SBI証券の口座開設キャンペーン|お得に始める方法まとめ

SBI証券で口座開設したいけれど、手続きが複雑で難しそうと感じていませんか。
実は、SBI証券の口座開設はスマホがあれば最短翌営業日で完了し、投資初心者でも迷わず進められる仕組みになっています。
本記事では、SBI証券の口座開設に必要な書類から具体的な手順、初期設定のやり方まで、実際の画面を見ながら分かりやすく解説します。
この記事を読めば、SBI証券の口座をスムーズに開設し、すぐに投資を始められるようになります。
目次
SBI証券とは
SBI証券は国内最大手のネット証券会社で、投資を始めたい人にとって最も選ばれている証券会社の一つです。
ここでは、SBI証券の基本情報と主な特徴を解説します。
SBI証券は、SBIホールディングス株式会社の傘下にある証券会社で、1999年に創業したネット証券のパイオニアです。
東証プライム市場に上場するSBIホールディングスは、証券・銀行・保険など幅広い金融サービスを展開する大手金融グループとなっています。
2024年時点でSBI証券の口座開設数はSBIグループ全体で1,500万口座を突破し、国内株式個人取引シェアで高い実績を持ちます。
金融庁に第一種金融商品取引業者として登録されており、日本投資者保護基金にも加入しているため、万が一の場合でも1,000万円まで補償される安全性の高い証券会社です。
SBI証券の最大の特徴は、「ゼロ革命」による国内株式売買手数料の無料化です。
電子交付サービスを設定するだけで、約定代金にかかわらず現物取引・信用取引の手数料が恒久的に無料になります。単元未満株(S株)の取引も無料なので、少額から投資を始めたい人にも最適です。
SBI証券の主な特徴
投資信託の取扱本数は2,600本超
IPO取扱銘柄数が業界トップクラス
つみたて投資枠なら100円からの少額投資が可能
クレカ積立で最大4.0%のVポイント還元
eMAXIS Slimシリーズなど人気の投資信託も豊富に揃っています。インターネットコースなら投資信託の売買手数料もすべて無料です。
IPO(新規公開株)の取扱実績も充実しており、2024年の取扱銘柄数は多くの案件を扱っています。主幹事を務める案件も多く、IPO投資をしたい人には外せない証券会社となっています。
三井住友カードによるクレカ積立を利用すれば、積立額に応じて最大4.0%のVポイントが貯まります。ポイント投資にも対応しており、貯まったVポイント・Pontaポイント・dポイントなどを使って投資できる点も魅力です。
SBI証券の口座開設に必要なもの
SBI証券の口座開設をスムーズに進めるために、事前に必要な書類を準備しておきましょう。
申込方法によって必要書類が異なるため、自分に合った方法を選んでください。
本人確認書類は、申込者が本人であることを証明するために必要です。
2024年6月18日より、スマホによるマイナンバーカードの「読み取り」だけで本人確認が完了するサービスが開始され、より簡単に口座開設できるようになりました。
スマホで申し込む場合、マイナンバーカードがあれば本人確認書類はこれ1枚で完了します。マイナンバーカードを持っていない場合は、運転免許証または住民基本台帳カード(写真付き)のいずれか1点が必要です。
本人確認書類に記載されている住所が現住所と一致していることを事前に確認しておきましょう。
マイナンバー確認書類は、税務手続きに必要な書類です。証券会社は法律により、口座開設時にマイナンバーの確認が義務付けられています。
マイナンバーカードを持っている場合は、本人確認とマイナンバー確認が同時に完了するため、これ1枚で手続きが済みます。
マイナンバーカードを持っていない場合は、マイナンバー通知カードまたはマイナンバー記載の住民票のいずれかが必要です。
マイナンバー通知カードを紛失している場合は、市区町村の窓口でマイナンバー記載の住民票を取得しましょう。住民票は発行から6か月以内のものが有効です。
口座開設の申し込みには、メールアドレスが必須です。SBI証券からの重要なお知らせや取引報告書が届くため、普段から使用しているメールアドレスを登録しましょう。
フリーメールでも問題ありませんが、迷惑メール設定をしている場合は、SBI証券からのメールを受信できるように設定しておく必要があります。
銀行口座は、証券口座への入金や出金に使用します。口座開設の申し込み時点では銀行口座の登録は必須ではありませんが、取引を始めるには銀行口座からの入金が必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。
