【2025年最新】初心者におすすめのネット証券10選!選び方のポイントも解説

2024年に恒久化された新NISA制度は、最大で年間360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円)の非課税投資が可能になり、多くの投資家から注目を集めています。
「どこで口座を開設したらいいかわからない」「証券会社ごとの違いは?」など
疑問に思う方が多いです。
そこで本記事では、「取扱商品数」、「手数料」、「使いやすさ」、「ポイント還元サービス」など様々な観点から各ネット証券を徹底比較しています。
初心者の方から経験者でも、自分の投資スタイルに合ったNISA口座選びのお役に立てる情報を網羅的にまとめました。
この記事を参考に、あなたにぴったりのNISA口座を見つけて、お得に資産形成を始めましょう。
目次
新NISA制度は、2024年からスタートした新しい個人向け少額投資非課税制度です。
これまでの一般NISAやつみたてNISAと異なり、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの投資枠を併用できる仕組みに統一されました。
非課税投資枠の拡大や制度の恒久化など、初心者にも使いやすい内容に刷新され、資産形成を後押しする制度となっています。
ここでは、旧NISAとの違いや、それぞれの投資枠の特徴、非課税メリットについて、初心者にもわかりやすく解説します。
新NISAの最大の特徴は、非課税で投資できる総額の拡大と制度の恒久化です。
旧NISA制度では、一般NISAで年間120万円、つみたてNISAで年間40万円までと限度額があり、非課税期間も5年または20年と制限されていました。
これに対し、新NISAでは年間最大360万円、生涯で1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)の非課税投資枠が設定され、さらに非課税期間は無期限となりました。
これにより、長期的な資産運用を目指す人にとって、より柔軟で利用価値の高い制度に生まれ変わっています。
また、従来のような「どちらか一方を選択」という制約がなく、つみたて枠と成長投資枠を併用できる点も大きな変更ポイントです。
| 項目 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
|---|---|---|
| 対象商品 | 株式、投資信託、国内外の個別株式、ETFなど | 金融庁認定の一定基準を満たす低コストの投資信託やETF |
| 年間利用可能額 | 最大240万円 | 最大120万円 |
| 投資スタイル | リスクを取りながら高いリターンを狙う | 長期・積立・分散による安定的な資産形成 |
| 特徴 | 幅広い商品に自由に投資可能 | 少額からコツコツ積立でき初心者向き |
新NISAでは、投資対象や目的に応じて「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を使い分けることができます。
成長投資枠とつみたて投資枠は対象商品や年間投資可能額に違いがあるため、運用方針に合わせてバランス良く活用することが重要です。
新NISA最大の魅力は、投資によって得られる利益が非課税になる点です。
通常、株式や投資信託の売却益・配当金には約20%の税金(所得税+住民税)がかかりますが、新NISA口座での運用益に対しては、この税金が一切かかりません。
さらに、従来制度と異なり非課税期間が無期限になったことで、長期間にわたり非課税効果を享受できるようになりました。
これにより、運用益をすべて再投資する「複利効果」がより高まるため、長期で資産を増やしたい人にとって非常に有利な制度と言えます。
たとえば、20年間運用する場合、課税口座では税金によって複利効果が大きく削られるのに対し、新NISAでは元本・利益を丸ごと運用に回すことが可能です。また、新NISAでは売却後も非課税枠を再利用できるため、資金の流動性を保ちながら柔軟な資産運用が可能です。
SBI証券|初期設定のポイント
新NISA制度の開始により、多くのネット証券や銀行が非課税投資に対応したサービスを提供しています。
しかし、どの金融機関でNISA口座を開設するかによって、使い勝手や得られるメリットに大きな差が出ます。
ここでは、NISA口座を選ぶ際に特に押さえておきたい5つのポイントについて、初心者にもわかりやすく解説します。
まず重要なのが、取扱商品のラインナップです。
成長投資枠を活用して幅広い商品に投資したい人は、国内株式・米国株式・投資信託・ETFなどの選択肢が豊富な証券会社を選ぶべきです。
特に注目したいのは、人気のインデックスファンド(例:eMAXIS SlimシリーズやS&P500連動型ETF)が揃っているかどうか。
また、海外株式や外国ETFの取り扱いが充実しているか、IPO(新規公開株)への申し込みが可能かといった点も比較材料になります。
