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楽天証券のクレカ積立は、楽天カードで投資信託を自動購入できるサービスです。
毎月の積立でポイントが貯まり、貯まったポイントは投資にも使えます。
ただし、カードの種類によって還元率が異なり、どのカードを選ぶかで年間の獲得ポイントに大きな差が生まれます。
この記事では、楽天証券のクレカ積立の仕組みから、カード別の還元率、損益分岐点の計算、楽天キャッシュ併用で月15万円積立する方法まで詳しく解説します。
投資初心者の方でも安心して始められるよう、口座開設から積立設定までの手順も丁寧に説明しています。
目次
楽天証券のクレカ積立とは
楽天証券のクレカ積立は、楽天カードのクレジット決済で投資信託を自動購入できるサービスです。毎月決まった日に設定した金額が自動的に引き落とされ、指定した投資信託を購入します。
積立のたびに楽天ポイントが貯まり、そのポイントを投資に使うこともできます。
楽天証券のクレカ積立では、楽天カードを使って投資信託を毎月自動で購入できます。銀行口座からの引き落としではなく、クレジットカード決済で投資信託を買うため、クレジットカードの引き落とし日まで資金を手元に置いておけるメリットがあります。
積立設定は楽天証券のウェブサイトやアプリから簡単に行え、一度設定すれば毎月自動的に購入が続きます。購入日は毎月1日で、楽天カードの引き落としは翌月27日です。
クレカ積立で投資信託を購入すると、積立額に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは楽天市場での買い物に使えるだけでなく、楽天証券での投資信託購入にも使えます。
ポイント投資を活用すれば、実質的な投資資金を増やすことができ、資産形成をさらに加速できます。また、楽天銀行との連携(マネーブリッジ)や楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)との組み合わせで、楽天経済圏全体でのポイント還元率を高めることも可能です。
楽天証券のクレカ積立では、月10万円まで投資信託を購入できます。この上限額は楽天カード決済での積立に適用されるもので、銀行口座からの引き落としや楽天キャッシュを併用すればさらに積立額を増やせます。
月10万円の積立は、年間120万円の投資額となり、新NISA制度のつみたて投資枠(年間120万円)をちょうど使い切ることができます。少額から始めたい方は月100円から設定できるため、投資初心者でも無理なく始められます。
カード別のポイント還元率
カード別ポイント還元率のポイント
楽天カード(一般):年会費無料・0.5%還元
楽天ゴールドカード:年会費2,200円・0.75%還元
楽天プレミアムカード:年会費11,000円・1%還元
代行手数料0.4%以上のファンドはどのカードでも一律1%還元
楽天証券のクレカ積立では、使用する楽天カードの種類によってポイント還元率が異なります。楽天カード(一般)は年会費無料で0.5%還元、楽天ゴールドカードは年会費2,200円で0.75%還元、楽天プレミアムカードは年会費11,000円で1%還元となります。
ただし、代行手数料が0.4%以上のファンドを購入する場合は、どのカードでも一律1%還元です。自分の積立額と年会費を比較して、最もお得なカードを選ぶことが重要です。
楽天カード(一般)は年会費が永年無料で、クレカ積立のポイント還元率は0.5%です。月10万円を積立すると、毎月500ポイント、年間6,000ポイントが貯まります。
年会費がかからないため、積立額が少ない方や投資を始めたばかりの方におすすめです。楽天カードは楽天市場でのポイント還元率も高く、楽天経済圏を活用している方にとっては基本カードとして持っておきたい1枚です。代行手数料が0.4%未満のインデックスファンドを購入する場合、還元率は0.5%となります。
楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込)で、クレカ積立のポイント還元率は0.75%です。月10万円を積立すると、毎月750ポイント、年間9,000ポイントが貯まります。
楽天カード(一般)と比較すると、年間で3,000ポイント多く獲得できますが、年会費2,200円を差し引くと実質的な利益は800ポイントです。月88,000円以上の積立をする場合、年会費を上回るポイントが得られるため、ゴールドカードへの切り替えを検討する価値があります。代行手数料が0.4%未満のインデックスファンドを購入する場合、還元率は0.75%となります。
楽天プレミアムカードは年会費11,000円(税込)で、クレカ積立のポイント還元率は1%です。月10万円を積立すると、毎月1,000ポイント、年間12,000ポイントが貯まります。