SBI証券は住信SBIネット銀行との連携サービス「SBIハイブリッド預金」を利用すると、入出金が即座に反映され、普通預金金利も優遇されるため、住信SBIネット銀行の口座を同時に開設するのもおすすめです。
SBI証券の口座開設手順
SBI証券の口座開設は、スマホやパソコンから簡単に申し込めます。
ここでは、最も早く口座開設できる「ネットで口座開設」の手順を7つのステップに分けて解説します。初めて証券口座を開設する人でも、この手順に従えば迷わず進められます。
まず、SBI証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設にすすむ」ボタンをクリックします。
口座開設フォームが表示されたら、普段使用しているメールアドレスを入力してください。メールアドレスは、SBI証券からの重要なお知らせを受け取るために使用されます。
メールアドレスを入力して送信すると、数分以内にSBI証券から「口座開設申し込み用認証コードのご連絡」というメールが届きます。メールが届かない場合は、入力したメールアドレスに誤りがないか、または迷惑メールフォルダに振り分けられていないかを確認しましょう。
届いたメールに記載されている6桁の認証コードを、SBI証券の申し込み画面に入力します。
認証コードの有効期限は30分間なので、メールが届いたらすぐに入力しましょう。有効期限が切れた場合は、再度メールアドレスを登録すれば新しい認証コードが発行されます。
認証コードを正しく入力すると、次のステップに進みます。この認証コードによる確認は、本人がメールアドレスを使用していることを証明するための重要な手続きです。
認証が完了したら、氏名・生年月日・住所・電話番号などの基本情報を入力します。
ここで入力する情報は、本人確認書類に記載されている内容と完全に一致している必要があります。住所は都道府県から番地まで、本人確認書類の記載どおりに正確に入力しましょう。
職業や勤務先情報も入力します。これは金融商品取引法に基づく確認事項で、インサイダー取引の防止などに使用されます。勤務先の正式名称と所在地を入力してください。学生や専業主婦の場合は、該当する項目を選択します。
投資経験や金融資産の状況についても質問されます。初めて投資をする場合は「未経験」を選択して問題ありません。金融資産は大まかな範囲で選択すれば良く、厳密な金額を証明する必要はありません。
証券口座の種別を選択します。ここで選ぶのは「特定口座(源泉徴収あり・なし)」「一般口座」「NISA口座」の組み合わせです。
初心者には「特定口座(源泉徴収あり)」とNISA口座の同時開設をおすすめします。
特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が自動的に税金を計算して源泉徴収してくれるため、確定申告が不要になります。給与所得者で投資利益が年間20万円以下の場合でも、源泉徴収ありを選んでおけば、確定申告の手間を省けます。
NISA口座は、投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年からの新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになりました。
つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠があり、年間最大360万円まで投資できます。NISA口座は1人1口座しか開設できないため、他の証券会社でNISA口座を持っている場合は、後から変更手続きが必要です。
スマホで申し込む場合、マイナンバーカードを使った本人確認が最も簡単です。
2024年6月18日より、マイナンバーカードの「読み取り」だけで本人確認が完了するサービスが開始され、その場で自分の顔を撮影する必要がなくなりました。
スマホのカメラでマイナンバーカードの表面と裏面を読み取るだけで、本人確認とマイナンバー確認が同時に完了します。
マイナンバーカードを持っていない場合は、運転免許証とマイナンバー通知カードの組み合わせで提出します。スマホのカメラで書類の表面と裏面を撮影し、画像をアップロードしてください。
撮影する際は、文字がはっきり読める明るさで、書類全体が画面に収まるように撮影しましょう。
郵送で申し込む場合は、本人確認書類のコピーを郵送します。コピーは鮮明で、書類の四隅がすべて写っているものを用意してください。
書類に記載されている住所が現住所と異なる場合は、口座開設ができないため、事前に住所変更の手続きを済ませておく必要があります。
本人確認書類の提出が完了すると、SBI証券による審査が始まります。
審査では、提出された書類の内容と入力した情報が一致しているか、口座開設の条件を満たしているかなどが確認されます。
