新NISAは子供名義で作れる?教育資金の準備方法を解説

楽天証券でNISAを始めたいけれど、本当にお得なのか、どうやって始めればいいのか迷っていませんか。
楽天証券のNISAは、楽天ポイントが貯まる・使える点が最大の魅力で、楽天経済圏を活用している方には特におすすめです。
この記事では、楽天証券のNISAの特徴や始め方、メリット・注意点を初心者にも分かりやすく解説します。
口座開設から積立設定、銘柄選びまで、具体的な手順を画像付きで紹介しているので、この記事を読めばすぐに始められます。
楽天証券のNISAで資産形成を始めて、将来に備えた賢いお金の増やし方を身につけましょう。
目次
楽天証券のNISAとは?
楽天証券のNISAは、楽天グループが運営するネット証券で利用できる非課税投資制度です。2024年から始まった新NISA制度に対応しており、投資で得た利益が非課税になるため、効率的に資産を増やせます。
楽天ポイントが貯まる・使えるという独自の強みがあり、楽天カードや楽天市場を利用している方には特にメリットが大きい証券会社です。
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば税金がかかりません。
2024年からの新NISAでは、制度が大幅に拡充されました。非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、非課税保有期間も無期限になっています。
年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合計360万円まで投資できます。
つみたて投資枠は、金融庁が選定した長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象です。一方、成長投資枠は個別株やETF、REITなど幅広い商品に投資できます。
両方の枠を併用することで、より柔軟な資産運用が可能になります。
楽天証券のNISA口座は、楽天ポイントとの連携が最大の特徴です。クレカ積立では楽天カードを使って投資信託を購入でき、最大1%のポイント還元を受けられます。
さらに、投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントが貯まる仕組みもあります。
取扱商品も充実しており、投資信託は約2,550本、米国株は約4,500銘柄と豊富なラインナップです。つみたて投資枠対象の投資信託は約200本あり、初心者から中級者まで幅広いニーズに対応しています。
楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を利用すれば、普通預金金利が優遇されるだけでなく、自動入出金(スイープ)機能で資金移動の手間も省けます。
楽天経済圏を活用している方なら、ポイントを効率的に貯めながら資産運用できるのが大きな魅力です。
口座開設は最短翌営業日で完了し、スマホだけで手続きが完結します。取引ツールも「iSPEED」など使いやすいアプリが揃っており、初心者でも安心して始められる環境が整っています。
楽天証券でNISAを始める5つのメリット
楽天証券のNISAには、他の証券会社にはない独自のメリットがあります。特に楽天ポイントとの連携や、豊富な商品ラインナップ、使いやすい取引ツールが魅力です。
ここでは、楽天証券でNISAを始める5つの主なメリットを詳しく解説します。
楽天証券のNISA口座では、国内株式の売買手数料が無料です。投資信託の購入時手数料(申込手数料)も無料なので、コストを気にせず投資を始められます。
通常の特定口座では取引ごとに手数料がかかりますが、NISA口座なら何度取引しても手数料はかかりません。
さらに、NISA口座の開設・維持にも費用はかかりません。口座管理料も無料なので、少額から気軽に投資を始められます。
手数料が無料ということは、投資した金額がそのまま運用に回るため、長期的に見ると大きな差になります。
楽天証券の最大の魅力は、楽天ポイントとの連携です。楽天カードでクレカ積立をすれば、積立額に応じて最大1%のポイントが貯まります。
月5万円積み立てれば、年間で最大6,000ポイントも獲得できる計算です。
投資信託の保有残高に応じても、毎月ポイントが貯まります。残高10万円ごとに3〜10ポイントが付与されるため、長期保有するほどポイントが増えていきます。
貯まったポイントは、投資信託の購入に使えるだけでなく、楽天市場でのお買い物にも使えます。
楽天ポイントで投資信託を購入できるのも便利です。100ポイントから1ポイント単位で使えるので、普段の買い物で貯めたポイントを投資に回すことができます。
現金を使わずにポイントだけで投資を始めることも可能です。
楽天証券では、約2,550本の投資信託を取り扱っており、業界トップクラスの品揃えです。