楽天カード(一般)と比較すると、年間で6,000ポイント多く獲得できますが、年会費11,000円を差し引くと実質的には5,000ポイントのマイナスとなります。クレカ積立だけで年会費の元を取ることは難しいため、楽天市場でのポイント還元率アップや空港ラウンジ利用などの付帯サービスも含めて総合的に判断する必要があります。代行手数料が0.4%未満のインデックスファンドを購入する場合、還元率は1%となります。
楽天証券では、代行手数料(信託報酬のうち販売会社が受け取る部分)が年率0.4%以上の投資信託を購入する場合、どの楽天カードを使っても一律1%のポイント還元が受けられます。
代行手数料が0.4%以上のファンドは、主にアクティブファンドやバランスファンドが該当します。一般的な低コストのインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズなど)は代行手数料が0.4%未満のため、カード種類による還元率の差が生じます。代行手数料0.4%以上のファンドを購入する場合、年会費無料の楽天カード(一般)でも1%還元が受けられるため、コスト面で有利です。
カードランクアップの損益分岐点
楽天カードのランクアップを検討する際、年会費とポイント還元の差額を比較することが重要です。楽天ゴールドカードは月88,000円以上の積立で年会費の元が取れ、楽天プレミアムカードはクレカ積立だけでは元を取ることが難しいです。
ここでは、一般カードとゴールドカード、ゴールドカードとプレミアムカードの損益分岐点を具体的に計算し、どの積立額でカードを切り替えるべきかを明確にします。
楽天カード(一般)とゴールドカードの損益分岐点を計算します。一般カードは年会費無料で還元率0.5%、ゴールドカードは年会費2,200円で還元率0.75%です。
月額積立額をX円とすると、年間の還元率の差は0.25%です。年間積立額は12X円となり、還元率の差による年間獲得ポイントの差は12X × 0.0025 = 0.03X ポイントです。ゴールドカードの年会費2,200円を上回るポイントを得るには、0.03X ≧ 2,200 となる必要があります。これを解くと X ≧ 73,333円となります。つまり、月73,334円以上の積立をする場合、ゴールドカードの方がお得です。より正確には、月88,000円の積立で年間792ポイント(88,000 × 12 × 0.0025 = 2,640ポイント – 2,200円 = 440円相当)の利益が出ます。
楽天ゴールドカードとプレミアムカードの損益分岐点を計算します。ゴールドカードは年会費2,200円で還元率0.75%、プレミアムカードは年会費11,000円で還元率1%です。
月額積立額をX円とすると、年間の還元率の差は0.25%です。年間積立額は12X円となり、還元率の差による年間獲得ポイントの差は12X × 0.0025 = 0.03X ポイントです。プレミアムカードの年会費差額8,800円(11,000円 – 2,200円)を上回るポイントを得るには、0.03X ≧ 8,800 となる必要があります。これを解くと X ≧ 293,333円となります。しかし、クレカ積立の上限は月10万円のため、クレカ積立だけでプレミアムカードの年会費の元を取ることはできません。プレミアムカードを選ぶ場合は、楽天市場でのポイント還元率アップや空港ラウンジ利用などの付帯サービスも含めて総合的に判断する必要があります。
| 月額積立額 | 楽天カード(一般)年間獲得ポイント | 楽天ゴールドカード年間獲得ポイント | 楽天プレミアムカード年間獲得ポイント | 実質利益(一般カード基準) |
| 3万円 | 1,800ポイント | 2,700ポイント – 2,200円 = 500ポイント | 3,600ポイント – 11,000円 = -7,400円 | 一般カードが最もお得 |
| 5万円 | 3,000ポイント | 4,500ポイント – 2,200円 = 2,300ポイント | 6,000ポイント – 11,000円 = -5,000円 | 一般カードが最もお得 |
| 8万円 | 4,800ポイント | 7,200ポイント – 2,200円 = 5,000ポイント | 9,600ポイント – 11,000円 = -1,400円 | ゴールドカードが200ポイントお得 |
| 10万円 | 6,000ポイント | 9,000ポイント – 2,200円 = 6,800ポイント | 12,000ポイント – 11,000円 = 1,000ポイント | ゴールドカードが800ポイントお得 |
この表から、月8万円以上の積立をする場合はゴールドカードが有利であることがわかります。プレミアムカードはクレカ積立だけでは元を取ることが難しいため、楽天市場での買い物が多い方や空港ラウンジ利用などの付帯サービスを活用できる方に向いています。
楽天キャッシュ併用で月15万円積立する方法
楽天証券では、楽天カード決済による月10万円の積立に加えて、楽天キャッシュを使った積立を併用することで、月15万円まで積立額を増やせます。
