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楽天証券でつみたてNISAを始めたいけれど、引き落とし方法がいくつもあって、どれを選べばいいか迷っていませんか。
楽天証券のつみたてNISAには、楽天カードクレジット決済、楽天キャッシュ、証券口座(マネーブリッジ)、その他金融機関の4つの引き落とし方法があります。
それぞれポイント還元率や積立上限額が異なるため、投資金額や楽天経済圏の利用状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
この記事では、4つの引き落とし方法の特徴を比較し、投資金額別のおすすめの選び方を詳しく解説します。
引き落とし失敗時の対処法や設定手順も画面想定で説明しているので、初めての方でも安心して設定できます。
自分に合った引き落とし方法を見つけて、効率的な資産形成を始めましょう。
目次
楽天証券のつみたてNISA引き落とし方法は4種類
楽天証券のつみたてNISAでは、4つの引き落とし方法から自分に合ったものを選べます。それぞれの方法には、ポイント還元率や積立上限額、引き落とし日などに違いがあります。
どの方法を選ぶかによって、長期的なポイント還元の効果や資金管理のしやすさが大きく変わるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。まずは4つの引き落とし方法の全体像を比較表で確認しましょう。
| 引き落とし方法 | ポイント還元率 | 月間上限額 | 引き落とし日 | 向いている人 |
| 楽天カードクレジット決済 | 0.5~1.0% | 5万円 | 翌月27日 | 楽天カード保有者 |
| 楽天キャッシュ | 0.5% | 5万円 | 積立日当日 | クレカと併用したい人 |
| 証券口座(マネーブリッジ) | なし | 上限なし | 積立日当日 | ポイント不要で大きく積立したい人 |
| その他金融機関 | なし | 上限なし | 積立日前日まで | 楽天銀行以外を使いたい人 |
この表を見ると、ポイント還元を重視するなら楽天カードまたは楽天キャッシュ、大きな金額を積み立てるなら証券口座やその他金融機関が適していることが分かります。
楽天カードクレジット決済は、楽天証券で最も人気の高い引き落とし方法です。楽天カードで積立代金を支払うことで、カードの種類に応じて0.5~1.0%のポイント還元が受けられます。
月間の積立上限額は5万円で、毎月1日から28日の間で積立日を選択できます。引き落としは翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)に行われるため、給与日とのタイミング調整がしやすい点も特徴です。
楽天カードのポイント還元率
楽天プレミアムカード:1.0%
楽天ゴールドカード:0.75%
通常の楽天カード:0.5%
月5万円を1.0%還元で積み立てると、年間で6,000ポイントが貯まる計算です。
クレジットカードの利用枠を使うため、他の支払いと合わせて利用枠を超えないよう注意が必要です。
楽天キャッシュは、楽天の電子マネーを使った引き落とし方法です。事前に楽天カードから楽天キャッシュにチャージし、そのチャージ残高から積立代金が引き落とされます。
月間の積立上限額は5万円で、ポイント還元率は0.5%です。楽天カードからのチャージ時にも0.5%のポイントが貯まるため、実質的には1.0%相当のポイント還元となります。
引き落としは積立日当日に行われるため、資金管理のタイミングが分かりやすい点がメリットです。楽天カードクレジット決済と併用することで、月10万円までポイント還元を受けながら積立できます。
事前にチャージが必要なため、チャージ残高が不足していると引き落としが失敗する点に注意が必要です。
証券口座からの引き落としは、楽天証券の口座に入金された資金から直接積立代金が引き落とされる方法です。楽天銀行とマネーブリッジを設定すると、自動入出金(スイープ)機能により、証券口座の残高が不足した場合に楽天銀行から自動的に資金が移動します。
月間の積立上限額に制限はなく、年間120万円のNISA枠を全額使い切ることも可能です。ポイント還元はありませんが、大きな金額を積み立てたい場合や、楽天カード・キャッシュの上限を超える分を積み立てる際に便利です。
マネーブリッジを設定していれば残高不足の心配がほとんどなく、楽天銀行の普通預金金利も優遇されるため、資金管理の効率化にもつながります。
楽天カードを持っていない方や、ポイント還元よりも利便性を重視する方に適した方法です。