つみたて投資枠対象の投資信託も約200本あり、初心者向けのバランス型ファンドから、米国株や全世界株式に投資するインデックスファンドまで幅広く揃っています。
人気の「eMAXIS Slimシリーズ」や「楽天・プラスシリーズ」など、低コストで運用できるファンドも充実しています。信託報酬が0.1%未満の超低コストファンドも多数あり、長期投資に適した商品を選べます。
検索機能も充実しており、「ファンドスコア」や「積立設定件数ランキング」などで人気のファンドを簡単に見つけられます。
初心者でも迷わず選べるよう、おすすめファンドの特集ページも用意されています。
楽天カードを使ったクレカ積立は、楽天証券の大きな魅力の一つです。毎月の積立額を楽天カードで決済すると、カードの種類に応じて0.5%〜1%のポイントが貯まります。
楽天プレミアムカードなら1%、通常の楽天カードでも0.5%の還元率です。
クレカ積立の上限は月5万円なので、楽天プレミアムカードで上限まで積み立てれば、毎月500ポイント、年間6,000ポイントが貯まります。
通常の楽天カードでも年間3,000ポイントの還元を受けられます。
さらに、楽天キャッシュを使った積立も可能です。楽天カードから楽天キャッシュにチャージして積立に使えば、月5万円を超える積立でもポイント還元を受けられます。
クレカ積立5万円+楽天キャッシュ積立10万円で、合計月15万円までポイント還元の対象になります。
楽天証券と楽天銀行を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、さまざまなメリットがあります。最も大きいのは、楽天銀行の普通預金金利が優遇されることです。
通常0.02%の金利が、マネーブリッジ設定で0.10%にアップします。
自動入出金(スイープ)機能も便利です。楽天証券で投資信託を購入する際、楽天銀行の口座から自動的に資金が振り替えられるため、事前に入金する手間がかかりません。
逆に、楽天証券で売却した資金も自動的に楽天銀行に戻ります。
さらに、楽天銀行のハッピープログラムにエントリーすると、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが貯まります。
投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイント、国内株式の取引手数料100円ごとに1ポイントなど、取引すればするほどポイントが貯まる仕組みです。
楽天証券のNISAで気をつけたい3つのこと
楽天証券のNISAには多くのメリットがありますが、いくつか注意すべき点もあります。
事前に把握しておくことで、自分に合った証券会社かどうかを判断できます。ここでは、楽天証券のNISAで気をつけたい3つのポイントを正直に解説します。
楽天証券の最大の強みは楽天ポイントとの連携ですが、逆に言えば楽天サービスを使っていない方にはメリットが少なくなります。
楽天カードを持っていない、楽天市場を利用しない、楽天銀行の口座がないという場合、ポイント還元の恩恵を十分に受けられません。
クレカ積立のポイント還元も、楽天カードが必要です。他社のクレジットカードは使えないため、楽天カードを持っていない方は新たに作る必要があります。
また、貯まった楽天ポイントも、楽天経済圏で使わない方には使い道が限られてしまいます。
楽天サービスをあまり使わない方は、他の証券会社の方が向いている可能性もあります。例えば、SBI証券なら複数のポイントサービス(Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど)から選べるため、自分が普段使っているポイントを貯められます。
IPO(新規上場株式)の取扱数は、楽天証券の弱点の一つです。2024年の実績では年間56銘柄と、SBI証券の78銘柄やSMBC日興証券の52銘柄と比べてやや少なめです。
主幹事(引受幹事のトップ)になることもほとんどありません。
IPO投資に力を入れたい方には、楽天証券だけでは物足りないかもしれません。IPOは抽選に当たれば初値で利益が出やすいため、投資家に人気がありますが、楽天証券では取扱銘柄が限られています。
ただし、つみたて投資枠を中心に長期投資をする方にとっては、IPOの取扱数はそれほど重要ではありません。
NISAのつみたて投資枠ではIPO株は購入できないため、長期の資産形成が目的なら大きなデメリットにはならないでしょう。
これは楽天証券に限った話ではありませんが、投資には必ずリスクが伴います。NISAで投資信託や株式を購入した場合、市場の変動により元本割れ(投資した金額を下回る)する可能性があります。
特に短期間で大きな利益を狙うと、損失のリスクも高まります。
投資信託の価格(基準価額)は、株式市場や為替の変動によって日々変わります。一時的に含み損が出ることもありますが、長期・積立・分散投資を心がければ、リスクを抑えながら資産を増やせる可能性が高まります。