楽天キャッシュは楽天グループの電子マネーで、楽天カードからチャージすることで0.5%のポイント還元が受けられます。ここでは、楽天キャッシュの仕組みと、月15万円積立を実現するための具体的な設定手順を解説します。
楽天キャッシュは、楽天グループが提供する電子マネーサービスです。楽天カードからチャージすることで、チャージ額の0.5%の楽天ポイントが貯まります。
楽天証券では、楽天キャッシュを使って投資信託を購入でき、月5万円まで積立設定が可能です。楽天カード決済の月10万円と楽天キャッシュの月5万円を組み合わせることで、合計月15万円の積立ができます。楽天キャッシュは楽天ペイアプリで管理でき、楽天市場や楽天ペイ加盟店での支払いにも使えます。
楽天キャッシュを使った積立を始めるには、まず楽天カードから楽天キャッシュへチャージする必要があります。チャージは楽天ペイアプリから行い、1回あたり3,000円から最大10万円までチャージできます。
チャージ額の0.5%の楽天ポイントが貯まるため、月5万円をチャージすると250ポイントが獲得できます。チャージした楽天キャッシュは、楽天証券での投資信託購入に使えるほか、楽天市場や楽天ペイ加盟店での支払いにも利用可能です。チャージ方法は楽天ペイアプリを開き、「チャージ」→「楽天カードからチャージ」を選択し、金額を入力するだけで完了します。
楽天キャッシュを使った積立設定は、楽天証券のウェブサイトまたはアプリから行います。積立金額は月5万円まで設定でき、積立日は毎月1日です。楽天カード決済の月10万円と楽天キャッシュ決済の月5万円を併用することで、合計月15万円の積立が可能になります。
楽天キャッシュの残高が不足している場合、積立が実行されないため、事前に楽天カードからチャージしておくことが重要です。楽天ペイアプリでオートチャージ設定をしておくと、残高不足を防げます。
クレカ積立のメリット5つ
楽天証券のクレカ積立には、ポイント還元、自動積立、NISA対応、楽天経済圏との連携、少額投資など、多くのメリットがあります。これらのメリットを活用することで、効率的に資産形成を進めることができます。
ここでは、クレカ積立の主なメリットを5つ紹介し、なぜ多くの投資家に選ばれているのかを解説します。
楽天証券のクレカ積立では、毎月の積立額に応じて楽天ポイントが自動で貯まります。楽天カード(一般)なら0.5%、楽天ゴールドカードなら0.75%、楽天プレミアムカードなら1%のポイント還元が受けられます。
月10万円を積立すると、年間6,000〜12,000ポイントが貯まり、そのポイントを投資に再投資することで複利効果が期待できます。銀行口座からの引き落としではポイントが貯まらないため、クレカ積立を利用するだけで実質的な投資リターンが向上します。
クレカ積立は一度設定すれば、毎月自動的に投資信託が購入されるため、積立を忘れる心配がありません。忙しい日常の中で、毎月手動で投資信託を購入するのは手間がかかりますが、クレカ積立なら設定後は放置しておくだけで資産形成が進みます。
長期・積立・分散投資の基本原則に沿った投資を、無理なく継続できる点が大きなメリットです。また、市場の上下に関係なく定期的に購入することで、ドルコスト平均法の効果も期待できます。
楽天証券のクレカ積立は、NISA口座でも利用できます。2024年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の両方でクレカ積立が可能です。
クレカ積立の上限は月10万円のため、つみたて投資枠の年間120万円をちょうど使い切ることができます。NISA口座で投資信託を購入すれば、運用益が非課税となるため、クレカ積立のポイント還元と合わせて二重にお得です。長期的な資産形成を目指す方にとって、NISAとクレカ積立の組み合わせは非常に効率的です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券のクレカ積立は、楽天経済圏のサービスと連携することでさらにお得になります。楽天銀行とのマネーブリッジを設定すると、普通預金金利が0.1%にアップし、楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)のポイント倍率も上がります。
楽天モバイルや楽天でんきなどの他の楽天サービスを併用すれば、楽天市場での買い物で最大16倍のポイント還元が受けられます。貯まった楽天ポイントは投資信託の購入にも使えるため、楽天経済圏を活用することで資産形成のスピードを加速できます。
楽天証券のクレカ積立は、月100円から始められるため、投資初心者でも気軽にスタートできます。まとまった資金がなくても、少額から投資を始めることで、投資の経験を積みながら資産形成を進められます。
少額投資であれば、市場の変動による損失リスクも限定的で、投資に慣れるまでの練習期間として活用できます。慣れてきたら徐々に積立額を増やしていくことで、無理なく長期的な資産形成を実現できます。
クレカ積立で気をつけたい5つのこと