その他金融機関からの引き落としは、楽天銀行以外の金融機関の口座から積立代金を引き落とす方法です。自分が普段使っているメインバンクから直接引き落としができるため、資金移動の手間が省けます。
月間の積立上限額に制限はなく、ポイント還元もありません。引き落としは積立日の前日までに指定口座に資金を用意しておく必要があります。
楽天銀行を開設していない方や、既存の金融機関口座をそのまま使いたい方に適していますが、マネーブリッジのような自動入出金機能はないため、残高管理は自分で行う必要があります。
楽天経済圏を利用していない方でも、手軽につみたてNISAを始められる選択肢です。
おすすめの引き落とし方法
つみたてNISAの引き落とし方法は、毎月の投資金額によって最適な選択肢が変わります。少額から始める場合と、年間NISA枠を最大限活用する場合では、ポイント還元の効果や資金管理の方法が大きく異なるためです。
ここでは、月1~3万円、月5万円、月10万円、そして楽天カードなしの4つのパターンに分けて、それぞれに最適な引き落とし方法を解説します。自分の投資計画に合った方法を見つけましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
月1~3万円程度の積立を予定している方には、楽天カードクレジット決済が最もおすすめです。この金額帯であれば、楽天カードの月間上限5万円に余裕があり、シンプルに1つの方法で完結できます。
月3万円積立時のポイント還元
楽天プレミアムカード(1.0%):年間3,600ポイント
通常の楽天カード(0.5%):年間1,800ポイント
これらのポイントは楽天市場での買い物や、楽天証券でのポイント投資にも使えるため、実質的な投資コストの削減につながります。
引き落としが翌月27日のため、給与日が25日前後の方は資金繰りがしやすく、クレジットカードの利用明細で積立履歴も確認できるため、家計管理も簡単です。
投資初心者の方や、まずは少額から始めたい方は、楽天カード1本で十分です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
月5万円まで積み立てる場合、楽天カードクレジット決済だけでも対応できますが、さらにポイント還元を増やしたい方は、楽天カード3万円+楽天キャッシュ2万円といった併用も検討できます。
楽天カードで5万円を積み立てると、通常カードで年間3,000ポイント、プレミアムカードで年間6,000ポイントが貯まります。楽天キャッシュを併用する場合、チャージ時と積立時の両方でポイントが貯まるため、実質的な還元率が高まります。
楽天キャッシュは事前チャージが必要なため、残高管理の手間が増える点に注意が必要です。
シンプルさを重視するなら楽天カード5万円、ポイント還元を最大化するなら併用を検討しましょう。
月5万円の積立は年間60万円となり、つみたて投資枠の年間上限120万円の半分を使うことになります。
月10万円を積み立てる場合は、複数の引き落とし方法を組み合わせる必要があります。楽天カード5万円+楽天キャッシュ5万円で合計10万円となり、両方を併用することで年間120万円のNISA枠を使い切ることができます。
| 引き落とし方法 | 月額 | 年額 | ポイント還元率 | 年間ポイント |
| 楽天プレミアムカード | 5万円 | 60万円 | 1.0% | 6,000ポイント |
| 楽天キャッシュ | 5万円 | 60万円 | 実質1.0% | 6,000ポイント |
| 合計 | 10万円 | 120万円 | – | 12,000ポイント |
これは投資元本に対して約1%の実質的なリターン向上効果があります。
複数の引き落とし方法を併用する場合、それぞれの引き落とし日が異なるため、資金管理には注意が必要です。楽天カードは翌月27日、楽天キャッシュと証券口座は積立日当日に引き落とされます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天カードを持っていない方や、クレジットカードを使いたくない方には、楽天銀行とのマネーブリッジを活用した証券口座からの引き落としがおすすめです。ポイント還元はありませんが、シンプルで確実な方法です。
マネーブリッジを設定すると、楽天証券の口座残高が不足した場合に、楽天銀行から自動的に資金が移動するため、残高不足による引き落とし失敗のリスクが低くなります。
楽天銀行の普通預金金利も優遇されるため、待機資金の運用効率も向上します。
楽天銀行も開設していない場合は、その他金融機関からの引き落としも選択できます。ただし、自動入出金機能はないため、積立日の前日までに指定口座に資金を用意しておく必要があります。