自分が将来的に投資したい対象に応じて、商品数や商品ジャンルの幅をチェックしておきましょう。
新NISA口座内での売買手数料は、ほとんどのネット証券で無料となっています。
しかし、NISA対象外の取引や、特定口座での取引を行う場合には、各社で手数料体系が異なる点に注意が必要です。
特に、海外株式取引では約定代金に応じた手数料が発生したり、為替手数料が別途かかる場合もあります。
また、投資信託の場合は購入時手数料が無料であっても、保有中に発生する「信託報酬」(運用管理費用)が商品ごとに異なります。
口座開設後、長期にわたって資産形成を続けることを考えると、NISA対象外の商品を取引する場合のコストまでしっかり把握しておくことが重要です。
各金融機関の公式サイトでは、手数料体系が一覧表で公開されているので、必ず事前に確認しておきましょう。
日々の資産管理や取引をスムーズに行うためには、スマホアプリの使いやすさも重視すべきポイントです。
特に初心者にとっては、アプリの操作が直感的かどうか、資産の状況を簡単に確認できるかは重要なチェック項目です。
例えば、楽天証券やSBI証券などは、初心者でも迷わず利用できるアプリデザインで高い評価を得ています。
各社のアプリは無料でダウンロード可能なので、口座開設前に一度インストールして、使い勝手を確かめておくのもおすすめです。
| 証券会社 | 対象サービス | 付与されるポイント |
|---|---|---|
| SBI証券 | クレジットカード積立、投信保有 | Vポイント、Pontaポイント、dポイント、e JALポイント、PayPayポイント |
| 楽天証券 | 楽天カード積立、投信保有 | 楽天ポイント |
| 松井証券 | クレジットカード積立 | 松井証券ポイント |
ネット証券では投資信託の購入や保有に応じたポイント還元サービスが充実しています。
NISA口座を開設する際には、これらのポイント施策をしっかり比較しておきましょう。
例えば、楽天証券では「楽天カード+楽天キャッシュ」の併用により、最大1%のポイント還元を受けることが可能です。
一方、SBI証券では「Vポイント」「Tポイント」「Pontaポイント」など複数のポイントから選択できるため、自分のライフスタイルに合わせて使い分けができます。
普段利用しているポイント経済圏(楽天経済圏・Tポイント経済圏など)に合わせて、最もお得にポイントが貯まる証券会社を選ぶことが、長期的な資産形成にもプラスになります。
最後に見逃せないのが、初心者向けサポート体制の充実度です。
ネット証券では、対面サポートが受けられない分、上記のようなサポートコンテンツが整っているかどうかを必ずチェックしましょう。
特に、新NISAに関する制度変更点や手続きに疑問が生じた際、すぐに解決できる環境が整っているかどうかは、安心して長期運用を続けるために欠かせません。
また、多くの証券会社の公式サイトには「初心者向けサポートページ」や「よくある質問集」が用意されています。
事前に比較して自分に合ったサポート体制を持つ証券会社を選ぶことをおすすめします。
| 証券会社 | 株式売買手数料(税込) | 投資信託取扱数 | 外国株取扱国/取扱銘柄数 | つみたて投資枠対応 | IPO取扱銘柄数(年間) | 取引ツール(PC) | スマホアプリ | 付与ポイント種別 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() SBI証券 |
現物・信用取引:原則無料 | 約2,550本 | 8カ国 / 米国約5,000銘柄 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) | 年間78銘柄(2024年実績) | HYPER SBI 2 | SBI証券アプリ | Vポイント、Pontaポイント、dポイント、e JALポイント、PayPayポイント |
![]() 楽天証券 |
現物取引:原則無料 | 約2,550本 | 6カ国 / 米国約4,500銘柄 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) | 年間56銘柄(2024年実績) | MARKET SPEEDⅡ | iSPEEDアプリ | 楽天ポイント |
![]() マネックス証券 |
現物取引:55円~1,070円(税込) | 約1,800本 | 2カ国 / 米国約5,000銘柄 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) | 年間54銘柄(2024年実績) | マネックストレーダー | マネックス証券アプリ | マネックスポイント、dポイント |
![]() 松井証券 |
現物取引:25歳以下無料、50万円/日までは無料 | 約1,900本 | 米国のみ / 約4,900銘柄 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) | 年間54銘柄(2024年実績) | マーケットラボ | 日本株アプリ | 松井証券ポイント |
