投資信託の積立とは?初心者が知りたい始め方とコツ

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の利回りって実際どれくらいなの?」と気になっていませんか。
このファンドは2018年の設定以来、多くの投資家から支持を集め、純資産総額は6兆円を超える国内最大級の投資信託となりました。
この記事では、eMAXIS Slim米国株式の過去の利回り実績を期間別に詳しく解説し、手数料のしくみや長期投資のシミュレーション、暴落時の値動きまで網羅的にお伝えします。
証券会社の選び方や具体的な購入手順も紹介するので、これから投資を始めたい方も安心して読み進めてください。
米国株式市場への投資を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の利回り実績
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資信託です。
このファンドの利回り実績を期間別に詳しく見ていきましょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は2018年7月に設定されました。
設定来のトータルリターンは、基準価額の推移から確認できます。
設定時の基準価額は10,000円でしたが、2024年12月時点では約39,000円台まで上昇しており、約4倍近い成長を遂げています。
この期間には新型コロナウイルスによる株価暴落(2020年3月)や、米国の金利上昇による調整局面(2022年)などがありました。
しかし長期的に見れば、米国経済の成長と企業業績の拡大により、着実に資産が増加してきたことがわかります。
設定来のパフォーマンスは、円安の進行も追い風となりました。為替ヘッジを行わない運用方針のため、ドル高円安局面では為替差益も加わり、円換算ベースでのリターンが押し上げられています。
期間別の年率リターンを見ると、投資のパフォーマンスがより明確になります。
2024年時点での実績では、1年間の年率リターンは約19.24%、3年間では約26.23%、5年間では約24.56%となっています。
1年間のリターンは、その時期の市場環境に大きく左右されます。
2024年は米国企業の好調な業績や、AI関連企業の成長期待から株価が上昇し、プラスのリターンとなりました。
3年間や5年間の年率リターンが20%を超えているのは、コロナショック後の急回復や、テクノロジー企業を中心とした米国株式市場の好調が続いたためです。
ただし、これらは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。株式市場は常に変動しており、今後も同様のリターンが続くとは限りません。長期・積立・分散投資の基本を守り、一時的な値動きに惑わされない姿勢が大切です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と比較されることが多いのが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。
全世界株式は日本を含む世界中の株式に分散投資するファンドで、米国株式の比率は約62.5%となっています。
過去の実績を比較すると、米国株式のほうが全世界株式よりも約2〜4%高いリターンを記録してきました。
これは米国企業の収益力の高さや、GAFAMと呼ばれる巨大IT企業の成長が大きく貢献しているためです。
一方、全世界株式は地域分散が効いているため、米国市場が調整局面に入った際のリスク軽減効果が期待できます。
SBI・V・S&P500も同じS&P500指数に連動するファンドですが、eMAXIS Slimは先物取引を活用することで指数との連動性を高めており、わずかながら優れたパフォーマンスを示しています。
「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2024」では、eMAXIS Slim米国株式が2位にランクインしており、投資家からの評価も高いファンドです。
S&P500指数ってなに?
S&P500指数は、米国株式市場を代表する株価指数の一つです。
ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している企業のうち、時価総額が大きく流動性の高い500社で構成されています。
この指数はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが算出・公表しており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。
そのため、S&P500の動きを見れば米国経済全体の状況を把握できると言われています。
米国のGDPは世界の約4分の1を占めるため、S&P500は世界経済の動向を測る重要な指標としても注目されています。
S&P500には、世界的に有名な米国企業が数多く組み入れられています。
2024年時点での上位組入銘柄には、アップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディア、アルファベット(グーグル)、メタ(フェイスブック)、テスラなどが含まれています。
これらの企業は「GAFAM」や「マグニフィセント・セブン」と呼ばれ、世界中で使われているサービスやプロダクトを提供しています。
iPhoneやWindows、検索エンジン、SNS、電気自動車など、私たちの日常生活に欠かせない製品を生み出している企業ばかりです。
S&P500の構成銘柄は定期的に見直されており、業績不振の企業は除外され、成長性の高い企業が新たに組み入れられます。
このため、常に米国を代表する優良企業に投資できる仕組みになっています。
セクター別では、情報技術、ヘルスケア、金融、一般消費財、通信サービスなどがバランス良く配分されています。
S&P500が投資家から高い人気を集める理由は、長期的に見て安定した成長を続けてきた実績にあります。
過去数十年間のデータを見ると、短期的な暴落はあっても、長期的には右肩上がりで成長してきました。
また、S&P500は米国経済全体を反映する指数であるため、個別企業のリスクを分散できるメリットがあります。
500社に分散投資することで、特定の企業が業績不振に陥ったり倒産したりしても、ポートフォリオ全体への影響は限定的です。
さらに、米国企業は株主還元意識が高く、配当金の支払いや自社株買いを積極的に行っています。S&P500指数(配当込み)には、これらの配当金が再投資される効果も含まれており、長期投資の複利効果を最大限に活かせる指数となっています。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も、S&P500への投資を推奨していることで知られています。
手数料はどれくらい?