NISAの非課税メリットを最大限活かすには、短期売買ではなく長期保有が基本です。一時的な値下がりに動揺せず、じっくりと資産を育てる姿勢が大切です。
投資を始める前に、自分のリスク許容度や投資目的を明確にしておきましょう。
楽天証券とSBI証券を比較
楽天証券とSBI証券は、どちらも国内トップクラスのネット証券です。口座数や取扱商品数で競い合っており、初心者から中級者まで幅広く支持されています。
ここでは、手数料、ポイント還元、取扱商品数など、主要なポイントで両社を比較して、どちらが自分に合っているかを判断する材料を提供します。
楽天証券とSBI証券の手数料体系は、どちらもNISA口座での国内株式売買手数料が無料です。投資信託の購入時手数料(申込手数料)も両社とも無料なので、基本的な手数料では大きな差はありません。
ポイント還元率では、両社に違いがあります。楽天証券は楽天カードのクレカ積立で最大1%(楽天プレミアムカード)、通常の楽天カードで0.5%の還元率です。
一方、SBI証券は三井住友カードのクレカ積立で最大5%(三井住友カード プラチナプリファード)、通常カードで0.5%の還元率です。
投信残高ポイントでは、楽天証券が残高10万円ごとに3〜10ポイント、SBI証券が残高1,000万円未満で年率0.042%〜0.25%(ファンドにより異なる)のポイント付与です。
どちらも長期保有でポイントが貯まりますが、ファンドの種類によって還元率が変わるため、自分が投資するファンドで比較するのがおすすめです。
取扱商品数では、両社とも業界トップクラスの品揃えです。投資信託は楽天証券が約2,550本、SBI証券が約2,600本とほぼ互角です。
つみたて投資枠対象の投資信託は、楽天証券が約200本、SBI証券が約271本とSBI証券がやや多めです。
米国株の取扱銘柄数では、SBI証券が約5,000銘柄、楽天証券が約4,500銘柄とSBI証券が優位です。
外国株全体でも、SBI証券は8カ国、楽天証券は6カ国に対応しており、SBI証券の方が選択肢が広いと言えます。
IPOの取扱数でも、SBI証券が年間78銘柄(2024年実績)と、楽天証券の56銘柄を上回っています。主幹事になることも多く、IPO投資を重視するならSBI証券が有利です。
| 項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
| 投資信託本数 | 約2,550本 | 約2,600本 |
| つみたて投資枠対象 | 約200本 | 約271本 |
| 米国株銘柄数 | 約4,500銘柄 | 約5,000銘柄 |
| 外国株対応国 | 6カ国 | 8カ国 |
| IPO取扱数(2024年) | 56銘柄 | 78銘柄 |
| クレカ積立還元率 | 0.5%〜1% | 0.5%〜5% |
| 対応ポイント | 楽天ポイント | Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント |
楽天証券がおすすめなのは、楽天経済圏を活用している方です。楽天カード、楽天市場、楽天銀行などを日常的に使っている方なら、ポイントを効率的に貯めながら投資できます。
楽天ポイントで投資信託を購入できるのも魅力です。
SBI証券がおすすめなのは、IPO投資に興味がある方や、外国株投資を幅広く行いたい方です。取扱銘柄数が多く、選択肢が豊富なため、投資の幅を広げたい中級者以上にも向いています。
また、三井住友カード プラチナプリファードを持っている方なら、クレカ積立で5%の高還元を受けられます。
初心者で、つみたて投資枠を中心に長期投資をするなら、どちらを選んでも大きな差はありません。自分が普段使っているポイントサービスや、利用している銀行・クレジットカードとの連携を考えて選ぶのがおすすめです。
両方の口座を開設して、用途に応じて使い分けるのも一つの方法です。
楽天証券のNISA口座開設の手順
楽天証券のNISA口座開設は、スマホだけで最短翌営業日に完了します。
必要書類を準備すれば、画面の指示に従って進めるだけで簡単に開設できます。ここでは、口座開設の5つのステップを順番に解説します。
まず、楽天証券の公式サイトにアクセスして「口座開設」ボタンをクリックします。楽天会員の方は、楽天IDでログインすると、氏名や住所などの入力が省略できて便利です。
楽天会員でない方は、メールアドレスを登録して新規に申し込みます。
申し込み画面では、「NISA口座を同時に申し込む」にチェックを入れるのを忘れないようにしましょう。後からNISA口座だけを追加で申し込むこともできますが、同時に申し込んだ方がスムーズです。
つみたて投資枠と成長投資枠の両方を使えるようになります。
本人確認方法は、「スマホで本人確認」と「書類アップロード」の2種類があります。スマホで本人確認を選ぶと、最短翌営業日に口座開設が完了するのでおすすめです。