![]() 三菱UFJ eスマート証券 |
取引手数料無料(ネット専業型) | 約1800本 | 米国のみ / 約1050銘柄 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) | 年間21銘柄(2024年実績) | WEBアプリ | WEBアプリ | Pontaポイント |

SBI証券の特徴
✔ 手数料無料の範囲が広い
✔ ポイント投資の種類が豊富
✔ NISA・つみたてNISAのサポートが充実
SBI証券では、現物株式や信用取引の売買手数料が原則無料となっており、初心者でもコストを抑えて取引を始めやすい環境が整っています。
特に新NISA対象の取引も手数料がかからないため、資産形成を効率的にスタートできます。
さらに、Vポイント・dポイント・Pontaポイント・PayPayポイントといった複数のポイントサービスに対応しています。
普段の買い物などで貯めたポイントを使って投資にチャレンジできる点も魅力です。
また、NISA・つみたてNISAに対応した商品ラインナップが豊富で、口座開設や運用をサポートする初心者向けコンテンツも充実しています。
初めて資産運用に取り組む人にとって、安心して長期的に活用できる証券会社です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 現物株式・信用取引の手数料が原則無料 | 外国株式の取引では為替手数料が発生する |
| ポイント投資が可能(Vポイント・dポイント・Ponta・PayPayポイント) | 一部アプリ機能が限定的(銘柄によって操作できるアプリが分かれる) |
| 新NISAの成長投資枠・つみたて投資枠に幅広く対応 | 投資信託のラインナップが多すぎて初心者は迷う可能性がある |
| 口座開設・管理手数料は完全無料 | 人気銘柄へのアクセス集中により、注文が通りにくい場合がある |
SBI証券のNISA口座は、現物株式や信用取引における売買手数料が原則無料となっており、コストを抑えながら幅広い投資商品にチャレンジできる点が大きなメリットです。
さらに、ポイント投資への対応や新NISA制度への柔軟な適用範囲も、投資初心者から経験者まで高く評価されています。
一方で、外国株式取引に伴う為替手数料や、初心者には選択肢が多すぎることによる「銘柄選びの難しさ」といったデメリットも存在します。
また、アプリによって取扱い商品が異なるため、複数アプリを使い分ける必要が出る場面もあります。
総合的には、コストを抑えつつ幅広い選択肢を持ちたい投資家にとって、非常に魅力的なNISA口座であると言えるでしょう。

楽天証券の特徴
✔ クレジットカード積立でポイント還元率が高い(最大1%)
✔ 投資信託の取扱数が豊富(約2,550本)
✔ 楽天ポイントを使った投資が可能
✔ アプリが使いやすく、初心者でも直感的に操作できる
✔ 新NISA対象商品のラインナップが充実
楽天証券では、楽天カードによるクレジットカード積立が可能で、最大1%のポイント還元を受けながら投資を進めることができます。
さらに、投資信託の取扱数は約2,550本と非常に豊富で、幅広い投資ニーズに対応しています。
楽天ポイントを使った投資にも対応しており、日常生活で貯まったポイントを資産形成に活用できるのも大きな魅力です。
アプリの操作性も高く、初心者でも直感的に取引を行える設計になっています。
新NISA制度に対応した商品ラインナップも充実しており、成長投資枠・つみたて投資枠の両方をバランス良くカバーできる点も、楽天証券の大きな強みです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| クレカ積立で最大1%の楽天ポイント還元が受けられる | 米国株式の為替手数料が発生する |
| 楽天ポイントを使った投資が可能 | クレカ積立に月5万円の上限がある |
| 投資信託の取扱本数が多く、商品選択肢が豊富 | 人気商品に注文が集中すると受付制限がかかる場合がある |
| スマホアプリが直感的で初心者でも使いやすい | 一部アプリ機能がPC版より限定されている |
楽天証券のNISA口座は、クレジットカード積立による最大1%の楽天ポイント還元や、楽天ポイントを使った投資ができる点が大きなメリットです。
さらに、投資信託の取扱数が非常に多く、スマホアプリも使いやすいため、初心者から中級者まで幅広く支持されています。
一方で、米国株式取引にかかる為替手数料や、クレカ積立に上限(月5万円)が設定されている点には注意が必要です。
また、人気商品への注文集中や、アプリとPC版ツールで機能差がある点もデメリットとして考慮しておくとよいでしょう。

マネックス証券の特徴
✔ 米国株式の取扱銘柄数が豊富(約5,000銘柄)
✔ 1株単位(ワン株)から米国株投資ができる