投資信託を選ぶ際、手数料は運用成果に直接影響する重要な要素です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の手数料体系を詳しく見ていきましょう。
信託報酬は、投資信託を保有している間、継続的に発生する費用です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は、2025年1月25日から年率0.08140%以下に引き下げられました。
これは従来の0.09372%から約0.01%の引き下げとなります。
この信託報酬は、ファンドの純資産総額に応じて変動する「受益者還元型信託報酬率」を採用しています。
純資産総額が増えるほど信託報酬率が下がる仕組みで、2024年12月時点の純資産総額(約6兆円)で計算すると、実質的な信託報酬率は年率0.07713%程度となります。
この水準は、同じS&P500に連動する他のファンドと比較しても業界でも低い水準です。
長期投資では、わずかな手数料の差が最終的な運用成果に大きく影響するため、低コストであることは大きなメリットと言えます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、購入時手数料が無料(ノーロード)の投資信託です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などの主要ネット証券では、購入時に手数料はかかりません。
売却時についても、信託財産留保額は設定されていないため、基本的に手数料なしで売却できます。
ただし、証券会社によっては特定の取引形態(対面取引やIFA経由の取引)で手数料が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。
つみたてNISAや新NISAのつみたて投資枠で購入する場合も、購入時手数料は無料です。
このため、少額からコツコツと積立投資を始めやすく、投資初心者にも向いています。
S&P500指数に連動する投資信託は複数ありますが、eMAXIS Slimは手数料面で優位性があります。
主な競合ファンドと比較してみましょう。
SBI・V・S&P500の信託報酬は年率0.0938%程度、楽天・プラス・S&P500は年率0.077%となっています。
数字だけ見ると楽天・プラス・S&P500のほうが安く見えますが、実質コスト(信託報酬に加えて取引コストなどを含めた総コスト)で比較すると、eMAXIS Slimが低コストなファンドの一つとされています。
一般的なインデックスファンドの信託報酬は0.1〜0.3%程度です。
仮に信託報酬0.2%のファンドと比較すると、月3万円を20年間積み立てた場合、eMAXIS Slimのほうが約45万円も手取りが多くなる計算になります。
長期投資では、この手数料の差が大きな違いを生み出すのです。
10年・20年・30年投資したらどうなる?