運転免許証やマイナンバーカードがあれば、スマホのカメラで撮影するだけで本人確認が完了します。
本人確認書類は、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどが使えます。スマホで本人確認を選んだ場合は、画面の指示に従って書類の表面・裏面を撮影します。
顔写真も撮影しますが、自動的にガイドが表示されるので、初めてでも簡単にできます。
マイナンバーの提出も必要です。マイナンバーカードを持っている方は、本人確認と同時にマイナンバーも提出できます。
通知カードやマイナンバー記載の住民票でも対応可能ですが、マイナンバーカードが最も手続きが簡単です。
書類の撮影では、四隅がしっかり写るように注意しましょう。光の反射で文字が読めなかったり、ぼやけていたりすると、再提出が必要になる場合があります。
明るい場所で、書類全体がはっきり写るように撮影してください。
本人確認書類の審査が完了すると、メールで通知が届きます。審査は通常1〜2営業日で完了し、問題がなければログインIDとパスワードが発行されます。
スマホで本人確認を選んだ場合は、メールに記載されたURLからすぐにログインできます。
初回ログイン後は、暗証番号や取引パスワードの設定を行います。これらは取引や出金の際に必要になるので、忘れないようにメモしておきましょう。
セキュリティのため、誕生日や電話番号など、推測されやすい番号は避けてください。
NISA口座の開設には、税務署での確認が必要です。楽天証券から税務署に申請が行われ、通常1〜2週間で確認が完了します。この間も総合口座での取引は可能ですが、NISA口座での取引は税務署の確認完了後に開始できます。
口座開設が完了したら、投資資金を入金します。楽天証券には、複数の入金方法が用意されています。
最も便利なのは「らくらく入金」で、楽天銀行やゆうちょ銀行など提携金融機関からリアルタイムで入金できます。手数料も無料です。
楽天銀行の口座を持っている方は、「マネーブリッジ」を設定するのがおすすめです。自動入出金(スイープ)機能により、投資信託を購入する際に自動的に楽天銀行から資金が振り替えられるため、事前に入金する手間が省けます。
クレカ積立を利用する場合は、楽天カードの登録も必要です。楽天証券のマイページから「クレジットカード登録」を選び、楽天カード情報を入力します。
登録後、クレカ積立の設定ができるようになります。
税務署での確認が完了すると、メールで「NISA口座開設完了」の通知が届きます。これでNISA口座での取引が可能になります。
マイページの「NISA」メニューから、つみたて投資枠と成長投資枠の両方が利用できることを確認しましょう。
NISA口座開設後は、まず積立設定を行うのがおすすめです。毎月自動的に投資信託を購入する設定をしておけば、買い忘れを防げます。
最初は少額から始めて、慣れてきたら積立額を増やしていくのが無理のない方法です。
口座開設から取引開始までの流れを理解しておけば、スムーズに投資を始められます。分からないことがあれば、楽天証券のカスタマーサポートに問い合わせることもできます。
電話やチャットでのサポートも充実しているので、初心者でも安心です。
つみたて投資枠の始め方
NISA口座が開設できたら、いよいよ投資信託の購入です。つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した投資信託を毎月自動で購入できる仕組みです。
ここでは、銘柄の選び方から積立設定の方法まで、初心者でも分かるように詳しく解説します。
楽天証券では、投資信託を選ぶ方法が3つあります。自分の投資スタイルや知識レベルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
投資の知識がある程度ある方は、ファンド検索機能を使って自分で銘柄を探すのがおすすめです。楽天証券のサイトでは、「投資信託」メニューから「ファンド検索」を選ぶと、さまざまな条件で絞り込みができます。
検索条件には、「つみたて投資枠対象」「信託報酬」「運用実績」「ファンドスコア」などがあります。
初心者の方は、信託報酬が低く、ファンドスコアが高い銘柄を選ぶのが基本です。信託報酬は年率0.1%未満のファンドが理想的です。
楽天証券の「らくらく投資」は、いくつかの質問に答えるだけで、自分に合った投資信託を提案してくれる機能です。投資の目的、リスク許容度、投資期間などを入力すると、おすすめのポートフォリオが表示されます。
提案されたポートフォリオは、そのまま積立設定できるので便利です。初心者で何を選べばいいか分からない方は、まずこの機能を試してみるのがおすすめです。
提案内容を見ながら、投資信託の特徴を学ぶこともできます。