楽天証券のクレカ積立には多くのメリットがありますが、いくつかの注意点も存在します。楽天カード以外は使えない、ポイント還元率が変更される可能性、家族カードの利用制限、ボーナス設定の不可、投資信託の元本割れリスクなど、事前に知っておくべきポイントがあります。
ここでは、クレカ積立を利用する際に気をつけたい5つのことを詳しく解説します。
楽天証券のクレカ積立では、楽天カード以外のクレジットカードは使用できません。VISAやMastercardなどの他社カードを持っていても、楽天証券でのクレカ積立には利用できないため、楽天カードを新たに発行する必要があります。
楽天カードは年会費無料で発行でき、入会特典として楽天ポイントがもらえるキャンペーンも定期的に実施されています。クレカ積立を始めるには、まず楽天カードを発行することが第一歩です。
楽天証券のクレカ積立におけるポイント還元率は、過去に何度か変更されています。2022年9月には、一部のファンドで還元率が1%から0.2%に引き下げられたことがあります。現在の還元率は楽天カード(一般)で0.5%、楽天ゴールドカードで0.75%、楽天プレミアムカードで1%ですが、今後も変更される可能性があります。
ポイント還元率の変更は楽天証券の公式サイトで事前に告知されるため、定期的に確認することが重要です。ポイント還元率が下がった場合でも、投資信託の運用益が主な収益源であることを忘れず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。
楽天証券のクレカ積立では、家族カードは利用できません。クレカ積立を利用するには、本人名義の楽天カードが必要です。家族で複数の口座を持っている場合、それぞれが本人名義の楽天カードを発行する必要があります。
家族カードではクレカ積立ができないため、配偶者や子供の口座でクレカ積立を利用したい場合は、それぞれが楽天カードの本会員として申し込む必要があります。
楽天証券のクレカ積立では、ボーナス月に積立額を増やす「ボーナス設定」ができません。毎月一定額の積立のみが可能で、特定の月だけ積立額を増やすことはできません。
ボーナス月に追加で投資したい場合は、銀行口座からの引き落としやスポット購入を利用する必要があります。クレカ積立の上限は月10万円のため、それ以上の金額を投資したい場合は、楽天キャッシュ併用や銀行口座からの引き落としを組み合わせることで対応できます。
楽天証券のクレカ積立で購入する投資信託は、元本保証ではありません。市場の変動により、投資元本を下回る可能性があります。ポイント還元があっても、投資信託の運用成績がマイナスであれば、総合的には損失となる場合があります。
投資信託は長期・積立・分散投資を基本とし、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を進めることが重要です。投資にはリスクが伴うことを理解し、自分のリスク許容度に合った投資信託を選ぶことが大切です。
他社のクレカ積立と比較
楽天証券のクレカ積立は、SBI証券やマネックス証券などの他社と比較してどのような特徴があるのでしょうか。ポイント還元率、積立上限額、対応するクレジットカード、投資信託のラインナップなど、各社で異なる点があります。
ここでは、楽天証券とSBI証券、マネックス証券のクレカ積立を詳しく比較し、どの証券会社が自分に合っているかを判断するポイントを解説します。
SBI証券のクレカ積立は、三井住友カードを使って投資信託を購入できるサービスです。ポイント還元率は、三井住友カード(一般)で0.5%、三井住友カード ゴールド(NL)で1%、三井住友カード プラチナプリファードで5%となっています。
積立上限額は月10万円で、楽天証券と同じです。SBI証券は投資信託の取扱本数が約2,600本と業界トップクラスで、低コストのインデックスファンドも豊富です。三井住友カード プラチナプリファードを持っている方は、5%の高還元率が魅力ですが、年会費33,000円(税込)がかかるため、クレカ積立だけで元を取ることは難しいです。
マネックス証券のクレカ積立は、マネックスカードを使って投資信託を購入できるサービスです。ポイント還元率は一律1.1%で、年会費は初年度無料、2年目以降は550円(年1回以上の利用で無料)です。
積立上限額は月5万円で、楽天証券やSBI証券の月10万円と比べると少ないです。マネックス証券は米国株の取扱銘柄が豊富で、米国株投資に強みがあります。クレカ積立のポイント還元率が1.1%と高いため、少額から効率よくポイントを貯めたい方におすすめです。
| 証券会社 | 対応カード | ポイント還元率 | 積立上限額 | 投資信託取扱本数 | おすすめの人 |
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5%〜1% | 月10万円 | 約2,550本 | 楽天経済圏を活用している人 |
| SBI証券 | 三井住友カード | 0.5%〜5% | 月10万円 | 約2,600本 | 三井住友カードを持っている人 |
| マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% | 月5万円 | 約1,800本 | 高還元率を重視する人 |
楽天証券は楽天経済圏を活用している方におすすめです。楽天市場や楽天銀行などの他の楽天サービスと連携することで、ポイント還元率を最大化できます。
SBI証券は三井住友カードを持っている方や、投資信託のラインナップを重視する方に向いています。マネックス証券は、少額から高還元率でポイントを貯めたい方におすすめです。自分のライフスタイルや使っているクレジットカードに合わせて、最適な証券会社を選びましょう。
クレカ積立の始め方
楽天証券のクレカ積立を始めるには、楽天証券の口座開設、楽天カードの準備、投資信託の選定、積立設定の4つのステップが必要です。ここでは、初めて投資をする方でもスムーズに始められるよう、口座開設から積立設定までの具体的な手順を詳しく解説します。
楽天証券の口座開設は、オンラインで完結します。まず、楽天証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。メールアドレスを登録し、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)をスマートフォンで撮影してアップロードします。
本人情報(氏名、住所、生年月日など)を入力し、NISA口座の開設有無を選択します。審査が完了すると、最短翌営業日に口座開設が完了し、ログイン情報が郵送またはメールで届きます。楽天証券の口座開設は無料で、維持費もかかりません。
楽天証券のクレカ積立を利用するには、楽天カードが必要です。まだ楽天カードを持っていない方は、楽天カードの公式サイトから申し込みます。楽天カード(一般)は年会費永年無料で、入会特典として楽天ポイントがもらえるキャンペーンも定期的に実施されています。
申し込みから1週間程度でカードが届きます。すでに楽天カードを持っている方は、そのまま利用できます。楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを検討している方は、積立額と年会費を比較して判断しましょう。
一度設定すれば、毎月自動的に投資信託が購入されます。
楽天証券のクレカ積立では、毎月1日に投資信託が購入されます。楽天カードの引き落とし日は翌月27日です。例えば、1月1日に積立が実行されると、引き落としは2月27日となります。
積立設定の締め切りは、購入月の前月12日までです。例えば、2月1日の積立を設定する場合、1月12日までに設定を完了する必要があります。積立設定の変更や停止は、購入月の前月12日まで可能です。積立スケジュールを把握しておくことで、計画的に資産形成を進められます。
楽天証券のクレカ積立では、代行手数料が0.4%未満のインデックスファンドと、0.4%以上のアクティブファンドで還元率が異なります。代行手数料0.4%未満のファンドは低コストで長期投資に適しており、0.4%以上のファンドは一律1%還元が受けられます。
ここでは、代行手数料別におすすめの投資信託を具体的に紹介し、初心者の方がファンドを選ぶ際のポイントも解説します。
代行手数料が0.4%未満のインデックスファンドは、低コストで長期投資に適しています。以下は代表的なファンドです。
これらのファンドは信託報酬が低く、長期的なコスト削減効果が期待できます。代行手数料が0.4%未満のため、楽天カード(一般)では0.5%、楽天ゴールドカードでは0.75%、楽天プレミアムカードでは1%のポイント還元となります。
代行手数料が0.4%以上のアクティブファンドは、どの楽天カードでも一律1%のポイント還元が受けられます。以下は代表的なファンドです。
アクティブファンドは信託報酬が高いため、長期的にはインデックスファンドよりもコストがかかります。しかし、代行手数料0.4%以上のファンドは一律1%還元が受けられるため、年会費無料の楽天カード(一般)でも高還元率のメリットを享受できます。
投資初心者の方がファンドを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。まず、信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶことが基本です。eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードシリーズは、信託報酬が業界最低水準で、長期投資に適しています。
次に、分散投資ができるファンドを選びましょう。全世界株式や米国株式(S&P500)のファンドは、1本で広範囲に分散投資できるため、初心者におすすめです。また、NISA口座で積立する場合は、つみたて投資枠対象のファンドを選ぶことで、運用益が非課税になります。最後に、自分のリスク許容度に合ったファンドを選ぶことが重要です。株式100%のファンドはリターンが大きい反面、リスクも高いため、リスクを抑えたい方はバランスファンドを検討しましょう。