審査にかかる時間は、申込方法によって異なります。スマホでマイナンバーカードを使って申し込んだ場合、最短翌営業日に審査が完了します。郵送で申し込んだ場合は、書類が到着してから審査が始まるため、1週間程度かかることもあります。
審査が完了すると、「口座開設完了通知」がメールまたは簡易書留で届きます。この通知には、ログインに必要なユーザーネーム(ログインID)とログインパスワードが記載されています。大切に保管してください。
口座開設完了通知が届いたら、SBI証券のウェブサイトにログインして初期設定を行います。
ユーザーネームとログインパスワードを入力してログインすると、初回ログイン時には取引パスワードの設定が求められます。取引パスワードは、株式の売買など重要な取引を行う際に使用する4桁の数字です。
初期設定では、電子交付サービスの設定を行います。電子交付サービスを設定すると、ゼロ革命により国内株式の売買手数料が無料になります。
取引報告書や取引残高報告書などの書面を郵送から電子交付に切り替えるだけで、約定代金にかかわらず現物取引・信用取引の手数料が恒久的に無料になるため、必ず設定しておきましょう。
電子交付の設定は、ログイン後の「口座管理」→「電子交付書面」から行います。指定交付方法が「郵送」になっている場合は、「電子交付に変更」をクリックすれば手続き完了です。設定が完了すると、毎営業日23時以降にシステム処理が行われ、翌営業日から手数料無料が適用されます。
口座開設にかかる日数
SBI証券の口座開設にかかる日数は、申込方法によって異なります。
できるだけ早く取引を始めたい人は、スマホでの申し込みを選択しましょう。
スマホでマイナンバーカードを使って申し込んだ場合、最短翌営業日に取引を開始できます。
これは、マイナンバーカードの読み取り機能を使うことで、本人確認とマイナンバー確認が同時に完了し、審査がスムーズに進むためです。
ただし、申し込みが集中する時期や、書類に不備があった場合は、数日かかることもあります。特に、新NISAの制度開始時期や確定申告の時期など、口座開設の申し込みが増える時期は、通常よりも時間がかかる可能性があります。NISA口座の開設には1~2週間程度の時間を要するため、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
口座開設完了通知がメールで届いた場合は、すぐにログインして取引を始められます。ログインに必要なユーザーネームとログインパスワードは、メールに記載されているので、大切に保管してください。
郵送で申し込んだ場合、口座開設完了まで1週間程度かかります。
申込書類を郵送してからSBI証券に到着するまでに数日、到着後の審査に数日、そして口座開設完了通知が簡易書留で届くまでにさらに数日かかるためです。
郵送の場合、書類に不備があると再提出が必要になり、さらに時間がかかります。よくある不備としては、本人確認書類のコピーが不鮮明、書類の四隅が写っていない、記入漏れや押印忘れなどがあります。郵送で申し込む場合は、書類をよく確認してから送付しましょう。
口座開設完了通知は、簡易書留(転送不可)で届きます。本人が受け取る必要があるため、不在の場合は再配達の手続きが必要です。
初期設定のやり方
口座開設が完了したら、取引を始める前に初期設定を行いましょう。
ここでは、SBI証券をお得に使うためのおすすめ設定を3つ紹介します。これらの設定を行うことで、より効率的に資産運用ができるようになります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBIハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させるサービスです。
この設定を行うと、銀行口座と証券口座の間で資金を自動的に移動させることができ、入出金の手間が大幅に省けます。
SBIハイブリッド預金のメリット
普通預金金利が優遇される
買付余力不足時に自動振替
入出金の手間が不要
設定方法は簡単です。SBI証券にログイン後、「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「SBIハイブリッド預金」から申し込みができます。住信SBIネット銀行の口座を持っていない場合は、SBI証券の口座開設と同時に申し込むこともできます。
住信SBIネット銀行からSBI証券口座を開設すると、SBIハイブリッド預金への振替金額に応じて最大20,000円がプレゼントされるキャンペーンも実施されているため、お得に始められます。