長期投資の効果を実感するために、毎月3万円を積み立てた場合のシミュレーションを見ていきましょう。
ここでは過去の実績を参考に、年率8%のリターンを想定して計算します。
毎月3万円を10年間積み立てると、元本は360万円になります。
年率8%で運用できた場合、10年後の資産総額は約550万円になる計算です。
運用益は約190万円となり、元本の約1.5倍に成長します。
10年という期間は、短期的な市場の変動を乗り越えながら、着実に資産を増やせる期間です。
この間にリーマンショック級の暴落が起きたとしても、積立投資を続けることで平均購入単価を下げられ、回復局面での利益を最大化できます。
10年間の積立投資では、複利効果が徐々に働き始めます。
運用で得た利益がさらに運用されることで、後半になるほど資産の増加ペースが加速していきます。
毎月3万円を20年間積み立てると、元本は720万円です。
年率8%で運用できた場合、20年後の資産総額は約1,766万円になります。
運用益は約1,046万円となり、元本の約2.5倍に成長する計算です。
20年という期間になると、複利効果が本格的に働き始めます。
10年目以降は、運用益から生まれる利益が積立元本を上回るようになり、雪だるま式に資産が増えていきます。
老後資金2,000万円問題への対策として、20年間の積立投資は非常に有効です。
新NISAのつみたて投資枠(年間120万円まで)を活用すれば、運用益が非課税になるため、さらに効率的に資産を増やせます。
毎月3万円を30年間積み立てると、元本は1,080万円です。
年率8%で運用できた場合、30年後の資産総額は約4,490万円になります。
運用益は約3,410万円となり、元本の約4.2倍に成長する計算です。
30年という超長期投資では、複利効果が最大限に発揮されます。
20年目以降は、運用益から生まれる利益だけで年間100万円を超えるようになり、資産が加速度的に増えていきます。
この試算はあくまでシミュレーションであり、実際の運用結果を保証するものではありません。しかし、長期投資の威力を理解する上で、非常に参考になるデータです。
複利効果とは、運用で得た利益を再投資することで、利益が利益を生む効果のことです。
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだとされるこの効果は、時間をかけるほど大きくなります。
積立投資の大きなメリットは、ドルコスト平均法の効果です。
価格が高いときには少なく、安いときには多く購入することで、平均購入単価を抑えられます。
市場のタイミングを計る必要がなく、機械的に積み立てるだけで、長期的には有利な投資ができます。
さらに、新NISAのつみたて投資枠を活用すれば、運用益が非課税になります。通常、投資の利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座ではこれが非課税となるため、複利効果をフルに活かせます。月3万円の積立なら年間36万円で、つみたて投資枠の年間120万円の範囲内に収まります。
暴落したときはどうなる?
投資をしていると、必ず市場の暴落に遭遇します。
しかし、過去のデータを見ると、米国株式市場は暴落後も回復してきた歴史があります。
代表的な暴落事例を見ていきましょう。
2008年9月のリーマンショックは、100年に一度と言われた金融危機でした。
S&P500指数は2007年10月の高値から、2009年3月の安値まで約57%も下落しました。
多くの投資家が含み損を抱え、パニック売りが続く状況でした。
しかし、その後の回復は驚くべきものでした。
S&P500指数は2013年3月には暴落前の高値を回復し、下落から回復まで約4年かかりました。
そして2009年3月の底値から投資を始めた人は、その後10年間で資産を約4倍に増やすことができました。
積立投資を続けていた人にとって、暴落は安く買えるチャンスでもありました。
下落局面で買い続けることで平均購入単価が下がり、回復局面で大きな利益を得られたのです。
この経験から、「暴落時に売らずに持ち続けること」の重要性が広く認識されるようになりました。
2020年2月から3月にかけて、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、株式市場は急落しました。
S&P500指数はわずか1ヶ月で約34%下落し、リーマンショック以来の暴落となりました。
しかし、コロナショックからの回復はリーマンショックよりも早く、2020年8月には暴落前の高値を回復しました。
下落から回復まで、わずか5ヶ月という驚異的なスピードでした。
これは各国政府の大規模な財政出動や、中央銀行による金融緩和策が功を奏したためです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額も、2020年3月に一時的に大きく下落しましたが、その後は急回復し、2021年以降は過去最高値を更新し続けました。
積立投資を続けていた投資家は、暴落時に安く買い増すことができ、その後の上昇局面で大きなリターンを得られました。
暴落時に最もやってはいけないのは、パニック売りです。
含み損に耐えられず、底値付近で売却してしまうと、その後の回復局面での利益を逃してしまいます。
歴史的に見て、米国株式市場は暴落後も必ず回復してきました。
また、暴落時に積立投資をやめてしまうのも避けるべきです。
むしろ暴落時こそ、安く買えるチャンスと捉えるべきです。
積立投資を継続することで、平均購入単価を下げられ、回復時のリターンを最大化できます。