✔ 手数料が業界最低水準(米国株取引手数料:定額プランあり)
✔ 投資情報ツールが豊富(マネックストレーダーなど)
✔ マネックスポイントを使った投資が可能
マネックス証券は、米国株式の取扱数が約5,000銘柄と豊富で、1株単位から少額投資が可能です。
米国株取引手数料は業界最低水準で、取引量が増えてもコストを抑えられます。
マネックストレーダーなど情報ツールも充実しており、分析重視の中上級者にも対応。
貯めたマネックスポイントを使った投資も可能で、初心者から経験者まで幅広く利用できるネット証券です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 米国株式の取扱銘柄数が豊富(約5,000銘柄) | 国内株式の売買手数料が無料ではない |
| 1株単位で米国株投資が可能(ワン株) | 取引ツールが高機能ゆえに初心者には難しく感じる場合がある |
| 米国株取引手数料が業界最低水準(定額プランあり) | ポイント付与対象が一部に限られる |
| マネックスポイントを投資に利用できる | 人気サービスにアクセス集中時の操作遅延がある |
マネックス証券は、コストを抑えつつ米国株投資に取り組みたい人に適した証券会社です。
米国株式の取扱数が多く、1株単位の取引や業界最低水準の手数料で運用できる点が強みです。
一方で、国内株取引の手数料無料化には対応しておらず、初心者には高機能ツールがやや難しく感じる場面もあります。
それでも、米国株を中心に低コスト運用を重視するなら、十分に選ぶ価値があるネット証券です。

松井証券の特徴
✔ 25歳以下は株式売買手数料が無料
✔ 少額取引(1日50万円まで)は手数料無料
✔ 投資信託の取扱本数が約1,900本
✔ 米国株式にも対応(約4,900銘柄)
✔ シンプルで使いやすいスマホアプリ
松井証券は、25歳以下なら株式売買手数料が無料で、若年層に優しいサービス設計が特徴です。
1日50万円までの取引も手数料がかからないため、少額投資を続けたい初心者に向いています。
投資信託の取扱数は約1,900本、米国株式も対応しており、選択肢も豊富です。
スマホアプリも使いやすく、投資未経験者でも安心して利用できるネット証券と言えます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 25歳以下なら株式売買手数料が無料 | 25歳以上は手数料無料の対象外 |
| 1日50万円以下の取引で手数料が無料 | 取引額が大きい場合は通常の手数料がかかる |
| 投資信託の取扱数が豊富(約1,900本) | IPO取扱実績が少ない |
| シンプルなアプリで操作がわかりやすい | アプリの機能が他社に比べて限定的 |
松井証券は、手数料を抑えたい初心者に向いたネット証券です。
25歳以下の手数料無料や、少額取引(1日50万円以下)の無料サービスにより、コスト負担を気にせず投資を始められます。
例えば、少額投資をコツコツ続けたい若年層にとって、非常に利用しやすい環境が整っています。
取引額が大きくなると手数料が発生しますが、少額から資産形成を始めるなら十分選択肢に入る証券会社です。

三菱UFJ eスマート証券の特徴
✔ 取引手数料が完全無料(現物株取引)
✔ 三菱UFJフィナンシャル・グループの安心感
✔ 投資信託の取扱数は約1800本と豊富
✔ シンプルなWEBアプリで完結できる
✔ Pontaポイントでの投資にも対応
三菱UFJ eスマート証券は、現物株式取引の手数料が完全無料で、初心者でもコストを抑えて投資を始められます。
大手金融グループの信頼感に加え、取扱商品は約1800本と豊富で、商品選びに幅があります。
WEBアプリだけで完結できる利便性も高く、少額から気軽に資産形成を進めたい層に向いているネット証券です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 現物株式取引の手数料が完全無料 | 取り扱い商品の数が限られている(約750本) |
| 三菱UFJグループ傘下で安心感が高い | リアル店舗でのサポートは受けられない |
| WEBアプリだけで資産管理が完結できる | 上級者向けの高度な分析ツールは少ない |
| Pontaポイントを使った投資が可能 | 投資信託以外の商品ラインナップはやや少なめ |
三菱UFJ eスマート証券は、コストを抑えて投資を始めたい初心者に適したネット証券です。
現物株式取引の手数料が完全無料で、安心感の高い三菱UFJグループ傘下という点も魅力です。
例えば、少額から資産形成をスタートしたい人にとって、コストと信頼性を両立できる環境が整っています。
商品数やツール面では制限がありますが、無駄なコストをかけずシンプルに投資を進めたい人に向いています。
目的別おすすめネット証券一覧
ここからは、目的別におすすめのネット証券を紹介していきます。
自分の目的に応じて、参考にしてみてください。