楽天証券のサイトには、「積立設定件数ランキング」や「新規買付ランキング」など、人気の投資信託がランキング形式で表示されています。多くの投資家が選んでいる銘柄は、それだけ信頼性が高いと考えられます。
特に「つみたて投資枠人気ランキング」は、初心者が選びやすい銘柄が上位に並んでいます。eMAXIS Slimシリーズや楽天・プラスシリーズなど、低コストで運用実績も良好なファンドが人気です。
ランキングを参考にしながら、自分の投資方針に合った銘柄を選びましょう。
投資信託を選んだら、次は積立設定を行います。楽天証券では、積立金額、引き落とし方法、積立日を自由に設定できます。
積立金額は、月100円から設定できます。無理のない金額から始めて、慣れてきたら増額するのがおすすめです。
つみたて投資枠の年間投資枠は120万円なので、月10万円まで積み立てられます。
毎月定額で積み立てる方法が一般的ですが、ボーナス月に増額設定することもできます。例えば、通常月は月3万円、ボーナス月は月10万円といった設定も可能です。
自分の収入に合わせて、柔軟に設定しましょう。
積立資金の引き落とし方法は、「楽天カードクレジット決済」「楽天キャッシュ」「証券口座」「楽天銀行」から選べます。
最もおすすめなのは楽天カードクレジット決済で、積立額に応じてポイントが貯まります。
楽天カードのクレカ積立は月5万円が上限です。それ以上積み立てたい場合は、楽天キャッシュや証券口座からの引き落としを併用します。
楽天キャッシュは楽天カードからチャージできるので、チャージ時にもポイントが貯まります。
積立日は、毎月1日〜28日の中から選べます。楽天カードクレジット決済の場合は、毎月1日または8日が積立日になります。
給料日の直後に設定すると、資金繰りがしやすくなります。
積立日を複数設定することも可能です。例えば、毎月1日と15日の2回に分けて積み立てることで、購入タイミングを分散できます。
これをドルコスト平均法と言い、価格変動のリスクを抑える効果があります。
積立設定の入力が終わったら、注文内容を確認します。ファンド名、積立金額、引き落とし方法、積立日が正しいかをチェックしましょう。
特に、つみたて投資枠を選択しているかを必ず確認してください。間違えて特定口座で設定すると、非課税のメリットが受けられません。
確認画面で「この内容で設定する」ボタンをクリックすると、積立設定が完了します。設定完了後は、マイページの「積立設定一覧」で内容を確認できます。
設定した積立は、指定日に自動的に実行されるので、買い忘れの心配がありません。
積立設定は後から変更や解除もできます。金額を増やしたい、減らしたい、一時的にストップしたいといった場合も、マイページから簡単に変更できます。
生活状況に合わせて柔軟に調整しながら、無理なく続けることが大切です。
楽天証券のNISAでおすすめの銘柄10選
投資信託を選ぶ際は、運用実績、信託報酬、投資対象などを総合的に判断することが大切です。
ここでは、楽天証券のNISAで購入できるおすすめの投資信託を、初心者向けと中級者向けに分けて10銘柄紹介します。すべて信託報酬が低く、長期投資に適したファンドです。
全世界株式型は、世界中の株式に分散投資できるファンドです。1本で約3,000〜8,000銘柄に投資できるため、初心者でも簡単に国際分散投資ができます。
楽天・プラス・オールカントリー株式は、楽天投信投資顧問が運用する全世界株式インデックスファンドです。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動し、日本を含む先進国と新興国の約3,000銘柄に投資します。
信託報酬は年率0.0561%と業界最低水準です。
楽天証券で購入すると、投信残高ポイントの還元率が高いのが特徴です。楽天・プラスシリーズは、楽天証券での保有に対するポイント還元が優遇されているため、長期保有するほどお得になります。
初心者が最初に選ぶ1本としておすすめです。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する人気ファンドです。信託報酬は年率0.05775%と超低コストで、純資産総額も3兆円を超える大型ファンドです。
多くの投資家に選ばれている実績があります。
eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指すことを宣言しており、信託報酬の引き下げ実績も豊富です。
長期投資で安心して保有できるファンドとして、幅広い層に支持されています。
米国株式型は、世界最大の株式市場である米国に集中投資するファンドです。GAFAMなどの成長企業に投資でき、過去の運用実績も良好です。
楽天・S&P500インデックス・ファンドは、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動するファンドです。AppleやMicrosoft、Amazonなど、米国の主要500社に投資します。