楽天経済圏を利用していない方でも、楽天証券のつみたてNISAは十分に活用できます。ポイント還元よりも、手数料の安さや商品ラインナップの豊富さを重視する方に適した方法です。
楽天カードクレジット決済のメリットと注意点
楽天カードクレジット決済は、楽天証券のつみたてNISAで最も多くの人が利用している引き落とし方法です。ポイント還元を受けながら自動的に積立ができるため、効率的な資産形成が可能になります。
ここでは、楽天カードクレジット決済の具体的なメリットと、利用する際に気をつけたいポイントを詳しく解説します。
楽天カードクレジット決済の最大のメリットは、カードの種類に応じたポイント還元です。楽天プレミアムカードなら1.0%、楽天ゴールドカードなら0.75%、通常の楽天カードなら0.5%のポイントが貯まります。
これらのポイントは楽天市場での買い物だけでなく、楽天証券でのポイント投資にも使えるため、さらに資産形成を加速できます。
ポイント還元率は投資信託の信託報酬と比較しても大きな効果があり、実質的なリターン向上につながります。
楽天カードクレジット決済の月間積立上限額は5万円です。毎月1日から28日の間で積立日を選択でき、選んだ日に自動的に買付が行われます。
積立日は月に1回のみ設定でき、複数の日に分けることはできません。積立の申込締切日は、積立日の前月12日です。たとえば、毎月8日に積立を行う場合、前月12日までに設定を完了する必要があります。
引き落としは積立日の翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)に行われます。たとえば、1月8日に積立が行われた場合、クレジットカードの引き落としは2月27日です。
この約2ヶ月のタイムラグがあるため、実際の資金繰りに余裕が生まれる一方で、引き落とし時期を忘れないよう注意が必要です。
楽天カードクレジット決済の設定は、楽天証券のウェブサイトまたはアプリから行います。まず、楽天証券にログインし、「NISA」→「つみたてNISA」→「積立設定」の順に進みます。
積立したい投資信託を選択し、「積立注文」ボタンをクリックします。引き落とし方法で「楽天カードクレジット決済」を選び、積立金額と積立日を入力します。最後に楽天カード情報を入力し、確認画面で内容を確認して設定完了です。
設定後の変更も同じ画面から行えます。積立金額や積立日を変更する場合は、前月12日までに変更手続きを完了する必要があります。引き落とし方法を変更する場合も、同様に前月12日が締切です。
一度設定すれば毎月自動的に積立が行われるため、手間をかけずに継続投資ができます。
楽天カードクレジット決済を利用する際に、特に注意したい3つのポイントを解説します。
楽天キャッシュでの引き落とし
楽天キャッシュは、楽天の電子マネーを使った引き落とし方法で、楽天カードクレジット決済と併用することで、月10万円までポイント還元を受けながら積立ができます。ここでは、楽天キャッシュの仕組みと活用方法を詳しく解説します。
楽天キャッシュは、楽天グループが提供する電子マネーサービスです。楽天カードや楽天銀行から事前にチャージした残高を、楽天市場での買い物や楽天ペイでの支払い、そして楽天証券での投資信託購入に利用できます。
楽天証券のつみたてNISAでは、この楽天キャッシュの残高から積立代金を引き落とすことができます。月間の積立上限額は5万円で、ポイント還元率は0.5%です。
楽天キャッシュの最大の特徴は、チャージ時にもポイントが貯まる点です。楽天カードから楽天キャッシュにチャージすると0.5%のポイントが貯まり、さらに積立時にも0.5%のポイントが貯まるため、実質的には1.0%相当のポイント還元となります。
楽天カードクレジット決済の5万円に加えて、楽天キャッシュで5万円を積み立てることで、月10万円までポイント還元を受けながら投資できます。
楽天キャッシュへのチャージは、楽天カードまたは楽天銀行から行えます。楽天カードからのチャージでは0.5%のポイント還元があり、楽天銀行からのチャージではポイント還元はありません。
楽天カードからチャージする場合、楽天ペイアプリまたは楽天キャッシュのウェブサイトから手続きを行います。チャージ金額は1,000円単位で指定でき、最大チャージ額は月10万円です。
月5万円積立時のポイント還元
チャージ時:250ポイント(0.5%)
積立時:250ポイント(0.5%)
合計:毎月500ポイント、年間6,000ポイント
チャージ残高は楽天ペイアプリや楽天キャッシュのウェブサイトで確認でき、不足している場合は積立日までにチャージを行いましょう。
楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュを併用すると、月10万円までポイント還元を受けながら積立ができます。これは年間120万円のつみたて投資枠を全額使い切ることができる金額です。
具体的には、楽天カードで5万円、楽天キャッシュで5万円を設定します。楽天プレミアムカード(1.0%還元)と楽天キャッシュ(実質1.0%相当)を併用すると、年間で約12,000ポイントが貯まります。
2つの引き落とし方法を併用する場合、それぞれ別々に積立設定を行う必要があります。楽天カードは前月12日までに設定、楽天キャッシュも同様に前月12日までに設定が必要です。
また、引き落とし日も異なります。楽天カードは翌月27日、楽天キャッシュは積立日当日に引き落とされるため、資金管理には注意が必要です。
楽天キャッシュでの積立設定は、楽天証券のウェブサイトまたはアプリから行います。まず、楽天証券にログインし、「NISA」→「つみたてNISA」→「積立設定」の順に進みます。
積立したい投資信託を選択し、引き落とし方法で「楽天キャッシュ」を選びます。積立金額と積立日を入力し、確認画面で内容を確認して設定完了です。
楽天キャッシュを利用する際の注意点は、事前にチャージが必要なことです。積立日にチャージ残高が不足していると、引き落としが失敗します。積立日の前日までに必要な金額をチャージしておきましょう。
また、楽天キャッシュの月間チャージ上限は10万円のため、積立以外にも楽天キャッシュを使っている場合は、チャージ上限に注意が必要です。積立に5万円を使う場合、他の用途には5万円までしか使えません。
マネーブリッジ(証券口座引き落とし)の活用法
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券を連携させるサービスで、証券口座からの引き落としをスムーズに行えます。ポイント還元はありませんが、大きな金額を積み立てたい場合や、シンプルな資金管理を重視する方に適した方法です。
マネーブリッジは、楽天銀行の普通預金口座と楽天証券の証券口座を連携させるサービスです。一度設定すると、楽天証券での取引時に楽天銀行から自動的に資金が移動するため、事前の入金手続きが不要になります。
つみたてNISAの積立では、積立日に証券口座の残高が不足している場合、マネーブリッジが設定されていれば楽天銀行から自動的に資金が移動し、積立が実行されます。これにより、残高不足による引き落とし失敗のリスクが大幅に減ります。
また、マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が優遇されます。通常の普通預金金利よりも高い金利が適用されるため、待機資金の運用効率も向上します。
マネーブリッジの設定は無料で、維持費用もかかりません。楽天銀行の口座を持っていない場合は、楽天証券の口座開設と同時に楽天銀行の口座も開設できます。
マネーブリッジの自動入出金(スイープ)機能は、証券口座と銀行口座の間で自動的に資金を移動させる仕組みです。証券口座で買付を行う際に残高が不足していると、楽天銀行から必要な金額だけが自動的に移動します。
逆に、証券口座で売却を行った場合、売却代金は証券口座に入りますが、翌営業日には自動的に楽天銀行に戻すこともできます(設定により変更可能)。これにより、資金を効率的に管理できます。
つみたてNISAの積立では、毎月の積立日に必要な金額が楽天銀行から自動的に移動するため、証券口座への入金手続きを忘れる心配がありません。楽天銀行の口座に給与が振り込まれている場合、そのまま積立に使えるため、資金移動の手間が省けます。
ただし、楽天銀行の口座残高が不足している場合は、スイープ機能も働かないため、積立日前には楽天銀行の残高を確認しておきましょう。
マネーブリッジの設定は、楽天証券または楽天銀行のウェブサイトから行えます。楽天証券にログインし、「マイメニュー」→「お客様情報の設定・変更」→「マネーブリッジ」の順に進みます。
楽天銀行の口座を持っていない場合は、マネーブリッジの設定画面から楽天銀行の口座開設も同時に申し込めます。口座開設には本人確認書類が必要で、最短で翌営業日に開設が完了します。
マネーブリッジの設定が完了すると、自動入出金(スイープ)機能が有効になります。スイープの設定(証券口座から銀行口座への自動出金の有無)は、マネーブリッジの設定画面で変更できます。
マネーブリッジを設定した後は、楽天証券のつみたてNISA積立設定で、引き落とし方法を「証券口座」に指定します。これで、毎月の積立日に楽天銀行から自動的に資金が移動し、積立が実行されます。