さらに、暴落時に一括で大金を投じるのもリスクがあります。「底値で買いたい」と思っても、どこが底値かは誰にもわかりません。積立投資を続けながら、余裕資金があれば少しずつ買い増す程度にとどめるのが賢明です。長期投資の基本は「慌てず、騒がず、淡々と続けること」です。
気をつけたい3つのリスク
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は優れたファンドですが、投資である以上リスクがあります。
投資判断をする前に、以下のリスクをしっかり理解しておきましょう。
投資信託は預金とは異なり、元本保証がありません。
株式市場が下落すれば、基準価額も下がり、投資元本を割り込む可能性があります。
特に短期間で大きく値下がりすることもあり、含み損を抱える期間が続くこともあります。
リーマンショックやコロナショックのような金融危機が起きれば、一時的に30〜50%程度の下落もあり得ます。
このような暴落局面でも冷静さを保ち、長期投資の方針を貫けるかどうかが重要です。
元本割れのリスクを軽減するには、長期投資が有効です。
過去のデータを見ると、15年以上の長期投資では元本割れの確率が大きく下がります。
また、生活費や緊急時の資金は別に確保し、余裕資金で投資することが大切です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、為替ヘッジを行わない運用方針です。
そのため、円高・ドル安が進むと、米国株式の価格が上がっても円換算ベースでは利益が減少したり、損失が出たりする可能性があります。
例えば、1ドル=150円のときに投資して、株価が10%上昇しても、為替が1ドル=130円の円高になれば、円換算での利益は大きく目減りします。
逆に円安が進めば、株価の上昇に加えて為替差益も得られるため、リターンが増幅されます。
為替変動は予測が難しく、短期的には大きく動くこともあります。
しかし、長期投資では為替変動の影響は平準化される傾向があります。
また、日本が低金利を続ける限り、長期的には円安傾向が続く可能性もあります。
為替リスクを過度に心配するよりも、長期保有を前提に投資することが大切です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国株式市場に集中投資するファンドです。
そのため、米国経済や米国企業の業績が悪化すれば、ファンドの基準価額も大きく影響を受けます。
米国の金利政策、インフレ率、雇用統計、政治情勢など、さまざまな要因が株価に影響します。
また、米中貿易摩擦や地政学リスクなど、国際情勢の変化も無視できません。
米国市場に集中投資するということは、これらのリスクをすべて引き受けることを意味します。
リスク分散を重視するなら、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のように、世界中の株式に分散投資するファンドを選ぶ選択肢もあります。
あるいは、米国株式と全世界株式を組み合わせて保有することで、リスクとリターンのバランスを取ることもできます。
ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切なポートフォリオを構築しましょう。
eMAXIS Slim米国株式におすすめの証券会社5社
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を購入するには、証券会社で口座を開設する必要があります。
ここでは、手数料やサービス内容を比較して、おすすめの証券会社を5社紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、口座数約1,500万口座を誇る国内最大手のネット証券です。
投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラスで、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はもちろん、幅広い商品から選べます。
SBI証券の特徴
新NISAのつみたて投資枠対象ファンドは約271本
クレジットカード積立で最大5%のVポイント還元
IPO取扱銘柄数は年間78銘柄(2024年実績)
米国株式の取扱銘柄数は約5,000銘柄
取引ツールも充実しており、PC向けの「HYPER SBI 2」やスマホアプリ「SBI証券アプリ」など、初心者から上級者まで使いやすい環境が整っています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、口座数約1,200万口座を持つ大手ネット証券です。
最大の特徴は、楽天経済圏との連携で楽天ポイントが貯まる・使える点です。
楽天証券の特徴
投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる
楽天カードでクレジットカード積立が可能
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は高機能で使いやすい
口座開設は最短翌営業日
楽天市場でのお買い物が多い方や、楽天モバイル・楽天銀行などを利用している方には特におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、クレジットカード積立のポイント還元率の高さで注目されています。
マネックスカードで積み立てると、積立額の1.1%のマネックスポイントが貯まります。