信託報酬は年率0.077%と低コストです。
楽天証券での投信残高ポイント還元率が高く、楽天ポイントを効率的に貯めたい方に向いています。米国株式市場の成長を取り込みたい方におすすめの1本です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、純資産総額が6兆円を超える超大型ファンドです。信託報酬は年率0.09372%と低コストで、S&P500連動型では最も人気があります。
積立設定件数も楽天証券で常に上位にランクインしています。
運用実績も安定しており、長期的に米国経済の成長を取り込みたい方に最適です。初心者から中級者まで、幅広い層におすすめできるファンドです。
バランス型ファンドは、株式と債券を組み合わせた投資信託で、リスクを抑えながら運用できます。また、特定のテーマに投資するファンドもあります。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は、国内外の株式と債券に均等に投資するバランス型ファンドです。信託報酬は年率0.22%で、リスクを抑えた運用をしたい方に向いています。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)の8資産に分散投資します。信託報酬は年率0.143%で、1本で幅広い分散投資ができます。
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは、米国のハイテク株が多く含まれるNASDAQ100指数に連動します。信託報酬は年率0.2035%で、成長性の高い米国ハイテク企業に投資したい方におすすめです。
楽天・新興国株式インデックス・ファンドは、中国、インド、ブラジルなど新興国の株式に投資します。信託報酬は年率0.192%で、高成長が期待される新興国市場に投資したい中級者向けです。
初心者の方は、まず1本のファンドから始めるのがおすすめです。全世界株式型の「楽天・プラス・オールカントリー株式」または「eMAXIS Slim全世界株式」を選べば、これ1本で世界中に分散投資できます。
月1万円〜3万円程度から始めて、慣れてきたら増額しましょう。
中級者の方は、複数のファンドを組み合わせてポートフォリオを構築するのもおすすめです。例えば、米国株式型60%、全世界株式型30%、バランス型10%といった配分で、リスクとリターンのバランスを取ることができます。
年齢やリスク許容度によっても最適な組み合わせは変わります。若い方はリスクを取って株式中心、定年が近い方は債券を多めに組み入れるなど、自分の状況に合わせて調整しましょう。
定期的にポートフォリオを見直すことも大切です。
| ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬(年率) | おすすめ度 |
| 楽天・プラス・オールカントリー株式 | 全世界株式 | 0.0561% | 初心者★★★ |
| eMAXIS Slim全世界株式 | 全世界株式 | 0.05775% | 初心者★★★ |
| 楽天・S&P500インデックス・ファンド | 米国株式 | 0.077% | 初心者★★☆ |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 米国株式 | 0.09372% | 初心者★★★ |
| 楽天・インデックス・バランス・ファンド | バランス型 | 0.22% | 初心者★★☆ |
| eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | バランス型 | 0.143% | 初心者★★☆ |
| ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | 米国ハイテク株 | 0.2035% | 中級者★★☆ |
| 楽天・新興国株式インデックス・ファンド | 新興国株式 | 0.192% | 中級者★☆☆ |
楽天ポイントを最大限活用する方法
楽天証券の最大の魅力は、楽天ポイントとの連携です。投資でポイントを貯めて、そのポイントでさらに投資する好循環を作れます。
ここでは、楽天ポイントを最大限活用する3つの方法を詳しく解説します。
楽天カードを使ったクレカ積立は、最も効率的にポイントを貯める方法です。毎月の積立額を楽天カードで決済すると、カードの種類に応じて0.5%〜1%のポイントが貯まります。
楽天プレミアムカードなら1%、通常の楽天カードでも0.5%の還元率です。
クレカ積立の上限は月5万円なので、楽天プレミアムカードで上限まで積み立てれば、毎月500ポイント、年間6,000ポイントが貯まります。
通常の楽天カードでも年間3,000ポイントの還元を受けられるので、長期的には大きな金額になります。