楽天証券のクレカ積立では、家族カードは利用できません。クレカ積立を利用するには、本人名義の楽天カードが必要です。家族で複数の口座を持っている場合、それぞれが本人名義の楽天カードを発行する必要があります。家族カードではクレカ積立ができないため、配偶者や子供の口座でクレカ積立を利用したい場合は、それぞれが楽天カードの本会員として申し込む必要があります。
クレカ積立で購入した投資信託は、購入後すぐに売却できます。ただし、短期的な売買を繰り返すと、投資信託の信託財産留保額(売却時に差し引かれる費用)がかかる場合があります。また、頻繁な売買は長期・積立・分散投資の原則から外れるため、おすすめできません。投資信託は長期保有を前提とした商品であり、市場の短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を進めることが重要です。
楽天証券のクレカ積立におけるポイント還元率は、過去に何度か変更されています。ポイント還元率が変更された場合でも、既存の積立設定は継続されますが、新しい還元率が適用されます。ポイント還元率の変更は楽天証券の公式サイトで事前に告知されるため、定期的に確認することが重要です。ポイント還元率が下がった場合でも、投資信託の運用益が主な収益源であることを忘れず、長期的な視点で投資を続けることが大切です。
楽天証券のクレカ積立は、NISA口座でも利用できます。2024年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の両方でクレカ積立が可能です。クレカ積立の上限は月10万円のため、つみたて投資枠の年間120万円をちょうど使い切ることができます。NISA口座で投資信託を購入すれば、運用益が非課税となるため、クレカ積立のポイント還元と合わせて二重にお得です。
楽天証券では、楽天ポイントを使って投資信託を購入できます。クレカ積立で貯まった楽天ポイントを投資に再投資することで、実質的な投資資金を増やすことができます。ポイント投資は、楽天証券のウェブサイトやアプリから設定でき、1ポイント=1円として利用できます。ポイント投資を活用すれば、現金を使わずに投資を始めることができ、投資初心者の方でも気軽に資産形成を始められます。
楽天証券のクレカ積立では、積立額の変更や停止が可能です。積立設定の変更は、購入月の前月12日まで行えます。例えば、2月1日の積立を変更する場合、1月12日までに設定を変更する必要があります。積立の停止も同様に、購入月の前月12日まで可能です。積立を一時停止したい場合は、楽天証券のウェブサイトやアプリから「積立設定の解除」を選択します。再開したい場合は、再度積立設定を行えば、次回の積立日から再開されます。
楽天証券のクレカ積立で投資信託を購入した場合、特定口座(源泉徴収あり)を選択していれば、確定申告は不要です。特定口座(源泉徴収あり)では、売却益や分配金から自動的に税金が差し引かれるため、確定申告の手間がかかりません。NISA口座で購入した場合は、運用益が非課税のため、確定申告は不要です。ただし、特定口座(源泉徴収なし)や一般口座で取引した場合は、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要になります。
楽天証券のクレカ積立は、楽天カードで投資信託を自動購入でき、ポイント還元を受けながら資産形成を進められるサービスです。楽天カード(一般)は年会費無料で0.5%還元、楽天ゴールドカードは年会費2,200円で0.75%還元、楽天プレミアムカードは年会費11,000円で1%還元となります。
月88,000円以上の積立をする場合は楽天ゴールドカードがお得で、代行手数料0.4%以上のファンドを購入する場合は一律1%還元が受けられます。
楽天キャッシュを併用すれば月15万円まで積立でき、NISA口座にも対応しているため、運用益が非課税になります。楽天経済圏を活用することで、楽天市場や楽天銀行との連携でさらにポイント還元率を高めることができます。
クレカ積立を始めるには、楽天証券の口座開設と楽天カードの準備が必要です。投資信託は低コストのインデックスファンドを選ぶことが基本で、eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードシリーズがおすすめです。一度設定すれば毎月自動的に積立が続くため、長期的な資産形成に最適です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ポイント還元があっても、投資信託の運用成績がマイナスであれば損失となる可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは楽天証券の公式サイトでご確認ください。
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