マネックス証券の特徴
クレカ積立のポイント還元率1.1%(主要ネット証券でトップクラス)
米国株式の取扱銘柄数は約5,000銘柄
17種類のPC向けツールと15種類のスマホアプリ
IPO取扱銘柄数は年間54銘柄(2024年実績)
米国株式の取扱銘柄数も豊富で、米国株投資に力を入れている方にもおすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社です。
最大の特徴は、充実したサポート体制です。
松井証券の特徴
電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応
25歳以下は株式取引手数料が無料
1日の約定代金が50万円までなら手数料無料
口座開設は最短即日
投資初心者でも安心して始められるサポート体制が魅力です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの証券会社です。
三菱UFJ銀行を利用している方や、三菱UFJポイントを貯めている方には特におすすめです。
三菱UFJeスマート証券の特徴
投資信託の保有残高に応じて三菱UFJポイントが貯まる
au PAYカードでクレジットカード積立が可能
投資信託の取扱本数は約1,800本
16種類のPC向けツールと7種類のスマホアプリ
貯まったポイントは投資信託の購入に使えるため、ポイント投資も可能です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を購入する具体的な手順を、ステップごとに解説します。
初めての方でも迷わず始められるよう、詳しく説明していきます。
まず、証券会社のウェブサイトから口座開設の申し込みを行います。
メールアドレスを登録し、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を撮影してアップロードします。
最近はスマホで完結できる証券会社が多く、最短即日〜翌営業日で口座開設が完了します。
口座開設時には、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめです。これを選ぶと、証券会社が税金の計算と納付を代行してくれるため、確定申告が不要になります。会社員や公務員の方は、手間を省けるため特定口座が便利です。
口座開設の審査が完了すると、ログインIDとパスワードが郵送またはメールで届きます。
これを使って証券会社のウェブサイトやアプリにログインし、取引を始められます。
証券口座開設と同時に、NISA口座の申し込みも行いましょう。
NISA口座は、投資で得た利益が非課税になる特別な口座です。
2024年から始まった新NISAでは、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の両方が使えます。
NISA口座の申し込みには、マイナンバーの提出が必要です。
また、NISA口座は1人1口座しか開設できないため、すでに他の証券会社でNISA口座を持っている場合は、移管手続きが必要になります。
NISA口座の開設には、税務署での審査があるため、通常の証券口座よりも時間がかかります。
申し込みから1〜2週間程度かかることが多いので、早めに申し込んでおきましょう。
NISA口座が開設できたら、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を検索して積立設定を行います。
証券会社のウェブサイトやアプリで「eMAXIS Slim 米国株式」と検索すると、ファンドが表示されます。
積立設定では、毎月の積立額、積立日、引き落とし方法(銀行口座引き落としまたはクレジットカード決済)を選択します。
積立額は最低100円から設定でき、自分の予算に合わせて無理のない金額を設定しましょう。
つみたて投資枠の年間上限120万円を使い切るなら、毎月10万円の積立設定になります。
積立日は、給料日の直後に設定するのがおすすめです。毎月自動的に積み立てられるため、相場を気にせず機械的に投資を続けられます。一度設定すれば、あとは放置するだけで資産形成ができます。
多くの証券会社では、クレジットカードで投資信託の積立ができる「クレカ積立」サービスを提供しています。
クレカ積立を利用すると、積立額に応じてクレジットカードのポイントが貯まるため、現金で積み立てるよりもお得です。
SBI証券では三井住友カード、楽天証券では楽天カード、マネックス証券ではマネックスカード、三菱UFJeスマート証券ではau PAYカードでクレカ積立ができます。
ポイント還元率は0.5〜1.1%程度で、カードの種類によって異なります。
クレカ積立の上限額は月5万円(年間60万円)までです。
つみたて投資枠の年間上限120万円のうち、半分をクレカ積立で、残り半分を銀行引き落としで積み立てることもできます。
貯まったポイントは、投資信託の購入に使ったり、日常の買い物に使ったりできます。
ポイント還元分だけでも、長期的には大きな差になるため、ぜひ活用しましょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、分配金を出さない方針で運用されています。2018年7月の設定以来、一度も分配金の支払い実績はありません。これは、分配金を出さずにファンド内で再投資することで、複利効果を最大限に活かすためです。
分配金を受け取ると、その分に課税されてしまい、複利効果が減少します。分配金を出さない方針のファンドは、長期的な資産形成に適しており、特にNISA口座で保有する場合には、非課税のメリットを最大限に享受できます。