SBI証券では、取引や投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるサービスがあります。
貯まったポイントは、投資信託の買付に使ったり、他のポイントサービスと交換したりできます。ポイントを活用することで、実質的な投資コストを下げることができるため、必ず設定しておきましょう。
SBI証券で貯められるポイントは、Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントの5種類から選べます。普段使っているポイントサービスを選択すると、効率的にポイントを貯められます。
投資信託の月間平均保有金額に応じて、年率最大0.25%のポイントが付与されます。例えば、100万円分の投資信託を保有していると、年間で最大2,500ポイントが貯まる計算です。
クレカ積立は、三井住友カードを使って投資信託を毎月自動的に積み立てるサービスです。
三井住友カードでクレカ積立をすると、積立額に応じて最大4.0%のVポイントが付与されます。
ただし、2024年11月買付分以降は、年間カード利用額に応じたポイント付与率に変更されているため、カードの利用状況によってポイント還元率が異なります。
クレカ積立のメリットは、毎月自動的に積み立てられるため、投資を忘れずに継続できることです。ドルコスト平均法により、価格が高いときには少なく、安いときには多く購入できるため、長期的な資産形成に適しています。
設定方法は、SBI証券にログイン後、「投信」→「投信積立」→「クレジットカード」から行います。三井住友カードを持っていない場合は、事前にカードを申し込む必要があります。
SBI証券が多くの投資家に選ばれている理由は、他社にはない魅力的なメリットがあるからです。
ここでは、SBI証券の5つの強みを詳しく解説します。
SBI証券は「ゼロ革命」により、電子交付サービスを設定するだけで国内株式の売買手数料が原則無料になります。
約定代金にかかわらず、現物取引・信用取引の手数料が恒久的に無料になるため、頻繁に取引する人ほどコストメリットが大きくなります。
単元未満株(S株)の取引も無料なので、少額から投資を始めたい人にも最適です。他の主要ネット証券では、単元未満株の取引にスプレッドや手数料がかかることが多いため、SBI証券の完全無料は大きなアドバンテージとなっています。
2024年以降のNISA枠での米国株式・海外ETFの売買も無料なので、国内株式だけでなく海外投資にも手数料を気にせず取り組めます。
SBI証券の投資信託の取扱本数は2,600本超と、業界トップクラスの品揃えです。
eMAXIS Slimシリーズや楽天・全米株式インデックス・ファンドなど、人気の低コストインデックスファンドも豊富に揃っています。インターネットコースなら、すべての投資信託の購入時手数料が無料なので、コストを抑えて投資できます。
投資信託の取扱数が多いと、自分の投資方針に合ったファンドを選びやすくなります。国内株式型・外国株式型・バランス型・REIT型など、さまざまな資産クラスのファンドが揃っているため、分散投資もしやすくなっています。
SBI証券では、長期投資に適したファンドを「SBIセレクト」として厳選しており、1,000本超のNISA成長投資枠対象ファンドの中から約50本を選定しています。さらに、その中からリターンがトップクラスまたはリスクとリターンのバランスが取れたファンドを「SBIプレミアムセレクト」として厳選しているため、初心者でも選びやすくなっています。
SBI証券は主要ネット証券の中で最もIPO取扱銘柄数が豊富で、2023年3月通期の全新規上場会社数のうち約98.9%を取扱っています。
IPO投資は、公募価格よりも初値が高くなることが多く、高い利益を狙える投資手法です。取扱銘柄数が多いほど、当選のチャンスも増えるため、IPO投資をしたい人にはSBI証券が最適です。
IPOチャレンジポイント
IPOに申し込んで落選するたびに1ポイント貯まる
ポイントを使って申し込むと当選確率が上がる
ポイントに有効期限がない
SBI証券は主幹事を務める案件も多く、主幹事の場合は割当株数が多いため、当選確率が高くなります。2024年の主幹事実績では、ジンジブで割当率86.98%、初値売り利益+22.3万円という実績もあり、主幹事案件は特に狙い目です。
SBI証券では、買い物などで貯まったポイントを取引に利用できます。
Vポイント・Pontaポイント・dポイントの3種類のポイントを使って、投資信託を購入できます。現金を使わずにポイントだけで投資できるため、投資初心者でもリスクを気にせず始めやすいのが魅力です。