マネーブリッジを使った証券口座からの引き落としは、以下のような人に向いています。
マネーブリッジが向いている人
楽天カードを持っていない人
クレジットカードを使いたくない人
月10万円を超える金額を積み立てたい人
楽天銀行をメインバンクとして使っている人
一方、以下のような人には向いていません。
マネーブリッジは、ポイント還元よりもシンプルさや確実性を重視する方に適した方法です。楽天銀行の普通預金金利優遇も受けられるため、総合的な資金管理の効率化につながります。
引き落とし方法の組み合わせ戦略
楽天証券のつみたてNISAでは、複数の引き落とし方法を組み合わせることで、ポイント還元を最大化しながら年間120万円のNISA枠を使い切ることができます。ここでは、具体的な組み合わせ戦略と、長期的なポイント還元効果を解説します。
楽天カードクレジット決済5万円と楽天キャッシュ5万円を併用する場合、それぞれ別々に積立設定を行う必要があります。同じ投資信託に対して2つの設定を行うことも、異なる投資信託に分けることも可能です。
たとえば、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に楽天カードで3万円、楽天キャッシュで2万円を設定し、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に楽天カードで2万円、楽天キャッシュで3万円を設定するといった組み合わせができます。
それぞれの引き落とし方法で積立日を別々に設定することも可能です。楽天カードは毎月1日、楽天キャッシュは毎月15日といった設定にすれば、月2回に分けて積立が行われるため、ドルコスト平均法の効果がより高まります。
積立設定の変更はそれぞれ前月12日までに行う必要があるため、変更する場合は両方の設定を忘れずに修正しましょう。
つみたて投資枠の年間上限120万円を使い切るには、月10万円の積立が必要です。楽天カードとキャッシュを併用すれば、ポイント還元を受けながら上限まで積立できます。
| 引き落とし方法 | 月額 | 年額 | ポイント還元率 | 年間ポイント |
| 楽天プレミアムカード | 5万円 | 60万円 | 1.0% | 6,000ポイント |
| 楽天キャッシュ | 5万円 | 60万円 | 実質1.0% | 6,000ポイント |
| 合計 | 10万円 | 120万円 | – | 12,000ポイント |
通常の楽天カード(0.5%還元)を使う場合でも、年間で6,000ポイントが貯まります。これは投資元本120万円に対して約0.5%の実質的なリターン向上効果です。
ポイント還元の効果は、長期的に見ると非常に大きくなります。楽天プレミアムカード5万円+楽天キャッシュ5万円で月10万円を20年間積み立てた場合のシミュレーションを見てみましょう。
通常の楽天カード(0.5%還元)の場合でも、20年間で12万円相当のポイントが貯まり、これを再投資すると約20万円に成長します。投資信託の信託報酬が年0.1~0.2%程度であることを考えると、ポイント還元の効果は非常に大きいと言えます。
ポイント還元率は将来変更される可能性があるため、この試算はあくまで現在の還元率が続いた場合の参考値です。
引き落とし方法の設定手順
楽天証券のつみたてNISAで引き落とし方法を設定する手順を、初心者の方でも分かりやすいように詳しく解説します。新規で積立設定する場合と、既存の設定を変更する場合の両方を説明します。
新規で積立設定を行う場合の手順は以下のとおりです。
楽天カードクレジット決済を選択した場合は、楽天カード情報の入力画面が表示されるため、カード番号とセキュリティコードを入力します。楽天キャッシュを選択した場合は、事前にチャージ残高があることを確認しましょう。
既に設定している積立内容を変更する場合の手順は以下のとおりです。
変更が反映されるのは、変更手続きを行った月の翌月からです。たとえば、1月12日までに変更手続きを行った場合、2月の積立から変更内容が反映されます。1月13日以降に変更した場合は、3月の積立から反映されます。
引き落とし方法を変更する場合(楽天カードから楽天キャッシュに変更など)も、同じ手順で変更できます。ただし、変更締切日(前月12日)を過ぎると翌々月からの反映になるため、早めに手続きを行いましょう。
引き落とし方法によって、実際の引き落とし日と買付日の関係が異なります。これを理解しておくと、資金管理がスムーズになります。
| 引き落とし方法 | 買付日 | 引き落とし日 | タイムラグ |