クレカ積立の設定は、楽天証券のマイページから簡単にできます。積立したい投資信託を選び、引き落とし方法で「楽天カードクレジット決済」を選択するだけです。
一度設定すれば、毎月自動的に積立とポイント付与が行われます。
楽天証券では、投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントが貯まります。残高10万円ごとに3〜10ポイントが付与される仕組みで、保有しているだけでポイントが増えていきます。
特に楽天・プラスシリーズなど、楽天投信投資顧問のファンドは還元率が高く設定されています。
例えば、楽天・プラス・オールカントリー株式を100万円保有していると、毎月約50ポイントが貯まります。年間では600ポイントになり、これを再投資すれば複利効果でさらに資産が増えます。
長期保有すればするほど、ポイントの恩恵が大きくなります。
投信残高ポイントは、特別な手続きは不要で自動的に付与されます。毎月の付与状況は、楽天証券のマイページやポイント履歴から確認できます。
貯まったポイントは、楽天市場での買い物や投資信託の購入に使えます。
楽天証券のポイント還元を最大化するには、楽天経済圏全体を活用するのが効果的です。楽天カード、楽天銀行、楽天市場、楽天モバイルなど、楽天グループのサービスを組み合わせることで、ポイント還元率が大幅にアップします。
まず、楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」を設定しましょう。これにより、楽天銀行の普通預金金利が0.10%に優遇されるだけでなく、楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)でポイント倍率が+0.5倍になります。
楽天市場で月3万円以上買い物をする方は、楽天証券で月3万円以上のポイント投資(投資信託の購入)をすると、SPUでさらに+0.5倍のポイントが貯まります。
楽天カード、楽天モバイル、楽天市場アプリなどを組み合わせれば、ポイント倍率が10倍以上になることもあります。
貯まった楽天ポイントは、投資信託の購入に使えます。通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも投資に使えるので、ポイントの有効期限を気にせず活用できます。
ポイント投資でも投信残高ポイントが貯まるため、ポイントでポイントを増やす好循環が生まれます。
成長投資枠の活用方法
つみたて投資枠に慣れてきたら、成長投資枠を活用してみましょう。成長投資枠では、個別株やETF、米国株など、つみたて投資枠では買えない商品に投資できます。
ここでは、成長投資枠の特徴と、個別株・米国株の購入手順を解説します。
成長投資枠は、年間240万円まで投資できる枠で、つみたて投資枠よりも投資対象が広いのが特徴です。
個別株、ETF、REIT、上場投資信託など、幅広い商品に投資できます。一方、つみたて投資枠は年間120万円で、金融庁が選定した長期・積立・分散投資に適した投資信託のみが対象です。
成長投資枠は一括購入も可能で、積立だけでなくスポット購入もできます。例えば、株価が下がったタイミングで個別株をまとめて購入するといった使い方ができます。
ただし、高レバレッジ型の投資信託や、毎月分配型の投資信託など、一部の商品は成長投資枠でも購入できません。
つみたて投資枠と成長投資枠は併用できるので、つみたて投資枠で投資信託を積み立てながら、成長投資枠で個別株に投資するといった使い方もできます。
自分の投資スタイルに合わせて、両方の枠を上手に活用しましょう。
成長投資枠で個別株を購入するには、まず楽天証券のサイトやアプリで銘柄を検索します。企業名や証券コードで検索できるので、興味のある企業を探してみましょう。
株価チャートや企業情報、業績などを確認して、投資するかどうかを判断します。
購入する銘柄が決まったら、「買い注文」画面に進みます。
ここで重要なのは、「NISA(成長投資枠)」を選択することです。間違えて特定口座を選ぶと、非課税のメリットが受けられないので注意しましょう。
購入数量と注文方法(成行注文または指値注文)を入力します。
成行注文は、その時の市場価格ですぐに購入する方法です。指値注文は、自分が指定した価格になったら購入する方法で、希望価格で買いたい場合に使います。
初心者の方は、まず成行注文で少額から始めるのがおすすめです。注文内容を確認して「注文する」ボタンをクリックすれば、購入完了です。
楽天証券では、米国株も成長投資枠で購入できます。AppleやMicrosoft、Teslaなど、米国の有名企業の株を直接購入できるのが魅力です。
米国株は約4,500銘柄が取り扱われており、日本株にはない成長企業に投資できます。
米国株を購入するには、まず米国株取引口座を開設する必要があります。楽天証券のマイページから「米国株取引口座開設」を選び、簡単な手続きを行います。