はい、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、つみたてNISA(2024年以降は新NISAのつみたて投資枠)の対象ファンドです。金融庁が定める基準を満たしており、長期・積立・分散投資に適したファンドとして認められています。
新NISAのつみたて投資枠では、年間120万円まで非課税で投資できます。また、成長投資枠でも購入可能なため、年間最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで投資できます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、多くの証券会社で100円から購入できます。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などの主要ネット証券では、最低100円から積立投資が可能です。
少額から始められるため、投資初心者でも気軽にスタートできます。まずは月1,000円や3,000円程度から始めて、慣れてきたら徐々に積立額を増やしていくのがおすすめです。
投資のタイミングを完璧に予測することは、プロでも不可能です。そのため、「いつ買うか」よりも「長期間積み立て続けること」のほうが重要です。積立投資なら、価格が高いときも安いときも機械的に買い続けることで、平均購入単価を抑えられます。
「今は株価が高いから様子を見よう」と待っていると、さらに上昇してしまい、結局買えないまま時間だけが過ぎることもあります。思い立ったときに始めて、長く続けることが成功の秘訣です。
投資信託の売却益や分配金には、通常20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります。ただし、NISA口座で保有している場合は、これらの利益が非課税になります。
特定口座(源泉徴収あり)で保有している場合は、証券会社が自動的に税金を計算して納付してくれるため、確定申告は不要です。一般口座で保有している場合は、自分で確定申告をする必要があります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、長期保有を前提とした投資信託です。基本的には、老後資金として使う時期が来るまで保有し続けるのがおすすめです。短期的な値動きで売却すると、その後の上昇局面を逃してしまう可能性があります。
ただし、ライフイベント(住宅購入、子どもの教育資金、医療費など)でまとまったお金が必要になった場合は、必要な分だけ売却するのも選択肢です。全額を一度に売却するのではなく、必要な分だけ売却することで、残りの資産は運用を続けられます。
はい、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と他のファンドを併用することは可能です。例えば、米国株式と全世界株式を組み合わせることで、地域分散を図ることができます。また、株式ファンドと債券ファンドを組み合わせることで、リスクを抑えたポートフォリオを構築できます。
ただし、あまり多くのファンドを保有すると管理が煩雑になります。初心者の方は、まず1〜3本程度のファンドに絞って投資を始め、慣れてきたら少しずつ分散を検討するのがおすすめです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、為替ヘッジを行わない運用方針です。為替ヘッジを行うと、為替変動リスクは軽減できますが、ヘッジコストがかかるため、リターンが減少します。
長期投資では、為替変動の影響は平準化される傾向があります。また、日本が低金利を続ける限り、長期的には円安傾向が続く可能性もあります。そのため、長期投資を前提とするなら、為替ヘッジなしのファンドのほうが有利になる場合が多いと考えられています。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資信託で、過去の実績では年率20%を超えるリターンを記録してきました。
信託報酬は年率0.08140%以下と業界でも低い水準で、長期投資に適したファンドです。
このファンドの最大の魅力は、米国を代表する500社に分散投資できる点です。
アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、世界をリードする企業に投資することで、米国経済の成長を取り込めます。
また、積立投資を続けることで、ドルコスト平均法の効果により、平均購入単価を抑えられます。
購入するには、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券などの証券会社で口座を開設し、NISA口座を申し込みましょう。
クレジットカード積立を活用すれば、ポイントも貯まってお得です。
毎月100円から積立投資ができるため、投資初心者でも気軽に始められます。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。株式市場の暴落や為替変動により、一時的に大きな含み損を抱える可能性もあります。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社や運用会社の公式サイトでご確認ください。
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