| 楽天カードクレジット決済 | 1日~28日の指定日 | 買付日の翌月27日 | 約2ヶ月 |
| 楽天キャッシュ | 1日~28日の指定日 | 買付日当日 | なし |
| 証券口座(マネーブリッジ) | 1日~28日の指定日 | 買付日当日 | なし |
| その他金融機関 | 1日~28日の指定日 | 買付日前日まで | 事前入金必要 |
楽天カードクレジット決済の場合、約2ヶ月のタイムラグがあるため、引き落とし時期を忘れないよう注意しましょう。
引き落とし失敗時の対処法
つみたてNISAの引き落としが失敗すると、その月の積立が実行されず、投資機会を逃してしまいます。ここでは、引き落とし失敗の主な原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。
残高不足は、引き落とし失敗の最も多い原因です。楽天カードの場合は引き落とし口座の残高不足、楽天キャッシュの場合はチャージ残高不足、証券口座の場合は証券口座と楽天銀行の両方の残高不足が原因となります。
引き落としが失敗した場合、楽天証券から通知メールが届きます。この通知を受け取ったら、すぐに残高を確認し、不足分を補充しましょう。ただし、その月の積立は実行されないため、翌月の積立から再開されます。
失敗した月の積立を取り戻すことはできませんが、翌月以降の積立金額を一時的に増やすことで、年間の投資額を調整することは可能です。たとえば、1月の積立が失敗した場合、2月の積立を通常より多く設定することで、年間120万円の枠を使い切ることができます。
残高不足を防ぐためには、引き落とし日の数日前に残高を確認する習慣をつけましょう。楽天銀行のマネーブリッジを設定している場合は、自動入出金機能により残高不足のリスクが大幅に減ります。
楽天カードクレジット決済を利用している場合、積立代金を含めた利用額がカードの利用枠を超えると、引き落としが失敗します。月5万円の積立を行っている場合、他の支払いと合わせて利用枠を超えないよう注意が必要です。
利用枠を超えそうな場合は、楽天カードの会員サイト「楽天e-NAVI」から利用枠の増枠申請を行うことができます。増枠には審査があり、即日で反映されないこともあるため、余裕を持って申請しましょう。
一時的に利用枠を超えそうな場合は、その月だけ引き落とし方法を楽天キャッシュや証券口座に変更することも検討できます。ただし、変更は前月12日までに行う必要があるため、早めの対応が重要です。
利用枠を確認する習慣をつけることで、このトラブルは防げます。楽天e-NAVIでは、現在の利用可能額をリアルタイムで確認できるため、月に1回はチェックしましょう。
引き落とし日と給与日のタイミングが合わないと、残高不足による引き落とし失敗のリスクが高まります。特に楽天カードクレジット決済の場合、引き落としは翌月27日のため、給与日との調整が重要です。
給与日が25日の場合、楽天カードの引き落とし日(27日)までに2日しかないため、給与振込が遅れると残高不足になる可能性があります。この場合、引き落とし口座に常に余裕を持った残高を維持しておくか、給与口座とは別の口座を引き落とし口座に設定することを検討しましょう。
楽天キャッシュや証券口座からの引き落としの場合、積立日を給与日の直後に設定することで、残高不足のリスクを減らせます。たとえば、給与日が25日なら、積立日を28日に設定すれば、給与が振り込まれた後に積立が実行されます。
積立日は1日~28日の間で自由に選べるため、自分の給与日に合わせて最適な日を選びましょう。複数の引き落とし方法を併用している場合は、それぞれの積立日を給与日後に設定することで、資金繰りがスムーズになります。
引き落とし方法を変更するタイミングと理由
つみたてNISAの引き落とし方法は、状況の変化に応じて見直すことが大切です。最初に選んだ方法が、常に最適とは限りません。ここでは、引き落とし方法を変更すべきタイミングと、その理由を解説します。
収入が増えて投資金額を増やしたい場合、引き落とし方法の見直しが必要になることがあります。たとえば、最初は楽天カードで月3万円を積み立てていたが、月5万円に増やしたい場合、楽天カード1本で対応できます。
さらに月10万円に増やしたい場合は、楽天カード5万円+楽天キャッシュ5万円の併用が必要です。この場合、楽天キャッシュの設定を新たに追加することになります。
月10万円を超える金額を積み立てたい場合は、証券口座からの引き落としを追加する必要があります。ただし、つみたて投資枠の年間上限は120万円(月10万円)のため、それ以上は積み立てられません。
投資金額を増やす際は、前月12日までに設定変更を行う必要があるため、計画的に手続きを進めましょう。