すでにNISA口座を持っている場合は、米国株もNISA口座で購入できます。
米国株の購入画面では、ティッカーシンボル(銘柄コード)で検索します。例えば、Appleなら「AAPL」、Microsoftなら「MSFT」です。
購入数量は1株から指定でき、米ドルで購入します。為替手数料がかかるため、円貨決済と外貨決済の違いを理解しておくことが大切です。
米国株の取引時間は、日本時間の夜間(23:30〜翌6:00、サマータイム時は22:30〜翌5:00)です。リアルタイムで取引できるので、米国市場の動きを見ながら売買できます。
ただし、為替変動リスクがあるため、円高になると評価額が下がる点には注意が必要です。
楽天証券のNISAを始める際によくある質問をまとめました。疑問や不安を解消して、安心して投資を始めましょう。
楽天証券のNISA口座開設は、最短翌営業日で完了します。スマホで本人確認を選択し、運転免許証やマイナンバーカードで手続きをすれば、審査が早く完了します。
ただし、NISA口座の開設には税務署での確認が必要なため、実際に取引できるようになるまでには1〜2週間かかります。
書類郵送で手続きをする場合は、さらに時間がかかります。スマホで本人確認を利用すれば、書類の郵送を待つ必要がないため、最も早く口座開設できます。
急いでいる方は、スマホで本人確認を選びましょう。
積立金額は、いつでも変更できます。楽天証券のマイページから「積立設定一覧」を選び、変更したい銘柄の「設定変更」ボタンをクリックすれば、金額や積立日を変更できます。
増額も減額も自由にできるので、生活状況に合わせて調整しましょう。
一時的に積立を停止することも可能です。資金に余裕がない月は積立をスキップして、翌月から再開するといった使い方もできます。
ただし、クレカ積立の場合は、変更のタイミングに注意が必要です。毎月12日までに変更すれば、翌月の積立から反映されます。
NISA口座は、1人1口座しか持てないため、他の証券会社から楽天証券に移管(変更)することができます。ただし、年単位での変更になるため、今年中に他社でNISA口座を使った場合は、翌年から楽天証券で利用できるようになります。
移管手続きは、楽天証券のサイトから「金融機関変更」を選び、必要書類を提出します。現在NISA口座を持っている証券会社にも連絡が必要です。
手続きには1〜2カ月かかるため、早めに手続きを始めましょう。すでに保有しているNISA口座の商品は、元の証券会社で非課税のまま保有し続けられます。
NISA口座で得た利益は非課税なので、確定申告は不要です。通常の特定口座(源泉徴収あり)でも確定申告は不要ですが、NISA口座ならそもそも税金がかからないため、より有利です。
年間の利益がいくらになっても、NISA口座内の取引であれば申告の必要はありません。
ただし、NISA口座と特定口座の両方で取引をしている場合、特定口座で損失が出て確定申告で損益通算をしたい場合は、確定申告が必要になります。また、NISA口座での損失は、他の口座の利益と相殺できないため注意が必要です。
楽天ポイントは、100ポイントから1ポイント単位で投資信託の購入に使えます。
上限は、1回の注文で3万ポイント、1カ月で10万ポイントまでです。通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも投資に使えるため、ポイントの有効期限を気にせず活用できます。
楽天ポイントで購入した投資信託も、NISA口座で購入すれば非課税の対象になります。現金を使わずにポイントだけで投資を始めることもできるので、投資初心者の方にもおすすめです。
ポイント投資でも投信残高ポイントが貯まるため、ポイントが増える好循環を作れます。
楽天証券のNISAは、楽天ポイントが貯まる・使えるという独自の強みがあり、楽天経済圏を活用している方には特におすすめです。
クレカ積立で最大1%のポイント還元、投信残高でもポイントが貯まるため、長期投資をすればするほどお得になります。
口座開設は最短翌営業日で完了し、スマホだけで手続きができます。つみたて投資枠では約200本の投資信託から選べ、成長投資枠では個別株や米国株にも投資できます。
初心者でも使いやすいツールやサポート体制が整っており、安心して始められる環境が揃っています。
ただし、楽天サービスを使わない方にはメリットが少ない点や、IPO取扱数が他社より少ない点には注意が必要です。自分の投資スタイルや利用しているサービスに合わせて、楽天証券が最適かどうかを判断しましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは楽天証券公式サイトでご確認いただくか、専門家にご相談ください。
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