初心者がネット証券を選ぶ際は、まず「NISA対応状況」と「手数料」を重視することが大切です。
成長投資枠とつみたて投資枠の両方に対応しているか、取引手数料が無料または低コストかを確認しましょう。
加えて、スマホ完結で口座開設できるか、投資信託や株式の商品数が十分に揃っているかも重要なポイントです。
初心者サポートやFAQの充実度も、長く安心して取引を続けるためには欠かせません。比較表を参考に、自分に合った証券会社を選んでください。
個別株投資においては、豊富な銘柄数と低手数料が最も重要なポイントです。
例えば、SBI証券や楽天証券は、国内外の株式やETFを幅広く取り扱い、手数料が低く設定されています。
米国株に特化したマネックス証券も、個別株投資を重視する中級者以上におすすめです。
取引ツールやアプリも充実しており、スマホでリアルタイムに取引できるため、どこでも投資が可能です。
投資信託積立を重視する人には、つみたて投資枠対応商品数や手数料、スマホアプリの使いやすさが重要です。
例えば、SBI証券は、つみたて投資枠対象銘柄数が最も多く、2,550本の投資信託を取り扱っています。
また、手数料が原則無料で、スマホアプリも充実しており、積立投資を手軽に始めることができます。
楽天証券も2,550本の投資信託を取り扱い、特に楽天ポイントを使った投資が可能です。
さらに、最短翌営業日で口座開設ができ、初心者にも使いやすいiSPEEDアプリが提供されています。
松井証券は、つみたてNISA対応銘柄数が250本と豊富で、口座開設も最短即日でスピーディ。手数料の無料枠もあり、シンプルな操作性のアプリで積立が行いやすいです。
| 証券会社 | クレカ積立対応 | 対応クレジットカード | 手数料 | ポイント還元率 | 積立最低金額 |
|---|---|---|---|---|---|
![]() SBI証券 |
可能 | 三井住友カード、APLUS CARD、majicaシリーズ | 無料 | 0.5%~3%(カード種類による) | 月100円から |
![]() 楽天証券 |
可能 | 楽天カード | 無料 | 1% | 月100円から |
![]() マネックス証券 |
可能 | マネックスカード、dカード、dカード GOLD | 無料 | 最大2.1%(NISA口座利用時は1.1%) | 月100円から |
![]() 松井証券 |
2025年5月サービス開始予定 | JCBカード | 無料 | 一般カード:0~0.5% ゴールドカード以上:0.5~1.0% |
月100円から |
![]() 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
可能 | au PAYカード | 無料 | au PAYゴールドカード:1% | 要確認 |
クレジットカード積立(クレカ積立)は、毎月の投資信託積立をクレジットカード決済で行うサービスです。
上記の比較表を見ると、主要なネット証券各社が月々100円という少額から始められるサービスを提供しています。
このサービスの最大のメリットは、積立投資によって得られる運用益だけでなく、クレジットカード利用によるポイント還元も同時に受けられる「二重のメリット」が得られることにあります。
NISA口座開設の流れと必要な準備
NISA口座を開設するには、いくつかの必要書類と情報が必要になります。
ほとんどの証券会社ではオンラインでの申し込みが可能ですが、準備しておくべき書類・情報は上記の通りです。
重要なポイントとして、NISA口座は1人1口座のみ開設可能で、開設する年の1月1日時点で18歳以上の日本国内居住者であることが条件です。
また、すでに他の金融機関でNISA口座を開設している場合は、金融機関変更の手続きが必要になります。
現在は多くのネット証券でスマホだけで完結する口座開設フローを提供しており、最短で数日、長くても2週間程度で口座開設が完了します。
早めに申し込むことで、年間の非課税投資枠を有効に活用することができます。
金融機関変更は手続きに時間がかかるため、年末に近づくほど混雑します。
変更を検討されている場合は、早めに手続きを始めることをおすすめします。
また、NISA制度の利用状況や保有商品によって最適な変更時期が異なるため、必要に応じて変更先の金融機関に相談することも有効です。
本記事では、取扱商品数、手数料、使いやすさ、ポイント還元などの観点から各ネット証券を徹底比較しました。
初心者に特におすすめなのはSBI証券と楽天証券で、豊富な商品ラインナップとスマホアプリの使いやすさが特徴です。
また、マネックス証券は米国株投資に強く、松井証券は25歳以下の手数料無料が魅力です。
口座開設はネットで完結し、最短で数日で利用可能になります。
それぞれの投資スタイルに合わせて、クレジットカード積立やポイント投資などのサービスも活用しながら、お得に資産形成を始めましょう。
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