最初は楽天カードを持っていなかったため証券口座からの引き落としを使っていたが、後から楽天カードを作った場合、クレジット決済に変更することでポイント還元を受けられるようになります。
楽天カードを作成したら、楽天証券の積立設定画面で引き落とし方法を「楽天カードクレジット決済」に変更しましょう。変更は前月12日までに行う必要があります。
楽天プレミアムカードや楽天ゴールドカードにアップグレードした場合も、ポイント還元率が上がるため、カード情報の更新を忘れずに行いましょう。カード番号が変わった場合は、楽天証券に新しいカード情報を登録する必要があります。
楽天カードを作成することで、年間で数千円から数万円相当のポイントが貯まるため、積極的に活用することをおすすめします。
楽天証券のポイント還元率は、過去に何度か変更されています。ポイント還元条件が変更された場合、引き落とし方法を見直すことで、より有利な選択ができる可能性があります。
たとえば、楽天カードの還元率が下がった場合、楽天キャッシュの還元率と比較して、どちらがお得かを再検討する必要があります。還元率が同じであれば、シンプルさを重視して楽天カード1本にするのも選択肢です。
ポイント還元条件の変更は、楽天証券の公式サイトやメール通知で案内されます。変更の案内を受け取ったら、自分の積立設定を見直し、必要に応じて変更しましょう。
また、他の証券会社のポイント還元条件と比較することも重要です。SBI証券など他社の方が有利な条件になった場合、証券会社の乗り換えも検討できます。ただし、NISA口座は1つの金融機関でしか開設できないため、乗り換えには手続きが必要です。
よくある質問(Q&A)
楽天証券のつみたてNISA引き落とし方法について、よくある質問とその回答をまとめました。
はい、複数の引き落とし方法を同時に使えます。楽天カード5万円+楽天キャッシュ5万円、またはこれらに証券口座を加えた組み合わせも可能です。それぞれ別々に積立設定を行う必要があります。
ポイント還元を受けられない点では不利ですが、楽天証券自体の手数料や商品ラインナップは優れています。マネーブリッジを活用すれば、楽天カードなしでも便利に利用できます。ポイント還元を重視するなら、楽天カードの作成を検討しましょう。
引き落とし方法の変更に回数制限はありません。ただし、変更が反映されるのは前月12日までに手続きを行った場合の翌月からです。頻繁に変更すると管理が複雑になるため、計画的に行いましょう。
はい、ポイント還元率は変更される可能性があります。楽天証券では過去にも還元率の変更が行われています。最新の還元率は楽天証券の公式サイトで確認できます。変更の案内はメールでも通知されます。
はい、家族それぞれのNISA口座で異なる引き落とし方法を設定できます。たとえば、夫は楽天カード、妻は楽天キャッシュといった使い分けも可能です。ただし、クレジットカードは本人名義のものしか使えません。
楽天証券の引き落とし方法は、選択肢の多さとポイント還元の面で優れています。SBI証券も同様の仕組みがありますが、楽天経済圏を利用している方には楽天証券が有利です。自分の利用状況に応じて選びましょう。
楽天証券のつみたてNISAには、楽天カードクレジット決済、楽天キャッシュ、証券口座(マネーブリッジ)、その他金融機関の4つの引き落とし方法があります。それぞれポイント還元率や積立上限額が異なるため、投資金額や楽天経済圏の利用状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
月1~3万円の積立なら楽天カード1本で十分です。月5万円まで増やす場合も楽天カードで対応でき、さらにポイントを増やしたい場合は楽天キャッシュとの併用を検討しましょう。月10万円を積み立てる場合は、楽天カード5万円+楽天キャッシュ5万円の併用により、年間120万円のNISA枠を使い切ることができます。
楽天カードを持っていない方や、クレジットカードを使いたくない方は、マネーブリッジを活用した証券口座からの引き落としがおすすめです。ポイント還元はありませんが、シンプルで確実な方法です。
引き落とし方法は、状況の変化に応じて見直すことができます。投資金額を増やしたいとき、楽天カードを新しく作ったとき、ポイント還元条件が変更されたときは、引き落とし方法の変更を検討しましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは楽天証券の公式サイトでご確認ください。
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