ポイント投資のメリットは、普段の買い物で貯まったポイントを有効活用できることです。ポイントの有効期限が近づいている場合でも、投資信託に使えば資産として運用できます。また、ポイントで購入した投資信託から得られる利益は、NISA口座で購入すれば非課税になるため、効率的に資産を増やせます。
SBI証券の外国株式は9カ国に対応しており、なかでも世界最大の市場である米国株式は5,100銘柄以上と豊富なラインアップです。
米国の主要企業であるApple・Amazon・Microsoft・Googleなどの株式はもちろん、成長が期待される新興企業の株式も購入できます。
米国株式以外にも、中国・韓国・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシア・ロシアの株式を取り扱っており、新興国の成長に投資することもできます。
2024年以降のNISA枠での米国株式・海外ETFの売買手数料は無料なので、非課税で外国株式に投資できます。米ドル/円のリアルタイム為替取引の為替手数料も無料になるため、為替コストを抑えて外国株式に投資できます。
SBI証券のデメリット
SBI証券には多くのメリットがありますが、デメリットも正直にお伝えします。
これらのデメリットを理解した上で、自分に合っているかを判断しましょう。
SBI証券の取引画面は、機能が豊富な反面、初心者には複雑で使いにくいという声があります。
メニューが多く、どこから操作すれば良いのか迷ってしまうことがあります。特に、スマホアプリは複数あり、用途によって使い分ける必要があるため、最初は戸惑うかもしれません。
対処法としては、最初は基本的な機能だけを使い、徐々に慣れていくことをおすすめします。SBI証券の公式サイトには、初心者向けの操作ガイドや動画マニュアルが用意されているので、これらを参考にしながら操作すると良いでしょう。
取引に慣れてくると、SBI証券の豊富な機能が逆に便利に感じられるようになります。高度なチャート分析ツールや詳細な企業情報など、本格的に投資をする人にとっては必要な機能が揃っているため、長く使い続けるほど満足度が高まる傾向があります。
SBI証券はIPO取扱銘柄数が最多ですが、口座開設数も多いため、1つのIPOに対する申込者数が多く、当選確率は低めです。
特に人気の高いIPOは、数万人が申し込むこともあり、抽選に当たるのは簡単ではありません。
SBI証券のIPO抽選は、申込株数に応じた抽選方式を採用しているため、資金が多い人ほど当選確率が高くなります。例えば、100株申し込んだ人と1,000株申し込んだ人では、1,000株申し込んだ人の方が10倍当選しやすくなります。
ただし、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という独自の仕組みがあります。IPOに申し込んで落選するたびに1ポイントが貯まり、貯まったポイントを使ってIPOに申し込むと当選確率が上がります。ポイントの多い人から順に当選するため、コツコツとポイントを貯め続ければ、いつかは必ず当選できます。
SBI証券は口座開設数が多いため、問い合わせが集中する時期には、カスタマーサービスセンターへの電話がつながりにくいことがあります。
特に、確定申告の時期や新NISAの制度開始時期など、問い合わせが増える時期は、待ち時間が長くなる傾向があります。
対処法としては、急ぎでない質問は、公式サイトの「よくあるご質問」やチャットサポートを活用することをおすすめします。よくあるご質問には、口座開設や取引方法に関する基本的な質問がまとめられており、大半の疑問はここで解決できます。
口座開設が完了したら、いよいよ取引を始めましょう。
ここでは、口座開設後に必要な入金方法から、初めての商品選び、実際の注文方法まで、取引開始までの流れを解説します。
SBI証券で取引を始めるには、まず証券口座に資金を入金する必要があります。
入金方法は主に3つあり、それぞれ特徴が異なります。自分に合った方法を選びましょう。
最もおすすめなのは「即時入金サービス」です。これは、提携金融機関のネットバンキングから、SBI証券の口座に即座に入金できるサービスです。入金手数料が無料で、24時間いつでも入金でき、入金後すぐに取引に使えるため、非常に便利です。
SBIハイブリッド預金を設定している場合は、住信SBIネット銀行の口座から自動的に振り替えられるため、わざわざ入金する手間がありません。株式や投資信託を購入する際に、買付余力が不足していても、SBIハイブリッド預金の残高から自動的に振り替えられます。
投資初心者が最初に選ぶべき商品は、投資信託です。
投資信託は、多数の投資家から資金を集めて、専門家が運用する商品です。少額から分散投資ができるため、リスクを抑えながら投資を始められます。
