 通常2〜3営業日
※オンライン申込後、書類提出状況により変動

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、メガバンクグループの証券会社で、対面サービスとオンラインサービスの両方を提供しています。三菱UFJ銀行との連携により、銀行口座から証券口座への入金がスムーズに行えます。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資信託が約750本、外国株式は14カ国の銘柄を取り扱っており、グローバルな投資にも対応しています。店舗での相談もできるため、投資初心者の方にも安心です。

三菱UFJ銀行のメインバンクプラス優遇を受けている場合、証券口座との連携でさらにステージアップの条件を満たしやすくなります。メガバンクの信頼性と、証券会社の専門性を両立したい方におすすめです。

マネックス証券|提携銀行との連携

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券で、約5,000銘柄の米国株を取り扱っています。マネックスポイントやdポイントが貯まるため、ポイント重視の方にもおすすめです。

マネックス証券は、複数の銀行と提携しており、入出金がスムーズに行えます。投資信託は約1,800本、NISA口座にも対応しており、つみたて投資枠では約217本の投資信託から選べます。

米国株投資では、取引時間が日本時間の深夜になるため、ネットバンキングでの即時入金サービスが便利です。マネックス証券は主要銀行との即時入金に対応しており、24時間いつでも入金できます。

松井証券|提携銀行との連携

松井証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,670,000口座 ※2025年3月時点
取引手数料 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料
NISA対応 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)
投資信託 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)
取引ツール(PC) ネットストック・ハイスピード(無料)
スマホアプリ 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料)
提携銀行口座 MATSUI Bank(松井証券専用銀行)
ポイント投資・付与 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込)

松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社で、25歳以下は株式取引手数料が無料になる特典があります。投資信託は約1,900本、NISA口座にも対応しています。

松井証券は、主要銀行との即時入金サービス「ネットリンク入金」に対応しており、手数料無料で24時間いつでも入金できます。出金も原則翌営業日に銀行口座に振り込まれるため、資金管理がスムーズです。

松井証券は、サポート体制が充実しており、電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれます。投資初心者の方や、手厚いサポートを求める方におすすめの証券会社です。

よくある質問|振込手数料Q&A

よくある質問
振込手数料が一番安い銀行はどこ?

振込手数料が最も安いのは、GMOあおぞらネット銀行で、他行宛が75円です。次いで、SBI新生銀行が105円、住信SBIネット銀行が157円となっています。ただし、無料回数を考慮すると、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行が条件なしで月1~3回無料になるため、振込回数が少ない方にはこちらがお得です。

ATMと窓口ではどれくらい手数料が違う?

メガバンクの他行宛振込では、窓口が880円~990円、ATMが220円~550円、ネットバンキングが110円~165円程度です。窓口とネットバンキングでは、約8倍の差があります。急ぎでない振込は、ネットバンキングを利用することで大幅に節約できます。

無料回数を超えたらどうなる?

無料回数を超えた振込には、通常の振込手数料がかかります。住信SBIネット銀行なら157円、GMOあおぞらネット銀行なら75円です。無料回数は翌月にリセットされ、繰り越しはできません。月末に無料回数が余っている場合は、翌月分の支払いを前倒しするなどの工夫で有効活用できます。

法人口座の振込手数料は個人より高い?

法人口座の振込手数料は、銀行によって個人口座と同額の場合と、やや高めに設定されている場合があります。住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行は、法人口座でも他行宛145円と、個人口座とほぼ同じ水準です。一方、メガバンクの法人口座は、個人口座より高めに設定されているケースが多いです。

銀行を乗り換える際の注意点は?

銀行を乗り換える際は、給与振込、公共料金やクレジットカードの引き落とし口座、定期的な振込の変更手続きが必要です。すべての変更が完了するまでは、旧口座を解約せずに残しておくことをおすすめします。特に、給与振込口座の変更は会社の手続きに時間がかかることがあるため、早めに申請しましょう。自動引き落としの変更漏れがあると、支払い遅延になる可能性があるため、リストを作成して一つずつ確認することが大切です。

まとめ

銀行振込手数料は、銀行選びや振込方法を工夫することで、大幅に節約できます。ネット銀行はメガバンクより手数料が圧倒的に安く、無料回数も多いため、振込が多い方には特におすすめです。

月に数回の振込なら、住信SBIネット銀行やGMOあおぞらネット銀行のように条件なしで無料回数がある銀行を選びましょう。給与振込口座に指定できるなら、楽天銀行で月3回無料にするのも効果的です。個人事業主や法人の方は、振込優遇プログラムを活用することで、年間数万円から数十万円のコスト削減が可能になります。

振込方法では、ネットバンキングが最も手数料が安く、24時間利用できて便利です。窓口やATMと比べて最大10倍以上の差が出ることもあるため、デジタルチャネルの活用を強くおすすめします。

銀行選びは、手数料だけでなく、自分の利用状況や目的に合わせて総合的に判断することが大切です。メイン口座とサブ口座を使い分けたり、銀行と証券口座を連携したりすることで、さらにメリットを最大化できます。なお、手数料は変更される可能性があるため、最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。銀行選びは個人の利用状況により最適な選択が異なりますので、ご自身の振込パターンに合わせて検討してみてくださいね。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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