初心者におすすめなのは、インデックスファンドです。インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500などの指数に連動するように運用される投資信託で、運用コストが低く、長期的に安定したリターンが期待できます。
新NISAのつみたて投資枠を使えば、これらの投資信託を非課税で積み立てられます。毎月一定額を自動的に積み立てることで、ドルコスト平均法により価格変動のリスクを抑えられます。つみたて投資枠なら100円からの少額投資が可能なので、まずは少額から始めて、投資に慣れてきたら徐々に金額を増やしていくと良いでしょう。
投資信託を購入する場合、SBI証券にログイン後、「投信」→「銘柄検索・取扱一覧」から購入したいファンドを検索します。
ファンド名が分かっている場合は、検索ボックスに入力すると、すぐに見つかります。ファンドの詳細ページを開いたら、「買付」ボタンをクリックして、購入金額または購入口数を入力します。
購入金額は、100円以上1円単位で指定できます。初めての場合は、少額から始めることをおすすめします。購入金額を入力したら、「次へ」ボタンをクリックして、注文内容を確認します。間違いがなければ、取引パスワードを入力して「注文発注」ボタンをクリックすると、注文が完了します。
積立設定をする場合は、「投信」→「投信積立」から設定します。毎月の積立日と積立金額を指定すると、自動的に購入が行われます。クレカ積立を利用する場合は、決済方法で「クレジットカード」を選択し、三井住友カードの情報を登録します。
トラブル時の対処法
口座開設や取引を進める中で、トラブルが発生することがあります。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法を解説します。
ログインできない原因として最も多いのは、ユーザーネームまたはログインパスワードの入力間違いです。
ユーザーネームは、口座開設完了通知に記載されている英数字の組み合わせです。大文字と小文字を区別するため、正確に入力する必要があります。コピー&ペーストで入力すると、間違いを防げます。
パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた方」をクリックして、再設定の手続きを行います。ユーザーネームと登録したメールアドレスを入力すると、パスワード再設定用のURLが記載されたメールが届きます。
何度もログインに失敗すると、セキュリティのためにアカウントがロックされることがあります。ロックされた場合は、カスタマーサービスセンターに電話して、本人確認を行った上でロックを解除してもらう必要があります。
書類不備で審査が通らなかった場合、SBI証券からメールで通知が届きます。
メールには、どの書類に不備があったのかが記載されているので、内容を確認して再提出します。よくある不備としては、本人確認書類の画像が不鮮明、書類の四隅が写っていない、有効期限が切れている、住所が現住所と一致していないなどがあります。
再提出する場合は、ログイン後の「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「本人確認書類の再提出」から行います。書類を撮影する際は、明るい場所で、文字がはっきり読めるように撮影しましょう。書類の四隅がすべて写るように、少し引いた位置から撮影すると良いです。
住所が現住所と一致していない場合は、まず本人確認書類の住所変更を行ってから、再度口座開設の申し込みをする必要があります。運転免許証の住所変更は警察署または運転免許センターで、マイナンバーカードの住所変更は市区町村の窓口で行えます。
SBI証券には、ログインパスワードと取引パスワードの2種類があります。
ログインパスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた方」から再設定できます。ユーザーネームと登録したメールアドレスを入力すると、パスワード再設定用のURLが記載されたメールが届きます。
取引パスワードを忘れた場合は、ログイン後の「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「取引パスワード変更」から変更できます。現在のログインパスワードを入力すると、新しい取引パスワードを設定できます。
ユーザーネームを忘れた場合は、カスタマーサービスセンターに電話して確認する必要があります。本人確認のため、氏名・生年月日・住所・登録した電話番号などを聞かれます。口座開設完了通知のメールまたは郵送書類にもユーザーネームが記載されているので、大切に保管しておきましょう。
SBI証券の口座開設は無料です。口座開設費用も口座管理料も一切かかりません。維持費もかからないため、口座を開設しても取引をしなければ、費用は発生しません。複数の証券会社の口座を持つことも可能なので、まずは口座を開設しておくだけでも問題ありません。
SBI証券では、未成年でも口座開設できます。ただし、親権者(両親)がSBI証券に口座を持っていることが条件です。未成年口座は、親権者が法定代理人として管理するため、親権者の同意が必要になります。未成年口座のメリットは、家族で複数の口座を持つことで、IPO抽選の回数を増やせることです。ただし、未成年口座では信用取引やFX取引など、一部の取引ができない制限があります。
SBI証券では、1人1口座しか開設できません。ただし、他の証券会社の口座を同時に持つことは可能です。複数の証券会社の口座を持つことで、それぞれの証券会社の強みを活かした投資ができます。例えば、SBI証券でIPO投資をしながら、楽天証券で楽天ポイントを貯めるといった使い分けができます。複数の証券会社で口座を持つ場合、確定申告の手続きが複雑になることがあります。特定口座(源泉徴収あり)を選択しておけば、基本的に確定申告は不要ですが、複数口座で損益通算をしたい場合は、確定申告が必要になります。
NISAとiDeCoは、同時に申し込むことができます。NISAは証券会社で口座を開設し、iDeCoは証券会社または銀行で加入手続きを行います。SBI証券では、証券口座の開設と同時にNISA口座の申し込みができ、別途iDeCoの加入手続きも可能です。NISAとiDeCoは、それぞれ異なる税制優遇制度です。NISAは投資で得た利益が非課税になる制度で、いつでも引き出せる柔軟性があります。一方、iDeCoは掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税ですが、60歳まで原則引き出せません。両方を活用することで、より効率的な資産形成ができます。
口座開設の申し込みを途中でやめることは可能です。申し込みを中断した場合、入力した情報は一定期間保存されますが、最終的に口座開設が完了しなければ、口座は開設されません。特に連絡する必要もなく、そのまま放置しても問題ありません。ただし、本人確認書類を提出した後は、審査が進行している可能性があります。審査中にキャンセルしたい場合は、カスタマーサービスセンターに連絡して、口座開設の取り消しを依頼しましょう。口座開設が完了した後でも、口座を解約することは可能です。
他の証券会社からSBI証券に乗り換える場合、保有している株式や投資信託を移管することができます。移管手続きは、移管元の証券会社で「証券保管振替機構(ほふり)」を通じた移管手続きを行います。SBI証券では、移管元証券会社にお預けされている国内株式を、ほふりを通じて入庫できるサービスがあります。NISA口座を他社からSBI証券に変更する場合は、移管元の証券会社で「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を発行してもらい、SBI証券に提出する必要があります。NISA口座の変更には2週間ほど時間がかかるため、早めに手続きすることをおすすめします。
SBI証券の口座開設は、スマホがあれば最短翌営業日で完了し、必要なのは本人確認書類とマイナンバー確認書類の2つだけです。
マイナンバーカードを使えば、本人確認とマイナンバー確認が同時に完了するため、最も簡単に口座開設できます。
口座開設後は、電子交付サービスを設定して国内株式の売買手数料を無料にし、SBIハイブリッド預金とポイントサービスを設定することで、お得に投資を始められます。三井住友カードのクレカ積立を利用すれば、積立額に応じてポイントも貯まるため、さらに効率的な資産形成が可能です。
SBI証券は、国内最大手のネット証券として、投資信託の取扱数・IPO取扱銘柄数・外国株の品揃えなど、あらゆる面で業界トップクラスのサービスを提供しています。取引画面の使いにくさやIPO当選確率の低さといったデメリットもありますが、長期的に投資を続ける人にとっては、充実したサービス内容が大きなメリットとなります。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。最終的な投資判断は、ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。詳しくはSBI証券公式サイトでご確認ください。
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